デスゲームだが食堂を始めてみた。   作:夜空 太陽

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ヒースクリフが来ないかなと言っている人がいたのでヒースクリフバージョンを書きました。
八巻でヒースクリフはラーメンが好きみたいなことを言っていたので書きました。


menu3 ラーメン

 

うちの店では酒の閉めとしてラーメンを出す。

 

ラーメンの麺ってのは色々な種類がある。

 

普通に 小麦粉(強力粉)・塩・水・かん水・打ち粉で作る麺。

 

後はつなぎに+卵を使う卵麺。

 

有名なインスタント麺の塩ラーメンでは麺には山芋をつなぎに使って白さを際立ててるというのだ。

 

うちでは最初の麺を使っている。

 

結構作るのになかなか力がいるものだ。

 

おっと、客が来たようだ。

 

 

 

 

「いらっしゃい」

 

ランチタイムが終わった頃赤い服を着た初老の男性サンタクr...失礼ヒースクリフさんが入ってきた

 

「やあ、バール君」

 

「どうもサンt...ヒースクリフさん」

 

「バール君。君今私を誰と間違えた?」

 

「某聖人とだけ言っておきましょう」

 

「大体見当がついたよ」

 

「何の注文で?」

 

「今日は君に二つ話があるんだ」

 

「何でしょう」

 

俺はランチタイムの皿洗いをしながら応対している。

 

「一つは君に我が血盟騎士団に入って貰いたんだ」

 

「ははは、食堂兼飲み屋の店主の俺が何のお役にたてるんでしょうか」

 

「知ってるよ。君がかつてトッププレイヤーだったことを」

 

「ははは、昔の事です今は精々中層上位くらいですよ」

 

「君の強さはレベルでは計れないだろう。『神狼』とまで呼ばれた君の力を「これ以上続けるんでしたらお引き取り願いますよ」分かったよ」

 

さすがに失礼だったかとヒースクリフさんは呟いた。

 

「ならば客として居させてもらうか」

 

「それならいいですよ何にしましょうか?」

 

「さっきから気になっていたのだがラーメンは本当にあるのかね?」

 

「ありますよ。あいにくいまのところ麺は醤油用しかありませんがね」

 

「ラーメンを貰おう!」

 

顔に似合わずハッキリとした声で言った。

 

「あいよ」

 

レモン水に似た飲み物を入れた水差しとグラスを置いて裏の厨房に行く。

 

 

 

 

 

 

麺を沸騰させた湯に入れるとスープの原液をストレージから出す。

 

丼に醤油とラードを入れて温めたスープを入れる。

 

麺を湯から出して湯切りをする。

 

カウンターに居るヒースクリフが上手いものだなと言っているのが聞こえてきた。

 

湯切りをした麺をスープの中に入れ特製の叉焼とメンマ、ナルト、半熟卵二つ、海苔を乗せる。

 

 

 

 

 

「どうぞ」

 

俺はヒースクリフさんの前に醤油ラーメンを置いた。

 

「おおお!これこそがラーメンだよ!あの忌まわしいアルケード蕎麦とは違う!」

 

このテンションなんだろう凄い血盟騎士団の人に見せたい。

 

 

 

 

「美味しかったよバール君」

 

「そうですか、ミソや塩も研究中なので楽しみにしてくださいね」

 

「おお!」

 

「そう言えばもう一つのお話なんですか?」

 

「ああ、そうだったね。血盟騎士団のイベントに出店を出店してほしいんだ」

 

「ほう、面白いですがお断りさせていただきます」

 

「なぜだか聞いてもいいかい?」

 

「はい、ぶっちゃけると俺は商売目的で料理をしている訳じゃないんですよ」

 

「じゃあ何故料理をしているんだい?」

 

「人を笑顔にできる料理を作りたいんですよ」

 

「人を笑顔にする料理?それならば出店でも作れるのでは?」

 

「出店みたいな派手なのじゃなくて街角で偶然寄った店でホッとして笑顔になれるような飯を作りたいんですよ」

 

「そうか、じゃあ頼むのは失礼だね」

 

「そうしてくれると助かります」

「あ、それとは別にたまにラーメンを食べに来るからこれからよろしく頼むよ」

 

「はい、それならばお待ちしてますよ」

 

「じゃあ会計頼むよ」

 

「はい、500コルです」

 

ヒースクリフさんは500コルをカウンターに置いて暖簾を潜った。

 

 

 

 

余談だが週三位で来るようになったのは愛嬌だ。

 

 

 

 

 

 

色々な人が来て色々な物語が生まれる。

 

人はここを仮想食堂って呼ぶよ。

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