黒子のバスケ ーキセキの世代を超える者ー   作:舞うは桜 散るは命

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皆さん、
あけましておめでとうございます

それとお久しぶりです

色々ありまして
更新出来ませんでした

今日から少しずつ更新していくので
応援の程よろしくお願いします

今回は本編を読み返しているので
主人公がキセキ達をどうやって変えたのか
先に書いていきます


黒と青の会遇

 

 

 

 

ガチャ…ギィィ…

 

錆びついた音の扉が開く音と共に

帝光中学校の屋上に青髪を掻きながら

入ってくる生徒

 

「ふぁ…ねみ」

 

彼は一言言うとそのまま屋上の端にある

椅子に寝転び寝てしまう

 

時刻は昼ぐらいだ

他の生徒は昼食を終えて

校舎に入り勉強に励む頃だが

それをしない彼はどうやらサボりのようだ

 

晴れて暖かい日差しに彼は意識を沈めようとした時

それはドアの開く音に遮られる

 

「おら、こっち来い!」

 

『い、痛い…』

 

突如、小さな少年が投げられ

それを男数人で一人で囲いそのリーダー的存在が

悪い笑みを浮かべながら

少年の手を踏みながら言う

 

「おい、ちゃんと持ってきたんだろな?」

 

少年は痛みと悔しげな表情を浮かべて

言葉はなにも発しなかった

 

「まさか持ってきてないのかーそっかそっか」

 

リーダーは少年の手を踏む足に力を入れていく

 

『うぐ…ぁ…うぅ…』

 

目の端から涙を流し

小さな声でごめんなさいと謝る

 

だがリーダーは目を見開き足を一度持ち上げ

力を一気に乗せて少年の手に踏み――

 

「おい、その辺にしとけや」

 

一人の青髪の男によって止められた

ここに居る者の目線はそこに集まり

リーダーは少し驚き、次第に悪笑浮かべ桜宮に視線を落とす

 

「チッ…おい、お前ら行くぞ!

桜宮、今日はこれで勘弁してやる、また明日な」

 

リーダーを筆頭にゾロゾロと帰っていく男達

 

桜宮は呆然としていて

流れについていけなかった

 

「なんだお前、イジメられてるのか?」

 

イジメという単語に桜宮と呼ばれた少年は

肩を跳ね上がらせ震えさせた

桜宮はとりあえずと震える体を抑え

助けてくれたことに礼を述べる

 

青髪の青年は少し溜息つくと

顔をクイッとさっきまで自分が寝てた場所に来いと合図し移動する

桜宮も少し遅れてから移動を始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青峰 side

 

 

はぁ、なんなんだこいつは、、、

 

俺は何故こいつを呼んじまったのか、

多分心配だったからだろうな

 

しかし、こいつ俺と同学年か

テツみてぇな奴だな、少し影が薄いのか…

いやちっこいだけだな。

 

『あ、あの…

ありがとうございます…』

 

「あ?別に礼されるようなことしてないけど…」

 

『た、助けてくれたので…』

 

なんか…なんだ…

こいつ見てると無性に撫でたくなる!!

子犬みてぇな可愛さだ!!

 

「なぁ、お前…名前は?」

 

『桜宮 優、です…』

 

桜宮 優、か。

聞いたことないな、赤司にでも聞いてみるか?

 

『あ、あの…?』

 

「ん?」

 

『あ、えっと…』

 

おっと、いけねぇ

怖がらせちまったか?

 

俺は右手を無意識に優の頭に乗せ撫でてやった

 

『あぅ…ん、えへへ…』

 

するとこいつは少し戸惑いながらも

気持ちよさそうに微笑んだが、

突然俺に体を預けるように倒れてきた

 

「お、おい!!大丈夫か?」

 

ゆっくり横にして様子を見ようとするが

それはしなくていいと判断した

 

「こいつ…」

 

寝てやがる…。

普段こいつ寝てないからとかか?

