「カードを一枚セットしターンエンド…!」
□■■□□
□ □ アクトLP1850 手札2
○○●○○ ■
□ ○○●○○
□ □ キッドLP6000 手札0
□□■□□
「なんだ、もう終わりか。私のターン、ドロー!はぁ、相変わらず引きがいい。どうやらこのターンで終わりのようだ…。」
「なんだと?」
「私が引いたカードはこれだ。」
そういうと死者蘇生のカードを見せた。
死者蘇生
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「私のデッキにはモンスターカードは4枚しか入っていない。オッドアイズ・ドラゴン3枚ともう1枚だ。」
オッドアイズ・ドラゴン
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
「もう1枚…!」
「それを見せてやろう。イエロー eYeの第二の効果!自分フィールド上の魔法 罠をすべて破壊しフィールドに存在するモンスターを破壊する!消えろ、ピースキープ・ドラゴン!」
「くっ!」
ピースキープ・ドラゴンは粉砕された。
「オッドアイズ・ドラゴンに装備されたレッドeYeが破壊されたことでオッドアイズ・ドラゴンも破壊される。」
「どういうつもりだ?」
「墓地の永続魔法 eYe コンタクトの効果!墓地に存在するこのカードを除外して発動できる。墓地に存在するeYe装備魔法を二枚まで選択し手札に加える。俺はレッド eYeとイエロー eYeを加える。」
キッドはアクトの考えを読もうとしていた。「何をしようとしている…。俺の伏せカード 神の宣告は発動するタイミングをミスすれば命取りとなる…。」
神の宣告
カウンター罠(制限カード)
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
「慎重にいかなくては。」キッドはまだ発動すべきではないとアクトの出方をうかがった。
「手札からレッド eYeを発動。墓地のオッドアイズ・ドラゴンに装備し蘇生させる。」
オッドアイズ・ドラゴンは再び復活する。
「eYe装備魔法が装備されているモンスターは二枚までしかカードを装備できない。このようにすれば1枚空きは出来る。」
「それでわざわざイエロー eYeと天空の虹彩を破壊したということか。」
天空の虹彩
フィールド魔法
「天空の虹彩」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分のPゾーンの「魔術師」カード、「EM」カード、
「オッドアイズ」カードは相手の効果の対象にならない。
(2):このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「オッドアイズ」カード1枚を手札に加える。
「まぁ君のピースキープ・ドラゴンを破壊するという目的もあったがな。手札から装備魔法 グリーン eYeを発動!そして効果発動!フィールド上に存在するこのカードともう一枚の装備魔法を墓地へ送ることでデッキからeYe装備魔法を一枚手札に加える。」
「墓地に送るということは破壊ではない。レッド eYeは破壊された時に装備モンスターも破壊される。よってオッドアイズ・ドラゴンは破壊されないということか…!」
「その通り。私はオレンジ eYeを手札に加える。オレンジ eYeとブルー eYeを手札から発動!オッドアイズ・ドラゴンに装備する!」
「く…!」
「オレンジ eYeの効果!自分フィールドに存在するカードを1枚墓地へ送ることで相手フィールドに表側で存在するカードを1枚選択し破壊する。ブルー eYeを送り君の伏せカードを破壊だ!」
「何!?」
伏せていた神の宣告は破壊された。
「だからライフを回復していたのか…フフ、だが詰めが甘い。」
「だが俺のライフは6000!削りきれるかな?」
「手札から速攻魔法 eYe チェンジを発動。フィールドのeYe装備魔法1枚を墓地へ送りデッキから選択したカードとは異なるeYe装備魔法をオッドアイズ・ドラゴンに装備する。オレンジ eYeを送りインディゴ eYeを装備!」
「ここまでデッキをまわすとは…!」
「そしてイエロー eYeの効果を再び発動!自分フィールド上の魔法 罠をすべて破壊しフィールドに存在するモンスターを破壊!オッドアイズ・ドラゴンを破壊だ!」
「!?」
「ここで詰むはずだったからこんなソリティアみたいなことはするつもりはなかった。が、私は死者蘇生を引いたのでね…これも遊那様のお導きかな?」
