十代たちは翔と別れ、出現した新たな道を通って再び迷路の中をさまよっていた。
「いやぁ、やっぱ決闘って楽しいぜ!早く他の決闘者出てこねえかな!」
「十代くんって本当に楽しそうに決闘するね。」
「ほんと。君みたいにもう一人の遊戯も戦えていたら…。」
「杏子、遊戯さんを知っているのか?」
「えぇ。彼はいつも闇の決闘者たちと戦っていたの。」
「遊戯さんもやっぱ闇のゲームと戦っていたのか。」
「”も”ってあなたも?」
「ねぇ!二人ともあれ見て!」
杏子と十代の会話を御伽が遮った。御伽の差した指の先には人が倒れていた。三人は駆け寄って声をかけた。
「ねぇ!君、大丈夫かい?」
「う…。」
「え!あなた!」
「ん?知り合いか?」
「私たちの仲間のレベッカ。全米チャンピオンなの。」
「すっげえ!でもなんで倒れてんだ?」
御伽がレベッカの肩を揺らし彼女を起こす。
「ベッキー!ベッキー!」
「う…ここは…ってか御伽!なんであんたがいるのよ!杏子も!」
「それはこっちのセリフよ。あなたここで何してるの?」
「当然ダーリンと戦うためにWDMCに参加したのよ。でもムラサメとかいう決闘者と戦って負けちゃったの…。」
「ベッキーが!?」
「私が見たこともないようなカードを使っていたわ。特にあのPkとかいう融合モンスター!」
「Pk…戦ってみてえな!」
「あんた誰よ?」
「俺か?俺は遊城十代!よろしくな。」
十代は笑顔で自己紹介をし、握手を求める。しかしプイっとレベッカはそっぽを向き握手を断った。
「デュエルディスクをつけているってことは決闘者でしょ?なら敵よ!ここで決闘よ!」
「でもお前、倒れてたじゃん。休んでおけよ。」
それを聞いたレベッカは怒り始める。
「あのね、出会ったら決闘!それがルールなの!さぁ始めるわよ。」
「しょうがないな…。」
「「決闘!」」
「私の先攻よ、ドロー!アレキサンドライドラゴンを通常召喚!」
アレキサンドライドラゴン
通常モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻2000/守 100
アレキサンドライトのウロコを持った、非常に珍しいドラゴン。
その美しいウロコは古の王の名を冠し、神秘の象徴とされる。
――それを手にした者は大いなる幸運を既につかんでいる事に気づいていない。
「カードを一枚セットしターンエンドよ!」
□□□□□
□ □ 十代LP4000 手札5
○○○○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP4000 手札3
□□■□□
「俺のターン、ドロー!俺は手札から融合を発動!」
融合
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「手札のフェザーマンとバーストレディを融合!」
通常モンスター
星3/風属性/戦士族/攻1000/守1000
風を操り空を舞う翼をもったE・HERO。
天空からの一撃、フェザーブレイクで悪を裁く。
E・HERO バーストレディ
通常モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1200/守 800
炎を操るE・HEROの紅一点。
紅蓮の炎、バーストファイヤーが悪を焼き尽くす。
「現れろ!E・HERO フレイム・ウィングマン!」
E・HERO フレイム・ウィングマン
融合・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2100/守1200
「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO バーストレディ」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
十代のフェイバリット・カード フレイム・ウィングマンが姿を現す。
「フレイム・ウィングマンでアレキサンドライドラゴンを攻撃!フレイム・シュート!」
「罠 発動!ブレイクスルースキル!」
ブレイクスルー・スキル
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「フレイム・ウィングマンの効果を無効!」
「構うな、フレイム・ウィングマン!」
レベッカLP4000→3900
「フレイム・ウィングマンの効果は発動しないわ。」
「俺はカードを一枚セットしターンエンド!」
□□■□□
□ □ 十代LP4000 手札2
○○●○○ □
□ ○○○○○
□ □ レベッカLP3900 手札3
□□■□□
「私のターン、ドロー!私はロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-を召喚!」
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1200/守1100
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いのプレイヤーはフィールドのドラゴン族モンスターを効果の対象にできない。
「そして魔法カード ドラゴンを呼ぶ笛を発動!」
ドラゴンを呼ぶ笛
通常魔法
(1):手札からドラゴン族モンスターを2体まで特殊召喚する。
この効果はフィールドに「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-」が存在する場合に発動と処理ができる。
「手札のサファイアドラゴンとルビードラゴンを特殊召喚!」
サファイアドラゴン
通常モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。
『レベル4のモンスターが3体…来るぞ十代!』
「ユベル、お前それ言うの好きだな…。」
