チェリィパァ〜イ!
シットリパァ〜イ!
マジで爆笑しました。
神楽「テスト前に何やってんだよ。」
しゃーないよ、面白いんだから。久しぶり心から笑えた気がする……まぁまぁそんなこんなで本編へどうぞ
神楽「雑か。」
私の朝は物を整理する所から始まる。
物の整理といっても片付けをする事ではなく、この紅魔館に食糧や日用品が足りているかなどをチェックするというものだ。朝からバタバタと音を立てて活動するとお嬢様や妹様まで起こしてしまうからだ。よっぽど大きな音を立てなければ起きる事は無いだろうが万が一という事もあるので、なるべくの配慮をしている。
物の整理が終わる頃にはもう朝日がくっきりと見える時間帯となっている。その後私は美鈴やパチュリー様や小悪魔に朝食を作る。今日のメニューはコーンスープとパンとサラダ。お嬢様方に出す物や晩餐の時はもっと豪華なものになるが美鈴は仕事の為早く済ませなければならないし、パチュリー様は小食であるので宴会など意外は多くは食べない。たまに実験があると言っていつもより多く食べる時があるがパンやサラダの量が少し増えるくらい。外の世界にいる時も、この世界にいる時も、私のやる事は変わらない。
「あ、咲夜さん。今日は人里へ行く機会がありますか?」
「人里へ……?何か買ってきて欲しいものがあるのかしら?」
「えぇ、前々から思っていたのですが花に水をやる如雨露の注ぎ口の部分が損傷してしまって……」
損傷?美鈴は物を大事にするタイプだけれども何かあったのだろうか?
「ハハハ……先日魔理沙さんの弾幕の流れ弾が当たってしまいまして……」
成程、ならば買ってきてあげよう。しかし、昨日粗方の食料品や日用品を用意したから人里へ行く用事は無い……美鈴には悪いけれども少し経ってからにしようか。
いや、そういえば今日は人里へ用事のある日だったはず……
「分かったわ。午後に出かけるから留守番よろしく。」
「あ、はい。了解しました!!」
「……私がいないからってサボるんじゃないわよ?」
「肝に銘じておきます……」
まぁ、こんな注意をしてもどうせ寝るのだろうから気になんてしてはいないけど。
昼食を済ませた後、私は人里へと行く準備をし始めた。お金とパチュリー様の本を持って……しまった、そもそもの目的は美鈴の欲しい如雨露の注ぎ口の部分を買いに行く事なのだから予め聞いておいたメモを用意しないと。
さて、メモもバックの中に入れたところで出かけましょうか。
「咲夜さんいってらっしゃい!!」
「えぇ、いってくるわ。」
私は彼女にそう言って、紅魔館を離れて人里へと向かった。
人里は何時もの通り賑わっていた。
「よぉ、姉ちゃんまた買い物に来たのかい?良かったら安くしとくよ?」
「おぉ、赤い館のとこの嬢ちゃんじゃないか。相変わらず勤勉だねぇ。よっていくかい?」
度々声をかけられて困った事も少々あるが、いい所だと思う。私は軽く会釈をしながら歩き、目当ての品を求めて進んで行った。
「あらあらごめんね……うちでは本体しか扱ってないの。」
「そうでしたか……失礼しました。」
「お役に立てなくてごめんなさい。また何かあれば来て頂戴ね。」
「はい、丁寧にありがとうございました。」
私は引き戸を締めた後、人里の外へ行く道中で溜息をついた。どうやらここでは如雨露の販売はしていても、その注ぎ口の部分を単一で売っているわけではなかった。別に彼女は新調してもいいとは言っていたが外の世界からずっと使っている物だ、思い入れもあるだろうし出来れば修理は出来ないだろうか……とは思っていたけれど無理みたいだった。
「……仕方無い、一度美鈴に話してみましょうか。」
私は何気なくバックを開いて、壊れかけの如雨露に目をやった。そこで私はその中には如雨露だけではなく、パチュリー様の本を持ってきた事に気がついた。
「いけない、うっかり忘れるところだったわ。」
私は急遽進行方向を変え、少し足早にある場所へと向かった。
「いらっしゃいませ。ご注文は以上でよろしいですか?」
「ひいふうみいよ……はい、丁度ですねそれでは品物をどうぞ。」
「「ありがとうございました!」」
二人は愛嬌と威勢のいい声でお客を送り出した。
「……相変わらずな繁盛ですね。」
咲夜は二人に近づいて話しかけた。
「こんにちは咲夜さん、今日は何かお買い物ですか?」
「いえ、貴方に渡したい物があってきたんです。」
そう言って彼女はバックから先程まで入れておいた本を渡した。
「これはこれはいつもすみませんね。」
「そんな……貴方はお嬢様と妹様の中を取り持ってくれました。普通は快くもてなすべき……でも、妹様や門番が貴方の出入りをよく思ってくれないみたいで……パチュリー様が貴方に本を貸すのを許しても紅魔館に入れる事が出来ないというのは何とも不条理な話ではありませんか……」
