遊戯王 DM to ARC-V   作:エクシ

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第六十四話「平和を守るもの」

凌牙やカイトたちを倒した男は遊戯や遊那たちが集まっていた場所にたどり着いた。

 

「…すでに転送されたか。さて、まずは誰を倒すか…。」

 

その男は転送装置へハッキングを行い始めた。

 

 

 

 

 

「ウィング・ネオス・ワイズマン…。ピースキラーズがインダストリアル・イリュージョン社に潜り込んだ時の監視カメラ映像に記録されていたな。確か相手が発動したライフ変動、または攻撃力、守備力変動系の効果を発動させた場合、その変動した数値分攻撃力がアップするナンバー・ダイレクションという効果をもっていたはず。」

「やっぱプロだな。でもウィング・ネオス・ワイズマンにはナンバー・ダイレクション以外にも技はあるぜ!」

「何!?」

「ユベルのように相手がどんなに強くなろうとも対応できるユベル系の効果がナンバー・ダイレクションなら新たなHEROを呼び勝利をもたらすネオス系の技もあるのさ!」

『クリクリクリ!!』

 

ハネクリボーは「自分の技もある!」とでも言いたいようであった。

 

「ハハ、それはまた今度かな?」

『クーリー…。』

「行くぜ!ウィング・ネオス・ワイズマンのさらなる効果発動!このカードと相手フィールド上のモンスターを1体ずつリリースすることで自分の手札・墓地からE・HERO(エレメンタルヒーロー) ネオスを特殊召喚する!現れろ E・HERO ネオス!」

 

 

 

E・HERO ネオス

通常モンスター

星7/光属性/戦士族/攻2500/守2000

ネオスペースからやってきた新たなるE・HERO。

ネオスペーシアンとコンタクト融合する事で、未知なる力を発揮する!

 

 

 

「プログラムマックスが…!」

「行け!ネオス!ナックスにダイレクトアタックだ!」

「フ…”今回は”俺の負けかな。」

「また戦おうぜ!ラス・オブ・ネオス!」

 

ネオスの攻撃がナックスを打ち破った。

 

ナックスLP700→0

 

ナックスは再び光と共にレクシブ時空に帰還するのであった。

 

 

 

 

 

キッドは見覚えのある場所に転送されていた。

 

「ここは…俺の出身の次元?ということはここはレクシブ時空なのか?」

「違うわ、ここは飽くまで仮想空間。あの移動要塞の一室にすぎないわ。」

 

振り向くとそこにはハイクラスの一人 ツクナが立っていた。

 

「ツクナ。」

「この部屋は入った人間の思考を読み取りその場を再現するものなの。」

「つまりこれは俺の頭の中を再現した景色ってことか?」

「あなただけじゃないわ、私も。」

「!?」

「私もスタンダード次元出身よ。」

「なんだと!」

「まぁハイクラスに入ってからはほとんど帰ってないけれど。そんなことよりあなた、本当にハイクラスを裏切る気なの?」

「裏切るというつもりはない。だが他の者を傷つけてまでレクシブ時空の発展を目指す必要があるのか?」

「常に他者を蹴落として強者は成長している。歴史が物語っているわ。それに弟は救わなくていいの?」

「…弟は俺が人を傷つけてまで自分を助けてほしいなんて望んでいないはずだ!」

「…いずれにせよ私はハイクラスとしてあなたを倒さなくてはならない。」

「待て、ツクナ!お前も遊那の言いなりになることに疑問を抱いていたはずだ。聞いたぞ、ジャック・アトラスとの決闘(デュエル)を邪魔されたと。誇り高き魂を持つお前なら許せない行為なはず!」

「…今回は中断じゃないと言いわね。」

「く…。」

 

「「決闘!」」

 

「先行は私がもらう!M&K(マジシャナイト) シェプストを召喚!カードを一枚セットしターンエンド!」

 

 

 

  □□■□□

 □      □ ツクナLP4000 手札3

  ○○●○○ □

 

□ ○○○○○

 □      □ キッドLP4000 手札5

  □□□□□

 

 

「俺のターン、ドロー!俺はスケール2のPK(ピースキーパー)-(エース)・ガリアとスケール7のPK-(エクセレント)・リーゴスでペンデュラムスケールをセッティング!」