「私はレベル4のロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-、サファイアドラゴン、ルビードラゴンでオーバーレイ!輝く無数の光よ 私に力を!エクシーズ召喚!ランク4
三色の輝きを放つ龍がレベッカのフィールドに現れた。
「S・I・Dでフレイム・ウィングマンを攻撃!シャイニングインダーク!」
十代LP4000→3400
「私はターンエンドよ。」
□□■□□
□ □ 十代LP3600 手札2
○○○○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP3900 手札0
□□■□□
「俺のターン、ドロー!俺は
融合回収
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
「墓地のフェザーマンと融合を手札に加える。」
「また融合…。」
「俺は融合を発動!手札のフェザーマンとアナザー・ネオスを融合するぜ!」
E・HERO アナザー・ネオス
デュアル・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、
通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを
通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。
「現れろ E・HERO Great TORNADO!」
E・HERO Great TORNADO
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。
「次々と出てくるのね。」
「おう、HEROは途切れることを知らないぜ、Great TORNADOの効果発動!タウン・バースト!」
S・I・Dの攻撃力と守備力が半減し攻撃力は1350となる。
「バトルだ!Great TORNADOでS・I・Dを攻撃!スーパーセル!」
「S・I・Dの効果発動!オーバーレイユニットを2つ取り除くことでモンスター1体の攻撃を無効にしてカードを一枚ドローする。シド・ディフェンサー!ふふ、残念だったわね。」
「俺はターンエンド!」
□□■□□
□ □ 十代LP3600 手札1
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP3900 手札1
□□■□□
「私のターン、ドロー!私はS・I・Dの第二の効果発動!手札のモンスターを1ターンに一度オーバーレイユニットに出来る。そしてそのレベル×300ポイントのダメージを受けるわ。手札のエメラルド・ドラゴンをオーバーレイユニットにする!シド・チャージ!」
レベッカLP3900→2100
「バトルよ!S・I・DでGreat TORNADOを攻撃!シャイニングインダーク!」
「Great TORNADOの方が攻撃力は上だぜ!」
「承知!シド・ディフェンサー!カードドロー!」
自身の効果によりS・I・Dはバトルを終了する。そしてレベッカはカードをドローした。
「でもこれでオーバーレイユニットはなくなった。倒すことが出来るぜ!」
「それはどうかしら。S・I・Dの第三の効果発動!シド・ヒドュン!」
S・I・Dは輝きを放ち、光が収まると姿を消していた。
「S・I・Dはどこに行ったんだ!?」
「うふふ。いずれ分かるわ。モンスターをセットしターンエンド!」
□□■□□
□ □ 十代LP3600 手札1
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP2100 手札1
□□■□□
「俺のターン、ドロー!Great TORNADOで裏守備モンスターを攻撃!スーパーセル!」
裏守備モンスターはスケルエンジェルであった。
スケルエンジェル
リバース・効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 900/守 400
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
「スケルエンジェルの効果で一枚ドロー!」
「カードを一枚セットしターンエンド!」
□□■□□
□ □ 十代LP3600 手札1
○○●○○ □
□ ○○○○○
□ □ レベッカLP2100 手札3
□□■□□
「私のターン、ドロー!このターンのスタンバイフェイズ時、S・I・Dが復活する!シド・アライブ!」
「なんだって!しかも戻ってきたS・I・Dにはタウン・バーストの効果は受けていない…!」
「S・I・Dの第二の効果!手札のエレクトリック・スネークをオーバーレイユニットにし900のダメージを受けるわ!シド・チャージ!」
レベッカLP2100→1200
「S・I・DでGreat TORNADOに攻撃!シャイニングインダーク!そして手札から速攻魔法発動!収縮!」
収縮
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。
「く…!」
十代LP3600→2300
「このままターンエンド!」
□□■□□
□ □ 十代LP2300 手札1
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP1200 手札2
□□■□□
「俺のターン、ドロー!…俺はモンスターを一枚セット。カードを一枚セットしターンエンド!」
□■■□□
□ □ 十代LP2300 手札0
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP1200 手札2
□□■□□
「あー…十代は防戦に切り替えたみたいだね…。」
「さすがに今回はレベッカの勝ちかしら?」
二人の会話はレベッカに聞こえていたが、彼女はそのようなことは考えていなかった。むしろ危機感を感じている。なぜなのか全く自分自身でもわからなかった。
「私はS・I・Dの第二の効果を発動!バトルフェーダーをオーバーレイユニットにする!シド・チャージ!」