 

たくっ…

感謝しろよな。

 

俺が寝ようとしてた場所にこいつを寝かせて

俺は隠していた某グラビアの本を見て優が起きるのを待った。

 

 

 

 

 

 

 

青峰 side END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優 side

 

 

 

あれ、ここは…

目が覚めたら、空が夕暮れで…

 

『っあれ!?僕は…』

 

「やっと起きやがったか」

 

あ、さっき助けてくれた人…

なんでここに…まさか…

 

『もしかして起きるの待っててくれたんですか?』

 

「あ?見ればわかんだろ?」

 

『…ご、ごめんなさい!!』

 

僕は頭を下げて怒られると思い必死に謝った

 

だが彼は――

 

「…頭上げろ」

 

僕は殴られるのだろうか、

歯を食いしばり顔を上げる

 

そこには怒るとは正反対、

彼は笑いながら僕の頭を撫でてくれる

 

『あ…』

 

声が出なくて、どんな顔をしていいのか

僕は溢れてくる感情を抑えきれずに涙を零した

彼はなにも言わずに僕の頭を撫でてくれる

 

それから僕は溜まっていた涙が底を尽きるまで泣いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ごめんなさい…』

 

彼に何回謝ったかわからないほど謝った

彼はいいよと許してくれてはいるが

それじゃ僕の気が済まない

 

「あー今日も部活サボっちまったな」

 

『部活?なにしてるの?』

 

「…バスケ」

 

彼は少し暗い顔でそう言った

何故一瞬暗い顔をしたのか、聞けなかった。

 

けど――

 

『バスケなら僕もするよ!』

 

バスケは好き、子供の頃からやってたから!

でも――――

 

「そうか、だが俺とするのはやめとけ」

 

『え、なんで…?』

 

「…来い」

 

『あ、え…っ!』

 

僕は彼の言う通りに付いて行く

 

そして着いた場所は体育館、

それも第一体育館だった

 

彼はコートの真ん中でボールを片手に静かに呟いた

 

「優、俺に勝てるのは俺だけだ」

 

彼の雰囲気は野生の感、それに近い

 

僕は上履きを脱ぎ靴下も脱ぐ

 

『あの、名前教えてください』

 

「まだ言ってなかったか、

青峰 大輝だ」

 

『大輝、勝負だよ!』

 

僕は大輝を威圧する

 

 

 

 

 

優 side END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青峰 side

 

 

こ、こいつ…

 

俺は驚きを隠せないでいる

いや、誰だって思うだろ

目の前に居る奴はさっきまでイジメられてて

ちっこいし、身長もテツとどっこいどっこいだ

それなのにこいつは――門を開いた――

 

ゾーンの扉を開いてるのか!!

 

俺はあまりの出来事に全てを理解してないが

これだけはわかる

 

こいつは強い!!

 

「勝負だ!!優!!」

 

俺は今までにないくらいの集中と

目を見開き優に勝つと――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「負け、か。」

 

俺は尻もちを付いて負けたことを実感した

 

『大輝!楽しかったね!またしよう!』

 

「楽しい?」

 

『うん?楽しかったでしょ?

僕もバスケ部入ることにした!

きっと大輝みたいに強い人が居る!』

 

そうだ、こいつの言う通り楽しかった、

負けたことはどうでもいい

俺に勝てる奴が居る、目の前に。

俺の目標が目の前に居る。

 

超えてみせる、必ず。

 

 

「うし!明日から練習行くか!」

 

――それにこいつなら

 

『うん!バスケ部入るよ!』

 

――変えられるだろう、帝光のバスケを。

 

「優、こっち来い?」

 

『ん~?』

 

「おりゃ!」

 

『うわぁ!なにすんだよ大輝!!』

 

頭をわしゃわしゃ撫でてやる、

こいつも口で怒ってはいるが笑ってやがる

満更でもないみたいだな

 

明日から練習が楽しみだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

黒と青の会遇 END






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