東方添加物    作:琴糾持 神塞峰

1 / 5
霊夢はマクドナルドが新しく幻想郷にオープンすると聞いて、少し気になっていた。
そんな時、紅魔館の門の前に、マクドナルドのポスターが貼られていた。
そこにはなんと「ハンバーガー80円!」の文字と、微笑むピエロのキャラクターが書かれていた。
霊夢は、ハンバーガーのあまりの安さに驚き、マクドナルドへ行くことを決意したのだ。
「マクドナルドが少し楽しみね。」
霊夢は、マクドナルドが楽しみであった。


処女作です。よろしくお願いします。


第一話 すてきなおみせ

今日も幻想郷は平和だった。

だが、ひとつだけ変わったことがあるのだ。

 

それは・・・

ついに、幻想郷にマクドナルド第一号店がオープンしたことである!

日本の伝統的な街並みに、赤と黄色の鮮やかな店ができたのだ!

 

だが、最初は幻想郷にいる博麗の巫女「博麗霊夢(はくれいれいむ)」は、マクドナルドに行けなかった。

所持金が107円しかなかったからである。

しかし、マクドナルドのポスターを見て、霊夢はマクドナルドへ行くことを決意したのだ。

そう、そのポスターには「ハンバーガー80円」と書かれていたのだ。

 

 

そこは、新たな世界であった。

 

マクドナルドの店の前に立つと、ガラスでできた透明の扉がある。

その扉のボタンのような物には、「押してください」と書かれている。

霊夢は一瞬「爆発するのでは?」などと思案を巡らせたが、押してみた。

なんと扉が自動で開いたのだ!

 

店内には、魔法使いの霧雨魔理沙(きりさめまりさ)が来店していた。

「魔理沙、あんたも来てたの?」

「もちろんだぜ」

魔理沙はお盆のようなものを持っていた。

「魔理沙、それなに?」

「これはトレーっていうらしいぜ」

そのトレーというものに、ハンバーガーという料理がのっている。

「それって、ハンバーガーよね」

霊夢がそう言うと、魔理沙は首を横に振った

「これはハンバーガーじゃなくて、照り焼きマックバーガーだぜ」

「・・・照り焼きマックバーガー?」

「マクドナルドにはたくさんのメニューがあるんだぜ」

「なるほど・・・」

霊夢が言うと、魔理沙は店内でお召し上がりになり始めた。

霊夢はメニューを見てみることにした。

カウンターに無いので、少し見づらいが、そんなことはあまり気にならない。

店員「いらっしゃいませ」

店員のスマイルはすばらしいものであった。

「ハンバーガー一つください」

すると店員は「ご一緒にポテトやドリンクなどもいかがでしょうか?」とたずねてきた。

「大丈夫です」

「では、ハンバーガー一つでよろしいですね。」

「はい」

「店内でお召し上がりですか」

「はい」

「それでは、お会計が86円です。(税込価格)」

霊夢は持っていた100円玉を、店員に渡した。

「お預かりが100円で、お釣りが14円とレシートになります。」

店員が、笑顔と共に、お釣りを霊夢に渡した。

「よろしければ、待っている間あいている席におかけください」

霊夢は、席に腰掛けた。

ハンバーガーを作るのには、何分かかるのだろうか・・・。

10分ぐらいかかりそうだな・・・。

・・・と霊夢が考えているうちに、店員が「お待たせいたしましたお客様、ハンバーガーができあがりました。」と霊夢に言った。

霊夢は出来上がるまでの時間の短さに驚いた。

「ありがとうございます。」

霊夢はハンバーガーと、「マックで働きませんか?」と書かれたマッククルー募集の紙がのったトレーを持ち、魔理沙の席の隣に座った。

すると、魔理沙は「霊夢、何頼んだんだ?」とたずねてきた。

「ハンバーガーよ」

「ポテト少し分けてやるよ」

魔理沙は、紅い色に「M」と黄色で書かれた紙のカップのようなものから、細長いポテトを取り出し、少し分けてくれた。

「~これが新しいシェアの形だぜ~」

魔理沙はそう言うと、微笑んだ。

霊夢はマクドナルドでは人々が共有しあうのが大切なのかと感じた。

ハンバーガーの味は、非常によくできたものであった。

このパンに挟まった肉やピクルスなどがいい味を出しているなあと感じさせられる。

そして霊夢は、ハンバーガーを食べているとマッククルー募集の紙に気がついたのである。

「アルバイトか・・・。」

霊夢は巫女として生きてきたので、収入も安定しておらず、神主のZUN氏が結婚し、

産休に入ったとかで、最近ゲームでの大切な出演料が手に入っていないのだ。

「最近お金ないし、マッククルーもいいわね」

霊夢はトレーの紙を持ち帰った。

 

マクドナルドは、すばらしい場所であった。

入るときには、自動ドアと店員の無償のスマイル。

そう高くないハンバーガーのお値段。

注文するときには、親身で丁寧な対応。

待っている時間は全くなく、ハンバーガーはよくできている。

帰るときは、「ありがとうございました」「またお越しくださいませ」という暖かい言葉。

完全無欠ではないか。

霊夢は一本満足棒を食べた時以上の満足感にあふれていた。

 

 

〈続く〉

 

 




どうでしたか第一話は・・・?

初めてマクドナルドに行った人の「驚き」「楽しさ」そんな気持ちを著しました。
そして、マクドナルドの魅力に引き込まれていく霊夢。

一見、なにも起こっていない(?)ような気がしますが、
着実に物語は進んでおります。

このあと、幻想郷はどうなるのでしょうか・・・。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。