ポケットモンスター陰/陽 〜ポケットモンスターが幻想入り〜   作:Mr.Pooh

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今回は色々謝るべきことがありますね・・・。

まず前回、感想返信出来なかったこと。

最近色々忙しくて・・・って言うかまだ二三話書けてない。どうしよう。

二つ目、昨日投稿出来なかったこと。

投稿は試みたのですが、何故かそれが受理されず・・・。

心配をお掛けして申し訳ありませんでした。誓って失踪はしませんぜ。

では、本編どうぞ。





第二二話 追憶

視点:霊夢

 

「お疲れ様です。霊夢さん、お空。」

 

灼熱地獄にて無事ビクティニを捕獲した私達は、地霊殿のさとりの部屋まで戻っていた。

 

「ええ、今回は中々骨が折れたわね。もっと労いなさい。」

 

「私も頑張ったよー!」

 

全然素の笑顔を崩さない空。

 

私はまだ良いが、空は一日以上掛かった仕事がようやく終わったのだ。ここまで嬉しがるのも頷ける。

 

「あれで解決で良いのよね?火の勢い弱まってるの?」

 

「ええ恐らく。こっちでは段々と涼しくなりつつあります。」

 

良かった。これで鬼の二人に顔向けできる。

 

「それで、その子がその原因になっていたポケモンですか?」

 

「ティニー!」

 

原因だったポケモン、ビクティニはさとりの質問に自分で答えた。

 

灼熱地獄を荒らしていたビクティニでも、今はもう空のポケモンだ。

 

「名前どうするの?」

 

「名前かぁ・・・。霊夢ならどうする?」

 

「そうねぇ・・・あんまり名前は付けない趣味だけど、付けるとしたらそのV字に絡ませるかしら。」

 

「V字って何?」

 

「そっからか。ビクティニのおでこ、アルファベットのVみたいでしょ?ブイ、ダブリュー・・・。」

 

「あっ、じゃあ『だぶりゅー』にする!」

 

「「そこから!?」」

 

さとりとユニゾンした。

 

「だってぶいよりだぶりゅーの方がかっこいいじゃん!」

 

「ま、まぁ、それは否定しないけど・・・本人の意見はどうなのよ?」

 

「ティニ・・・!」

 

「「まんざらでも無さそう!?」」

 

さとりとユニゾンした。二回目。

 

と言う訳で、ビクティニの名前は空の謎のチョイスによりだぶりゅーに決定した。

 

「オホン。・・・話を戻しましょう。霊夢さん、お空、だぶりゅー。」

 

「あっ、はい。」

 

一瞬、間の抜けたムードになってしまったが、さとりがそれを一蹴した。

 

「それで、一つ気になったことがあるのですが、聞いても良いですか?」

 

「ええ。何かしら?」

 

「だぶりゅーって、戦って捕まえたんですよね?」

 

「そうよ。どうかした?」

 

「その割にはあんまり傷付いていないような気が・・・。」

 

「あぁそれは、こいつ回復がめちゃくちゃ早いからよ。理由は知らないけど。」

 

「はぁ・・・回復が早い・・・。」

 

さとりは腑に落ちない表情だ。

 

そうよね・・・実物を見ないと信じられないわよ。私の場合は見ても一瞬分かんなかったんだし。

 

一体こいつの身体はどうなっているのか。できるならこいつの記憶を掘り下げてでもその理由を・・・。

 

「って、ああ!」

 

「「うわっ!?」」

 

思わず叫んでしまった私に空もさとりもたじろいだ。

 

いやはや、ずっと旅の目的を忘れないとか思っていたのに、いざ面倒事を片付けた後にはすっかり忘れていたとは、我ながら恥ずかしいことをした。

 

「すっかり忘れてたわ。さとり、私はあんたに用があってわざわざ地下まで来たのよ。」

 

「あっ、ああ。確かに疑問だったんです。なんで霊夢さんが地下に来たのか。私に用でしたか。」

 

「ええ。って言っても簡単な頼みごとなんだけどね。」

 

