横島の道   作:赤紗

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プロローグ②

 魔神大戦終結 一週間後 ~人間界~

 

今日は美神美智恵が過去へ帰還する日だ。横島は事務所の屋根裏部屋で土偶羅と話していた。

 

「なあ土偶羅(ドグラ)、やっぱり方法無いのかな…」

 

「霊破片が足りないからな。他から霊破片を持って来ても、それは別人になるだけだ」

 

無表情で語る横島を頭だけの土偶羅は静かに見ていた

 

「俺の中にはルシオラの霊体が山ほどあるのに……」

 

「お前は人間だからな… そうなんどもちぎったりくっつけたりは出来んのだ」

 

悔しそうに拳を握り締める横島を土偶羅は見ているしか出来ない

 

 

「そっか… いろいろありがとうな」

 

土偶羅はアシュタロスを討った横島やボディを破壊したルシオラを怨んいない

 

ルシオラ達姉妹は、生まれてから面倒をみてきており絶対本人達には言わないが娘のようにも思っている面もあるのだ。

 

そして横島に対しては、本人も不思議だが“ポチ”時代から気を許しており、別荘で潜伏していたさいに酒を飲みながら愚痴までこぼしている。

 

主であるアシュタロス様の真の望みが叶ったことは嬉しいことだが、この結末に対し素直に喜べない自分もいた。

 

 

 

 

 

 

「ごめんねー 令子!」

 

建物の影からひよっこり現れるこの時代の美智恵

 

平和な時間を生きたせいか、すっかり幸せそうな笑顔で、そのお腹には、新しい命が宿っていた。

令子は母親が生きている怒りと喜びでいっぱいだった。

そんな親子に注目が集まっていたため、誰も気がつかなかった

…横島の絶望した表情に

 

 

その日の深夜横島は東京タワーに来ていた。

 

彼の頭の中はグチャグチャで、何も考えたくなかったがふと、此処にきていたのだ。

 

太極文珠 気配 遮断 を使用し人々の目から隠れながら移動して

 

横島は人類の敵として有名になり以降、自分を見る人々の目が、殺気や嫌悪を持たれており、おちおち出歩けない状況なのだ

一応Gメンのスパイとして潜入していたと訂正されたが、未だに人類の裏切り者として見ている人は多い……

 

 

 

今日美智恵が姿を現した時の光景が頭を離れられない。

過去から来たということは、世界消滅の危機が迫っていることも知っていたはずで

…犠牲が出るということも

たとえ世界が救われると知っているとはいえ、そんななかで自分は、自分の夫とイチャついていた訳だ。

そして大戦の公式記録からはルシオラと横島の名前は削除された

未成年見習いのGSは記録されない。

魔族の少女は存在じたい無かったことにされた。

全て隠蔽された、恐らくは過去に戻っていった美神美智恵によって

娘の命を狙った魔神から娘を守る為に、世界を危機に陥れたなんて、事実は隠蔽しておかないと我が身どころか娘の身も危ないからだろう

 

 

 

「恋人を犠牲にするのか!? 寝覚めが悪いぞ!」

 

「今おまえを倒すには、これしかねえ……。どうせ後悔するなら、てめえがくばたってからだ、アシュタロス!!!」

 

 

 

…あの時の 決意 決断 後悔 すべてを侮辱された気分だった。

 

 

 

 




なかなか思うように書けない、文才ないですね

次回あたりから登場キャラ増えていきます。
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