注意
『セリフのみ』
「あー...」
「どした送り犬。バカのお前が悩むなんて珍しいじゃないか」
「ああ、妹紅か...ちょっと聞いておくれよ」
「なんだよ、愚痴か?いつでも聞いてやるが、惚気だったら、惚気の代わりにお前を煮て食ってやるぞ」
「年の歴=彼女いない歴の俺が惚気話か?天地がひっくり返ってもありえないな...
そうじゃないよ、もっとこう...深刻な悩みだ。そこの水筒の茶、飲んでもいいぞ。」
「なんだよなんだよ、話してみなよ。私が聞ける分なら聞いてやるからさ。ありがとよ。ちょうど喉乾いてたんだ」
「いやさ、実にくだらないけど、かなり重要な悩みなんだ」
「くだらないけど重要って...矛盾してないか?」
「んなもん気にすんなよ。年食うぞ」
「何年経ったって私はこのままさ。そんで?どんな悩みなんだ?」
「んー...本当に実にくだらないぜ?」
「構わないさ、私の人生よりかはくだらなくないだろう?」
「いや、くだらないね。親父ギャグよりくだらない悩みさ」
「なら相当くだらない悩みなんだな」
「おうよ。んでな、その悩みがよぉ...」
「おっぱい揉みたい。」
「お前は何を言っているんだ」
「くだらないな...確かにくだらない」
「言っただろう?
でもな、意外と重要ってか...男は一度は抱く願望であることは間違いない」
「んだよ、そいつを女である私の前で言う、ってことはあれか?私の揉ませてくれっていうそれか?」
「いや、お前の無い胸揉んでも全く嬉しくないぜ」
「失礼だな、私だって感触がある程度にはあるつもりだぞ?」
「そうか?...そういや、お前さんはいつもサラシつけてたな。だから小さく見えんのか?実は大きいとか?」
「どうだろうな?触って確かめてみるか?」
「...いや、いいよ。気がひけるから。
...そういや、かなり長く生きてるって言ってたな...お前さんはそういう『欲』は湧いてこないのか?」
「なんでそう思う?」
「いや、どっかで『男より女の方が倍ヤラシイ』って聞いてな。お前もそうなのかなーって思ってな」
「...どうだろうなぁ......経験無いから」
「ねぇんだ」
「無いよ」
「てっきり星の数ほどの男とヤッたのかと」
「お前は私をどう見ているんだ?」
「俺より多少長生きな美女」
「なんだよ、世辞はやめな」
「んだよ、俺は本気だぜおい」
「はいはい、わかったわかった。
そうだ、お前はどっちが好きなんだ?」
「何が?」
「大きいのと小さいの」
「胸?」
「おう」
「んー...そうだな、例えば......鈴仙さん辺りの大きさが丁度いいって思うな」
「パッとしないな。中くらいってことか?」
「でも、永琳先生や慧音さんみたいな大きさでも好きだ」
「おっぱい星人なのかお前」
「てゐやリグルみたいな小さいのも好きだ」
「......ん?」
「全部好きなんだぜ。愛の前じゃそんなもん関係無いしな」
「ほぉ...カッコつけか若いの」
「若さはスゲェんだぜ先輩」
「私だってまだ若いさ...」
「お前、今何歳だ?」
「...そんなことよりだな」
「流すのか」
「知ってるか?慧音に『コレ』ができたんだぜ?」
「マジか、相手の素性は?」
「里でも評判の花屋さ。なんでも『自然と話せる』らしい」
「はっ、そいつは苦労しそうだな」
「なんで?」
「四六時中、誰かに踏まれて『いたい〜』って言うのが聞こえたり、太陽のせいで『暑い〜』って聞こえたり...自然豊かなこの幻想郷で、その能力は精神が持つかどうか怪しいね」
「まあ...そうだな」
「外でイチャつく日にゃ、自然が自分達の実況中継でもしてくれるんじゃないか?」
「...まあ、私も会ったことあるけど...結構いい奴だったぜ。花くれたし」
「モノで釣られてんじゃん」
「...まあ、優しいヤツさ。万が一なんかされそうになっても、慧音なら逃げられるし」
「あの人、意外と怪力だしな...腕を逆にへし折ってから逃げそうだ
あ、それで思い出したんだけど」
「なに?」
「妹紅ってどうなん?告白されたら...うなづいちまうのか?」
「んー...私は......そうだな、そいつがとても魅力的な奴だったら、頷いちまうかな」
「...お前の魅力的ってなんだ?自分と同じくらい生きられるヤツのことか?」
「んー、まあ、そんなところかな。
あ、でも花火みたいに少しの間とっても楽しませてくれるヤツでもいいな。それもそれで儚さがあって美しい」
「ふむ、そういうのもアリか。覚えておこう」
「あとは...」
「まだあるのか」
「殺してくれるヤツでもいいかもしれないな」
「......自殺願望でもあるのか?」
「まぁ、な。もう永く生きた。そろそろ私にも死神が来てもいいと思うんだ」
「そんなこと言うなよ...お前に生きて欲しいって思ってる奴はいるぜ?」
「...例えば?」
「慧音さんとか、輝夜とか。あとは里の人たちかな」
「ふふ、お前は含まれていないのか?」
「勿論、含んでるさ」
「よせやい、照れるじゃないか」
「割とマジで困るぜ?竹林の話し相手はお前くらいしかいないし...」
「なんだい、それだけの理由なのか?」
「んー...そうだな、俺がお前に恋してるっていえばいいか?」
「なんだよ、プロポーズか?冗談はよしてくれよ」
「冗談じゃないさ...少なくとも、お前のおっぱいを揉みたいとは思ってるな」
「なんだよ...ただの欲じゃないか」
「まあ、抱きしめたいとも思うし、口付けも交わしたいさ。
できりゃあ幻想郷の各地を一緒に旅して、デートみたいなこともしたいな。そうだ知ってるか?妖怪の山の中に、河童のラボがあるらしい。今度一緒に行こうぜ?手でも繋ぎながらよ」
「冗談にしちゃ、具体的だな」
「冗談じゃないさ。...少なくとも、俺は本気さ」
「ほ、本気なら、私に今すぐ言ってみろよ。
あ、愛の言葉をよ!」
「.......」
「どーだ?言えないだろ?」
「俺は...あんたのことが好きだぜ、藤原妹紅。少なくとも、こうやってあんたとダラダラ時を過ごしたいと思っている」
「......!」
「ロマンティックな言葉、言えなくて悪いな。だけど俺は正直に伝えた」
「......」
「別に断ってくれてもいいんだぜ?好きじゃない奴と一緒に過ごしてもつまらんだろ?」
「いや、その、あの、」
「あん?」
「私も......お前のことが好き...だ。」
「...」
「だから、その、答えは...イエス、だ。」
「......いいねぇ、嬉しいねぇ。
嬉しすぎて竹林を燃やしちまいそうだ」
「やめてくれよ、私の住む場所が消えちゃうだろ!」
「ふっふ、冗談だ。
さて、今から行こうぜ?」
「旅に?」
「おうよ。」
「いいね。手、繋いでくんだろ?」
「そうだ。
...あんたの手、あったかいな。」
「その『あんた』っていうのやめてくれよ。
妹紅って呼んでくれ。」
「...妹紅の手、あったかいな。」
「ふふ、お前の手もな。」
「妹紅は呼んでくれねぇんだな。」
「恥ずかしいだろ?」
「俺も恥ずかしいぜぇおい。」
「知るか。」
「これはひどい...理不尽だからおっぱい揉んじまうぞ?」
「.............別に、いいぞ?」
「.........!!」