問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ?   作:ただの遊び人外

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はじめまして。通りすがりの遊び人といいます。 右も左もわからない初心者ですが、それでもいいという方はご覧ください。


YES!ウサギが呼びました!  
プロローグ


ある日一人の少年「魅剣 秋人」が家の天井で寝ていた。

 

この少年は平和の世の中で日本刀を持ち歩いているバカである。

 

 

「よく寝た~。最近楽しいことがないなぁ。何しようかな~」

 

「・・・よし!旅にでよう!ラスベガスとかその辺に!」

 

やはりバカである。って言うか何故最初にラスベガスが出てきたのだろうか?

 

 そして、彼が旅に出るために用意をしていたところ、机の上に自分が寝る前にはなかった手紙が置いてあった。そこには『魅剣 秋人殿へ』と書かれていた。

 

「あれっ?こんなところに手紙置いたっけ?・・・いや置いてないな。ってことは誰かが不法侵入した?でも戸締まりはちゃんとしてあるし。」

うーん、と唸る。

 

「まっ、いっか。とりあえず開けよっと」

 

思考時間、約三秒である。

 

手紙にはこう書かれていた。

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。

 その才能を試すことを望むのならば、

 己の家族を、友人を、財産を、世界のすべてをすて、我らの箱庭に来られたし』

 

 

「なんじゃ、こりゃ?」

 

そう言った途端急に景色が変わり、空に浮いていた。

 

「わっ」

 

「きゃ!」

 

「・・・えっ?」

 

恐らく、秋人と同じように呼び出されたであろう他の三人は、呼び出した者に対して怒りを抱いていたが、秋人は、

 

(来られたしって丁寧に書いてたのに、これはなくね?)

 

と、全く違うことを考えていた。

 

秋人がそんなことを考えている間に、秋人を含む四人と一匹の三毛猫は上空から湖に落ちていた。

 

秋人が湖から上がると、自分と同じく上空から湖に落ちた三人が先に上がって話をしていた。

 

「信じられないわ!引きずり込んだ挙句に空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜ。これならまだ石の中に呼ばれた方がまだ親切だぜ」

 

「・・・いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題ない」

 

「そう、身勝手ね」

 

「石の中なら、多分、上空からよりはまだましだと思う」

 

「・・・そんなことないと思うけど。それにしても、ここ何処だろう?」

 

「さてね。まぁ十中八九異世界だろうね」

 

 

「さて、まず間違いないだろうが、一応確認しておくが、お前達にも変な手紙が?」

 

「間違いないけど、まずそのお前って呼び方訂正して。私は久遠 飛鳥よ。そこの猫を抱えた貴方は?」

 

「・・・春日部 耀。以下同文」

 

「そう。よろしく。春日部さん。そこの日本刀を持っている貴方は?」

 

「俺のことかな。俺は魅剣 秋人。楽しいことが好きなただの一般人さ」

 

「ただの一般人は日本刀を持っていないと思うのだけれど。まぁいいわ。そして、そこの野蛮で凶暴そうな貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をどうもありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻 十六夜です。粗野で凶暴で快楽主義と三拍子揃った駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれ、お嬢様?」

 

「いや、別に見た目はそこまで凶暴には見えないが・・・」

 

「おいおい、その言い方なら、野蛮には見えるってことか?」

 

「あれっ?ばれちった?」

 

心からケラケラ笑う逆廻 十六夜。

傲慢そうに顔を背ける久遠 飛鳥。

 

我、関せずに無関心を装う春日部 耀。

 

日本刀の手入れをし始める魅剣 秋人。

 

そんな彼らを物陰から見ていた一人は思う。

 

(うわぁ・・・勝手に呼び出しておいてあれですが、問題児ばっかりみたいですねぇ・・・)

 

見ていた者は憂鬱そうに、重くため息を吐くのだった。




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