それではどうぞ!
エンジュside
キリトと別れオレはクラインとその仲間を探している。クラインはリアルで会ったことがあるらしいから見つかるだろう。
「クライン、いたか?」
「いや、みつかんねぇ…オーイ!俺はここだぞ!いたら返事しろー!」
クラインも心配なのか口調が『俺様』から『俺』になってる。すると
『オーイ!クラインかぁ!?』
「クライン!こっちでお前を呼んでるぞ!」
「オーイ!おまえら~!」
オレとクラインは声のする方に走り出した。周りはまだ混乱しているせいか、声ははっきりと聞こえ、見つけやすかった。
「おまえら無事か!?」
「なぁ、クライン。これって本当なのか?」
「ああ、そうらしい。」
「ところで、この子は?」
「エンジュってんだ。β経験者だから色々助けてくれてる。」
「エンジュです。クラインさんとはログインしてからずっといます。あなた方がクラインのご友人とのことで助けに来ました。」
「ガキなのにしっかりしてるなぁ。」
クラインの仲間は3人いるらしく、みんな固まっていた。
「皆さんすいませんが急いでいるので着いてきてください。」
「キリトが待ってるもんな。よし、みんなエンジュに着いてきてくれ。この状況を一番理解してる奴らのはずだからな。」
『あ、ああ。わかったぜ。』
3人の仲間はそういうと着いてきてくれた。これで一応6人かぁ。1パーティーの上限揃ったのは好都合だぜ。クラインにも感謝だな。オレとキリトだけなら即刻街から出てただろうからな。
sideout
キリトside
俺はエンジュの指示通りにルートを決めていた。メッセージによると仲間は3人らしく、クラインみたいにソードスキルの練習はほとんどしていないらしい。うーん。それなら、こうすれば大丈夫だな。ホルンカまでにしよう。確かあのクエストがあるはずだから。
「キリト~!」
あ、エンジュが帰ってきてた。よし、これにしよう!
「おかえり、エンジュ。ルートは決まったぞ。」
「サンキューな。皆さん、こいつが俺の相棒のキリトです。キリト、どれくらいが外に出たか?」
「いや、誰も見てないよ。多分一番だと思う。」
あれ?状況を知ってるはずのクラインですら頭に?がついてる。
「えーとですね。はっきりと言います。外部からの救出は考えるつもりはありません。」
エ、エンジュ!?わかってはいたけどそこまで言わなくても。
「エンジュくん。どういうことだい?」
あ、思ったより落ち着いてる。
「確かに助けは来るかも知れません。」
「じゃあ、なんで?」
「いつ来ると断言できますか?」
エンジュ誘導うますぎ(笑)。親友が言うのもあれだけど本当に性格良くないよな。心理状態を揺さぶりながら話すとかさ。まぁ、それで俺やこれからクライン達も助かると思うけどね。
「助けが来るかも知れません。ですけどいつかはわからない。つまりは脱出するまではここで生き延びないといけないんです。すいません。ここから結構喋りますが出来れば口を挟まないでください。」
あいつ、言いやがったよ。軽く年上に命令しちゃってるよ。
みんなもうなずいてるし。怖いな、エンジュは……って、にらんでる(泣)。ごめんなさい。
「βの経験ですけど、この世界では、まぁ現実でも言えることですけど生き延びるためには拠点が必要です。つまり、家や宿です。しかし、お金がないと宿は借りれませんし。家なんて今の所持金じゃ足りません。それにオレの記憶だとここはじまりの街にある宿全ての部屋数を合わせると1万には到底及びません。単純にこの時点であぶれるんですよ。それにお腹もすきます。ご飯は買わないといけません。それに、スキルがまだないので料理もできませんし。確実に狩りをするか、他のプレイヤーの金を奪わないと1日2日でコルがつきます。それに他人を傷つけると街には入れないのでいろいろまずいです。ですので、生き延びるために戦います。ボスを倒すって、訳ではなくとりあえず、生き延びます。そのために戦います。キリトの了承は得てます。後は皆さんに任せます。残っても構いません。オレとキリトで必ず守ります。」
「俺もβ経験者なので出来る限りの支援をします。」
「おめぇらガキ任せてばかりじゃいられないしな。二人に教えてもらったテクで役に立たせて貰うぜ。」
「サンキューな、クライン。」
「クラインやガキに任せてられないな。まだ役に立てないがついていくぜ。」
「そうだな。俺もいくぜ。」
「エンジュくんにキリトくん。どうするの?」
3人が口々についていくと言っている。ありがたいな仲間が増えると言うのは。まぁぶっちゃけ、まだ使い物にはならないけどな。
「キリト、ルート送ってくれ。」
「わかったぜ。これでいいか?」
俺はエンジュに決めたルートを渡す。
「さすがキリトだな。メッセージ一本でここまで変わるとはな。えーとそれでは、パーティー申請するので着いてきてください。基本的にオレとキリトでモブを倒して、余りや狩り損ねをクラインにって、感じで行きます。パワーレベリングなりますが、ソードスキルが完璧なるまでは我慢してください。」
「そんじゃ、行きますか!」
「なんでクラインが仕切るんだよ(笑)。」
エンジュのツッコミで笑いがこぼれる。
「まぁ、俺たちからするとクラインがギルマスだからな。落ち着くわ。」
「このままギルド作っちゃう?」
「リーダーはエンジュくんかな?てかギルドって作れるの?」
「そうですね。ギルドはまだ作れませんね。あ、でもギルマスはクラインがいいですね。オレは参謀とかが好きなんでそっちで(笑)。」
「よっしゃ!おまえら俺様に着いてきやがれ!」
『おう!』
みんな息ぴったりだなぁ。俺もエンジュも叫んだけどね。
こうして俺達6人は全プレイヤー中一番速く街から出た。
sideout
第4話以上です。これが後のギルド『風林火山』になるわけでして、キリトとエンジュはどうなるんですかね(笑)。
アニメみた方はわかると思いますが、第1話のMストにクライン出てましたよね?ってことで出してみました。
そんなこんなで次回予告
はじまりの街から一番近い街ホルンカ。クライン一行(仮)は最も速くたどり着くしかし、オレとキリトは止まらない。その行き先は森だった。
次回 『初めてのクエストと初めての………』
次回もお楽しみに~!
えーと、追加でクラインの仲間の三人の名前を募集します。
感想で送ってくださいm(__)m