「うーん?お、生きているな!ならさっきのは夢では無かったのか?」
祐樹が一人考えていると目の前に一人の男が倒れている。
「う~ん…は!長官!ご無事ですか!?」
「私は大丈夫だが…君、少し若くなってないかい?」
「え、長官…き、貴様!何時の間に長官の部屋に入ってきた!長官をどこへ隠した!?」
祐樹が将校に対して無事か確かめると将校は怒りながら裕也に問う。
「ん?何だね、私はここにいるが?「長官は50代です!鏡を見なさい!」
すると将校は祐樹に対し手鏡を向けたので祐樹は覗き込んでみるとそこには10代後半の爽やかな超イケメンが存在していた。
「はあ!?こ、これは昔の私の顔!?…そういう君も見給え!」
「…何ですと!?少し若返っています!」
「「若返っている!?」」
その後祐樹は少し考えるような仕草をした後、ふと思いつく。
(あれ?戦国時代に転移したけど…場所どこ!?)
「君!放送を流したまえ!」
「は、はい!内容は何ですか!?」
「内容は【混乱するな、現状態が確認できるまで総員待機】だ!」
「は!」
そういうと将校は急いで部屋から出ていった。
「はあ~、まず状況確認だな」
そういうと祐樹は部屋から出ていき部屋には誰もいなくなった。
場所は変わり呉鎮守府会議室に鎮守府司令長官の祐樹は勿論、主要艦の艦長等が集まっていた。
「長官、現状報告をいたします」
「うむ」
「まず通信からで、大本営は勿論、横須賀鎮守府等にも応答は無いということです」
「そうか」
「次に燃料は何故か艦船20年分それに航空機15年分の燃料庫が現れていました」
『何!?』
その言葉に多数の者が反応をする。
「そうか…」
「ただ弾薬は戦時では2年分程度です」
(あ!弾薬のこと言うの忘れてた!…まあ節約しよう)
「次に人員ですが…軍人、軍属の全員が10代後半まで若返っておりました」
「ふむ」
若返っていたことに対し反応する者もいたが祐樹は無視し会議を進める。
「最後に瑞雲、彩雲等を使い空から調べて見ましたが…これを見てください」
「うむ…な、何!?」
渡された写真には城らしきものや木でできた住宅などがあった。
「鎌倉から江戸時代のような設計ですが…」
「写真から解析しますと…我々がいるのは地形的に旧尾張の名古屋港だと思われます!」
「な、何だと!?」
この言葉には祐樹も反応する。
「この城は名古屋城の位置にありますが全く違うので恐らく那古屋城だと思われるので室町時代後半だと思われます!」
「我々は過去に飛ばされたというのかね!?」
「まあそういうことになります…」
そういうと更に騒ぎは大きくなりざわつき始めたので流石に祐樹は怒る。
「貴様ら!それでも帝国軍人か!?過去に飛ばされた程度で狼狽えるのでない!まず戦力の確認をせよ!」
「…は!まず戦艦は大和、長門…」
まあとりあえず省略すると戦艦6隻、空母7隻、重巡12隻、軽巡14隻、駆逐艦30隻、その他潜水艦等という帝国海軍の残存艦プラス明石、陸戦隊一個旅団に三式中戦車10両、97式中戦車20両や航空機等があった。
「何故明石があるのだ!?沈んだはずでは!」
「さあ?分かりません?」
(そりゃあ分からないよな)
そう思いつつ会議が進むのを見ていると話が祐樹に回ってくる。
「司令長官!長官がこの中では最も階級の高い大将なのでこの先どうするか決めてください!」
将校のその一言で会議室にいる全員が祐樹を見る。
「我々は…」
祐樹の言葉を誰一人聞き逃さまいと必死な表情で裕也を全員が見ている。
「近辺の大名につく…もし近くの大名の器が足りなければ、我々が国を獲り!日本を統一する!」
その言葉に納得する者もいれば大名の下につくという本当の意味を理解出来ていない者がいる。
「まず、第六天魔王と言われる織田信長へ会ってみる…では解散!」
この祐樹の言葉に半数の者は理解できたが半数は理解できないまま会議は終わった。
艦艇が大分残っているのは歴史を変えた主人公のおかげです。