遊戯王 DM to ARC-V   作:エクシ

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5D's救出編
第二十四話「ライディングデュエル アクセラレーション!」


4チームはそれぞれの控室に戻った。控室の画面に今回の大会ルールを説明したのちに、リーグ戦の組み合わせが映し出されることになっていた。4チームのメンバーがそれぞれ部屋に戻ると画面がつき、サーキットの真ん中に立つペガサスが映った。

 

「今回の決闘ではインダストリアル・イリュージョン社が考案中の新たな決闘 ライディングデュエルを行ってもらいマース!ライディングデュエルとはデュエルディスクをさらに進化させたマシン Dホイールに乗って決闘するのデース。」

 

チーム ドミノ、GXともにすべてのメンバーがライディングデュエルをしたことはない。この場に来るまでその名も聞いたことがなかった。六人は黙ってペガサスのルール解説を聞くのだった。説明が終わるとチーム ドミノの控室では城之内が混乱していた。

 

「あー!もう!今回の大会はバイクの免許が必要って言ってたからなんか変な感じしてたけど…もうわっけわかんないぜ!」

「フン、凡骨には理解できぬようだな。足手まといにはさっさと消えてほしいものだ。」

「んだとぉ!?」

「城之内君、一緒に確認しよう。」

 

遊戯はそういうとテーブルの上に置いてあったメモ帳に箇条書きで今回の大会ルールについて書いていく。

 

・3対3のチーム戦。まず最初チームが一人ずつ戦い、最後の一人が敗北するとそのチームの全員が敗退となる。

・自分が敗北し、自分のチームに次のメンバーが控えている場合、強制的にエンドフェイズとなり、フィールドはそのままの状態で次のメンバーに引き継ぐ形となる。その際、負けたプレイヤーはスタート位置まで戻らなくてはならない。

・今回のライディングデュエルでは破壊、無効にできないフィールド魔法 プロト・スピードワールドを最初に発動される。

・走り始めて最初のカーブを過ぎるまでは手動運転であり、その後は自動運転となる。

・二戦目以降は先行1ターン目の特徴(ドローなし、バトルフェイズなし)は適用されない。

 

「ざっとこんな感じだ。あとは普通に決闘すればいい。」

「なーるほどな、とりあえず勝ちゃいいんだもんな!」

「あぁ…。」

『どうしたの?もう一人の僕。』

 

遊戯が闇遊戯に心の中で語りかけた。

 

『相棒…。遊星のことだ。』

『やっぱりそうだよね。前の彼とは全然違う人みたいだったよ。』

『なんとしても遊星を元に戻さなくては…。』

 

控室の画面に対戦表が表示された。それぞれのチームのメンバーは食い入るように見る。

 

一戦目 チーム GX VS チーム アージェント

二戦目 チーム ドミノ VS チーム 5D's

 

「よっしゃ、初戦は僕たちですよ!アニキ!万丈目君!」

「なんだ、翔。すごいやる気だな。」

「もちろんっすよ、世界に認められる大会で決闘…いやライディングデュエル出来るんだ!決闘者なら燃えないわけないっすよ!」

「あぁ…そうだな…。」

『十代、遊星のことを考えていても仕方がないぞ。あいつらと戦うのは遊戯たちだろう。』

 

ユベルは十代に喝を入れた。

 

「…そうだな、この決闘、楽しまなきゃな!」

 

 

 

 

 

サーキットにチーム GXとアージェントが再び現れた。ペガサスが両チームに決闘する順番を決めたか尋ねると皆うなずく。それを確認したペガサスはスタッフに目で合図すると、D ホイールが二台ピットから出てきた。

 

「今回のD ホイールは試運転のために作られたものデース。莫大なコストがかかり、わが社の資金を使っても二台までしか作れませんでしター…。1チーム一台でお願いしマース!」

 

十代は赤、アージェントの高身長のフードをかぶった男は青のD ホイールを選んだ。それぞれのピットにそれを運ぶとスタッフたちは最終整備に取り掛かる。

 

