キリトside
ビーターとなりもう1年が過ぎようとしていた。俺とエンジュは最強のビーターコンビとして最前線にいる。最近では「黒と赤のビーターコンビ」なんて呼ばれ出しそれで目立っているせいかキバオウからは相変わらず目の敵にされている。
そういうキバオウもシンカーと言うプレイヤーと共に「MMOトゥデイ」と言うギルドのリーダーとして最前線に来ている。まぁギルド無所属の俺らには関係ないけどね。
「なんでレア武器の強化素材が10層も下なの?」
俺は先日のボス戦のラストアタックボーナスでドロップしたアイテムを強化させるべく下層におりていた。ビーターキリトの名と顔が一致しているのは上層の最前線にいるプレイヤーが大半なので色々いちゃもんをつけられることはないと思う。下層に降りて狩りをするのはあんまりいい目で見られないからね。
「いい加減ドロップしやがれ!」
願いをこめて愛剣を振るう。敵を倒すとリザルトにレアドロップの文字が表れた。
「終わった~。」
目当ての素材が手にはいり、街に帰るべく武器を仕舞おうとしたとき
「きゃああ!」
何処からか女性の悲鳴が聞こえた。周りを見渡すと後方でひとつのパーティーがパーティー人数を越えたモンスターに襲われていた。確かエンジュがここでレベリングしてた時に似たようなことが……………てか、助けないとまずい!
「大丈夫!?」
全速力で襲われていたパーティーに駆け寄るとひとまず声をかけながらモンスターを斬り倒す。
「あ、ありがとう。いきなりだけどここを出るまで一緒に頼める?」
「そのつもりだよ。少し持ちこたえるからその間に回復を!」
指示を終えるとガンガン斬り倒す。一応攻略組と勘づかれないために全力を出してはいない。下に行ったのがばれるとまたキバオウがうるさいからね。
そうして何とかこの場を切り抜けるとお礼がしたいとパーティーのリーダーと思われる人から誘われた。最初は断ろうと思ったけどなんて断わればいいのかわかんないからそのままついていくことになった。………コミュ症治さないとな。あとでエンジュに聞こう。
sideout
少し遡りエンジュside
キリトが下層と降りたため今日は珍しく1人だった。暇だったので最近攻略組入りした昔懐かしのクラインと第一層のボス戦以来数少ない仲良くしているメンバーであるエギルと飲んでいた。SAOの中だから飲んでいるからね?ここの飲み物はお酒の名前あるけどアルコール0%だよ?てかどうやっても摂取出来ないから飲んでいるんだよ?
「おめぇ、さっきから何ぶつぶついってんの?」
「もしかして酔ったのか?」
「な訳あるかっての!考え事だよ。」
「どうしたんだ?」
「キリト大丈夫かな?って」
「下層なんだろ?あいつが死ぬわけねぇだろ。」
「そりゃそうだけど、あのコミュ症がなにか巻き込まれそうな気がして。」
「相変わらずだけど仲いいよな。」
「まぁ、ずっといるからな。」
そんなとき、メッセージがとんできた。
「わりぃ。メッセージきた。え、え~とアスナ?」
「アスナってKoBのアスナちゃんか?」
「あ、うんそうみたい。は?ギルド本部に来い?」
「またヒースクリフに誘われてんのか?」
「諦めてくれたと思うんだけどな。それに本人からしか誘いは来ないから違うと思うから一応行ってくるわ。」
オレはヒースクリフと言う一人のプレイヤーからギルドに誘われていた。ビーターでありキリトもいるため断っていて最近は誘いがなくなり諦めてくれたと思う。アスナからの誘いは始めてなので一応行ってみよう。
あ、アスナと言えばあいつと最近会ってないな。なにしてんだろ?
sideout
ユウキside
ボクは今気になる人がいます。第一層で一緒に戦ったエンジュです。ビーターになった直後からエンジュのことを少し心配していたボクは結構な頻度でエンジュと話をしていた。何度か狩りにも行った。エンジュは強くて一緒にいて楽しかった。
それで、つい先日ボクの直属の上司でありこの世界での親友のアスナから
「ねぇ、ユウキってさエンジュ君と良く居るけど付き合ってるの?」
「え、ええ~!?な、なんでそうなるの?」
「違うの?エンジュ君と狩りに行くときユウキいつもわくわくしてたからそうなのかなぁ?って」
この会話以来エンジュのことを意識し出したボクは前見たいに狩りに行くことがなくなり会う度にアスナの言葉が目に浮かび、目を合わせられなくなってしまった。
そしてそれからと言うもの恥ずかくて顔をほとんど見なくなって完全に嫌われたと思っていた。だって急に顔合わせなくなったら嫌われたとかなにかしら思われて嫌われちゃうよね?
そして今、アスナに呼び出されたボクはアスナの部屋である副団長室に来ている。アスナは血盟騎士団(Knight of Blood)と言うギルドの副団長をしている。因みにボクはアスナの補佐官をしている。
「あ、ユウキ座って。今日は私用だから戻していいよ。」
「わかったよ、アスナ。それで今日は何の用?」
「あ、うんそのことなんだけどね?ごめんね?ユウキ」
何のことかわからないまま返事をすると
『アスナ様お客様がお着きになられました。』
「あ、ありがとう。通していいわよ。」
『失礼します。』
誰かが入ってくる。
「団長からの勧誘じゃないからゆっくりしていいわよ。」
「よかった。そうじゃねぇかびくびくしてたから安心したよ。」
聞きなれた声がしたのでふと振り替えると
『エンジュ(ユウキ)!?』
今一番会いにくいエンジュが立っていた。
sideout
サチ編ですが、そんなに変更するところがないので今日は少なめにしてオリジナル展開を強めてみました。因みにキリトの居る層とアスナ達のギルド本部は同じ層にあります←ここ重要!
いつもお馴染みの次回予告!今回はアスナさんよろしく!
ユウキと、エンジュは久しぶりに引き合わされる。ぎこちない二人についにアクションが起きる!そしてキリトに迫る大きな選択をどう対処するのか!?
次回『エンジュとユウキ』
アスナさん、始めての次回予告どうでした?
「呼び捨てにするの初めてだったから緊張しました。」
「アスナに呼び捨てにされるの初めてで新鮮だったなぁ。もう一回いって?」
「え?は、恥ずかしいよ。一回だけだからね?…………キリト//」
「あ、ありがとうアスナ//」
はい終わり~締めて~
「キリト君、終わらせよっか。」
「そうだな。せーの」
『次回もお楽しみ!』
~閑話の後日談~
「そういや、アスナとユウキの本名ってやっぱりアスナとユウキって言うの?」
「うん、そうだよキリト君。私はね?結城 明日菜だよ。」
「ボクは紺野 木綿季だよ。あ、ボクとアスナが結婚したら結城 木綿季でユウキユウキだね♪」
「それじゃあ私が紺野 明日菜になればいいんだね?」
「あ、ダメだよアスナ。忘れてた。ボクは赤崎に苗字変えるんだった。」
「は?なんでだよ?」
「だ、だってエンジュのお嫁さんになったら苗字が赤崎になるんだよ?///」
「じゃあ、私は桐ヶ谷 明日菜になるのかな?///」
『//////』
この照れ合いは数分間続きクラインは泣きながらスタジオを後にしたらしい。
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