問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ?   作:ただの遊び人外

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遅れて申し訳ありませんでした!・・・全部テストが悪いんだ。


第17話vsアルゴール

「誰だ?」

 

秋人は誰、と問うたが誰かはわかっていた。

 

先程まで戦っていたアルゴールに纏わりついていた鎖を斬ったらでできた。つまり・・・アルゴールというわけだ。

 

「くそがっ!」

 

秋人が思案しているとルイオスが逃げ出した。

 

「フフフフ」

 

銀髪の女性はそちらの方へ手を向けるとそこから褐色の光が飛んで行った。そしてルイオスは物言わぬ石像とかした。

 

「あいつ、ルイオスに隷属してんだよな?隷属してる奴って主に手を出せるのか?」

 

「いえ、それは不可能のはずですが・・・」

 

秋人とジンが悩んでいるとアルゴールが言ってきた。

 

「間違えただけよ。そこの金髪の少年を狙ったんだけどね」

 

そう。隷属している者が主人に手を出すことは不可能。しかし、狙ったものの先にいたのなら、偶然当たってしまったのなら「仕方がない」の一言で済むのだ。

 

「さて、せっかく少しの間だけとはいえ、自由を手に入れたわけだし貴方たちと遊ぼうかしら?」

 

その瞬間、秋人と十六夜は構える。

 

「まあ、今回はそこの子に頼みましょうかね?」

 

アルゴールが指を指したその先には、

 

「俺をご指名ですか」

 

秋人がいた。

 

「理由を聴いても?」

 

「簡単な話よ。貴方は私を縛っていた鎖を斬った。あれは星霊の力にも耐えれるはずなのにね」

 

「隙間狙ったら簡単だったけどな。まあ、そんなことはどうでもいい。売られた勝負(バトル)は買うのが礼儀だしな」

 

秋人は刀を構える。

 

「と、言っても貴方と私が戦っても勝敗は明白。だからこう言うのにしましょ?」

 

《ギフトゲーム名“アルゴルの悪魔への一撃”》

 

プレイヤー一覧

 

魅剣 秋人

・クリア条件 アルゴールに一撃を当てること。

・敗北条件 降参もしくは気絶

プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。

“ペルセウス”印』

 

「どっかで見たことのある内容だな・・・」

 

「そうなの?まあ、別にどうでもいいじゃない。そんなことよりも早く殺りましょう?」

 

アルゴールから殺気が放たれる。それに合わせて秋人も殺気を放つ。

 

「先手は頂くぜ?」

秋人は刀を振るったがアルゴールに止められる。

 

「残念。威力不足」

 

アルゴールが腕を振るう。

 

秋人は刀で受けるが抑えきれず飛ばされる。

 

「それならっ!」

 

秋人は再度攻撃を仕掛ける。

 

先程と同じく止められるが、

 

「無双流 陽炎“下”」

 

鞘を上に振り上げる。

 

決まった。そう思った瞬間秋人は嫌な予感がし、アルゴールから距離を取る。

 

「あら、気付いたの?そのままにしておけば石にしてあげたのに」

 

(予感的中かよ。さてどうすっかな。)

 

生半可な攻撃じゃ止められる。ならば・・・

 

「考える暇なんてあるのかしらね?」

 

秋人が考えているとその間にアルゴールがこちらに手を向けていた。

 

「ヤバっ」

 

秋人は急いでそこから離れる。その瞬間アルゴールの手からルイオスを石にした時と同じ褐色の光が放たれた。

 

(やばいやばいやばいやばいやばい。どうするどうするどうするどうするどうする。)

 

秋人は周りを見渡した。

 

秋人の視界に映ったのは何かを叫んでいる黒ウサギ、こちらを見ている十六夜、石になっているルイオス、そして・・・

 

それを見た瞬間秋人の頭の中には勝利への道が見えた。しかし

 

「避けるだけか。もう飽きちゃった。終わらせよ」

 

そう言った瞬間、先程とは大きさが違う褐色の光が放たれた。秋人が避ける隙間がない。

 

(あっ、無理だ。)

 

切り札を使えば切り抜けられる。しかしそれを使えば勝つ方法がなくなってしまう。しかしそれを使わなければ石になってしまう。

 

(仕方ねぇ、使うか)

 

そう思った時秋人の頭の中に

 

カタンッ、

 

そんな音が聞こえた。

 

この音が聞こえたと同時に秋人は光の中に突っ込んだ。

 

何故かは分からない。根拠もない。しかしいける気がしたのだ。

 

そして褐色の光が秋人を包み込んだ。

 

「なかなかだったわね。じゃあ次はそこの金髪少年に」

 