「うぉぉ!すっげえ!俺バイクいじってるの見てみたかったんだよなぁぁ!」

「十代!いいから席に着くぞ。…ジャンケンで負けたんだからな…!」

「ちぇ!俺が始めがよかったぜ。」

 

そういいつつ二人はピットの席に着いた。翔はレーシングスーツを身にまとうとD ホイールに跨った。しかし身長が低いせいか足が地面につかない。仕方なく周りのスタッフがD ホイールを支えながらスタートすることになった。

 

「翔…ださいぜ…。」

「まったく…チームGXのリーダーとして恥ずかしいぞ。」

「万丈目、お前リーダーだったのかよ。」

「当然だ…しかしあんなスタートを切るチームのリーダーは…っておい、見ろ十代!」

 

万丈目が指でさした先にはチーム アージェントの最初の決闘者がバイクに跨っていたが、彼もまた身長が低いため、スタッフに支えられながらスタートラインについていた。翔はアージェントの決闘者に話しかける。

 

「身長が低いってのは困ったもんだよね…。でもお互いにいい決闘をしよう!」

「こちらこそよろしく、丸藤亮の弟の丸藤翔君。」

「お兄さんを知っているの?」

「いいや、でもきちんと調べたよ。君のお兄さんの決闘も…君の決闘もね。」

「君は一体…?」

「僕の名前は(スリー)、よろしくね!」

 

まもなくしてペガサスはスタート合図の姿勢につく。

 

「それではWDMC本選 第一回戦 チームGXVSチーム アージェント…スタートのカウントが始まりマース!プロト・スピードワールド セット!」

 

D ホイールから機械の音声が鳴る。

 

「プロト・スピードワールド発動。デュエルモード スタンバーイ」

 

「「「ライディングデュエル アクセラレーション!」」」

 

二人は勢いよく飛び出す。はじめはわずかにⅢがリードしている。解説員席の男がD ホイールの解説を始める。

 

「D ホイールは我が社の最新システムを詰め込んだ未来型マシンです!電気自動車のシステムを応用し現在は電気で動いているためとてもエコでもあります!っとそんな解説をしている間に二人はもうすぐ最初のコーナーだ!先にコーナーを曲がったほうが先攻です!」

 

翔は負けじとスピードを上げていくがⅢには追い付かない。「まずい、先攻を取られる…!」しかしコーナーに差し掛かる直前にⅢはスピードを落とした。翔はここぞとばかりにスピードを上げ、Ⅲを抜かし、カーブを先に曲がった。

 

「僕の先攻!僕は手札からパワー・ボンドを発動!」

 

 

 

パワー・ボンド

通常魔法

自分の手札・フィールド上から、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

機械族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。

このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、

自分はこのカードの効果でアップした数値分のダメージを受ける。

 

 

 

「手札のサイバー・ドラゴン二体で融合!」

 

 

 

サイバー・ドラゴン

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1600

(1):相手フィールドにモンスターが存在し、

自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

 

 

 

「現れ出でよ!キメラテック・ランページ・ドラゴン!」

 

 

 

キメラテック・ランページ・ドラゴン

融合・効果モンスター

星5/闇属性/機械族/攻2100/守1600

「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上

このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。

(1):このカードが融合召喚に成功した時、

このカードの融合素材としたモンスターの数まで

フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。

このターン、このカードは通常攻撃に加えて、

この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる

 

 

 

二つの首を持った龍が翔のフィールドに現れた。

 

「僕はカードを一枚セットしターンエンド!そしてエンドフェイズ時、僕はパワー・ボンドの効果で上がった分のダメージを受ける!」

 

翔LP4000→1900

 

翔のD ホイールが大きく揺れ、翔はバランスをとるためハンドルをぎゅっと強く握った。

 

 

  □□■□□

 □      □ 翔LP1900 手札1

  ○○●○○ ■

 