「PK…?」

「これでレベル3から6のモンスターが同時に召喚可能!我が空に現れしは光の星々 今秩序の元に降臨せよ ペンデュラム召喚!現れろ 俺のモンスターたち!手札よりPK-(クリエイティブ)・ルソン、PK-(ハート)・ルーファス!」

 

キッドのペンデュラム召喚が決まった。キッドのデッキのモンスターたちはPKに戻ったとともに元の名を取り戻し、悪魔の姿から戦士の姿へと変化していた。

 

「さらにE・リーゴスのペンデュラム効果!次の自分のターンのエンドフェイズ時までE・リーゴスのPスケールをA・ガリアのPカードのPスケールと同じ数値とすることでデッキから融合を一枚手札に加える!」

「次の自分のターンでのペンデュラムを放棄し融合を加えるのか。」

「バトル!攻撃力1500のC・ルソンでシェプストを攻撃!」

「”魔法使い族の”シェプストの効果によりこのモンスターとの戦闘のダメージはお互いのプレイヤーは受けない。」

「だが破壊はされる!」

 

シェプストは破壊されるが同時に効果が発動する。

 

「表側で存在するこのモンスターが破壊された時、デッキからM&K シェプスト以外のM&Kモンスター1体を戦士族として特殊召喚できる。来なさい M&K パトラセブン!」

 

”戦士族の”パトラセブンが剣を構えて現れた。攻撃力は800。H・ルーファスの攻撃力は2000と上回っているがキッドは攻撃をしない。

 

「パトラセブンが戦士族の時、ライフを500ポイント支払うことでこのターンのバトルフェイズ終了時まで攻撃力を倍にする効果を持っていたな。しかも1ターンに何度も使える。発動されればH・ルーファスはやられてしまう。俺はメインフェイズ2に行かせてもらう。」

「いい判断。さすがね。」

「手札から魔法カード 融合を発動!」

 

 

 

融合

通常魔法

(1):自分の手札・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

 

 

「フィールドのC・ルソンとH・ルーファスで融合!行くぞ、融合召喚!現れ出てこい PK-(オーバー)・リアス!」

 

PK融合モンスターが守備表示で特殊召喚される。

 

「O・リアスの効果!このモンスターが特殊召喚に成功した時、カードを一枚ドローする。そのカードがモンスターカードだった場合そのカードを除外し、魔法 罠カードだった場合そのカードをセットする。ドロー!」

 

そのカードは罠カードであった。

 

「このカードをセットする。そしてエンドフェイズ時、PK-O・リアスの効果によりO・リアスの第一効果を使用したターンのエンドフェイズ時に発動する。自分は1000ポイントダメージを受ける。ターンエンド!」

 

キッドLP4000→3000

 

 

 

  □□■□□

 □      □ ツクナLP4000 手札3

  ○○●○○ □

 

□ ○○●○○

 ■      ■ キッドLP3000 手札2

  □□■□□

 

 

 

「私のターン、ドロー!あなたの腕は知っている。私も本気で戦わせてもらう。罠発動!召喚士への変換。このターンのエンドフェイズ時までフィールド上に存在するM&Kと名の付いたモンスターは魔法使い族として扱う。よってパトラセブンは魔法使いとなる。」

 

パトラセブンは剣をしまい、ローブを羽織った。

 

「さらに召喚士への変換の墓地での効果発動!このカードが墓地に存在する時、フィールド上に存在するM&Kモンスターを選択しそのモンスターとこのカードをゲームから除外し、デッキからレベル5以上のM&Kモンスターを特殊召喚する。」

「お前が高レベルモンスターを出すとはな。」

「出てきなさい!M&K リョーチ!」

 

M&K リョウチがデッキから特殊召喚された。中華柄のローブを羽織っており、妖艶さを醸し出している。

 

「魔法使い族のリョーチの効果!1ターンに1度、デッキからレベル4以下のM&Kを特殊召喚できる!来なさい シェプスト!」

 

魔法使い族のシェプストが現れた。

 

「バトルよ!M&K リョーチでPK-O・リアスを攻撃!」

 

攻撃力2100のリョーチを前に守備力2000のO・リアスは破壊された。

 

