3じ半からならんだおかげで無事購入することができました!( ´ ▽ ` )ノ
早く映画みたい!
星空は俺を見つけるとぴょんと跳ねるようにこっちに寄ってきて、俺のすぐ横に座ってきた。
なんていうか、元気なやつだな。
「亮くん!今朝はありがとだにゃ!」
『今朝』というのはアライズのライブの一件のことだろう。
「かよちんもすっごい喜んでたよ!」
「そっか、そりゃ俺も身体を張った甲斐があったな。」
まだ身体の節々が痛いが、後輩の手前、涼しい顔をしておく。
「そういえばお前の友達、小泉は今日は一緒じゃないのか?」
「うん、かよちんのお家はここに来るまでにあるからもうかえったよー。」
「なるほどな。」
そういい俺はコーヒーを一口飲む。
すると星空は人差し指を下唇辺りに当て、こちらをじーっと見てくる。
「ん?どうした?」
「コーヒーって美味しいの?」
俺が尋ねると星空はそんな事を訊いてきた。
完全に偏見だがこいつはコーヒーが苦手そうだ。なんというか、いつも飲み物は『オレンジジュース♪』とか『ココア♪』とか言ってそうな気がする。
…まあ完全に偏見なんだが。
「…飲んでみるか?」
なんとなく言ってみる。
「いいの!?」
嬉しかったのか星空はずいとこちらにみを乗り出して来る。
彼女の顔がすぐ近くにある。距離で言うと大体20センチくらいだろうか。
真ん丸な瞳に吸い込まれそうになる。そして、女の子特有のほんのり甘いような香りが俺の鼻腔をくすぐる。
普段の彼女からは少しボーイッシュな印象を伺えるがやっぱりしっかり女の子なんだと改めて思った…。
…って、近い近い近い!!
「い、いいけどっ!お前ホントに飲んだことないのかよ!?」
今時コーヒーを一度も飲んだこと無いやつなんていんのかよ!?
これがジェネレーションギャップってやつなのか?
…まあ一年しか変わらないけどね。
「うん…、たまにお母さんとかお姉ちゃんが飲んでてね?凛にもちょーだい?っていうんだけど、いっつもまだ早いよっていって飲ませてくれないんだー。」
いやいや星空家よ、この年でまだ早いならこいつはいつになったらコーヒーを飲めるというんだ…。
「でもね!その代わりいつも凛にジュース買ってくれるんだぁ!」
その時の事を思い出したかの様に星空はぱあっと笑顔になる。
…なるほどね、確かにこんな笑顔見せられたらジュース買ってあげたくなるわ。
「だから、もしよかったら、ちょこっとだけでいいから飲ませて欲しいなーって。」
笑顔から一転、星空は上目遣いで俺に物欲しげに俺を見つめてくる…。
くっ…、それは反則だろ…。
「あ、ああ、ほらよ。」
気恥ずかしくなった俺は彼女から目を逸らしつつ缶コーヒーを星空に渡す。
「わーい!ありがとにゃ!」
また彼女は満面の笑みを見せてくれる…。
くそっ、この上目遣いからの笑顔コンボに勝てるやつなんかいるのかよ…?
少なくとも俺は無理だ。
「むむむむ…。」
星空は俺から受け取った缶コーヒーをまじまじと眺めている。
因みにこいつがこの缶コーヒーを飲んだ場合これは間接キスということになるわけだが…。
ま、まあ俺は大人だから全然気にしないけどね!
こいつはなんも気にしないのか…?
そして星空は覚悟を決めたのか、恐る恐る缶コーヒーの飲み口に…口を…つけ…一口飲んだ…!
落ち着け俺!相手は後輩だぞ!たかが間接キスだ!なにも動揺する必要らない!
落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け!
「んーーーー!!にっがいにゃーー!!」
よほど苦かったのか星空は><←こんな感じの目をして悶えて、俺に缶を返してきた。
その顔をみて俺は考えていたことが一気にバカらしくなった。
「やっぱり、お前には早かったんじゃないか?」
からかうように言う。
「うーん、やっぱり二十歳にならなきゃダメだね…。」
「いや、酒じゃないんだから…。」
別に未成年でコーヒー飲んだって捕まるわけではない。
「ねぇねぇ、亮くんっていつもこの時間はここにいるの?」
「え、あー。」
正直いつもではない、ていうかたまにしか来ない。
でもここは……。
「ああ、そうだな。基本この時間はここにいるぞ。ここは落ち着くからなー。」
こう言っておく。
そうしないと、なにかが終わってしまう気がした。
「そうなんだ!ふーん。あ!もうこんな時間だにゃ!そろそろ帰らないと!」
時計をみてみると針は5時を指していた。
「なんか用事でもあるのか?」
「うん!ちょっと見たいテレビがあって!」
「そっか、それじゃあまたいつかな。」
「うん!またね亮くん!」
そう言って星空は走って公園から出て行った。
「『またね』か…。」
これから毎日ここに来ることになるのかなと、俺は一人思っていた。
いままでで一番凛ちゃんが出せました^ ^
やっぱり凛ちゃんだせるとはかどりますわ笑
感想等お待ちしております!