■ ○○○○○

 □      □ ⅢLP4000 手札5

  □□□□□

 

 

「僕のターン、ドロー!」

 

翔が伏せたカードは神の宣告。

 

 

 

神の宣告

カウンター罠(制限カード)

(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。

●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。

それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

 

 

キメラテック・ランページ・ドラゴンが除去されてしまう恐れがあった場合は神の宣告で対処し、次のターンで攻撃力4200となっているキメラテック・ランページ・ドラゴンで相手を倒す。万が一壁モンスターがいてもキメラテック・ランページ・ドラゴンの効果を使い、連続攻撃で相手を確実に倒す。彼はニヤリとした。

 

「僕はこの次元に来ていろんなことを調べたんだ。公式発表されていなかったライディングデュエルのこともね。」

 

Ⅲは翔のライフが減ったことで数メートル先を走っていたが、後ろを見つつ話かけてきた。

 

「ライディングデュエルはスピードの中で進化するものとして作られつつある決闘だ。だから僕もスピードでまずは君を倒すよ。手札から速攻魔法 サイクロン発動!」

 

 

 

サイクロン

速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

 

「あ!僕の神の宣告が…!」

「さらに魔法カード おろかな埋葬!」

 

 

 

おろかな埋葬

通常魔法(制限カード)

(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

 

 

 

「デッキから先史遺産(オーパーツ)ネブラ・ディスクを墓地へ送る。」

 

 

 

先史遺産ネブラ・ディスク

効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1800/守1500

このカードが召喚に成功した時、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の

「オーパーツ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。

また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが

「先史遺産」と名のついたモンスターのみの場合に発動できる。

このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。

この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」と名のついたカードの効果しか発動できない。

「先史遺産ネブラ・ディスク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「手札から先史遺産ゴールデン・シャトルを召喚!」

 

 

 

先史遺産ゴールデン・シャトル

効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1300/守1400

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。

自分フィールド上の全ての

「先史遺産」と名のついたモンスターのレベルを1つ上げる

 

 

 

「そして墓地のネブラ・ディスクの効果!フィールド上に先史遺産しかいないとき特殊召喚!」

「あ…わ…!」

「ゴールデン・シャトルの効果発動!フィールド上のすべての先史遺産のレベルを一つ上げる!」

「レベル5のモンスターが二体…!」

「僕はレベル5となった先史遺産ゴールデン・シャトルとネブラ・ディスクでオーバーレイ!現れろ!ランク5 No.(ナンバーズ)33 先史遺産-超兵器マシュ=マック!」

 

 

 

No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック

エクシーズ・効果モンスター

ランク5/光属性/機械族/攻2400/守1500

レベル5モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、

相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、

与えたダメージの数値分だけこのカードの攻撃力をアップする

 

 

 

マシュ=マックが姿を現し、Ⅲとともにサーキットを移動する。Ⅲはさらに自分のターンを続行し始めた。

 

「マシュ=マックの効果!オーバーレイユニットを一つ取り除き発動!相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、与えたダメージの数値分だけこのカードの攻撃力をアップする!」

「キメラテック・ランページ・ドラゴンの元々の攻撃力は2100、今は4200…つまり僕に与えられるダメージは…2100!?」

「君や君のお兄さんが目指すリスペクトデュエルとは程遠いことをしてしまった。ごめんよ。でも僕たちは早くアストラルを助けて遊馬の手助けをしたいんだ!」

「なんのこと…?」

「ひどいことを言うようだけど僕ごときに1ショットキルされるようじゃ戦力にはならない…終わりにさせてもらうよ。インフィニティ・キャノン!」

 

マシュ=マックの壁からたくさんの大砲が現れ、キメラテック・ランページ・ドラゴンは集中砲火される。その衝撃は翔のD ホイールをも襲い、彼はあっという間に敗北した。

 

翔LP1900→0




プロト・スピードワールド
フィールド魔法
(1):このカードは破壊されない。
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