問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ? 作:ただの遊び人外
秋人side
あいつらから逃げているが・・・
「誘導されているな、これは」
誘導されてるってことはこっちに罠があるのか?
「どうする?」
耀が聞いてくる。
「そんなもん、正面突破に決まってるだろ!」
罠は正々堂々と潰すに限る!
その後五分ぐらいだろうか?走った後目の前に巨大な門が見える。それは隠す気もないほどに。
「なあ、多分ここに誘導したんだよな?」
「え、ええ。多分」
「だったら門開けとけよ」
そう。門は閉じていたのだ。気づかなかったら行き止まりと思う。それにあいつらは門に俺たちを入れたいのか囲むだけで襲ってこない。
十六夜がため息を吐いて、
「ハア、仕方ねえ。行くか」
そう言って十六夜はドアを蹴り破る。
そのドアの先にあったのは!!
先ほどまでの森とは打って変わり、一面の壁だった!
「何これ?新手の嫌がらせか何か?」
「いや、横に道があるからその殺気を抑えて」
おっと、無意識に殺気を出していたようだ。
その横道を見ると先にも道が分かれていた。
「この感じ、迷路か」
面倒くさい、と考えていると飛鳥がギフトカードを掲げて、
「来なさいディーン!」
「DEEEEeeEEEEN!」
「・・・一応聞くけど何をするつもり?」
「正面から行かなくても壊せばいいのよ」
「ですよねー」
「やりなさい、ディーン!」
「DEEEEeeEEEEN!」
ディーンの拳が叩きつけられるが傷一つない。
これには一同、驚きを隠せない。
「なんですって!?」
「まじかよ・・・」
試しに俺も斬ろうとするが傷一つつかない。
「面白いな、これ」
「私は面白くないわよ。で、どうするの?」
「どうするもこうするも正々堂々と行くしかないだろ。てなわけで、秋人!」
「おう!」
十六夜に声をかけられて殺意の塊を発動する。
「・・・迷路内に敵は居ないな。ただ」
「ただ?」
「門があるな」
「門?」
「門だ。多分ここまで行けばいいのだと思う」
「じゃあ、行くか!」
「「「OK!」」」
十六夜の声で門をくぐる。
〜七分後〜
「ここがお前の言ってた門か」
「おう。ただ・・・」
俺は言葉を濁す。何故なら、
「なんで電光掲示板があるのよ」
そう、電光掲示板があったからだ。
突然、電光掲示板の画面が映る。
俺たちは身構えるが
『我は汝らの智を試すもの。この先に行きたければ我が出す六十四の問題に答えよ』
「クイズか」
それにしてもなんで六十四何だ?もしかして
『問一 台所に四匹のサンマを置いていたところ、窓からノラ猫が入ってきて、一匹くわえていきました。さて、台所のサンマは今何匹?』
「そんなの簡単よ。三匹に決まってるでしょう」
飛鳥が自信満々に答えるが、
『ブブー』
不正解だったようだ。
「何でよ!」
確かに何で三匹じゃないんだ?
「落ち着け、お嬢様。答えは五匹だ」
『ピンポーン!』
なるほど、そういうことか。
「なんで五匹なのよ!」
「咥えるじゃなくて加えるってことだ」
ちょっと頭を捻れば簡単な問題だったな。
『問二 答えは簡単です。難しく考えないでください。朝から店の前で、ずっとずっと待っていたら何かくれました。何をもらいましたか?』
これは俺でも分かるぞ
「簡単」
『ピンポーン!」
最初に答えは簡単って言ってるもんな。
こんな感じで順調に問題を解いていたんだが、九問目で詰まった。
『問九 蛙が七百五十八匹います。このうち大人は何人?』
「いくら数が多くても蛙は大人よ。よって七百五十八匹」
『ブブー』
「なん・・・だと」
ここにいる全員が驚く。今のどこが違うと言うんだ!?
「十六夜と耀、それにアゲハは分かった?」
「七百五十八だと思ってた」
「同意」
「わかんないわよ!」
「だよなあ」
さて、どうするか。
そんなことを考えていると何を思ったのかは分からない。気が狂ったのかもしれない。
「りんご・・・」
と、呟いてしまった。
「秋人君、何を言っ」
『ピンポーン!』
「「「「はあ!?」」」」
「秋人!」
「一体どういうことなの!?」
「説明を求む」
「分かんねえ、何となく呟いてみたんだが・・・」
そんな中、俺は一つの答えにたどり着く。
「もしかしてこれさ、答えが間違っているんじゃないか・・・?」
俺がたどり着いた答え、それは問題の製作者が間違えているということ。
「確かにそれなら辻褄が合うな」
「けど」
「うん」
「分かるかぁ!」
製作者の答えを予測しろだと!?出来るわけないだろ!?
「取り敢えず進めていくぞ」
十六夜が次の問題に行く。
『問十 かみに勝つのは何?』
「ハサミっと」
『ピンポーン!』
俺達の戦いは続く・・・!
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