「・・・なるほど、ポケモンの心を読んでポケモンのルーツを知りたいと。」

 

「また先読みして・・・まぁ良いか。って訳で、私のポケモンとついでにだぶりゅーも頼むわ。」

 

「分かりました。じゃあとりあえずだぶりゅー。こっち来なさい。」

 

「ティー!」

 

だぶりゅーは元気に右手を挙げて返事すると、さとりの目の前まで移動した。

 

「飽くまで私は心を透かす妖怪ですから、相手がその記憶について思い返さないと記憶が読めません。ですので、知りたいことを質問する形式で構いませんか?」

 

「分かったわ。・・・じゃあいきなり本題に入るけど、どうやってここまで来たの?」

 

「ティニ。」

 

だぶりゅーは笑顔で私に一回頷いて、さとりの方を見た。さとりのサードアイが光る。

 

束の間、さとりとだぶりゅーが見つめ合うだけの緩い時間が流れる。

 

しかし。

 

再びさとりが口を開くのと同時に、その空気は途端に張り詰めた。

 

「・・・どうやらこの子は、連れ歩いていると勝負に必ず勝てると言い伝えられていたようです。その能力を求めた人間はその欲の深さから互いに争い・・・だぶりゅーはその争いが起こらないよう長い間地下に幽閉されていたようですね。」

 

「・・・。」

 

予想外に辛い一言。

 

思わず無言になる。

 

さとりの話から察するに、だぶりゅーは生まれながらにどんな勝負にも勝つことができる、言わば「能力」を持っていた。

しかしそれは裏を返せば自分が生きるには絶対に逃げられない「呪い」のようにも取れる。その「呪い」が実際に表れたのが人間同士の争いだった。

 

争いの原因は確かにだぶりゅーにあった。しかし、そこにだぶりゅー自身の意志は微塵も無い。あるのは人間の独り善がりな欲だけ。

 

だぶりゅーは逃れられない「呪い」に人間を通して狂わされて、自分も知らない内に幽閉されたってことか。・・・理不尽な話だ。

 

だぶりゅー自身、さっきまであんなに元気そうに振舞っていたのに俯き気味の暗い表情になっていた。自分の辛い過去に触れているのだから暗くなるのももっともだ。

 

いや、待てよ。

 

今だぶりゅーに過去を想起させているのは誰だ?

 

 

 

 

 

 

・・・私じゃないか!

 

 

 

 

 

 

私がだぶりゅーを苦しめている!止めよう、こんなこと!

 

「さとり!もう良いわ!これ以上だぶりゅーに負担を掛けるのは・・・!」

 

 

 

 

 

 

「ティニッ!」

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

私を止めたのは、他の誰でもなく、だぶりゅー。

 

鋭い瞳二つをこっちを向け、何かを私に訴える。

 

その瞳は、決意に満ちていた。

 

なるほどね。

 

「・・・分かったわ。あなたも仲間を信頼したいのね。・・・私みたいに。」

 

「ビクティニ♪」

 

だぶりゅーは元の笑顔に戻って返事した。

 

人間に監禁された過去があるみたいなのに、まだ人を信頼できる心を持っているんだな、こいつは。

 

呆れるけど、良いことだと思う。

 

もし私が裏切られなんてされたら・・・。

 

「霊夢さん?続き、良いですか?」

 

さとりの一声で考えが途切れる。

 

「あっ、あぁ、ごめん。」

 

今は自分のことは別に良い。大事なのはだぶりゅーがどうやって幻想入りしたかだ。

 

私が復帰したのを確認して、再びさとりが話し始めた。

 

「だぶりゅーが隠されたことによって奪い合いは自然風化し、だぶりゅーの存在は世間から一旦消えました。ですが、長い時間──恐らく何百年も後、どこから噂が漏れたのか大きな組織がだぶりゅーの存在を知り、解放を試みたのです。」

 

「解放・・・ねぇ。」

 

どうせ、ただ解放するだけじゃ無くてだぶりゅーの能力を良いように使う気だったんだろう。それも組織がやったことだ。人間の汚点は直るどころか悪化している。

 

