「ランク4!最強無敵の希望皇!ウィッシュ・イン・ザ・ホープ!!」
レベル4のモンスター5体によって現れた
「ウィッシュ・イン・ザ・ホープの効果発動!オーバーレイユニットを任意の数使うことで発動!俺は二つ使うぜ!」
「く…。」
「その枚数分、フィールドのカードを選んで除外する!俺はお前のモンスターゾーンにあるマダラス・ジェイソンとペンデュラムゾーンのマダラス・ナイフを除外!」
「な…馬鹿な…!」
「さらなるウィッシュ・イン・ザ・ホープの効果発動!オーバーレイユニットを任意の数使うことでその数だけ攻撃できる!俺は二つ使用!」
「ウィッシュ・イン・ザ・ホープの攻撃力は3000…!!」
「これで終わりだ!希望皇 ウィッシュ・イン・ザ・ホープで相手にダイレクトアタック!!ホープ剣・ウィッシュ・スラッシュ!」
シリョウLP4000→1000
「これで終わりだ!ホープ剣・ファイナル・ウィッシュ・スラッシュ!!」
「くそおおおお!!!!!!」
シリョウLP1000→0
シリョウは吹っ飛ばされ、着地する。それと共にソリットヴィジョンは消えていった。まもなくしてシリョウの体が光り始める。
「く…強制帰還…この俺が…!」
「シャークの敵、確かにとったぜ。」
「てめぇ覚えてろよ!!!今度こそ俺g…」
シリョウの怒鳴り声は途中で途切れ、消えた。すぐに肉体もすべて転送される。遊馬は海馬が登って行った階段を登り始めるのだった。
遊馬がシリョウと
「ここが最上階なのか…?」
「いいや、違うぜ。」
照明で照らされていないところから声がする。コツコツという足跡が海馬に近づいていき、やがて声を発した者の赤髪が見えた。
「貴様は…」
「キッド・プライスター。ハイクラスの一人としてお前を倒す。」
「フン…いいだろう、すぐに捻り潰してやる!」
「「決闘!」」
「ハァハァ…もうすぐ…もうすぐで着く!」
遊馬は階段を駆け上がり、海馬とキッドが決闘しているところまで来た。
「海馬さん!」
「離れていろ!こいつは危険だ!!」
「…!あれはキッド!それにあの光は…!」
フィールドにはピースキラー・ドラゴン、そしてキッドの体から青白い光が溢れている。それこそ遊馬を敗北に追いやったヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンの出現時と同じ状況だった。
「やべえ、あのドラゴンが出てくる!海馬さん、逃げるんだ!」
「…この海馬瀬人 決闘で逃げるわけにはいかない!」
「く…キッドも危ねえ、意識はまだあるのか!?」
キッドを見ると白目をむきつつニヤリとしている。
「く…キッド!気を確かにもて!!」
「ヴヴヴヴ…!ヌメロンノ力ヲ…!ウォォォォ!!!」
「く…お前、行方不明の弟を探すためにハイクラスに入ったって言ってたよな!そんなお前が俺には悪い奴には思えないんだ!」
「弟のため…だと?」
海馬は遊馬の言葉に驚く。
「弟はお前がそんな姿になってほしいなんて望んでいると思うのか!?言っとくけどな、俺はお前に負けたかもしれないけどお前もお前にあの決闘で負けていたぜ!」
「ヴヴヴ…!」
「俺たちは理解し合える!いや俺は理解し合いたい!お前の痛み、苦しみを教えてくれ!!」
「黙レ…九十九遊馬…!現レロ…!!ヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンッ!!」
遊馬の声も届かず意識を失っているキッドの場にヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンが特殊召喚された。コストゾーンにはカードが7枚置かれている。ヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンはコストゾーンのカードの枚数×1000の攻撃力となるため攻撃力は7000となる。海馬の場に
「バトル!!青眼の白龍ヲ攻撃!混沌ノサタン・ストリーム!!」
ヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンの攻撃により青眼の白龍ごと海馬は倒された。決闘が終わっても海馬は目を覚まさず意識を失っている。キッドは洗脳が解け、何とか立ち上がった。その腕につけられたデュエルディスクからは黒い煙が少し出ている。ヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンの出現によって一部が故障したようであった。
「ハァハァ…俺は…また…。」
「キッド!」
「…九十九遊馬…!」
「俺ともう一度決闘してくれ、今度こそ…今度こそお前を理解してえ!」
「やめろ…俺は遊那の力でネオンを…弟を見つけなければならない。俺は負けられない。俺を理解したいなどというお前の自己満足のために時間を裂けるほど俺は暇じゃない。」
「ならハイクラスとしてでもいい。俺と戦ってくれ。」
「どういうことだ?」
「ハイクラスは…遊那は俺を狙っているんじゃないのか?」
「?」
『そう、よく知っているね、九十九遊馬。』
決闘場のスピーカーから女性の声がする。
「遊那!」
「!お前が…!」
『そう、私の目的は貴方。キッド、ハイクラスの一人として九十九遊馬を倒しなさい。』
「…。」
『わかる?』
「あぁ。いいだろう、遊馬。俺と決闘だ。」
「行くぜ!」
「「決闘!!」」
「先行は俺がもらうぜ!手札からガガガマジシャンを召喚!」
ガガガマジシャン
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
1から8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードのレベルは宣言したレベルになる。
「ガガガマジシャン」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードはシンクロ素材にできない。
「さらにカゲトカゲを特殊召喚!」
カゲトカゲ
効果モンスター
星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードはシンクロ素材にできない。
「レベル4のモンスターが二体…。」
