消失の呉   作:軍DX

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初投稿です。文才の無い作者が書いていきますが誤字や内容の矛盾などがあったらご了承ください。


一話消失の呉

「藤堂司令長官、大本営から通達です!」

 

「うむ、御苦労」

 

“バタン”という音とともに20代くらいの将校は部屋から出ていった。

 

「うむ…な!?何だと!?」

 

将校からもらった大本営からの文には【天一号発令、戦艦大和等ニヨル沖縄突入作戦デアル】という事実上艦船による海上特攻作戦が書いてある。

 

「ハハハ…大和を使うのか、どうせ護衛の戦闘機はつけまい…すまん大和、私が無能だったばかりに…」

 

長官室の中に男は一人泣いていた。

 

彼は藤堂祐樹、日露戦争時の日本に飛ばされ、戦争を圧勝に終わらせたり、日中戦争を阻止したり、今大戦を史実よりも善戦させた名将だが、飛ばされたことにより歴史は大きく改変したがそれを元に戻そうという歴史の修正力が増幅したため仇になった。

 

「すまんな女神よ、お前の頼まれごとも果たすことはできなかった…」

 

“バタッ!”という音とともにさっき来た将校が慌てて入ってくると祐樹は涙をふき取り何もなかったようにした。

 

「どうしたのかね?」

 

「長官、敵の爆撃です!防空壕にお逃げください!「なんだと!?」

 

すると空襲警報のサイレン音が鳴りだす。

 

「紫電隊はどうした!?」

 

「半数は撃ち落としましたが半分残りました」

 

「敵機は幾ついる?」

 

「ざっと10機は」

 

「結構少ないな…どれどれ?」

 

祐樹は窓の方へ向かい空を見ると白い飛行機雲を伸ばして近づいてくる10機ほどの飛行機があった。

 

 

するとB-29のエンジン音は聞こえるが空を見ると一機を残し残りは旋回して帰っていく。

 

「君?他の機体は帰っていってるがあの一機は何だね?」

 

「さあ?」

 

するとその一機からキラキラ光る物体が投下された。

 

「長官、あれは?」

 

すると祐樹の頭の中には広島、長崎に投下され、戦艦長門等もそれの犠牲になった爆弾を思い描く。

 

「ま、まさかあれは…」

 

「長官、心当たりがあるのですか!?」

 

「原子爆弾だ」

 

「え?それは?」

 

「敵の新型爆弾だ、この鎮守府だけじゃない、呉が吹き飛ぶくらいの威力だ」

 

祐樹の言葉とともに物体は光を放ち、呉が光に包まれる、この日世界で初めて地上に第二の太陽が広島の呉に墜ちた。

 

(これで終わりか、ハワイ攻略までは上手くいったのにな、どこで俺は間違ったのだろうか…日露か?朝鮮併合か?ワシントン海軍軍縮条約か?ロンドン海軍軍縮条約か?満州事変か?日独伊三国同盟か?ああそうだ俺が歴史に関わったことで史実ではなかった呉原爆投下が起きたんだ…せめて俺に能力が、またはもっと前の時代から変えることさえできれば…俺は日本を救えた!)

 

そう祐樹が考えていると核の光ではない光に呉が包まれた。

 

〈裕也、まだあなたは死ぬ定めではないわ〉

祐樹の頭に言葉が流れた瞬間、地球上から呉は消えた。




急に戦国時代自衛隊ではダメでしたけどもっと戦力があれば戦っていけるのかと思ったので同じ戦国時代の織田信奈の野望で書いてみました。………それでは次回よろしければ読んで下さい。
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