最近ホント忙しくて全然更新できませんでした(>人<;)
これからどうにか頑張っていくのでよろしくお願いします!
「お、佐藤、今日は重役出勤なんだな。」
「うるせーよ、ったく。」
あの後俺は最早開き直り星空と小泉がライブを観れるように人混みを掻き分け道をつくってやったりと色々奮闘していた。
途中、アライズのファンらしきアメフト選手のような体格の集団が前から来た時はさすがの俺も焦ったなぁ。
結局、俺が学校に着いたのは1限が終わった頃だった。
「誰かいい女の子でもいたの?」
別に間違いじゃないのだが、こいつにそれを言うとまた面倒そうなので、星空と小泉のことは言わないでおく。
「ちげーよ、ちょっと…、ファイトをしてたのさ…。」
アメフト軍団との戦いを思い出しながら俺はしみじみと言った。
「ファイト……?女の子と?」
「いやちげーよ、何で俺しみじみとそんな最低な体験話しなきゃいけないんだよ。」
「まあいいや、それより佐藤聴いてくれよ!最近女の子がさ……」
「お前の会話に女の子が出ないことはないのか!?」
今日まだこいつとそこまで話した訳じゃないがこいつの返す言葉の9割くらいには『女の子』という単語が含まれていた。
「その話は昼休みな。もう授業始まるぞ。」
「そうだね。僕としたことがつい焦っちゃったよ。」
そう言って高橋は気持ち悪く髪を掻き上げると自席に戻っていった。
『……最近、色んなことがあったな…。』
音ノ木坂の廃校阻止宣言、そして記憶の少女との再会。
今まで何も変わらなかったつまらない日常が、確実に変わってきている。それが良い方向にいくのかどうかは分からない。
それでも、
俺は…、これからなにが起こるか少し楽しみだったりする。
もしかしたら何も起こらないかもしれないが、せっかくのこの機会に期待せずにはいられなかった。
バシッ!!
「いってーな、何すんだ!」
「何すんだじゃない、授業に集中しろ。」
「…え…?」
ここら辺はこれからも変わらないかも知れないが。
〜〜〜〜
昼休み、俺はいつも通り高橋と駄弁りつつ飯を食う。
「…どうすれば僕に彼女ができるんだ!?」
「知らん。」
こいつはホントに女のことしか考えてないのか…?ってよく考えたら俺もそんな感じなのかも知れない。
「口説き文句も身につけた僕にもう敵はいない筈なのに!何故なんだ!」
まずお前のその似合ってない茶髪をなんとかしろよ。
…と喉まででかかってはいたがなんとか踏ん張る。
ここは、乗ってやろう。
「おい高橋、お前、自分になにが足りないか、わかるか?」
「え、この完璧な僕に何か足りないものがあると?」
全てが完璧と思ってる辺りこいつは天才なのかもしれない。
「ああ、お前は完璧だが一つ足りないものがある…。」
「…そ、それは、なんだというのさ…?」
「まあそう焦るなって、お前に足りないもの……、それは………『筋肉』だっ!!」
俺は魂を込めた表情と声で高橋に告げる。周囲のクラスメイトが怪しそうにこちらを見ているが関係ない。こいつがモテるためだ!
「き、筋肉だとっ!!」
「そうとも!!口説き文句まで身につけた完璧なお前がどうしてモテないのか……。それはお前に筋肉がないからだ!その細い肉体じゃあ寄ってくる女も寄って来なくなるぞ!」
「そ、そんな…。僕は、どうすればいいんだ…。」
「そう悲観的になってはダメだ高橋。逆に考えるんだ、お前の体に筋肉が付いてみろ。お前はもう、モテモテパラダイスだ…!」
「……!!……も、モテモテ…パラダイス…!!」
こいつは自分がムキムキになって女の子とパラダイスになっているところを想像したのか、少し涎が垂れていた。
いいぞ高橋、今のお前は、ホントに気持ち悪い…!
「さあ、やるんだ高橋…!筋肉を付けろ!パラダイスの為に!」
「佐藤…!僕は…、僕はやるよ…!パラダイスに…、到達してみせる…!」
俺たちはガシッと熱い握手を交わし、高橋は早退をしてジムへと行った。
周囲のクラスメイトが哀れなものを見るような視線を俺たちに送ってくるが、そんなのは関係ないさ!さあ頑張れ、高橋(笑)。
〜〜〜〜
放課後、高橋はジムに行ってしまった為、俺は一人で帰り道を歩く。
たまには一人もいいもんだ。誰にも横槍を入れられずにいろいろと考え事をできる。
べ、別にさみしいわけじゃないからなっ!
そんなバカなことを考えていると、俺はいつものあの公園に辿り着く。
最近はここと何かと縁がある…。
俺があの女の子と出会ったり、東條さんといろいろ話したこの公園。
こう色々あると、また今回も何かあるんじゃないかと少し期待してしまう。
とりあえず俺は近くの自販機で缶コーヒーを買い、ベンチに座って一息つく。
「ふー、なんだかんだここは落ち着くな。」
ふと俺が缶コーヒーを持ってる手にはらはらと小さな桜な花びらが乗った。
上を見上げると一昨日まではしっかりと咲いていた桜がもう散り始めていた。
季節の移る早さに少し虚しくなる。
この虚しさはよく祭りの終わりとかに感じるあの虚しさによく似ている。
そこに、
「にゃにゃ?あ、亮くんだにゃ!」
特徴的な猫語を喋る女の子が俺に呼びかける。
そうだ、変わっていくことは虚しいことだけじゃない。
俺はそう感じていた。
感想を書いてくださった方々、返信遅れて申し訳ございません!
これからもよろしくお願いします!