バトルフェーダー
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
レベッカLP1200→900
「バトルよ、伏せモンスターを攻撃!シャイニングインダーク!」
十代の場にフレンドッグが現れ、シャイニングインダークに破壊された。
「フレンドッグの効果!墓地のアナザー・ネオスと融合を加えるぜ!」
フレンドッグ
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 800/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地から「E・HERO」と名のついたカード1枚と
「融合」魔法カード1枚を手札に加える。
「また融合…!ターンエンド!」
□■■□□
□ □ 十代LP2300 手札2
○○○○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP900 手札2
□□■□□
「俺のターン、ドロー!」
『やっと引いたな、十代。』
『融合こそ君の力ニャ、やるんだニャ!』
「おう、ユベル、大徳寺先生!俺は速攻魔法発動!クリボーを呼ぶ笛!」
クリボーを呼ぶ笛
速攻魔法
自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、
手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
「デッキからハネクリボーを特殊召喚!」
ハネクリボー
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 300/守 200
(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
ターン終了時まで、自分が受ける戦闘ダメージは全て0になる。
『クリクリッ!』
「来てくれたな、相棒!さらに手札からアナザー・ネオスを召喚!そしてフィールドから速攻魔法 フォース・リリースを発動し、アナザー・ネオスをネオスに進化させる!」
フォース・リリース
速攻魔法
このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する
全てのデュアルモンスターは再度召喚した状態になる。
この効果を適用したモンスターはエンドフェイズ時に裏側守備表示になる。
「アナザー・ネオスがネオスに…!」
「そして融合を発動!俺はフィールド上のハネクリボーとネオス、手札のユベルで融合!」
ユベル
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
フィールド上に表側攻撃表示で存在する
このカードが相手モンスターに攻撃された場合、
そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
また、自分のエンドフェイズ時、
このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースするか、このカードを破壊する。
この効果以外でこのカードが破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル-Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。
「現れろ 俺の最強カード!ウィング・ネオス・ワイズマン!」
ハネクリボーのような美しき翼を生やしたネオス・ワイズマンが十代の場に現れる。
「バトルだ!ウィング・ネオス・ワイズマンでS・I・Dを攻撃!」
「罠 発動!ドレインシールド!あんだけライフを消耗してるんだから回復する手段があると警戒しないなんて…やはり私の思い違いだったのかしら?」
レベッカLP900→3900
「ウィング・ネオス・ワイズマンの効果発動!相手が発動したライフ変動、または攻撃力、守備力変動系の効果を発動させた場合、その変動した数値分攻撃力がアップする!ナンバー・ダイレクション!」
ウィング・ネオス・ワイズマンの攻撃力が3000ポイント上がり攻撃力6000となった。
「俺はターンエンド!」
□□□□□
□ □ 十代LP2300 手札0
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ レベッカLP3900 手札2
□□□□□
「私のターン…ドロー!私はS・I・Dでウィング・ネオス・ワイズマンを攻撃!シャイニングインダーク!そしてシド・ディフェンサー発動!カードドロー!」
「またドローを…!」
「やったぁ!来たわ…さぁ私の真のエースモンスターを見せてあげる!シド・ヒドュン発動!」
「なんだって!?」
「そして手札から三枚の永続魔法 発動!S-スピード・サモン、I-イグニッション・サモン、D-ダイレクト・サモンを発動!そしてその三枚と除外されているS・I・Dでオーバーレイ!」
「なんじゃそりゃあ!」
「輝けし無限龍よ、今新たに転生し聖なる宣告者として敵を裁け! エクシーズ召喚 ランク10
S・I・D
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/ドラゴン族/攻2700/守1700
レベル4モンスター×3
(1):1ターンに一度、モンスターの攻撃宣言時にエクシーズ素材を2つ取り除くことで発動できる。モンスター1体の攻撃を無効にしてカードを一枚ドローする。
(2):1ターンに一度自分のメインフェイズに手札のモンスターを指定しそのモンスターをエクシーズ素材に出来る。そしてそのモンスターのレベル×300ポイント、自分はダメージを受ける。
(3):このモンスターのエクシーズ素材のない場合バトルフェイズ終了時に発動できる。このモンスターを除外し、次の自分のターンのスタンバイフェイズ時に特殊召喚する。