問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ?   作:ただの遊び人外

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ペルセウス編難しい・・・変える要素があんまりない・・・。


第15話 ここからが本番

秋人はグライアイに目と引き換えに“ゴーゴンの首”の印がある蒼の宝玉を貰いノーネームに戻った。

 

本拠に戻ると十六夜が黒ウサギのドアを蹴って入っていったのが見えた。

 

「じゃあ俺は、と。」

 

秋人は黒ウサギが何故か持っていたドアノブを十六夜に投げようとした瞬間に、

 

「入れ換え。」

 

黒ウサギと自分の位置を入れ換えた。

 

「ただいまー。」

 

「おう。遅かったじゃねえか。」

 

「そこまでお前と大差ないだろ。」

 

秋人と十六夜がたわいもない話をしていると

 

「秋人さん!十六夜さん!今までどこに行っていたのですか!?」

 

頭にたんこぶをしている黒ウサギがやってきた。

 

「あれ?黒ウサギ、頭のたんこぶとうしたの?」

 

「秋人さんが黒ウサギと場所を入れ換えたから投げたドアノブが壁に当たって跳ね返って当たったんですよ!」

 

黒ウサギがドアノブを秋人に投げるが軽くよけられる。

 

「それで、秋人君と十六夜君はどこにいってたのかしら?」

 

「これを取りにいってた。」

 

十六夜が持っていた大風呂敷を見せる。

 

「中には何が入ってるの?」

 

「ゲームの戦利品。見るか?」

 

十六夜はそう言って大風呂敷を広げた。

 

耀は中を見ると目を見開いて瞳を丸くした。

 

「・・・これ、どうしたの?」

 

「だからゲームの戦利品って言ってるだろ。秋人も出せよ。」

 

「あいよ。」

 

秋人はギフトカードからグライアイに貰った蒼の宝玉を取り出し、十六夜に投げる。

 

「これギフトカードに入るのかよ!大風呂敷で持ってきて損したぜ。」

 

「どうしたの?」

 

飛鳥が十六夜の方を向く。

 

飛鳥は最初何か分からなかったが、わかった途端小さく噴き出した。

 

「もしかして・・・貴方達、これを取りに行ってたの?」

 

「ああ、時間ギリギリまで集めてた。」

 

「ふふ、なるほど。だけどねぇ貴方達、こういう面白い事を企むなら・・・次からは一声かける事。いいわね?」

 

「OKだ。次からは一声かけるよ。」

 

「さてと。」

 

十六夜は黒ウサギに向かって言う。

 

「逆転のカードは持ってきたぜ。これで“ペルセウス”に行く必要は無い。」

 

「えっ?そんな話だったの?」

 

「静かに。」

 

黒ウサギが“ペルセウス”に行くかも知れないという事を今初めて知った秋人は驚く。

 

「まさか・・・あの短期間で本当に?」

 

「ああ。ま、ゲームそのものよりも時間との勝負だったな。」

 

「ありがとう・・・ございます。」

 

「礼を言うのにはまだ早い。ここからが本番だ。」

 

黒ウサギはここにいる全員の顔を見回した後、高らかに宣言する。

 

「ペルセウスに宣戦布告します。我らの同士、レティシア様を取り返しましょう。」

 

 

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原作とほとんど同じな為ギフトゲームスタート時まで割愛させていただきます。

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《ギフトゲーム名“FAIRYTALE in PERSEUS”》

 

・プレイヤー一覧

 

・逆廻 十六夜

 

・魅剣 秋人

 

・久遠 飛鳥

 

・春日部 耀

 

・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル

 

・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス

 

・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒。

 

・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターによる降伏。

プレイヤー側のゲームマスターの失格。

プレイヤー側が上記勝利条件を満たせなくなった場合。

 

・舞台、ルール

 

・ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない。

・ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない。

・プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない。

・姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う。

・失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行する事はできる。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。

“ペルセウス”印』

 

「姿を見られれば失格ってことはペルセウスを暗殺しろってことか?」

 

「十六夜さん、それならルイオスも伝説に倣って睡眠中だということになりますよ。」

 

「YES。ルイオスは最奥で待ち構えているはずデス。それにまず宮殿の攻略が先でございます。」

 

「取り敢えずさ、俺の殺気で周囲を探りつつ、飛鳥さんのギフトで遠距離から倒していけばいいんじゃね?」

 

飛鳥のギフトは他人を操る物だったが今はそれをギフトを操る物に変えようとしている。そして今はまだ水樹などのよわめのギフトしか操れないが今回はそれで十分だった。

 

「作戦はこれでクリアと、問題は」

 

秋人と十六夜が同時に言う

 

「「隷属させた元魔王。」」

 

「え?」

 

黒ウサギが驚いた。

 

「もし、ペルセウスの神話どおりなら、ゴーゴンの生首がこの世界にあるはずがない。しかし奴らは石化のギフトを使っている。ってことはさしずめアルゴルの悪魔ってところか?」

 

「多分あいつの首にぶら下がってるやつだろうな。」

 

「アルゴルの悪魔?」

 

何の話か分からない飛鳥と耀は首を傾げる。

 

しかし、黒ウサギは違った。

 

「十六夜さんに秋人さん・・・御二方もしかして箱庭の星々の秘密に?」

 

「まあな。」

 

「下調べは大切にね。」

 

「もしかして、御二方って意外と知能派でございますか?」

 

「何を今さら。俺は生粋の知能派だぞ。黒ウサギの部屋の扉だって、ドアノブを回さずに開けられただろうか。

 

「俺は上の中ってとこかな?」

 

「十六夜さん、そもそもドアノブが付いていませんでしたから。扉だけでしたから。」

 

黒ウサギのツッコミに十六夜も気が付いて補足した。

 

「そういえばそうだったな。だけどドアノブが付いてていても、俺はドアノブを使わずに扉を開けられるぞ。」

 

「・・・参考までに、方法をお聞きしても?」

 

十六夜は門の前に立ち、

 

「そんなもん、こうやって開けるに決まってんだろッ!」

 

轟音と共に、白亜の宮殿の門を蹴り破りゲームが始まった。




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