JDMC本選一戦目の夜、城之内と静香の一戦目突破を祝う祝宴が遊戯の家で行われた。ペガサスによると二戦目は明日午前10時から始まり、対戦相手は直前までわからないということであった。また一戦目とは異なり、二戦目はスタジアム全体を使って一つの決闘をする。そして対戦相手に勝った二人にはある権利が与えられるという。城之内はその権利というものが気になって仕方ない様子であった。
一方、ゴースト骨塚はカード屋からの帰路についていた。明日の戦いはJDMCを勝ち抜いてきた強者との戦いとなる。特に海馬瀬人と当たれば間違いなく今のままでは倒されてしまう。骨塚は少しでも強化になればとパックを購入していた。
「よぉ、久しぶりだな。」
下を見ながら歩いていた骨塚は自分に声がかけられたことに対し驚き、あたりを見まわした。前にも後ろにも横にも人はいない。
「おいおい、ここだっつーの。」
声は上からした。何者かが建物の上に立っている。骨塚が上を確認するよりも先にその者は地面に飛び降りた。骨塚は驚き恐怖を隠せなかった。バトルシティが始まってからいきなり当たってしまったあの銀髪の青年が立っていたからだ。
「俺のこと、覚えてるか?」
「お…お前…確かバクラ…!」
「おぉ、よかったぜ、覚えてたのか。俺はお前のこと覚えてねえんだが、宿主がお前の記憶があるらしくてよ。一番近づきやすいのはお前だと思ってきてみたんだ。」
「な…何の話だよぉ!」
「そうびびんなって。俺と決闘しろよ。」
「ハァ!?ふざけるんじゃないゾ!あんな目にあって…。もう嫌だ!」
「安心しろよ、闇のゲームじゃねえ。誓ってやるぜ。」
ハァ…とため息をつきながら闇バクラは骨塚を説得する。
「なんで俺と決闘したがるんだよ。」
「JDMC本選まで行く実力になったんだろ?すげえじゃねえか。ぜひその力を見たいと思ってよ。なぁ、いいだろ?」
「うぅ…。」
「なんだぁ、それとも一戦目通過者様が決闘にびびってんのかぁ?」
「わ…わかったよ!」
「「決闘!」」
「先攻は俺様だ。俺のターン、ゴブリンゾンビを攻撃表示!カードを一枚セットしターンエンド。」
ゴブリンゾンビ
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1100/守1050
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を手札に加える。
□□■□□
□ □ 闇バクラLP4000 手札3
○○●○○
○○○○○
□ □ 骨塚LP4000 手札5
□□□□□
「俺のターン、ドロー!俺はカードを三枚セット!ターンエンドだゾ。」
□□■□□
□ □ 闇バクラLP4000 手札3
○○●○○
○○○○○
□ □ 骨塚LP4000 手札3
□■■■□
「なんだぁ、やけに慎重じゃねえか。俺のターン、ドローカード!バトルだ、ゴブリンゾンビでダイレクトアタック!」
骨塚LP4000→2900
「ゴブリンゾンビの効果!デッキトップを墓地へ送りな。」
骨塚はデッキの一番上を墓地へ送った。
「墓地へ送られたワイトプリンスの効果発動!デッキからワイト、ワイト夫人を墓地へ送るゾ。」
ワイトプリンス
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 0/守 0
(1):このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
「ワイト」「ワイト夫人」1体ずつを手札・デッキから墓地へ送る。
(3):自分の墓地から、「ワイト」2体とこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ワイトキング」1体を特殊召喚する。
「自らモンスターを墓地へ送るか。まさにゴーストだな。ターンエンド。」
□□■□□
□ □ 闇バクラLP4000 手札4
○○●○○
○○○○○
□ □ 骨塚LP2900 手札3
□■■■□
「俺のターン!ドロー!罠発動!針虫の巣窟!デッキから5枚墓地へ送る。」
針虫の巣窟
通常罠
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
「こいつ…まさか!」
一枚目 ワイト、二枚目 リビングデッドの呼び声、三枚目 エフェクト・ヴェーラー、四枚目 ワイトキング、五枚目 ワイトメア
ワイト
通常モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。
リビングデッドの呼び声
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
エフェクト・ヴェーラー
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
ワイトキング
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 0
このカードの元々の攻撃力は、自分の墓地に存在する
「ワイトキング」「ワイト」の数×1000ポイントの数値になる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「ワイトキング」または「ワイト」1体を
ゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。
ワイトメア
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
また、このカードを手札から捨てて以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●ゲームから除外されている
自分の「ワイト」または「ワイトメア」1体を選択して自分の墓地に戻す。
●ゲームから除外されている
自分の「ワイト夫人」または「ワイトキング」1体を選択してフィールド上に特殊召喚する。
「そして手札からワイトキングを召喚!」
「ワイトキングだとぉ!?」
「攻撃力は墓地のワイト×1000、つまり6000だゾ。一撃で消してやる!ワイトキングでバクラにダイレクトアタック!」
「うぉぉぉぉ!!」
その頃海馬は海馬コーポレーション本社で残した仕事をこなしていた。そこに一本の内線が入る。
「俺だ。」
「よぉ、久しぶりだなぁ、海馬ァ。」
「…!その声はマリク!なぜ内線を…。」
「屋上に来いよ、決闘しようぜ。」
海馬はデュエルディスクを腕に取り付けエレベーターで最上階まで行った。そこには千年ロッドを手にした闇マリクが立っていた。
「どういうことだ、マリク。貴様の闇人格は遊戯との戦いで消え去ったと聞いていたが。」
「はぁ?なんの話だ。」
「?」
「まぁいい。宿主が強者と認めているものを俺はただ潰したくてね。遊戯や城之内はどこにいるか知らんが海馬、お前は必ずここにいると思ってな。勝手に入らせてもらったよ。フハハ。」
「貴様…。いいだろう、バトルシティでは貴様と戦う機会がなかったからな。ここで身の程を知らせてやる!」
「「決闘!」
「俺の先攻だ。ギル・ガースを召喚。カードを二枚伏せターンエンド。」
