遊戯王 DM to ARC-V   作:エクシ

10 / 83
第十話「闇遊戯のエクシーズ召喚」

「手札から魔法カード 思い出のブランコを発動!墓地に眠るブラック・マジシャンを特殊召喚!」

 

 

 

思い出のブランコ

通常魔法

(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

 

 

ブラック・マジシャン

通常モンスター

星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100

魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。

 

 

 

「またブラック・マジシャンか…!」

「魔法カード 聖者の原石を発動!フィールド上にブラック・マジシャンがいる時、デッキからブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚!」

 

 

 

ブラック・マジシャン・ガール

効果モンスター

星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700

(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」

「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。

 

 

 

『お師匠様!』

『行くぞ、マナ!』

 

闇遊戯のフィールドにブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールが揃った。そこで闇遊戯は残りの手札一枚を使用する。

 

「魔法カード 二大魔導士の禁じ手を発動!フィールド上にレベル5以上魔法使い族モンスターが二体以上存在する時発動できる!カードを5枚までの任意の枚数ドローし、その中にモンスターカードがあった場合、自分はその攻撃力分のダメージを受ける!」

「け!自滅か!」

「カード5枚ドロー!」

 

一枚目は罠カード アルビノ・チェンジ。二枚目は速攻魔法 マジカル・オーバーレイ。三枚目は魔法カード 黒・魔・導・爆・裂・破。四枚目はカウンター罠 天罰。五枚目は装備魔法 ワンダー・ワンドであった。

 

 

 

黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)

通常魔法

(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」

モンスターが存在する場合に発動できる。

相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

 

 

天罰

カウンター罠

手札を1枚捨てて発動する。

効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

 

 

ワンダー・ワンド

装備魔法

魔法使い族モンスターにのみ装備可能。

装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。

また、自分フィールド上のこのカードを装備したモンスターと

このカードを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする。

 

 

 

「馬鹿な!モンスターがゼロだと?」

「まずは魔法カード 黒・魔・導・爆・裂・破を発動!ジャイアント・ハンド・レッドを破壊!」

「ジャイアント・ハンド・レッドの効果発動!すべての効果を無効だ!」

「速攻魔法 マジカル・オーバーレイ発動!」

「チェーンし破壊されることを回避したのか!」

「『ブラック・マジシャン』と名の付くモンスター2体でランク7魔法使い族モンスターをエクシーズ召喚する!俺はレベル7のブラック・マジシャンとレベル7扱いのブラック・マジシャン・ガールでオーバーレイ!古の魂を継ぐ黒衣の魔導師よ、今こそ王の名において降臨せしむ。エクシーズ召喚!ランク7!幻想の黒魔導師!」

 

 

 

幻想の黒魔導師

エクシーズ・効果モンスター

ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100

レベル7モンスター×2

このカードは自分フィールド上の魔法使い族・ランク6の

エクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

手札・デッキから魔法使い族の通常モンスター1体を特殊召喚する。

また、魔法使い族の通常モンスターの攻撃宣言時、

相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。

選択したカードをゲームから除外する。

「幻想の黒魔導師」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「貴様もエクシーズ召喚だとぉ!?」

 

二人の魔術師は光の中に消えると幻想の黒魔導師が姿を現した。だがその姿を見た闇バクラは焦りながらも再びいつものようにニヤリとする。

 

「だが幻想の黒魔導師の攻撃力は2500。ジャイアント・ハンド・レッドの2600には及ばない!」

「…カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

 

 □□■□□

□      □ 闇バクラLP4000 手札4

 ○○●○○

 

 ○○●○○

□      □ 闇遊戯LP2000 手札2

 □□■□□

 

 

「俺様のターン、ドローカード!さぁその目障りなエクシーズモンスターを消してやるぜ、ジャイアント・ハンド・レッドで幻想の黒魔導師に攻撃!万死紅掌!」

「罠発動 アルビノ・チェンジ!フィールド上に存在する幻想の黒魔導師のランクと同じレベルのシンクロモンスターを特殊召喚する!現れろ 幻想の白魔導師!」

「守備表示でも構わん、やっちまえ、ジャイアント・ハンド・レッド!」

 

幻想の白魔導師は破壊される。あたりは砂埃に包まれ、闇バクラの視界は何も見えなくなった。砂埃が止めば闇遊戯のフィールドはがら空き…と思っていたが闇遊戯のフィールドには幻想の白魔導師が守備表示の姿勢のまま座っていた。

 

「なぜだ!?確かに破壊したはずだ!」

「幻想の白魔導師は破壊されたとき、墓地の魔法使い族の通常モンスター1体を除外することで特殊召喚できる。」

「ちぃ…なら永続罠 発動!ナンバーズ・クライシス!自分フィールド上のナンバーズは二回バトルを行うことが出来る!もう一度やれ!ジャイアント・ハンド・レッド!」

 

幻想の白魔導師は破壊されるも再び闇遊戯の場に舞い戻った。

 