「でも、その様子じゃその組織には捕まらなかったんだよね?」

 

「ティニ!」

 

空が聞くと、だぶりゅーは元気良く答えた。

 

「ええ。しかしだぶりゅー一匹の力じゃ無いようですよ。」

 

さとりも補足しながら肯定を示す。

 

「ん?だぶりゅーの他にも何か?」

 

「ええ。だぶりゅーが解放されかけた時、その噂を聞いたポケモン使いが一人駆け付けて、その組織のメンバーを粗方追い払ったそうです。」

 

「あ、そう言うこと。」

 

組織ごと片付けるとは、そのポケモン使いも相当腕がありそうだ。

 

だが・・・少しそのポケモン使いに正体が分からない違和感を感じる。何だろうか・・・。

 

「でも、そのポケモン使いが、その、えーっと、そしき?をやっつけたんだったら、やっぱりそのポケモン使いがだぶりゅーを捕まえたかったんじゃ・・・。」

 

「あっ、確かに!」

 

空の着眼点に舌を巻いた。違和感の正体はこれか。

 

しかし帰ってきたのは予想外の答え。

 

「いいえ、そのポケモン使いはだぶりゅーを捕まえようとは思っていなかったようですよ。」

 

「「へっ?」」

 

「ティー!」

 

私と空は変な声が出て、だぶりゅーは元気に頷いた。

 

「じゃあどうしたのよそのポケモン使いは。普通に見逃したの?」

 

「それも不正解です。ポケモン使いはもっとだぶりゅーにとって良い選択をしたんですよ。」

 

「ん〜・・・?」

 

さとりの意味深なヒントで、ますます私は頭を捻った。

 

普通に自由になるより良い選択・・・駄目だ、思い付かない。

 

「降参。答えを教えて頂戴。」

 

両手を挙げながら降参。

 

「うぅ〜・・・。私もぉ・・・。」

 

空も言わずもがなだ。組織も知らない鳥頭がクイズの答えを考えること自体間違ってる。

 

「流石に分かりませんかね。私も予想外でしたから。」

 

さとりは少し言うと、私と空を順番に見てから、挑戦的に微笑む。

 

 

 

 

 

 

「勝負ですよ。」

 

 

 

 

 

 

「・・・勝負?」

 

あまりに単純な答えに、自分でもよく分からない聞き返しをしてしまった。

 

「そう、勝負です。ポケモン使いは、自分のポケモンでだぶりゅーと勝負したんですよ。それも一回や二回じゃ無くて、何回も。」

 

「閉じ込められて出来なかったことを一気にってこと?」

 

「ですね。ポケモン使いも、使うポケモンを変えたりして手を変え品を変えだぶりゅーに挑んだようです。」

 

「確かに理には叶ってると思うけど・・・。」

 

「でもそれって、だぶりゅーにとっては本当に楽しかったんじゃないかな?」

 

空が食い付いた。

 

「ん?どうして?」

 

「だって、そのポケモン使いさんがやったのは、勝っても負けても何も無いただの勝負だったんだよね?だぶりゅーって閉じ込められる前はずっと自分の身を守るために戦ってたみたいだから、そういう勝負に憧れてたんじゃないかな?」

 

「あっ、なるほど!」

 

「ティニー!」

 

確かにそう考えると何より良い選択だ。普通にだぶりゅーを逃すより、ずっとだぶりゅーに親身になっている。

 

「結局だぶりゅーは解放された後も監禁されていた部屋に残り、度々来るポケモン使いと勝負したようですね。」

 

「自由に動けたのに、そうしなかったの?」

 

「ええ。少し外に出ることはあったようですが、元の場所から大きくは離れずにいつもポケモン使いを待っていたと。そうですよね?」

 

「ティニ!」

 

「へぇー。それだけ勝負が楽しかったんだね。」

 

折角の自由を棒に振るようなことをしてるんだし、空の疑問ももっともだ。

 

「さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りましょうか。」

 

「えっ、本題?何だっけ?」

 

空はさっきの鋭さをどこかに置いてきたのか、惚けたようなことを言った。

 