ギル・ガース
通常モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
鋼鉄の鎧を身にまとった殺戮マシーン。巨大なカタナで容赦なく攻撃をする。
□■■□□
□ □ 闇マリクLP4000 手札3
○○●○○
○○○○○
□ □ 海馬LP4000 手札5
□□□□□
「俺のターン、ドロー!初めから容赦はせんぞ、魔法カード 古のルール発動!現れよ、青眼の白龍!」
古のルール
通常魔法
手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。
青眼の白龍
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
青眼が現れ、闇マリクはにやりとする。
「来たか、青眼。」
「まるで望んでいたようだな。ならば望み通り消してやる。青眼の攻撃、滅びのバースト・ストリーム!」
「罠 発動!次元幽閉!消えな、青眼!」
次元幽閉
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、
攻撃モンスター1体を選択して発動できる。
選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。
「貴様が何かしてくることは読めていた。速攻魔法 禁じられた聖槍!青眼を対象にし、次元幽閉を回避!」
禁じられた聖槍
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
闇マリクLP4000→3600
「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
□□■□□
□ □ 闇マリクLP3600 手札3
○○●○○
○○●○○
□ □ 海馬LP4000 手札2
□□■□□
「ふふふ、青眼を出すだけでだいぶ手札を消費したなぁ…海馬ァ!」
「早くしろ、貴様のターンだ…!」
「あいよ…俺のターン、ドロー!俺はクレボンスを召喚。」
クレボンス
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/サイキック族/攻1200/守 400
このカードが攻撃対象に選択された時、
800ライフポイントを払って発動できる。
その攻撃を無効にする。
「レベル4のギル・ガースにレベル2のクレボンスをチューニング!失われし神々の魂の欠片、今新たな力によって蘇る。シンクロ召喚!レベル6 フェニックスオブイエロー!」
「こ…こいつは!」
フェニックスオブイエロー、海馬も聞いたことがないモンスターではあったがその姿は数々の決闘者を苦しめたあのラーの翼神竜に酷似していた。
「似ているだろう。だが安心しな、神とは呼べぬほどの平凡なモンスターさ。…おぉっと、忘れていた。せっかくの決闘だ。これがいいだろう?」
闇マリクは千年ロッドを取り出し、そこから闇のオーラを出し始めた。
「闇のゲームの始まりだ!」
辺りは闇に包まれていく。しかし海馬は驚く様子を見せず、終始フェニックスオブイエローを警戒する姿勢を保っていた。
「フェニックスオブイエローの効果発動!ライフを1000払うことで相手フィールド上のカードをすべて破壊する!」
「なんだと!」
「消えろ!青眼!」
海馬の場はがら空きとなった。
「この効果を使ったターン自分はバトルフェイズを行うことは出来ない。ターン終了だ。」
「罠発動!ダメージ・ダイエット!」
ダメージ・ダイエット
通常罠
このターン自分が受ける全てのダメージは半分になる。
また、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
そのターン自分が受ける効果ダメージは半分になる。
闇バクラLP4000→1550
「くそ、倒し損ねたゾ。」
「あぶねえあぶねえ。ゴブリンゾンビの効果で新しいゴブリンゾンビを手札に加えるぜ。」
「ターンエンド。」
□□□□□
□ □ 闇バクラLP1550 手札5
○○○○○
○○●○○
□ □ 骨塚LP2900 手札3
□■■■□
「さーて、俺のターン、ドローカード!手札から生者の書-禁断の呪術-発動!」
生者の書-禁断の呪術
通常魔法
自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚し、
相手の墓地に存在するモンスター1体を選択してゲームから除外する。
「墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚しお前の墓地のワイトプリンスを除外!さらに手札からゴブリンゾンビを召喚!」
「何をする気だ…。」
「気が付かねえのか、鈍いな。レベル4のゴブリンゾンビ二体でオーバーレイ!現れろ、
No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻 0/守1200
レベル4モンスター×2
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを、
攻撃力1200ポイントアップの装備カード扱いとして
自分フィールド上のエクシーズモンスターに装備できる。
また、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のこの効果は
1ターンに2度まで使用できる。
「なんだぁ!ナンバーズ!?」
「ラプソディ・イン・バーサークの効果を二回使用!ワイト夫人、ワイトメアを除外!」
「あわわ、ワイトキングの攻撃力が3000に…。」
「まだだ!魔法カード バイラス・ネットワーク発動!フィールド上に存在するエクシーズモンスターと同じランクのモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!」
「エクシーズをもう一体!?」
「この世の全てを握り潰せ!No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド!」
No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/岩石族/攻2000/守2000
レベル4モンスター×2
(1):相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このモンスターがフィールドに表側表示で存在する限り、
対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
オーバーハンドレッドナンバーズのうちの一体、ジャイアント・ハンドが姿を現した。
バイラス・ネットワーク
通常魔法
フィールド上のエクシーズ素材を持っていないエクシーズモンスターを一体指定し発動できる。そのモンスターと同じランクを持つモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。その後、指定したモンスターを破壊する。