暴物語   作:戦争中毒

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日常 其ノ壱

本編とあまり関係のない、割とどうでもいい話。

 

 

 

『千冬クッキング』

 

 

「ん~」

 

現在、千冬は困っていた。

場所は寮監室、手に持っているのは“冷凍肉”

旅行に行ってきた先生から貰ったお土産なのだが調理をしないと食べらんないのだ。

これをつまみに一杯やろうと思っていたのだが箱を開けたら塊で、電子レンジで加熱しただけでは食べらんないのは明らか。

 

「・・・料理するか」

 

そんなことを言ってキッチンにたつ千冬。

 

“解凍”

 

まずは解凍だな。 めんどうだな、熱湯の中にいれるか? それとも直火で溶かすか? 

 

“下拵え”

 

とりあえず溶けたな。えーっと?『食べやすい大きさに切ってください』 ・・・ぶつ切りでいいのか?

 

よし切り終わった。それにしてもまな板が割れてしまった、新しいのを買わないといけないな。

 

次は、『お好みのスパイスで味付けをしてください』?  スパイスってなんだ? 塩コショウと違うのか? クローブ?シナモン? いったいどれがスパイスなのだ?

 

“加熱”

 

アニスと言うスパイスを味付けに使ってみた。 えーっと、『フライパンに少量の油をひいて中火でじっくりと焼いてください』 ・・・少量ってどのくらいだ? このくらいか? ドボドボ  中火でじっくり? 強火ですばやくでいいだろう。

 

“完成”

 

「・・・・・・」

 

千冬の目の前には真っ黒の塊できあがった。食べれそうなところがまったくない。とりあえず中心は食べれないか? と切ってみたが完全に真っ黒だ。肉汁らしきものまで真っ黒だ。

 

 

「・・・つまみ買ってこよ」

 

謎の物体をゴミ箱に捨て、千冬は購買につまみを買いに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まよいフラグ』

 

 

やっと簪の専用機の組み立てが終わった忍野たち。今はみんなで後片付けをしているが、真宵が部屋の隅で何かやっている。

 

「ね~、まよちゃ~ん。何してるの~?」

「ジャジャーン、まよいフラグじゃよ!」

 

真宵が何をしてるのか気になった本音。

見せてくれたのは、ヘルメットにバネ仕掛けの旗がついてる変な物だ。手元にはスイッチがあるし。

 

「それISに必要なのか?」

「単なる暇つぶしじゃよ?」

「暇つぶしかよ!」

「片付け、しよ?」

 

忍野と簪のツッコミをスルーして、真宵はヘルメットをかぶり説明を始めた。

 

「私の好感度が上がると立つんじゃよ」

 

キコン! 手元のスイッチを押すと旗の支柱が立った。ご丁寧に効果音まである。

あ、また倒れた。

 

「忍野さん? 私の好感度上げなくていいのかにゃ?」

「くだらないこと言ってないで片付け手伝え」

「ちぇー」

 

そう言って片付けを始める真宵だが、

 

キコン! キコン! キコン!

 

ずっとスイッチを押してるようで旗が立って倒れてを繰り返してる。さすがにうるさいので、むこうを向いてた忍野は振り返ってツッコんだ。

 

「静かに片付けれないのか!?」

 

だがタイミング悪く、

 

キコバキッ

 

「「「え?」」」

 

動かした拍子に支柱が折れた旗がバネの力で飛んでいき、

 

ガン!!

 

「ッアーー!?」

 

忍野の額に命中した。

 

「だ、大丈夫!?」

「大丈夫かにゃ忍野さん!?」

「まよいフラグが吹っ飛んだね~」

「本音さん!? その表現はやめて!」

 

 

その後、真宵は忍野に追い回されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『部活は?』

 

 

とある日の放課後

 

「一夏、部活はどこなの?」

 

鈴は一夏にそんなことを聞いた。

ちなみに、差し入れで好感度アップとか誰もいない部室で18禁展開とかを考える。

まさに捕らぬ狸の皮算用である。

 

「入ってないぞ?」

「男である俺たちが、女子校のIS学園でいったいどの部活に入るんだい?」

「そ、それならあたしと一緒に、新しい部活作る? あと忍野もついでに」

 

頬を少し染めながら一夏に提案する鈴。だが忍野に対しては真顔である。

 

「部活は五人いるだろ? 忍野を入れても三人しかいないじゃん」

「そもそも男に部費や部室をやるなって文句を言う奴がいるだろうから何もできないだろうな。それともう少しオブラートに包め、ついですぎるだろ」

「一夏しか友達がいなそうなあんたを人数合わせの為だけに入れてあげるわ」

「誰が心を抉れと言った?」

「あんたに心なんて無いでしょ」

「・・・まな板」

「あぁん?」

 

いつもどうり、喧嘩腰で話すふたりと一夏。そんな調子で部活の話が続いたが、忍野がふと思い出した。

 

「そういえば千冬も何かの顧問やってるよな?」

「文化部の顧問やってるぞ」

「千冬さん、何の顧問やってるの?」

 

「茶道部」

 

「「アハハハハァ!!」」

 

一夏の口から語られたまさかの答えに大笑いする鈴と忍野。

 