「忘れた?私がだぶりゅーに質問したのはどうやって幻想入りしたかだから、まだこれは話の前振りよ。」

 

「あっ、そうだった!」

 

「まぁ、こいつの場合はそもそも生き様が特殊だったし、だぶりゅー自体それを話しておきたかったみたいだから、忘れるのもちょっとは分かるけど。」

 

私も少し忘れそうだったし、とは言わないでおいた。

 

「って言っても、内容は簡単ですよ。」

 

部屋の中の注目が再びさとりに集まる。

 

「だぶりゅーが部屋でトレーナーを待っているとき、突然に空間に裂け目が現れてだぶりゅーを吸い込みました。そして気付いた時には灼熱地獄。これでおしまいです。」

 

単純極まりない答え。さっきのだぶりゅーの話の重さも相まって余計に拍子抜けに聞こえた。

 

「因みに、その裂け目の中はどんな感じ?」

 

「だぶりゅーの記憶によると、中に無数の目玉が。」

 

「やっぱりスキマか。紫が直々に幻想入りさせたので間違い無いわね。」

 

紫のことだからもっと複雑なことをしてたと思っていたが、これまた拍子抜けでただスキマを通しただけだった。

 

「うーん、ここまで単純に終わっちゃったからちょっと申し訳無いんだけど、私がだぶりゅー聞きたいことはこれだけなのよね。協力してくれてありがとう、だぶりゅー。」

 

「ティー、ティニ!」

 

お礼を言うと、だぶりゅーも笑顔を返してくれた。

 

「じゃあ戻って!だぶりゅー!」

 

空はモンスターボールの中にだぶりゅーを戻す。やっぱり空のポケモンなんだなだぶりゅーって。

 

「じゃあ次は、こいつらにも同じようにどう来たか聞いてもらって良いかしら?」

 

入れ違いになるように、私の三つのボールを放り投げる。

 

「フォッコッ!」

「ムックーッ!」

「ヤミラッ!」

 

ボールの中から、フォッコ、ムックル、ヤミラミの三匹が登場。私のポケモン達である。

 

「そう言えば霊夢さんのポケモンを見るのは初めてでしたね。狐と鳥と・・・トカゲ?」

 

「・・・ミッ? 」

 

さとりのトカゲ認定が自分のことと分からなかったヤミラミは頭にハテナマークを浮かべたような顔をした。

 

「それ言ったらだぶりゅーってどうなのよ?」

 

本人に悪気は無かろうが、ちょっと小馬鹿にされたような気がしたので反論してみる。

 

「あっ・・・ごめんなさい、何か。」

 

「あっいや、良いのよ。何かごめん。」

 

「「?」」

 

二人で謝り合う中で、当のヤミラミは困惑していた。ついでに空も。

 

「えーと、じゃあ、三匹一緒に読んじゃうことにします。三匹とも、どうやって幻想郷まで来たか、教えて頂けますか?」

 

「コー♪」「ムクッ!」「ヤミ!」

 

三匹一緒に頷いて、さとりの方を見つめた。

 

「うーん・・・あまり幼い頃からの記憶は無いみたいですね。」

 

「必要無いだろうし、別に良いでしょ。今元気なんだから、きっと良い親御さんに恵まれたんじゃない?」

 

「それなら良いのですが。」

 

「不安になる言い方はよしなさいな。さっさと本題に入りなさい。」

 

「ええ。じゃあ、スパッと言ってしまいましょう・・・ん?」

 

結論から言う気満々だったさとりだが、ある一点を見るなり口を噤んだ。

 

その方向はと言うと、ヤミラミの方向である。

 

サードアイはヤミラミを凝視し、瞳を小さくしたり大きくしたりしている。

 

「ヤミラミがどうかしたの?」

 

躊躇無く空が質問した。

 

「えぇーっと・・・じゃあ最初から話しましょう。」

 

何だか簡単ではない話のようで、さとりが話す態勢を取る。

 

「まず、ここにいるフォッコとムックル、それからだぶりゅーもですが、この子達は空間に開いた裂け目から幻想入りしました。」

 

