問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ?   作:ただの遊び人外

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遅くなりました!今回の話は少し手こずりました。

あと遅れましたが、開けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!



第33話 未開放

秋人side

 

落ち着け、俺。落ち着くんだ。今の状況を落ち着いて確認するんだ。

 

耀が毒に襲われている→解毒剤がない→命の危機。

 

「落ち着けるかあ!」

 

考えろ、考えるんだ俺。

 

カタン

 

今の俺が持っていて使えるギフトは入れ換えし王(リプレイサー)と殺意の塊と一応石化の魔眼。これの能力でどうにか出来ないか一つ一つ考えるんだ。

 

カタンカタン

 

まず入れ換えし王(リプレイサー)の場合は中にあるどくを取り出してみる。まず出来ない。

 

カタンカタン

 

次に殺意の塊。うん、今回は何も出来ない。

 

カタンカタン

 

・・・さっきからカタンカタンうるさいな。まあいい。最後に石化の魔眼。耀を石にして毒の進行を止める。まず出来るかどうかわからない。それに止めたとしてそのあとどうする。

 

カタンカタン

 

結論、俺は何も出来ない。

 

俺以外は?

 

カタンカタン

 

カタンカタンまじうるさいな。十六夜は今回は無理だろう。飛鳥の威光ならどうだ?

 

「飛鳥!威光で毒を消すことは!?」

 

「さっきからやってるけど出来ないの!多分これはギフトじゃないからだと思う!」

 

カタンカタン

 

まじかよ。って・・・

 

「誰だ!カタンカタン言ってる奴は!うるさいぞ!」

 

誰もが俺を見る。ん?変なこと言ったか?

 

「おい、秋人」

 

「なんだ、十六夜」

 

「カタンとか誰も言ってないぞ?」

 

「なん・・・だと。嘘だろ!?今も聴こえてるぞ!?俺!」

 

カタンカタン

 

ほら!

 

「嘘じゃねえよ。お前の幻聴じゃねえの?」

 

「誰も聴こえてないならそうなのかもしれない・・・」

 

カタンカタン

 

いや!?でも聴こえるぞ!?

 

いや、これが幻聴なのか、なるほど。

 

カタンカタン!

 

・・・幻聴だと思ったら激しくなった。幻聴じゃないのかもしれない。

 

落ち着いて考えろ。この音が聴こえ出したのは何時からだ?耀が毒にかかった時か?いや、違う。解毒剤がないとわかった時だ。つまり、これは毒を解毒するための音?いや、まさか。そんな都合のいいわけ・・・

 

カタンカタン!

 

・・・どうやらそのようだ。ではこの音の原因はなんだ?俺にだけ。聴こえる。つまり俺だけが持っている物。考えられるは二つ。一つは刀。

 

俺は刀を見る。

 

違う気がする。となるともう一つは

 

俺はギフトカードを取り出し見る。そこにあったのは

 

封印されし禁断の箱(パンドラ)”未開放

 

前まではなかった文字がある。音の正体はこれか?

 

カタンカタン!

 

どうやら正解のようだ。

 

・・・これで耀は救えるのか?

 

カタンカタン!

 

ならやってやろうじゃないか。

 

・・・開放をどうやってやるのかは分からない。ただ、直感に任せるだけだ!

 

俺は耀に向けて手をかざす。

 

「・・・秋、人?」

 

「やり方は知らん。俺のギフトなんだろ?何とかしやがれ!“封印されし禁断の箱(パンドラ)”ァァ!」

 

それと同時に俺の視界は紫色の光に覆われた。

 

秋人sideout

 

 

???side

 

「・・・まさか、このタイミングで“封印されし禁断の箱(パンドラ)”の封印を開放するなんてね」

 

誰もいない空間で私は1人呟く。

 

「けど、まだ駄目。今はその時じゃない」

 

私はそう言って“封印されし禁断の箱(パンドラ)”にもう一度封印をする。

 

「ああ、でも安心して。ちゃんとあの子の毒は解毒出来たから」

 

さてと、私の仕事も一旦終わり。

 

え?私が誰かって?ふふ、それは本編でちゃんと出てくるまでのお楽しみ。

 

 

 

???sideout

 

 

秋人side

 

紫色の光が収まって耀を見ると

 

「良かった」

 

耀の呼吸は落ち着いていた。

 

「ありがとな、“封印されし禁断の箱(パンドラ)”」

 

俺は礼を言うとアゲハの下に向かう。

 

「な、なによ」

 

ドス!

 

俺はアゲハの頭を1発どついた。

 

「何するのよ!?痛いじゃない!」

 

「耀はもっと痛かったと思うぞ。お前があいつらの事を教えておいてくれればこんな事にはならなかった。違うか?」

 

そうだ。こいつは解毒剤が無いことを知っていた。つまりこいつはあいつの情報を持っていた訳だ。

 

「お前から助けてくれと頼んでおいて死ぬかも知れないことを黙っておくとは何事か!」

 

俺は少し殺気を放つ。すると

 

「ご、ごめんなさい」

 

謝ってきた。俺はアゲハの頭に手を乗せ、撫でる。

 

「分かればいいんだよ。分かれば」

 

俺はアゲハから手を離し、他のバグズノイド達に刀を向ける。

 

「さあ、次の相手は誰だ!ぶった斬ってやるよ!」




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