アルゴールの言葉は続かなかった。

 

なぜなら、

 

「まだ終わってねえぞ!」

 

秋人が血塗れの状態で突っ込んできたからだ。

 

「なんで石になってないの!?それになんで血が!?」

 

「俺が知るかよ!」

 

秋人が刀を思いっきり振り下ろす。

 

「無駄よっ!貴方の攻撃は私には届かない!」

 

アルゴールは今まで同様受け止めようとする。

 

「ああ、それを待ってたんだ。入れ換え(リプレイス)!」

 

秋人が持ってた刀が先程までルイオスが使っていた“星霊殺し”のギフトを付与された鎌・ハルパーと入れ換えた。

 

「それは!」

 

「これなら効くだろ!!」

 

秋人はそのままハルパーでアルゴール攻撃した。

 

その瞬間秋人の勝利が決定した。

 

そして秋人の元に十六夜達が来て秋人に次々と話しかけていく。

 

「なかなかだったぜ。でも最初の一撃の時に入れ換えたらもっと早かったんじゃねえか?」

 

「うるせー。気づかなかったんだよ。」

 

「お疲れ様。今回は秋人君と十六夜君に殆ど取られちゃったわね。」

 

「ははっ。それは悪いことをしたな。次は譲ってやるよ」

 

その時秋人の頭がハリセンで叩かれた。

 

「この、おバカ様!何で断らなかったんですか!」

 

「いや、売られた勝負は買うのが礼儀だし。」

 

「それでもです!星霊と戦うなんて死ににいく様なもんですよ!?」

 

「勝ったからいいじゃん」

 

「このおバカ様!いいですか!そもそも、」

 

黒ウサギは言葉を止めた。何故なら

 

「ちょっ、耀さん?なんで泣いているのでしょうか?」

 

そう耀が泣いていたからだ。黒ウサギは秋人に説教する役目は耀に譲った。

 

「馬鹿っ!何で一人で戦ったの!?そんなに私達は頼りない!?」

 

「いや、売られたの俺だし」

 

「それでも一人で戦う理由にはならないでしょ!もっと、」

 

耀は秋人に抱きついて

 

「もっと私達を頼ってよ」

 

「あー、ったくわかったよ。次からは気をつける」

 

秋人と耀が話しているとそこに、

 

「いい雰囲気しているところ悪いんだけど私を無視しないでくれる?」

 

アルゴールが話しかけてきた。

 

全員が戦闘体制を取る。しかし

 

「違う違う。もう、戦わないわよ。なかなか楽しめたし、それに時間切れだしね。」

 

「それってどういう」

 

黒ウサギがアルゴールに問おうとするとバンッ、と誰かが扉を開けた。

 

「大丈夫かっ!この私が来たからにはもう安心だぞ!」

 

来たのは白夜叉だった。

 

「アルゴールよ!久しぶりとはいえ今は昔話をしている暇は」

 

「はいはい、もう暴れないわよ。ちょうど負けたところだしね。」

 

「・・・はっ?」

 

「だから、負けたの。何度も言わせないでよ」

 

「負けたって、誰に?」

 

「あっ、勝ったの俺」

 

秋人が手を挙げる。

 

「えっ、もしかして別に来なくても大丈夫だった?」

 

「うん」

 

アルゴールがきっぱり言う。そして白夜叉が崩れ落ちた。

 

「白夜叉さーん!?そんなことないよ!だってアルゴール時間切れとか言ってたし白夜叉さんが来ないとやばっかったって!」

 

「そうか?」

 

「そうだよ」

 

「なら良い!さてアルゴールよ。少し来てもらうぞ」

 

「わかってるわよ。けど少しだけ待ってもらえる?」

 

「む?何故だ?」

 

「勝者へのプレゼントよ」

 

そう言ってアルゴールは秋人の方へ行く。

 

「さて、貴方にギフトを渡さないとね」

 

「まあ、くれるって言うならもらうが、いいのか?」

 

「いいに決まっているじゃない。ギフトゲームで正式に私に勝った訳だしね。・・・さてと言っても私が渡せるのはこれぐらいしかないけどね。」

 

「何だ。」

 

「もう渡したわ。ギフトカードを見てみなさい。」

 

秋人はギフトカードを取り出し見てみるとそこには

 

“石化の魔眼”

 

というギフトが増えていた。

 

「効果は名前の通りよ。それじゃあね」

 

そう言って白夜叉とともに出て行った。

 

「そういえば」

 

「ん?どうしたの飛鳥さん」

 

「いえ、アルゴールがルイオスを石にしたから勝敗はどうなったのかと」

 

「「「あっ」」」

 




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