「千冬が茶道部? ありえねーってw」

「千冬さんなら剣道とかでしょw」

「それで『稽古してやる、全員でかかってこい』とか言ってw」

「そうそう、それも本気で返り討ちにするのよw」

「そもそも、千冬が茶をたてれるのかw? あの家事能力ゼロがw」

「『茶なんてどれも同じだろ』っとか言ってそうw」

 

 

「ずいぶんと楽しそうな話をしているな」

 

「「え?」」

 

鈴と忍野が振り向くと、そこには笑顔だが目が笑ってない千冬がいた。

 

「お前たちが私をどう思ってるのかよくわかった。どうだ、今から仮入部するか?」

「「え、遠慮します」」

「そう言うな。特別に部活体験をさせてやろう・・・私の指導とともにな」

 

「「い、嫌だー!!」」

 

千冬に引きずられ連れていかれる鈴と忍野。

 

「鈴はともかく、なんで忍野は千冬姉に気づかないんだ?」

『絶対、ワザとじゃの』

 

 

ギャーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゲーム対決』

 

 

寮の部屋で一夏が勉強をしていた時、

 

「お前様、ゲームで勝負じゃ」

 

影から出てくるや否や何の脈絡もなくゲーム対決をする忍。

忍野は不在である。

 

「いいけど何のソフトで対決するんだ?」

「コレじゃ」

 

忍が取り出したゲームソフトは、

 

「『人生ゲーム IS学園編』 ?」

 

それはつい先日発売されたものでどう見ても対決向きのゲームじゃなかった。と言うより忍がせがんだので買ったがまだ一度もプレイしてなかった。

 

「それでは、開始じゃ」

 

 

 

 

“入学”

 

IS学園に無事入学 +5000 ・・・忍

入学失敗、裏口入学 -10000 ・・・一夏

 

 

 

“授業”

 

しっかりと予習してたので完璧 +500 ・・・忍

授業がわからず補習決定 -1000 ・・・一夏

 

 

 

“訓練”

 

ISの操縦を褒められた +500 ・・・忍

着地に失敗、地面に大穴を空けた 1回休み ・・・一夏

 

 

“トーナメント戦”

 

1で入賞 +1000 2~6はなし

忍/1 一夏/4

 

 

“訓練2”

 

訓練機を壊して修理代を払う -10000 ・・・忍

ISの操縦を褒められた +500 ・・・一夏

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

 

“卒業式”

 

なぜかブリュンヒルデと対決 全額失う ・・・忍

普通に卒業 +10000 ・・・一夏

 

 

 

“結果発表”

 

順列一位・忍 二位・一夏

総額一位・忍(0) 二位・一夏(-20500) 

 

 

 

「「何このクソゲー」」

 

もっともな意見である。

 

「いきなり裏口人学かよ」

「なぜ訓練機の修理代を生徒が払うのじゃ?」

「なんで学生なのにマイナスが発生するんだよ」

「最後に全額奪うとかありなのか? しかもこれ、一位でゴールしたら絶対にお金を失うではないか」

 

その後しばらくゲームの酷評は続けられた。

後日、このゲームソフトを古本屋に売った一夏と忍であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『忍野ミサイル』

 

 

潜水艦“水鏡”の艦内

 

「もう、無理・・・疲れた」

 

GN鉱石を創り、疲れきった忍野。

呼吸は落ち着いたが立ち上がる元気もなく床にうつ伏せでぶっ倒れてる。

 

「それじゃあ港まで束さんが送ってあげよう!」

 

忍野の足を掴みながら束が港への送りを名乗り出た。

なぜ足を?

 

「くーちゃん、飛行爆雷をIS弾頭で用意してね」

「分かりました束さま」

 

束の指示を受けたクロエはお辞儀をしてサッサと部屋から出てってしまった。

 

「ちょっと待てかなり不穏なセリフが聞こえたぞ!?」

「心配せずに束さんに任せなさい!」

 

ツッコミは入れれるが、ろくに動けない忍野を引きずってどこかに向かう束。

顔が引きずられるよー。

 

そして到着したのは“弾薬庫”と書かれた札の付いた部屋だ。

部屋に入った忍野の目の前にあるのは巨大なドラム缶みたいな物体だ。高さ4メートルくらいの円筒形で下にはロケットノズルがある。そして忍野を不安にさせたのはその物体に“人間が入れる程”の扉が付いてることだ。

IS弾頭って・・・。

 

「まさか、送るって、これでか?」

「そーだよー?」

 

すぐに束は弾頭の中に、乱暴に忍野を放り込んだ。

 

「それじゃあまたねー! あ、そうそう。これ、IS展開してないと死んじゃうかもしれないから気をつけてね?」

 

そう言うと忍野の返事を聞きもせず、扉を閉めてロックした。

 

「くーちゃん、発射していいよ!」

『了解しました。IS弾頭、発射』

 

束が通信機で指示をだすと部屋のスピーカーから無慈悲なクロエの声が聞こえた。

 

 

 

忍野の入ったIS弾頭は発射管に装填されて、水鏡から発射された。

 

 

 

なんとか無事に港ついた忍野は、どんなに疲れてても次からは自力で艦から降りようと、そう誓ったのだった。

 




次で水鏡の設定
その後、新章に入りたいと思います。

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