暴物語   作:戦争中毒

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暴物語 本編
プロローグ


『インフィニットストラトス』

 

宇宙進出を目的に天災 篠ノ之 束によって開発されたパワードスーツ。

空中を自由に飛翔し何もない所から道具をとりだし操縦士の身を守る見えない盾。

これだけ聞けばさぞ宇宙進出に活躍してるように思われるだろう。

だが実際は違う。

『白騎士事件』と呼ばれている事件でISは軍事兵器として世界から認識された。

単独で飛行し武器弾薬を隠し持ちあらゆる攻撃から操縦士を守るシールド。

どうだろう、性能の言い方を変えただけでどう考えても宇宙進出に使われてるようには聞こえなくなってしまった。

まぁとにかくそれまでの兵器ではISには対抗できないとなった。

しかしISは『女性にしか使えない』『ISのコアは篠ノ之 束にしか作れない』という問題点があった。

なにやってるんだよ束さん。

これにより世界は女性を優遇する世の中に、 篠ノ之 束がコアの製造を止めたためISは一応世界競技となった。

一応と言ったのはこれが表向きだからである。

各国で軍事兵器として研究と開発が行われていると噂され事実ニュースで報道されたりする。

結論、男には住みにくく各国は抑止力という名の最強兵器の開発にいそしんでます。

 

 

 

 

 

 

『怪異』

 

いわいる幽霊や妖怪、化物の総称である。

そこに存在するがそこにはいない。

何処にでもいるけれど何処にもいない。

生物とは違い世界と繋がってる。

世界の舞台裏。人間という表の裏。

生きていくうえで見る必要も目を背ける必要もない闇。

科学だけでは光をあてることが出来ない。

幽霊や妖怪に出遭ってしまう人間が後を絶たないように、照らせぬ闇が無くとも闇が無くなることはない。

 

 

 さて、長々と喋っていても物語は始まらない。そろそろ俺達、織斑一夏と忍野仁が繰り広げるISと怪異が、科学とオカルトが交錯する物語を始めようか。

 

 

 

 

 

 

 

001

 

 

 

 

ここはIS学園の教室。

入学式が終わりホームルームが始まろうかとしていた。

 

「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめますよー」

 

黒板の前で副担任の山田真耶先生が若干涙目の笑みをうかべて立ってた。小柄な体にずり落ちそうな眼鏡と大 きめのサイズの服を着たこの女性は本当に 自分よりも年上なのかと思う。同年代だと 言われても信じてしまいそうな容姿だった。

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

「・・・・・・」

 

誰からも反応がない。

 

「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします。えっと出席番号順でまずは、・・・

 

自己紹介がはじまったがみんなろくに聞かずに教室のある一点を見ていた

 

 

 

「(これは・・・・想像以上にキツい・・・)」

「(・・・落ち着かねー)」

 

二人の男子生徒がこれ以上ないくらい緊張していた。

それもそのはずクラスが二人を除いて全員女子なうえに何故か席が最前列の中央のためどうなるかと言えば

 

「「「ーーーーーーーーーーーー」」」

 

視線の集中砲火である

皆さん先生の事も気にかけてください。みんな無反応だから涙目ですよ。あ、今鼻すすってた。

 

 

 

さて二人の男子生徒は

 

「・・・忍野、視線がツラいがどうにかならない?」ヒソヒソ

「・・・無理だろうな、てか俺じゃなく忍と話せよ、俺は現実逃避で忙しいんだ」ヒソヒソ

「忍は寝てるよ、それより現実逃避するな! ちゃんと現実を見「もう無理、寝る」ごめん謝るから寝ないでください本当マジで止めて俺を一人にしないで」ヒソヒソ

 

目の前なのに気づいていなかった。

 

「・・・・・ックスン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一夏サイド~

 

なんとか忍野が寝るのを止めた!

この状況で仲間が全員寝たら胃に穴が開きそうだ。まったく、忍は仕方がないにしても忍野は勘弁してくれよ。

 

だけど問題ない!忍野は起こしたから!!同性がいるから心細くない!と思ってちらりと隣に目をやると

 

「・・・zzz」

「(裏切り者オオオーーーー!!!)」

 

寝ていました。

マジで俺一人?忍野でも忍でもいいから起きてくれ!