「この…!ターンエンド!」

 

 

 □□■□□

□      □ 闇バクラLP4000 手札4

 ○○●○○

 

 ○○●○○

□      □ 闇遊戯LP2000 手札2

 □□■□□

 

 

「俺のターン、ドロー!俺は装備魔法 ワンダー・ワンドを幻想の白魔導師に装備!」

「ジャイアント・ハンド・レッドの効果!紅漠無惚!」

「カウンター罠!天罰!」

「なんだとぉ…。だ…だがナンバーズ・クライシスを墓地へ送ることで破壊をまぬがれる!」

 

だがジャイアント・ハンド・レッドはすでにカオスオーバーレイユニットを使い切っていた。闇バクラの焦る顔が顕著になる。

 

「ワンダー・ワンドの効果で攻撃力は3000となる!バトルだ!幻想の白魔導師でジャイアント・ハンド・レッドへ攻撃!ホワイト・シリンダー!」

 

闇バクラLP4000→3600

 

「だが…ナンバーズは破壊されない!」

「カードを一枚伏せターンエンド。」

 

 

 □□□□□

□      □ 闇バクラLP3600 手札4

 ○○●○○

 

 ○○●○○

□      □ 闇遊戯LP2000 手札1

 □□■□□

 

 

「俺様の…ターン!ドロー!よ…よし!これで貴様の最後だ、遊戯!魔法カード ナンバーズ・ボム発動!フィールドに存在するナンバーズを爆発させその攻撃力分のダメージをお互いに与えるぜ!2600のジャイアント・ハンド・レッドをリリース!終わりだぁ!」

「罠 発動!イリュージョン・マジック!戦闘・効果ダメージを無効にして相手フィールドにイリュージョントークンを特殊召喚する!このトークンの攻撃力はそのダメージと同じになる!受け取りな、バクラ!」

「遊戯ぃ…守備表示で特殊召喚しやがって…!カードを一枚伏せターンエンド!」

 

 

 □□■□□

□      □ 闇バクラLP3600 手札3

 ○○●○○

 

 ○○●○○

□      □ 闇遊戯LP2000 手札1

 □□□□□

 

 

「俺のターン、ドロー!俺は墓地の超電磁クレインの効果発動!超電磁クレインの攻撃力である1000ポイントのライフを払うことで自分フィールド上に特殊召喚する!出てこい、超電磁クレイン!」

「超電磁クレイン!?…天罰のコストか!」

「手札から速攻魔法 ディメンション・マジック発動!超電磁クレインを墓地へ送り手札からブラック・マジシャンを特殊召喚!」

 

 

 

ディメンション・マジック

速攻魔法

自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、

自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。

選択した自分のモンスターをリリースし、

手札から魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。

その後、フィールド上のモンスター1体を選んで破壊できる。

 

 

 

闇遊戯の場の超電磁クレインが消えると金髪に紺の装束をまとったブラック・マジシャンが現れる。

 

「ディメンション・マジックの効果によりイリュージョントークンを破壊!」

「フフ…攻撃してみろよ、遊戯!どうなるか…」

「さらに幻想の白魔導士の効果発動!魔法使い族通常モンスターが召喚・特殊召喚された場合、フィールドに存在する魔法 罠カードを除外する。バクラ、お前のフィールドに伏せてあるミラーフォースには消えてもらうぜ!」

 

 

 

聖なるバリア -ミラーフォース-

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。

 

 

 

「なぜ…伏せカードを…!」

「バトルだ!幻想の白魔導師で攻撃!ホワイト・シリンダー!」

 

闇バクラLP3600→600

 

闇バクラは走馬灯が駆け巡るように”表人格の記憶に残っていた”遊戯・闇遊戯との今までの戦いを思い出していた。「馬鹿な…この遊戯は今まで眠ってたはず…それなのにたった少しの間でこの時代の戦い方をマスターしてやがる…なんなんだ…こいつは!」

 

「ブラック・マジシャンでバクラにダイレクトアタック!黒・魔・導(ブラック・マジック)!」

「く…遊戯ィィィィィィィ!!!」

 

闇バクラLP600→0

 

闇バクラは倒れ、ソリットヴィジョンが消えた。辺りの闇は闇バクラの精神を喰らおうと獏良の肉体を包んだ。やがて獏良の顔が穏やかになり、闇遊戯は獏良の手を自分の肩に回し、建物を出た。

 

「おーい!遊戯!」

 

城之内と本田が向かい側から駆けてきた。闇遊戯はニコリと手をあげ、無事を彼らに伝えた。

 

 

 

 

 

獏良は病院に搬送されるも怪我はなく、元気に入院食を食べているようだった。マリクも特に外傷はないが、二人とも闇の人格に操られていた時の記憶はないと言った。ただ覚えていることは千年アイテムがなぜかあり、それを手に取るとナンバーズのカードが現れたということだった。

 

