問題児と共に入れ換し者も異世界から来るそうですよ? 作:ただの遊び人外
これから少しずつでもいいので投稿ペースを上げて行きます。・・・多分
翌朝・・・出発直前になっても十六夜は現れなかった。ヘッドホンが昨夜いつの間にか消えていたらしい。
「・・・どうすんの、これ?十六夜これなさそうだけど」
「YES・・・子供たちも総動員で探しているのですが・・・。うう、そろそろ出ないと間に合わないのです」
黒ウサギはハラハラしながら十六夜を待っている。しばらく待った後、十六夜とレティシアが本拠から出てきた。しかし、ヘッドホンはなく、ヘアバンドで髪を抑えている状態だった。
「やっぱり見つかんなかったか。・・・髪って抑えとかないと落ち着かないって感じか?」
秋人は十六夜の頭にあるヘアバンドを指指しながら言う。
「ああ、そんなところだ。それより話がある」
十六夜が横に避けるとトランク鞄を引く耀と三毛猫がやって来た。
「・・・本当にいいの?」
「仕方ねえさ。アレがないとどうしても髪の収まりが悪くてな。壊れたスクラップもんだが無いと困るんだよ」
髪を搔きあげながら十六夜は飄々と笑う。要するに十六夜はヘッドホンを探すために本拠に残るのだ。
故に本来十六夜が行くはずだった枠を耀に譲った。
「ありがとう。十六夜の代わりに頑張ってくるよ」
「おう、頑張って来い。ついでに友達百匹ぐらい作ってこいよ。南側には幻獣が多いらしいからな。俺としてはそっちの期待の方が大きいぜ?」
「うん、わかった」
少し微笑んで耀は応える。
「んじゃあそろそろ行くとするか。まあ、一応アイも置いて行くから防衛は充分、探し物に専念しろよ」
「おう、悪いな」
その会話を最後に黒ウサギ、ジン=ラッセル、そしてゲームの結果により全部参戦することになった魅剣 秋人、春日部 耀、そして前半組の久遠 飛鳥は本拠を後にした。
彼らを見送った後、レティシアは少し緊迫したような顔で十六夜を覗き込んだ。
「十六夜、その・・・良かったのか?外門利権書を手に入れてまで勝ち取った順番を、こんなにもあっさり手放してしまって・・・ヘッドホンならわたしたちが、」
「出てこねえよ。これだけ捜しても出てこないってことは、隠した本人にしかわからない場所にあるんだろう」
十六夜とレティシアが話をしていると近くに黒い穴が現れる。その穴からヘル=クライシスが出てきた。
「・・・秋人は?」
「さっき収穫祭に向けて出発して行ったよ。少し遅かったな」
「・・・そう」
十六夜の返答に、見るから落胆した様子を見せる。
彼女はここには用はない、と言わんばかりに十六夜を無視して本拠地の中に入って行く。
「ちょうどいいや、あんたに一個聞きたいことがあったんだ」
十六夜が彼女に待ったをかける。
「・・・何?」
「死神とか、言われてたけどさ、お前、
彼女の口元が、少し上がった。
少し、文がまだおかしいかもしれません。