と心の中で叫びながら窓の方を向くと視界に幼なじみの篠ノ乃箒が映った。映ったが・・・

何かすっげー睨んでるんだけど嫌われるような事したっけ?

 

「・・・くん。織斑一夏くんっ」

「は、はいっ!?」

 

先生に呼ばれたので返事をしたが突然だったのでおもわず声が裏返ってしまった。

いつの間にか自己紹介の順番がまわってきたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

~忍野サイド~

 

「・・・くん。織斑一夏くんっ」

「は、はい!?」

 

何やら一夏を呼ぶ声と笑いを誘う返事で目が覚めた。普通ならからかってやるんだが今は視線がつらいから無理だな。

 

ん~、このまま二度寝をしよう。

頑張れ一夏!君ならできる!俺の代わりに視線にさらされてくれ!

 

 

 

 

 

 

 

「「「「キャーーーーー!!!!」」」」

 

何の前触れもなく突如耳が爆撃された。

うるさいうるさいうるさい!

耳が痛い!マジ痛い!君たち何でそんなに元気いいの!?

 

「千冬様!? 本物の千冬様なの!」「夢? 夢じゃないよね!? もし、夢ならこのまま永眠してもいい!!」「ああ、千冬様!私もぶってください!」 「願わくばその御御足でふんずけてくださ い!」 「私を調教してぇー!!」

 

なんだか変態が混じってない?!大丈夫なのこの子達?!

 

「毎年毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるな。それとも私のクラスに集中させているのか?」

 

あれ?どっかで聞いたような声がぁ?

 

「きゃーっ!厳しく調教して下さい!でも たまには優しくして下さい!」「千冬様の調教ならウェルカムで すーっ!!」

 

ダメだ。変態のせいで考えがまとまらない。

この教室変態が何割なのか。

ん?千冬? 千冬って確か・・・

 

 

 

 

 

~一夏サイド~

 

「きゃーっ!厳しく調教して下さい!でも たまには優しくして下さい!」「千冬様の調教ならウェルカムで すーっ!!」

 

ヤバい、心折れそう。変態じみた思考の持ち主が多すぎる。

 

「まったく、いつまで立ってるつもりだ? 早く着席しろ」

 

パァン! また叩かれた。今度は軽目だが 痛いもんは痛い。

なんだか自己紹介をカットされたような気がしたし。もしかして俺叩かれ損?

でもなんで俺の実姉がここに?

 

「私が今年諸君の担任となる織斑千冬だ。 私の仕事は貴様等全員にこの半年でISのことを理解してもらい、使い物になるよう にすることだ。 判ったか!?判ったのなら返事をしろ、判らなくとも返事をしろ、はいとYES以外は受け付けない!」

 

どこの暴君だよ!? 忍でももう少しまともな言い方・・・しないな。どっちも似たようなもんだ。

 

「「「「キャーーーーー!!!!」」」」

 

みんなどれだけ声だしてるの?!窓が震えるよ?!忍野もよく寝ていられるな~。

あ、千冬姉が忍野の前に立った。

 

「ところでいつまで狸寝入りをしている?そこの男子生徒!」

 

パァン!

 

忍野も叩かれてる。て言うか狸寝入り?!

起きてたのかよ?!酷いだろ!

お、起き上がった。

 

「痛ってぇなぁ!このいきおくれ!」

 

バカ!何を言・・

 

「殺されたいか!!!」

 

ゴスン!!!

 

ゴスンって!?  

あー今度は出席簿じゃなく拳骨だよ。それになんか煙出てない?気のせいだろうか忍野の頭へこんでない?

まぁ死なないだろからいいけど。

 

 

皆さんはじめまして。

織斑一夏、高校生、元吸血鬼の人間です。

 

 

 

 

 

~忍野サイド~

 

冗談抜きで頭割れる!!少しは手加減してくれよ!普通なら頭蓋骨陥没だぞ!

 

「さっさと自己紹介をしろ」

 

どこの暴君だよこのいき「ナニヲカンガエテル」心を読むな。

 

さて、俺も挨拶しないとな。

 

「えーっと忍野仁 趣味は読書 なんかIS動かしちゃいました 以上」

 

どぉもーはじめまして

忍野仁、専門家、半妖でーす。




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