「んじゃあよ、あいつらは二重人格ってよりはナンバーズってカードに操られてたってことか?」

「うん、それならバトルシティやもう一人の僕の記憶の世界での出来事を覚えていないことに納得がいくってもう一人の僕が言ってたよ。」

「城之内、この説明もう六回目だぞ。」

「うっせー!カードに操られるなんて信じられっかよ!」

「デュエルモンスターズは不思議なことが多いね。」

「ってか遊戯、城之内、お前らペガサスに呼ばれてるんだろ?早くスタジアムへ行けよ!」

「おっと忘れてた!行こうぜ、遊戯!」

 

本田と別れ、二人はアルカディア・ムーブメント支部のスタジアムへ向かった。スタジアムに着くとそこにはペガサスの姿はなく彼の執事のクロケッツと海馬が待っていた。

 

「あれ、ペガサスはどこだよ。俺と遊戯、海馬を呼んだのはペガサスだろ?」

「申し訳ありません。ペガサスは今朝アメリカに帰りました。」

「なんだと、この俺を呼んでおいて本人がこないというのか?」

「まぁまぁ、海馬君、落ち着いて…。」

「本当ならばあなた方三人をWDMCに招待するつもりでした。しかしインダストリアル・イリュージョン社の本社が何者かに乗っ取られたとの情報が今朝入ったのです。」

「WDMC?」

「ワールドデュエルモンスターズカーニバルという世界一の決闘者を決める大会です。インダストリアル・イリュージョン社が秘密で企画していたのですが…」

「そんなことより乗っ取られたとはどういうことだ?」

「今朝まで本社と連絡が付かなかったのですがやっと本社のプログラムに入ることが出来たのです。しかし何者かに占拠されており、奪還するためにアメリカの決闘者たちが戦ってくれています。ペガサス会長は彼らの元へ急ぐために今朝旅立ったのです。」

「そういうことなら僕たちも行って手伝うよ!」

「おう!ドーマん時も俺たちの力で敵を倒せたしな!ま、海馬は乗らないだろうけどよ…。」

「いいだろう、早くアメリカへ行く飛行機を用意しろ。詳しい話は機内で聞く。」

「は!?お前行くのかよ!?」

「黙ってろ、凡骨。俺は確かめねばならないことがある。」

 

海馬は考えていた。「あのミザエルとかいうやつが言っていた敵とはこのことか…?一先ず調べねばなるまい。」

 

「では皆さま、今からペガサス会長の自家用ジェットでアメリカへ向かいます。準備が出来次第、飛行場へお越しください。」

 

こうして遊戯、城之内、海馬の三人はアメリカへ向かうこととなった。

 

 

 

 

 

話は数日前にさかのぼる。杏子は空港から出ると伸びをした。

 

「はー!やっと着いた!アメリカ!」

「久しぶり!杏子ちゃん!」

 

そこに立っていたのは御伽であった。

 

「あ!御伽君!久しぶり!」

「うん!元気そうで何よりだよ。」

「御伽君もね!」

「さぁ、車に乗りなよ。僕の家に向かおう。」

 

杏子は助手席に乗り込むとシートベルトをしめる前に車は急発進した。アメリカの広大な土地を車はハイスピードで走る。一本道で御伽の車を遮るものはなかった。しかし後ろからバイクの集団が彼の車を煽る。

 

「ちぇ、めんどうだなぁ。」

「おうい、止まりな!そこのカップル!」

「カップルじゃないわよ!」

 

仕方なく御伽は車を止める。バイクの集団も止まり、御伽の車を囲んだ。

 

「姉ちゃん、俺たちと遊ぼうぜ。そんなひょろい奴よりもこっちの方が楽しいぜ?」

「うるさいわよ!」

「誰がひょろいって!?」

「黙ってろ、ガキ!どうやら力の関係ってのを教えてやらないとダメみてえだな!」

 

そういうとバイクの集団はデュエルディスクを構える。

 

「デュエルモンスターズ!?」

「今僕ディスク持ってないんだよな…どうしよう!」

「おおっと、不戦勝ってことでいいのかな?じゃあ姉ちゃんはもらってくぜ!」

「きゃあ!」

 

バイクに集団の一人が杏子に手を出そうとした瞬間、車の後ろ側からエネルギー弾が飛び出し、その男の近くに落下する。

 

「うお!なんだぁ!あぶねえ!」

「おい、ユベル、人に当たったら危ないだろうが!」

『ふん、ロクな奴じゃないんだ。当たってもいいだろう。』

『そういうのは良くないんだニャ!』

「誰だぁ!」

「俺か?俺は遊城十代!よろしくな!」




幻想の白魔導師
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻2500/守2100
魔法使い族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1)の効果は1ターンに1度しか使うことが出来ない。
(1):魔法使い族の通常モンスターが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドに存在する魔法 罠カード1枚を除外する。
(2):このカードが破壊された時、墓地の魔法使い族の通常モンスターを除外することでこのカードを特殊召喚することが出来る。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。