「続いてシェプストでダイレクトアタック!」

「く…!」

 

キッドLP3000→2100

 

「私はカードを一枚セットしターンエンド!」

 

 

  □□■□□

 □      □ ツクナLP4000 手札3

  ○●●○○ □

 

□ ○○●○○

 ■      ■ キッドLP2100 手札2

  □□■□□

 

 

「俺のターン、ドロー!」

「あなたはこのターン中、両方のペンデュラムスケールは同じ数値。よってエクストラデッキのC・ルソンとH・ルーファスはペンデュラム召喚出来ない。」

「確かに…今の状況ならな。E・リーゴスのペンデュラム効果発動!手札にピースキーパー・フュージョンを加える!」

「ピースキーパー・フュージョン…まさか!」

「手札からピースキーパー・フュージョンを発動!自分のペンデュラムゾーンのカードで融合させる!A・ガリアとE・リーゴスで融合!現れ出てこい!PK-(ランクアップ)・ノウェ!」

 

PKの新たな融合モンスターが現れた。

 

「効果発動!このモンスターが特殊召喚に成功した時、エクストラデッキのPKエクシーズモンスターを1体選んで特殊召喚できる。この効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効となりこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。来い、PK-(クオリティー)・エナー。」

「…。」

「そして罠発動!PK SFX(スペシャルエフェクト)チェンジ!自分フィールド上に存在するエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターをすべて墓地へ送り、墓地へ送った種類以外のPK融合、シンクロ、エクシーズモンスターの中のいずれかを1体、エクストラデッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。PK-R・ノウェとQ・エナーを墓地に送りエクストラデッキよりシンクロモンスターPK-(シンクロ)・レオスを特殊召喚!S・レオスの効果発動!1ターンに1度、自分フィールド上のSモンスターをリリースすることでそのモンスターの守備力分自分のライフを回復する。S・レオスをリリースし、その守備力である2000回復!」

 

キッドLP2100→4100

 

「それだけ展開して回復が目的?」

「いいや、俺の手にはすでにエースモンスターが握られている。」

「まさか…!」

「墓地のPK-Q・エナー、R・ノウェ、S・レオス…エクシーズ、融合、シンクロモンスターを除外し手札よりピースキープ・ドラゴンを特殊召喚!」

 

ピースキラー・ドラゴン時の禍々しさは失われ、キッドを守るようにピースキープ・ドラゴンが現れた。

 

「それがピースキラー・ドラゴンの正体。」

「その通り。平和を守る我が化身 ピースキープ・ドラゴンだ!」

「しかしあなたのカードたちからは遊那のヌメロンコードの力は感じられない。帰った弱体化したんじゃない?」

「確かにヌメロニアイズが消えたことでこれ以上の進化は今の俺にはない。だが自分の持っている力で…背伸びをせず今俺が出来ることでネオンを見つける。手札から魔法カード PK-エクストラ・ゲートを発動!墓地のPKカードを任意の枚数選択し、エクストラデッキに表側で置く。その後自分は選択した枚数×500ポイントのダメージを受ける。俺が選ぶのはO・リアスとSFXチェンジ。よって1000ポイントダメージを受ける。」

 

キッドLP4100→3100

 

「ピースキープ・ドラゴンはエクストラデッキに表側となっているPKカード×1000となる。現在C・ルソン、H・ルーファス、A・ガリア、E・リーゴス、O・リアス、SFXチェンジ!」

「攻撃力…6000!」

「バトルだ!ピースキープ・ドラゴンでM&K リョーチを攻撃!ヘヴンバースト!」

 

ピースキープ・ドラゴンは口でエネルギーを溜め、攻撃をするのだった。




ピースキープ・ドラゴン
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻??/守??
このカードは通常召喚できない。フィールド・墓地に存在する融合、シンクロ、エクシーズモンスターをそれぞれ1体ずつ除外することで特殊召喚することが出来る。(2)の効果は自分のメインフェイズまたはバトルフェイズにのみ発動できる。
(1):このモンスターの攻撃力・守備力はエクストラデッキで表側となっているPKカード×1000となる。
(2):エクストラデッキに存在するPkカード三枚をコストゾーンに置くことで発動できる。このモンスターはこのターン、二回まで戦闘を行うことが出来る。
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