遊戯王 DM to ARC-V   作:エクシ

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第十九話「デッキ破壊ビート使い ムラサメ」

翔が決闘を始めてしばらく経った辺りでレベッカはコントロール室へ着いていた。扉の開錠を行い、中へ入ると黒髪にメガネをかけた風貌の少年が座っていた。

 

「ん?また会ったね、全米チャンプのレベッカさん。」

「ムラサメ…!」

「なんの用かな?見ての通り僕は忙しいんだ。ティソナの決闘を見なくちゃいけなくてさ。」

「”キッド”とかいうやつの命令なの?闇のゲームのフリをした決闘をするのは。」

「いいや、他の”ハイクラス”の方々の命令さ。キッド様はあくまで今回ハイクラスの代表として我々ピースキラーズを率いているに過ぎない。」

「まぁいいわ。あなたを止めるのがわたしのやるべきこと。今度こそ倒させてもらうわ。」

「懲りないね…。」

 

「「決闘!」」

 

「僕の先攻だ。僕はモンスターをセット、カードを一枚セットしターンエンド。」

 

 

  □□■□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札3

  ○○●○○ □

 

□ ○○○○○

 □      □ レベッカLP4000 手札5

  □□□□□

 

 

「前の決闘と同じくモンスターをセットし決闘を始めている…ならば…。」

 

「私のターン、ドロー!私は手札から魔法カード 抹殺の使徒を発動!」

 

 

 

抹殺の使徒

通常魔法

フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊し、ゲームから除外する。

それがリバース効果モンスターだった場合、お互いのデッキを確認し、

同名カードを全てゲームから除外する。

 

 

 

「その伏せたモンスターを破壊するわ!」

「はは、さすがに対策してきたみたいだね…でも…カウンター罠発動!呪術抹消!」

 

 

 

呪術抹消

カウンター罠

手札からカードを2枚捨てる。

魔法カードの発動を無効にし、それを破壊する。

さらに相手の手札とデッキを確認し、

破壊した魔法カードと同名のカードがあった場合全て墓地へ送る。

 

 

 

「手札からカードを2枚捨て、魔法カードの発動を無効にし、それを破壊するよ、そして君の手札とデッキを確認し、破壊した魔法カードと同名のカードがあった場合全て墓地へ送る。さぁ抹殺の使徒をすべて墓地へ送ってくれ。」

 

レベッカはデッキから2枚の抹殺の使徒を送った。

 

「私はサファイアドラゴンを召喚!」

 

 

 

サファイアドラゴン

通常モンスター

星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600

全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。

争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。

 

 

 

「バトル!サファイアドラゴンでセットされたモンスターを攻撃!」

「セットされたモンスターはウォーロイド・ターフ!ウォーロイド・ターフの効果発動!このモンスターがリバースした時、相手はデッキからカードを3枚墓地へ送る!そして俺はウォーロイド・ターフを二体攻撃表示でデッキから特殊召喚しなければならない。」

 

ウォーロイド・ターフは液体の体に機械の装甲をつけた風貌をしていた。サファイアドラゴンの攻撃で破壊されるとその飛び散った液体と装甲が二体のウォーロイド・ターフを作り出した。

 

「やはりデッキ破壊モンスター…。」

「フィールドを空けるために攻撃したみたいだけど残念だったね。」

「私はカードを一枚セットしターンエンド!」

 

 

 

  □□□□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札1

  ○●●○○ □

 

□ ○○●○○

 □      □ レベッカLP4000 手札3

  □□■□□

 

 

「僕のターン、ドロー!僕は手札から融合を発動!」

 

 

 

融合

通常魔法

(1):自分の手札・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

 

 

「フィールドに存在する二体のウォーロイド・ターフを融合!錆びつかぬ心を抱く機械よ 敵のすべてを破壊しろ!融合召喚!現れいでよ ウォーロイド・ガリィ!」

 

ウォーロイド・ターフより一回り大きい液体機械生命体が現れる。その姿は二刀流の戦士のようであった。

 

「ウォーロイド・ガリィの効果発動!1ターンに一度、相手はカードを3枚墓地へ送る!レフト・ブレード!」

 

左手の剣で斬撃をレベッカに飛ばした。その斬撃を受けるとレベッカはデッキからカードを三枚墓地へ送った。

 

「デッキ破壊デッキの弱点としてデッキ破壊に特化しすぎて攻撃がほとんどできないという弱点がある。しかしこのデッキは戦闘でも戦えるのさ。さぁバトルだ、ウォーロイド・ガリィでサファイアドラゴンを攻撃!ライト・ブレード!」

 

レベッカLP4000→3900

 

「ウォーロイド・ガリィのモンスター効果!相手を戦闘で破壊した時、デッキから『ウォーロイド』モンスターを裏側守備表示で特殊召喚!ウォーロイド・バレーをセット。ターンエンドだ。」

 

 

 

  □□□□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札1

  ○●●○○ □

 

□ ○○○○○

 □      □ レベッカLP3900 手札3

  □□■□□

 

 

「私のターン、ドロー!モンスターをセットしターンエンド…。」

 

 

  □□□□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札1

  ○●●○○ □

 

□ ○○●○○

 □      □ レベッカLP3900 手札3

  □□■□□

 

 

「おいおい、最初の抹殺の使徒で終わりかい?僕のターン、ドロー!ウォーロイド・バレーを反転召喚!バレーのリバース効果!相手はデッキから5枚カードを墓地へ送る。その効果を発動したらこのカードは表示変形できなくなる。さぁ送りたまえ。」

 