「お前が異常に遊那を敬っていたのは知っている。なぜハイクラスにスカウトされただけでそこまで尊敬の念を持つ?」
「スカウト…?ハハハ!私は遊那様にずっとお仕えしている一族の末裔!お前たちのような浅い関係ではないのだ、私と遊那様は!」
「…。」
「魔法カード 死者蘇生!甦れ、オッドアイズ・ドラゴン!」
オッドアイズ・ドラゴンが墓地から再び蘇生された。
「そして装備魔法 パープル eYeをオッドアイズ・ドラゴンに装備!このカードがフィールド上に存在する限り自分フィールド上のモンスターの効果は無効となり攻撃宣言を行えない。」
「大きいデメリットか…。」
「そしてこのカードとこのカードが装備された自分のモンスターを墓地に送ることでデッキからオッドアイズと名の付いたレベル7のモンスターを1枚加えることが出来る。」
「オッドアイズを加えるだと!?」
「私が加えるのは最強のオッドアイズモンスター。オッドアイズ・ディ・アルコバレーノ!このモンスターは特殊召喚モンスター。簡単にはフィールドには現れない。しかし今条件はそろっている!墓地にeYe 装備魔法が7枚の時、このモンスターは特殊召喚出来る!現れろ オッドアイズ・ディ・アルコバレーノ!!」
アクトのフィールドに光が差し込む。やがてその光は大きくなっていき二色の眼を持つ大きな巨人となった。古代ギリシャの鎧を思わせるその恰好は戦う敵を震え上がらせるようなものであった。キッドは何もできないまま立っていることしかできなかった。
オッドアイズ・ディ・アルコバレーノ出現の数十分前、闇遊戯と遊那は全員が集まっていた移動要塞の一室にいた。
「みんなはどこにいった?」
「それぞれのイメージに転送されたわ。」
「何かするつもりか!」
「いいえ、
「卑劣な!ここでお前を倒し、プロン時空を救ってみせるぜ。」
「私はプロン時空から資源、人材、技術を奪うことがレクシブ時空のために最もよい手段という計算を導いている。邪魔はさせない。」
そういうと遊那の腕からディスクが現れる。それだけではなく背中から機械で出来た翼が現れ、空中に浮かんだ。
「お前はいったい…!」
「私はトリー・クオリファイによってアンドロイドとなったレクシブ時空の守護神。レクシブ時空のために武藤遊戯、お前を排除する。」
「「決闘!!」」
「先行は私がもらう。私は永続魔法 コムニオン・リリースを発動。これによりお互いのプレイヤーはドローしたカードをコストゾーンに送ることが出来る。」
「コストゾーン…
「到達していないんじゃない。みんな気が付いてないだけ。存在を認知すれば使用可能となる。」
「それはつまり俺でも使えるってわけだな。」
「やれるものなら。さらに永続魔法 コムニオン・セメタリーを発動。自分の手札・フィールドから墓地に送られるカードは墓地へは行かずすべてコストゾーンに置かれる。」
「コストゾーンにどんどんカードを送る気か。」
「しかしこの二枚の永続魔法は私の墓地にカードが置かれた瞬間破壊される。私はカードを1枚セットしターンエンド。」
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□ □ 闇遊戯LP4000 手札5 コスト0
○○○○○ □
□ ○○○○○
□ □ 遊那LP4000 手札2 コスト0
□■■■□
「俺のターン、ドロー!俺は手札から融合を発動!」
融合
通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「手札のバフォメットと幻獣王ガゼルを融合!」
バフォメット
効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1400/守1800
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
デッキから「幻獣王ガゼル」1体を手札に加える事ができる。
幻獣王ガゼル
通常モンスター
星4/地属性/獣族/攻1500/守1200
走るスピードが速すぎて、姿が幻のように見える獣。
「現れ出でよ!有翼幻獣キマイラ!」
有翼幻獣キマイラ
融合・効果モンスター
星6/風属性/獣族/攻2100/守1800
「幻獣王ガゼル」+「バフォメット」
このカードが破壊された時、
自分の墓地から「バフォメット」または「幻獣王ガゼル」1体を選択して特殊召喚できる。
「バトルだ、キマイラで遊那にダイレクトアタック!
