処女作です。よろしくお願いします。
「いらっしゃいませ。」
マッククルーの服を着た一人の少女が微笑みながら言う。
彼女は博麗霊夢。
今日も人々にスマイルを届ける。
そんななか、またも見覚えがある人物が来た。
彼女は・・・藤原妹紅(ふじわらのもこう)だ。
「お、霊夢。ここで何してるんだ~?」
「働いてるの。マッククルーよ。ご注文はお決まりですか?」
「お、おう。ビッグマックのセットで」
「ドリンクは何にいたしますか?」
「・・コーラで。」
「Sでよろしいですね。」
妹紅からすれば、霊夢は完璧なマッククルーだった。
「あ、ちょっと妹紅?」
霊夢は勤務中なのに妹紅に問いかけた。
「あなた何故ここに来たの?」
「ああ・・・それはこのマクドナルドのハンバーガーに「不老不死」の噂があるからなんだ・・・。」
霊夢は驚いた。
「不老不死・・・?どうして?」
「これは外の世界で有名なことなのだが・・・」
・・と、やりとりしていると、料理担当のクルーから、コーラSサイズと、ビッグマックが運ばれてきた。
「ごめん妹紅。明日休みだから聞かせて。」
「わかった。」
妹紅は霊夢からビッグマックのセットがのったトレーを受け取ると、2階に上がっていった。
このマクドナルド幻想郷店は、2階だて。
2階でハンバーガーを食べたいと思う人もたくさんいるのだ。
それにしても、妹紅は気になることを言っていた・・。
「不老不死」・・・、なぜそう呼ばれているのだろうか・・・
翌日、霊夢は迷いの竹林へ行った。
勿論、妹紅に会うためだ。
しかし、ここは迷いの竹林、霊夢は案の定迷ってしまったのだった。
結局、3時間程彷徨った末、妹紅に無事保護された。
「この間、マクドナルドのハンバーガーが不老不死と関係があるとか言ってなかった?」
「ああ、その通りだ。」
妹紅は答えた。
「外の世界のウワサなんだが、聞いて驚くなよ。」
「ええ。」
「・・・。」
妹紅は黙った。
「どうしたの?」
霊夢は尋ねると、「やっぱり、聞いて驚いてくれても全然いい。」と妹紅は言った。
そんなことどうでもいい と霊夢は思った。
「実は・・・」
「ハンバーガーは14年放置しても腐らないらしいんだよ。」
「ヱ・・・?」
霊夢はそれを聞いたが、イマイチピンとこなかった。
そんなこと夢にも思わないからだ。
「しかも、腐らないといっているところは大勢ある。だから不老不死に関係しているのではないかというウワサがあるんだ。」
唖然としている霊夢に、妹紅は言った。
しかし、霊夢には疑問に思う点があった。
「じゃあ、なぜ妹紅は昨日マクドナルドにいたの?」
「不老不死の者が、不老不死に関係している物を食べると、どうなるかを知りたかっただけだ。」
「どうなると思ってたの?」
「ひょっとしたら、何かが起こって普通の体、不老不死じゃない体になるんじゃないかなと思って。」と妹紅は答えた。
そんな話をしていると、今度は月の頭脳こと「八意永琳」(やごころえいりん)があらわれた・・・。
「霊夢。あなたちょうどいいところにいたわね」
「え、なんで?」
「そのハンバーガーの話に入りたかったの。」
永琳がそう言うと、妹紅は「・・もしよければ協力してくれないか」と永琳に言った。
霊夢はなぜ妹紅がそう言ったかわからなかった。
すると永琳は「本当?嬉しいわ。協力させていいただきます。」と答えた。
「どうして永琳を仲間に?」霊夢は聞いた。
妹紅が霊夢に答える前に永琳は「ひどいわ。仲間はずれにする気?」と笑いながら言った。
そりゃあ、お前を入れたら厄介なことになりそうだからな。と霊夢は思った。
「永琳を入れた理由?ハンバーガーを調べて欲しいからだ。」
「きっと、マクドナルドやハンバーガーに「何か」があると思っているんだ。」
なるほど、妹紅は不老不死に関連している可能性があるか、永琳に調べて欲しいのだな。
「ハンバーガー?いいわよ。さっき妹紅と霊夢がはなししていた不老不死と関係するかってことよね。」永琳は言った。
どうやら、藤原妹紅は厳重にハンバーガーを保存していたようだ。
それを永琳に渡すと、永琳は永遠亭へ帰っていった・・・。
妹紅は「これでいい。とにかく結果を待とう。そろそろ暗くなってきたから、外へ案内するよ。」と霊夢に言い、霊夢は神社へ帰ることができた。
この日は、霊夢の心の何かが揺れ動いた日であった。
そう、マクドナルドには、「何か」がある・・・。
如何でしたか?
霊夢にとっては変動の一日。
次への大きな手がかりを手に入れた瞬間でありました。
おまけ :妹紅と輝夜のウワサ
妹紅が帰り道を案内してくれている途中、少し雑談をしたのだ。
「妹紅は不老不死じゃなくなって、何がしたいの?」
「・・・具体的な事は考えてなかったが、普通の生活がしたいな。やっぱここまで生きたんだから、死ぬ権利もあるはずだ。」
霊夢は驚いた。彼女は死ぬつもりではないかと。
「ちょっとあんた早まらないで!」
「?」
妹紅と霊夢はどこか話が噛み合ってなかった。
「と・・ともかく、そんな簡単に死ぬつもりはないからな(苦笑)」
「しかも妹紅が死んだら輝夜のおもうツボじゃないの?」
「それはないだろう。私がいなければきっと悲しむさ。」妹紅は真面目な顔で言った。
「それに私もあいつがいないと、腑に落ちない。」
「・・ゑ?」
霊夢は若干驚いた。
やはり、この日は霊夢にとって変動の一日であった。
=END=
次回もよろしくお願いします。