「出入り禁止って……神楽、一体何したの?」
「んー?簡単に言えば僕のやり方は紅魔館の方に好かれるやり方ではなかったって事だよ。」
「ふうん……そう。あっ、いらっしゃいませ。」
鈴仙は何か感慨深そうな反応をするとやってきた客に応対した。
「でも好かれてないんならしょうがないんじゃない?僕だって嫌われていい思いはしないけれども無理に仲良くなろうとは思わないからね。そうそう、本取ってくるね。」
「……何だか私は間違ってる気がします。貴方はもう少し良い印象を持たれても良いと思うのですが……。」
「まぁ、いいんじゃない?神楽はそういうとこ寛容だし。自分に不利益が無かったりしたら全然動かない感じだからね。」
「そう……ですか。」
咲夜は口で肯定しながら何やら腑に落ちない様子ではあった。
「よいしょ、によんろく……これで全てだと思うけど大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ。それじゃあ私はこの辺りで失礼するわ。」
「あれ、それだけのために来てくれたの?何だか悪いね。」
「いえ、ただ買い物に来たのですが……少し人里には無さそうだったんです。」
「それって手に入りにくい物か何か?」
彼の問いに彼女は首を横に振った。
「別にそんな物じゃなくて、ただ如雨露の注ぎ口の部分の修理を頼みたかったんですけど……」
「注ぎ口の部分の修理?……確かにそんな専門職みたいなものは無いね。ちょっと僕に見せてくれないかな?」
「は、はい。これです。」
彼女はバックから取り出して渡すと、彼はしげしげと手に取って見つめた。
「これはまた年期が入った物だ……ここがこうなって……はぁはぁ成程ね。」
「もしかしてそれくらいなら神楽に直せそう何じゃないの?」
「えっ、神楽様はこれを直せるんですか?」
「んー、出来なくはないんじゃないかな。僕だって少しは長く生きてるし建築の一つや二つくらいは出来るよ。」
「建築の一つや二つって……貴方この小屋とか人里の家を何軒か修理したりしてるじゃない。手並みと速さを見れば最早達人じゃないの。」
彼は笑い飛ばしながらそう言ったが鈴仙は冷ややかな視線を彼に浴びせた。
「でしたらお願いできますか?きちんと謝礼や代金は支払いますから。」
「うーん……分かった。それじゃあ咲夜さんはどんな形にしたいのかな?」
「形……ですか?」
咲夜は彼の問いに首をかしげた。
「そう。シャワーの注ぎ口みたくなのがいいとか、はたまた普通なのがいいとか、何か模様を彫って欲しいとか。」
「……すみませんがこれは私が使う物では無いのでなんとも言えません。後日私が美鈴にどのような装飾がいいのかを聞いて参ります。」
「あ、そうなの?でもこういう物は仲介人がいると逆に手間だからなぁ……ここに来てもらうか、僕が行くかの二択に絞ってもらいたいんだけど……無理?」
「可能であれば貴方が紅魔館に来てくれると助かるのですが……」
「……了解。そちらに差支えがなければ三日後の午後から訪ねるよ。」
「よろしくお願いします。」
「じゃあその日は鈴仙、店よろしく。」
「いきなり私に話振るの!?……分かったわよ。」
突然の事に鈴仙は狼狽えたが渋々了承した。
「何時もありがとう。」
「別にいいわよ……慣れたし。」
鈴仙が溜息をつく頃、咲夜は頭を下げて言った。
「それでは私は失礼します。」
「あぁうん。気をつけてね。」
「またのご来店を……じゃなくてバイバイ。」
彼女は二人へ礼をすると気を取り直して人里の出口へと向かった。
そして三日後、彼女は彼が紅魔館に訪れる日に自らの失態に気がつく事となる。
この閑話に関してはあと一話か二話かはっきりしてません。どうしよっかなぁ……その上、妄想の書きだめがもうそろそろつきちゃうのも問題だぁ。
神楽「全く案が無いわけじゃないから大丈夫でしょ。」
タブンネー、早く早くあの異変を書きてぇ!!はい、落ち着きましょう。それとこれは余談なのですがこのハーメルンというサイトでコンテストというものが開かれているらしいです。作者はテストが終わり次第参加予定ですが、詳しくはユーザー名で「ハピナ」と調べて下さい。ハピナ様主催のハーメルンコンテストの詳細が書かれてると思います。
神楽「より、皆さんでこのサイトを活性化していける事を楽しみにしています。」
はい、余談でした。それでは最後まで読んで頂いてありがとうございました。質問、感想、批評……常時お待ちしています。次回も楽しんでいってください!