「スキマよね。紫のせいだわ。」

 

「ええ。この子達は共通してスキマの中を通っていますから、目玉だらけの空間が記憶にある訳ですが・・・。」

 

一旦話を切った。なるほど、話が読めてきたぞ。

 

「ヤミラミにはその記憶が無いんです。何かに飛び込んだような記憶はあったのですが・・・死角で何かも見えず、しかも目玉だらけの空間も無く一瞬で幻想郷に視界が移っているんですよ。」

 

やっぱりか。大体察した通りだ。

 

「なるほど。それじゃあ紫が幻想入りさせたとは限らないってことね・・・。」

 

「限らないどころか、これはほぼほぼ違いますよ。スキマ空間が見えないんですから。記憶もはっきりしてるみたいですし、記憶違いも無いと思います。」

 

むっ、そうか・・・。じゃあ完全に紫以外がしたことになるのか。

 

「・・・どういうこと?」

 

空もかなり参った顔をしている。ベクトルは違うが。

 

「・・・コッ?」

 

急に深刻な顔になった私達を心配したのか、フォッコが代表して声を掛けてくれた。

 

「あっ、ありがとうフォッコ。大丈夫よ。命が関わるようなことじゃ無いから。安心して。」

 

言葉と一緒に頭を撫でてあげた。

 

「コ・・・フォッコ!」

 

安心してくれたのか、笑ってくれたフォッコ。さとりも微笑みを見せたが、すぐにまた真面目な話に。

 

「ヤミラミ一匹だけが特殊に幻想入りしたとは考えにくいですし、ポケモン全体が二種類以上の方法で幻想入りしたと考えるのが普通でしょうね。」

 

「でも、紫以外に幻想郷でこんなことできる人って・・・いる?」

 

「私も存じ上げませんね。取り敢えず、ヤミラミが何に入ったのか分かれば進展するのですが・・・。」

 

「そうなら他のポケモンを虱潰しに探るしか無いかしら。どこかに大量のポケモンが集まってるならあるいは・・・。」

 

話している間に、扉の方から乾いた音がする。

 

ノック音だ。

 

「どうぞ。」

 

さとりが返事して、部屋のドアが開く。

 

「失礼しますさとり様・・・おっ、霊夢にお空?なんでここに?」

 

入ってきたのは燐だ。庭に寝ていた黒猫。

 

「お燐!あのね、灼熱地獄でだぶりゅーがね・・・。」

 

「おっと、皆まで言うな。その話は後でゆっくり聞くよ。」

 

流石お空の親友、お燐だ。空の扱い方を完全に心得ている。

 

「それで、さとり様。少し小耳に入れたいことが。」

 

「何?今立て込んでるから、少し手短にお願いね。」

 

「はいはい。実は今、暑さが和らいだお祝い的に旧都の方で鬼が宴会を起こしたようなのです。一応、ウチが原因だったみたいですし、顔は出しておいた方が良いかと思いますので、連絡しました。」

 

「分かった。こっちもさっさと用事を終わらせることにするわ。」

 

「それでは・・・あ、そうだ、さとり様って、もうポケモンは持ってました?」

 

「持っていないけど・・・どうしたの?」

 

「持ってないのなら良いのですが。ポケモンを持っている宴会の参加者が多いらしくって、そこにかしこでポケモン勝負が起こっているんですよ。さとり様がポケモンをお持ちでしたら勝負を挑まれる可能性があったので、一応確認した次第です。」

 

「ふむ、ポケモン勝負がそこにかしこで・・・。」

 

 

 

 

 

「「あぁっ!」」

 

 

 

 

 

 

さとりとユニゾンした。三回目。

 

「ありましたね。」

「あったわね。」

 

「「大量のポケモンが集まる場所!」」

 

「えっ・・・ええっ?」

 

「何してるのさとり様?」

 

うろたえる燐と空を前に、私とさとりは互いにガッツポーズを決めた。




だぶりゅーはリバティガーデンとう出身です。回復が早かったのはつまりそういうこと。

次回は宴会です。では。
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