ラブライブ! 〜小さなシグナル〜   作:庵道奈津

11 / 12
どうも!

いやー、らぶきゅーでんいい曲ですね!凛ちゃんのセリフの「きてっ!」を聞くたびにいつも萌え死にそうになってます笑

それでは、どうぞ!


吹き始めた風:2

「みんな、今日も頑張っとるみたいやね。」

 

 東條さんが3人に声をかけると3人はこっちの方を向いた。

 

「あ!希先輩!おはようございます!」

 

「おはようございます!」

 

「おはようございます。」

 

 まず最初に元気よく挨拶を返してきたのが茶髪の髪を右側に括った、所謂サイドポニーという髪型をした女の子だった。

 

 それに続いて笑顔で返事をしたのが灰色がかかった髪をなんといったら良いか、まあとにかく普通ではない奇抜な髪型した女の子と、黒髪のロングの一目見てわかるくらい、まさに大和撫子のような見た目の女の子だった。

 

 

 

「「「………」」」

 

 

 ん、なんだろう、確かに3人は挨拶を返しているのだが、目は全く違う方を見ている。

 3人の視線は東條さんの方というより、東條さんから少し外れて………、というか、ちょっと隣………、っていうか俺のほうだ。

 

 

 ……まあそりゃそうだよな!こんな朝っぱらからこんなとこに巫女さんと一緒に得体の知れない男がいたらそりゃ気になって仕方ないよな。

 

「えっと、希先輩、その人は……?」

 

 黒髪ロングの子は恐る恐ると聞いてくる。

 

 東條さんは肘で俺の脇腹あたりをグイグイと押してきた。

 

 自己紹介しろということなのだろうか。

 

 勘弁してくれよ…。

 

 

「ああ、ごめんな。俺は佐藤亮。上野にある桜泉高校ってところの2年生だ。東條さんとは…...、まあ、友達なんだ。」

 

 

 

 俺は少し微笑みつつ言う。

 普通の自己紹介ができた気がする。

 声もうわずることもなく、噛んでもいない、第一印象は悪くないはずだ。

 

「亮くんはな〜、廃校のことで相談にのってくれたり、色々手伝ってくれるんよー。」

 

 東條さんが、補足をしてくれる。まあ手伝いらしい手伝いはまだなに一つしてはいないのだが、この状況では嬉しい手助けだ。

 

 すると、サイドポニーの子が元気に返してくれた。

 

「そっか!私は音ノ木坂高校の2年の高坂穂乃果だよ!よろしくね、亮くん!」

 

 うん、いい笑顔だ。それにしてもまたいきなり名前呼びか、最近の女子はこんなもんなのか?

 

「同じく2年の南ことりです。よろしくね!亮くん。」

 

 次に奇抜な髪の子が俺に自己紹介をしてくれる。

 この子はなんだかホント「女の子」って言う感じの声をしてるなー。頭に響く感覚だ。

 

 

 

「…………」

 

 だが、もう一人の黒髪ロングの子は少し俯くようにして俺から目を逸らしていた。

 どうしたんだ?

 

「もう!海未ちゃん!恥ずかしがってないでちゃんと自己紹介しなよ!」

 

 すると高坂はロングヘアーの子の肩を揺さぶりながら言う。

 

「わ、わかりました!わかりましたからやめて下さい!」

 

『うみ』と呼ばれたロングヘアーの子は、今度はしっかりとした姿勢でこちらを向き、覚悟を決めたような目で俺を見つめる。

 

「2年生の、そ、園田海未です…。よ、よろしくお願いします…!」

 

 そう言って彼女は深々と礼をしてきた。

 

 おいおい…、大丈夫かよこれ、礼をする時なんか下唇噛み締めてたぞ…。

 そんなに俺に自己紹介が嫌だったのか…。俺…、なんかしたかな…。

 

「よ、よーし、高坂に南に園田だな!よ、よろしく!」

 

 場の空気を変えるために俺は無理やり声の調子をあげる。

 

 高坂は笑顔で頷いてくれて、園田もなんとか少し笑顔を見せてくれたのだが、南だけは何故かある点をチラチラ見ながらとても困ったような顔をしていた。

 

 なんだ、今度はなんなんだ。

 

 いまだチラチラと見ている南の視線を追ってみる。見ているのは完全に俺の方ではあるのだが、視線の高さが明らかに下の方だ。俺の、足、か?

 

 いや、そこまで下じゃないな、もうちょっと上だ、とすると、そこは俺のアレの位置な訳だが…。

 

 

 ん?

 

 

 ああ、そっかわかったよ。

 

 

 開いてたんだね…。

 

 

 俺の、『窓』が…。

 

 

 俺は全てを悟ったように、爽やかな顔を南に向ける…。

 

 すると南は困った顔のまま、親指をぐっと立てて返してくれた。

 

 

 

 はあ…。

 

 

 うわああああああ、やっちまったああああ!!!

 

 

「ちょおおおっと、しつれえぇええい!!」

 

 

 俺は叫びながらその場から駆け出した…。

 

 

 

 

 〜〜〜〜

 

 

 

「どうしたん、亮くん?なんかあったん?」

 

「い、いえ、なにもありませんよ?ちょっと気分が高まって走りだしちゃっただけですヨ。ハハハハ。」

 

 どうやら南以外には気づかれていなかったようだ。

 しかし、初対面の女の子にこんな醜態を晒してしまうとは、もうこれから南とどう話せばいいか俺はわからない…。

 

 

「もう、びっくりしちゃったよ。急にどっか行っちゃうんやもん。」

 

「す、すいません…。そ、それで!俺に高坂達を紹介して何かあるんですか?」

 

 うぅ…、もう喋る度に胃が痛い…。だけどもう気にせず突っ走るしかない。

 

「じゃあ亮くんに問題や、廃校を止めるには入学希望者を増やさなアカンのやけど、どうすれば入学希望者は増えると思う?」

 

「……入学希望者を増やすためにか……。」

 

 入学希望者、つまり入学したい人達ってことだよな、なら…、

 

「学校をアピールするってことですか?」

 

「まあ、正解やな、じゃあ、さらに問題、『学校をアピール』とこの3人、どう関係があると思う?」

 

 え、どうって………、どうなんだよ。

 

 この3人、結構、可愛いな、いやすごい、美少女だ。それこそ、ここにいる東條さんと並ぶほどの。

 

 

 美少女3人組が学校のために頑張る………、はっ!まさか…!

 

「え…、まさか、ふ「亮くん?真面目に考えてね?」

 

 東條さんに言葉を遮られる、他の3人はポカンとした顔をしていた。てか東條さん俺がなにを言おうとしたのかわかったのかよ!

 

 え?なんて言おうとしたかって?それは、ちょっと言えないけどさ。

 

 うーん、もっかい考えるか…、こんな美少女達があつまって、か……。

 

「もしかしてアイ…ど……」

 

 俺はいいながら気づいてしまった。高校生達がやるアイドル……、つまり……。

 

 

「……スクール………、アイドル………。」

 

 それは、つい先日聞いたばかりの言葉だった。

 

 




映画まであと3週間が切りましたね!

早く見たい、でも終わって欲しくない。そう思っているのは僕だけではないと思いますT^T

それでは、次回もよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。