問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ? 作:ただの遊び人外
具体的にはテストがあったり、テストがあったり、テストがあったりしたからです。
次からはこうならないように頑張ります!
次の日、秋人たちは“フォレス・ガロ”の居住区画についた。
なんと居住区画は森のようになっていた。それを見て耀が呟く。
「・・・ジャングル?」
「虎の住むコミュ二ティなんだから別におかしくないだろ。」
「いや、おかしいです。“フォレス・ガロ”のコミュ二ティの本拠は普通の居住区だったはず。・・・それにこの木々は・・・。」
「おーい。“契約書類”あったぜ。」
《ギフトゲーム名“ハンティング”》
プレイヤー一覧
久遠 飛鳥
春日部 耀
魅剣 秋人
ジン=ラッセル
・クリア条件 ホストの本拠内に潜むガルド=ガスパーの討伐。
・クリア方法 ホスト側が指定した特定の武具でのみ討伐可能。指定武具以外の攻撃は“契約”によってガルド=ガスパーを傷つけることは不可能。
・敗北条件 降参かプレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
・指定武具 ゲームテリトリーにて配置。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“フォレス・ガロ”印』
「ガルドの身をクリア条件に・・・指定武具で打倒!?」
「こ、これはまずいです!」
黒ウサギとジンが悲鳴なような声をあげる。
「そこまで危険か?このゲーム。」
「いえ、ゲームそのものは単純です。ただ問題なのがこのルールです。このルールだと飛鳥さんのギフトで彼を操ることも、耀さんのギフトでも秋人さんの刀でも傷つけることも出来ない事になります・・・!」
飛鳥が黒ウサギに訪ねる。
「・・・どういうこと?」
「“恩恵”ではなく“契約”によってその身を守っているのです。彼は自分の命をクリア条件に組み込んで御三人の力を克服したのです!」
「ふーん。まあ勝てる方法があるんだろ?なら、いいさ。」
「気軽に言うわね。・・・条件はかなり厳しいわよ。指定武具が何かも書かれてないし、このまま戦えば厳しいかもしれない。」
そう呟く飛鳥は“契約書類”を覗きこむ。
「だ、大丈夫ですよ!“契約書類”には『指定』武具と書いてあります!つまり最低でも何らかのヒントがなければなりません。ヒントが提示されなければ、ルール違反で“フォレス・ガロ”の敗北は決定!この黒ウサギがいるかぎりは、反則はさせません!」
「なあ、なんで飛鳥さんのギフトはきかないんだ?あれって命令するだけだからきくんじゃない?」
突然秋人が質問をする。それに対してジンが答える。
「いえ、命令というのはその者の精神を傷つける行為になるので、今回は使えません。」
「へぇ、そうなんだ。・・・まあいいや。ここでぐだぐだと考えてもしょうがない。とりあえずいこうぜ。」
秋人はそう言って門をくぐった。
秋人達が門をくぐると秋人が急に立ち止まる。
「秋人君?急に立ち止まってどうしたの?」
飛鳥が秋人に訊ねると
「一々探すのも面倒だからな。一気に探そうかと思って。」
「どうやって?」
耀が問うと
「なあに、こうやってだよ!」
秋人が殺気を放った。この殺気に対して飛鳥達は動けなくなった。
秋人が殺気を放ち続けて数秒が経つと急に殺気が消えた。
「な、何をしたのかしら?」
「このジャングルの中を調べた。この中には木と建物が一つあるだけだ。おそらく、ガルドと指定武具はその建物の中にあると思う。」
全員が驚く。このジャングルはとてつもなく広い。それをたった数秒で把握したというのだからだ。
「なっ、なんでそんなことが分かるのですか!?」
ジンの質問に対して秋人は
「俺のギフト“殺意の塊”は俺の殺意が届く範囲までにあるものを調べることができる。それで今回はこのジャングル丸々調べたってわけ。」
「ちょっと待って、借りにこのジャングルをそのまま調べたとしたなら、貴方一体どこまで調べられるの?」
「大体半径100kmぐらいかな?」
「「「なっ!?」」」
飛鳥達が絶句する。いくら何でも範囲が広すぎると。
「てなわけで、とりあえず建物にいこうぜ。」
そう言って秋人の言う建物に向かう。
向かった先に合ったのは館だった。
「見て。館がまで呑み込まれてるわよ。」
フォレス・ガロの本拠は飛鳥の言うとおりツタによって侵食されていた。
「ガルドは二階に居る。さっさといこうぜ。」
「そう。じゃあ今から二階に上がるけど、ジン君。貴方はここで待っていなさい。」
「ど、どうしてですか?僕だってギフトを持っています。足手まといには」
「そうじゃないわ。上で何が起こるかわからないからよ。かだから二手に分かれて、私達はゲームクリアのヒントを探してくる。貴方にはこの退路を守って欲しいの。」
ジンはしぶしぶ階下で待つ事にした。
二階に上がり一番奥の部屋の前にきた。
「多分だけど、ここにガルドがいる気がする。」
「うん。この中からガルドの匂いがする。」
秋人が勢いよく扉を開けそのまま中に飛び込む。そして中にいたのは、
「ギ・・・GEEEEYAAAAAaaaa!!!」
言葉を発することができない虎の化け物が、白銀の十字剣を背に守って立ち塞がっていた。
「一旦引くぞ!」
秋人の声が発せられると同時にガルドが突進してくる。
ガルドの突進を耀が飛鳥を飛ばして逃す。
飛鳥はそのまま一階に向かって行ったようだが秋人と耀が二階に取り残される。
「春日部さん。さっきも言った通り一旦、っておい!」
耀が秋人の声を無視して白銀の十字剣に向かって行く。
「仕方ねえな!」
耀がグリフォンのギフトを使い空からガルドの上を超え、白銀の十字剣を取る。
そしてそのままガルドに向かおうとしたらガルドの爪が既に向かっていた。
今からならもう避けられない。そう判断し目を瞑り攻撃に備えた。
しかしいくら待っても痛みを感じない。それに先程まで飛んでいたはずなのに足が地面についている気がする。
ゆっくりと目を開けるとそこには、自分の代わりにガルドの攻撃を受けた秋人がいたのだった・・・。
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