すでにレベッカのデッキは半分墓地へ送られている。天才的なムラサメは遠目から見たデッキの厚さでそれに気が付いていた。「僕がデッキ破壊使いと分かっていながらカード枚数を増やしていかないとは…舐められたもんだね。」

 

「ガリィの効果!レフト・ブレード!」

 

レベッカはおとなしくカードを三枚墓地へ送る。

 

「バトル!ガリィでセットモンスターを攻撃!ライト・ブレード!」

 

反転したモンスターはメタモルポットであった。

 

 

 

メタモルポット

リバース・効果モンスター(制限カード)

星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600

(1):このカードがリバースした場合に発動する。

お互いの手札を全て捨てる。

その後、お互いはデッキから5枚ドローする。

 

 

 

それを見たムラサメは吹き出してしまう。

 

「デッキ破壊使い相手にメタモルポット…!あっはっは!いいよいいよ、手札を増強しようか、ハハハ!ガリィの効果でバレーをデッキからセットし、カードを一枚セットしてターンエンドだよ。」

 

 

 

  □□■□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札4

  ○●●●○ □

 

□ ○○○○○

 □      □ レベッカLP3900 手札5

  □□■□□

 

 

「私のターン、ドロー!私はカードを3枚セットし手札抹殺を発動!」

 

 

 

手札抹殺

通常魔法(制限カード)

お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから

捨てた枚数分のカードをドローする。

 

 

 

「はぁ!?」

「私はカードを3枚交換。あなたは4枚ね。」

 

ムラサメは笑うのをやめ、呆れた顔を始める。「なんだこの女、おかしくなったのか?まぁいい、これでアイツのデッキは残り9枚。ガリィとバレーで8枚削ればもうあいつのデッキは1枚しか残らなくなる。さっさと片付けるとするか。」

 

「私はモンスターを一枚セットしターンエンド。」

 

 

  □□■□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札4

  ○●●●○ □

 

□ ○○●○○

 □      □ レベッカLP3900 手札2 山札9

  ■■■■□

 

 

「僕のターン、ドロー。バレーを反転召喚!効果発動!墓地へ5枚送れ!」

 

レベッカのデッキはあと4枚。

 

「ガリィの効果!レフト・ブレード!」

 

残り1枚。

 

「バトルだ!ガリィで伏せモンスターに攻撃!ライト・ブレード!」

 

ルビードラゴンが破壊された。ガリィの効果で再びバレーがフィールドにセットされた。

 

 

「ターンエンドだ、さぁ最後のドローをするんだな。」

 

 

  □□■□□

 □      □ ムラサメLP4000 手札4

  ○●●●○ □

 

□ ○○○○○

 □      □ レベッカLP3900 手札2 山札1

  ■■■■□

 

 

「私のターン…ドロー!さぁ私の勝利は決まったみたいね。今回はPk(ピースキラー)が出なくてよかったわ。」

「はぁ?お前何言ってんだ?」

「まず手札から魔法カード ナイト・ショット!伏せカードを破壊!」

 

 

 

ナイト・ショット

通常魔法

(1):相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

セットされたそのカードを破壊する。

このカードの発動に対して相手は対象のカードを発動できない。

 

 

 

「な…次元幽閉が!」

 

 

 

次元幽閉

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時、

攻撃モンスター1体を選択して発動できる。

選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。

 

 

 

「そして伏せていた魔法カード 龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)発動!」

 

 

 

龍の鏡

通常魔法

自分のフィールド上または墓地から、

融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、

ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。

(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

 

 

 

「龍の鏡!?」

「墓地のサファイアドラゴン、エメラルド・ドラゴン、ルビードラゴン、ダイヤモンド・ドラゴン、仮面竜(マスクド・ドラゴン)を除外し…現れよ!F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)!」

 

 

 

エメラルド・ドラゴン

通常モンスター

星6/風属性/ドラゴン族/攻2400/守1400

エメラルドを喰らうドラゴン。

その美しい姿にひかれて命を落とす者は後を絶たない。

 

 

ダイヤモンド・ドラゴン

通常モンスター

星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守2800

全身がダイヤモンドでできたドラゴン。

まばゆい光で敵の目をくらませる。

 

 

仮面竜

効果モンスター

星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分のデッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を

自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

 

F・G・D

融合・効果モンスター

星12/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000

ドラゴン族モンスター×5

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードは闇・地・水・炎・風属性モンスターとの戦闘では破壊されない。

 

 

 

レベッカのフィールドに荒々しくF・G・Dが召喚された。

 

「ウォーロイド・バレーの攻撃力はたった200。この意味わかるわよね?」

「ひ…ひぇ!」

「こんな奴なんかに負けたなんて…Pkモンスターは回収した方がいいわね…。」

 

するとムラサメはPkの融合カードを差し出した。

 

「ほら…これでこの決闘なかったことにしてくれよ!”ハイクラス”にバレたら…!」

「F・G・Dでウォーロイド・バレーを攻撃!」

 

五つの首から放たれたエネルギーでウォーロイド・バレーは粉砕された。

 

ムラサメLP4000→0

 

ソリットヴィジョンにも関わらずあまりのショックでムラサメは倒れてしまう。レベッカはムラサメが手にしているPkのカードを取ろうとするもレベッカの目の前でそのカードは消えていった。




ウォーロイド・ガリィ
融合・効果モンスター
星6/水属性/機械族/攻2000/守1600
「ウォーロイド」モンスター×2
(1):1ターンに一度自分のメインフェイズ時に発動できる。相手はカードを3枚墓地へ送る。
(2):このモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキから「ウォーロイド」と名の付くモンスターを裏側守備表示で特殊召喚できる。
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