キマイラの攻撃に反応して遊那はカードを発動する。
「シリョウ、貴方の永続罠による奇襲防御を現在最適と判断し発動します。永続罠 コムニオン・ガードを発動。このカードは発動後モンスターカードとして自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚される。」
「攻守ともにゼロだと?」
「守備表示。そしてこのカードは戦闘、効果で破壊されない。」
「何!?」
コムニオン・ガードの翼型の盾によってキマイラの攻撃は止められた。
「俺はカードを一枚セットしターンエンドだ。」
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□ □ 闇遊戯LP4000 手札2 コスト0
○○●○○ □
□ ○○◆○○
□ □ 遊那LP4000 手札2 コスト0
□■◆■□
「私のターン、ドロー。私はコムニオン・リリースの効果でドローしたモンスター コムニオン・ヤコブをコストゾーンに送る。そしてスタンバイフェイズ時、コムニオン・ガードの効果により自身はコストゾーンに送られる。メインフェイズに移行。コムニオン・バルトロを召喚。召喚時の効果を発動。デッキからコムニオンモンスターを1体コストゾーンに送る。私はコムニオン・アンデレをコストゾーンに送るわ。」
「これでコストゾーンに三枚…!」
「先ほどの永続罠カード コムニオン・ガードはベースカード。よってコムニオ召喚が可能となる。コムニオン・ガードをベースにコムニオン・ヤコブとコムニオン・アンデレのイエローラクリマ2個でリクリエイト!」
空中にコムニオン・ガードを中心にコムニオン・ヤコブ、コムニオン・アンデレが出現する。二枚のモンスターからクリスタルのような黄色いエネルギー体が現れ、カードの絵柄が消えたのち、その二枚は裏側になる。そして二つの黄色いエネルギー体はコムニオン・ガードに吸収されとてつもないエネルギーを溢れ出す。
「コムニオ召喚!!クラス3
遊那のフィールドにはBの文字を肉体に宿した魔術師が現れる。その姿はブラック・マジシャンを思わせる。
「これは…!」
「コムニオ召喚に使用したベースカードは手札に戻る。そしてブラック・マジシャン・コムニオの効果発動!手札のコムニオン・ガードを捨てデッキからレベル6以下の天使または魔法使い族を特殊召喚!現れろチューナーモンスター コムニオン・ユダ!」
「チューナーだと!?」
「コムニオン・ユダの効果。このカードが召喚、特殊召喚された時、自分のライフを1にしてカードを6枚ドローし、その後二枚カードをコストゾーンに送る。」
「カードを6枚ドロー!?」
遊那LP4000→1
「しかもライフを1にしてまで…!」
「そして手札から罠カード コムニオン・バーストとモンスターカード コムニオン・ペテロをコストゾーンに送る。」
「…。」
「トレード、貴方のシンクロ召喚の力を借ります。レベル4のコムニオン・バルトロにレベル6のコムニオン・ユダをチューニング!巨大なる神の化身よ、我に守護の導きを!シンクロ召喚 レベル10 コムニオン・モニュメント!」
オベリスクを思わせる塔のようなモニュメントが守備表示でシンクロ召喚された。攻守はともにゼロである。
「コムニオン・モニュメントの戦闘によってバトルダメージは発生せずこのモンスターは戦闘、効果破壊されない。そして相手はこのモンスター以外のモンスターを攻撃対象に出来ない。」
「なんだと!?」
「そしてこのモンスターがフィールドに存在する限りお互いに効果ダメージを受けなくなる。またこのモンスターは効果の対象とならない。」
「どうやって崩せば…!」
「バトル!ブラック・マジシャン・コムニオで有翼幻獣キマイラを攻撃!ブラック・コムニオ・マジック!」
闇遊戯LP4000→3600
攻撃力2500のブラック・マジシャン・コムニオにキマイラは撃破される。だが闇遊戯も負けじとキマイラの効果を発動させた。
「キマイラが破壊されたことで墓地からバフォメットを特殊召喚する!」
「カードを一枚セットしターンエンド。」
□□■□□
□ □ 闇遊戯LP4000 手札2 コスト0
○○●○○ □
□ ○●●○○
□ □ 遊那LP1 手札4 コスト5
□■■■□
コムニオン・モニュメント
シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻 0/守 0
コムニオン・ユダ+チューナー以外の「コムニオン」モンスター1体以上
(1):このモンスターは戦闘・効果で破壊されない。
(2):このカードがフィールドに存在する限り、このカード以外のモンスターを攻撃対象に選択出来ない。
(3):このモンスターの戦闘によって起こるダメージは0となる。
(4):このカードがフィールドに存在する限り、効果によるダメージはお互いに受けない。