「レベル4のガガガマジシャンとカゲトカゲでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろNo.39!!光の使者 希望皇ホープ!」
No.39 希望皇ホープ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で
攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。
「カードを一枚セットしターンエンド!」
□□■□□
□ □ 遊馬LP4000 手札3
○○●○○ □
□ ○○○○○
□ □ キッドLP4000 手札5
□□□□□
「俺のターン、ドロー!俺は手札から魔法カード
「シンクロ召喚を手札で…!」
「この効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効となりエンドフェイズ時に破壊される。そして手札から融合を発動!フィールドのPルケレーと手札のPk-
「ヌメロンコードの力が封じられているモンスターか!」
「暗雲のNの効果発動!手札の永続魔法 Pk ライブラリーを墓地に送りデッキから速攻魔法 Pk アウェイキニングを手札に加える。ターンエンドだ。」
□□■□□
□ □ 遊馬LP4000 手札3
○○●○○ □
□ ○○●○○
□ □ キッドLP4000 手札1
□□□□□
「なんかお前…焦っていないか?」
「なんだと?」
「手札めっちゃ使った割には場に攻撃力2000のモンスターだけ…まるで何かの準備のためにはこの場は仕方ないって言ってるように見せるぜ。」
「…。」
「またあのドラゴンを出すつもりなのか?」
遊馬は悲しそうに言う。
「たとえ俺自身の力でなくとも確実にお前を倒せる。俺は遊那の望み通りお前たちプロン時空の者を倒し弟の情報が必要なんだ!」
「お前は本当にそれでいいと思ってるのかよ!」
「なんだと?」
「お前みたいに弟思いの奴が俺たちの時空にもいる、そんなことは考えたことはないのか?」
「…。」
「なぁ答えろよ!キッド!」
「…決闘を続けろ、遊馬!」
「く…俺のターン、ドロー!バトルだ!希望皇ホープで暗雲のNを攻撃!ホープ剣・スラッシュ!」
キッドLP4000→3500
「く…。」
「辛そうだな…何かそのカードに思いでもあるのか?」
「…このカードたちは…Pkたちは俺の弟が最後に持っていたカードだ。」
「!?」
「遊那が俺の元に届けてくれた。『君の弟が目の前で誘拐された。このカードたちを落としていった。』とな。」
「そんな…。」
「俺はそんなカードも相手のモンスターのサンドバックにしてしまうほど愚かな兄になっていたんだな…。」
「キッド…。」
「だが俺は負けるわけにはいかない。俺の懺悔はネオンを救ってからだ!」
「その時じゃもう遅いぞ。」
「…。」
「プロン時空の人たちを傷つけて…弟を…家族を…仲間を…大切な人を…プロン時空の人から奪った後に懺悔したってもう遅い!」
「…。」
「『本当に相手を理解しないで何が楽しい決闘をしよう。』確かにおかしかったぜ、俺。こんなつらい戦いを楽しむのはすごく難しいし…出来ないことかもしれねえ。でも…一筋の希望くらいはこんな決闘にもあるんじゃねえかって信じたい!」
「…俺は…。」
「もしお前の中にもそんな気持ちが少しでもあるなら…お前の強さでお前の弟を救えよ!」
「…。」
「ターンエンド!」
□□■□□
□ □ 遊馬LP4000 手札4
○○●○○ □
□ ○○○○○
□ □ キッドLP3500 手札1
□□□□□
「俺のターン…ドロー!俺は手札から魔法カード Pk アルティメット・オーバーレイを発動!墓地の同レベルモンスター二体をコストゾーンに送りエクシーズ召喚する!墓地に存在するレベル4のPk-AガリアとCルソンでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4 Pk-
「それも弟のカードか?」
「遊那が言うにはな…。Qエナーの効果発動!このモンスターが特殊召喚に成功した時、相手フィールドに存在するモンスターを1体選択し選択したモンスターを破壊する。希望皇ホープを破壊!」
「俺の希望は簡単には壊れない!速攻魔法発動!
「…手札から速攻魔法発動!Pk アウェイキニング!フィールドに存在するPk-Qエナーを墓地に送り墓地のPk-Pルケレー、暗雲のN、Qエナーを除外!デッキより現れろ 我がエース ピースキラー・ドラゴン!」
ホープ・ザ・ライトニングを出した遊馬に負けじとキッドもピースキラー・ドラゴンを特殊召喚する。しかしエクストラデッキには表側となっているPkカードは一枚もない。よってピースキラー・ドラゴンの攻撃力は0である。
「攻撃力0のピースキラー・ドラゴン…てことはまさか!」
「その通り、ピースキラー・ドラゴンの効果でヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンを呼ぶ!」
「お前は本当にそれでいいのかよ!弟はそんなことを望んでいるのか!?」
「アイツが望んでいようがいまいが俺はあいつを助ける!!バトルフェイズに移行し、ピースキラー・ドラゴンの効果発動!!」
キッドはバトルフェイズ時にエクストラデッキで表側となっているPkカードが2枚以下の場合発動できるピースキラー・ドラゴンの効果を発動した。コストゾーンにピースキラー・ドラゴンを送ることでデッキまたは手札からヌメロニアイズ・ピースキラー・ドラゴンを特殊召喚できるのである。キッドの体が再び青白く光るのであった。
No.39 希望皇ウィッシュ・イン・ザ・ホープ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻3000/守2600
レベル4モンスター×5
(2)と(3)の効果は1ターンに1度しか使うことが出来ない。
(1):このカードはルール上、「希望皇ホープ」と名のついたカードとしても扱う。
(2):X素材を任意の枚数取り除くことで発動出来る。取り除いた枚数分、フィールドのカードを選んで除外する。
(3):X素材を任意の枚数取り除くことで発動出来る。取り除いた枚数分、このターンこのモンスターはバトルを行うことが出来る。