魔法少女リリカルなのは  ピカチュウ列伝   作:高町 優希

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第十話

 

 

ピカチュウ「ピカ~…チュウ~…」

 

 

フェイト「ふふ♪」

 

 

アルフ「よく寝てる」

 

 

あれから数日、ピカチュウはフェイトの膝の上で過ごしては昼寝をしていた。

 

 

クロノ「失礼する」

 

 

するとクロノが入ってきた。

 

 

クロノ「君達の処遇が決まった」

 

 

アルフ「どうなるんだい?」

 

 

クロノ「無罪放免だ。ユーノが被害届を出さないと言ってるのでな」

 

 

アルフ「そうかい…」

 

 

クロノ「それとそこの黄色い…ピカチュウについてだが…」

 

 

フェイト「ピカチュウ?」

 

 

クロノ「飼い主に返還して欲しいそうだ」

 

 

フェイト「……」

 

 

アルフ「フェイト?」

 

 

フェイト「嫌だよ」

 

 

クロノ「なぜ?」

 

 

フェイト「餌をあげないような人にピカチュウを返したくない」 

 

 

フェイトがピカチュウを抱き上げると…

 

 

ピカチュウ「ピカ~?」

 

 

ピカチュウが寝惚けながら起きた。

 

 

フェイト「大丈夫、寝てていいよ」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

クロノ「しかしだな…」

 

 

フェイト「絶対に嫌だ」

 

 

頑なにフェイトは拒否していた。

 

 

クロノ「…わかった」

 

 

クロノもこれ以上の説得は無理と判断して部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「返さないってどういう事よ!」

 

 

クロノ「落ち着きたまえ」

 

 

すずか「アリサちゃん、落ち着こう?」

 

 

なのは「クロノ君、どういう事?」

 

 

クロノ「フェイト・テスタロッサの言い分では餌をあげないような人に返したくないそうだ」

 

 

アリサ「うっ…」

 

 

心当たりがあるだけに反論出来なかった。

 

 

クロノ「管理局側もそれは動物虐待になると判断してフェイト・テスタロッサの主張を認めている」

 

 

アリサ「でも!飼い主は私よ!」

 

 

クロノ「聞いた話だが、ピカチュウは自分の意思で去ったそうだな?それだとピカチュウの意思と思われても仕方ない」

 

 

アリサ「うっ…」

 

 

クロノ「それにピカチュウ自身がフェイトから離れない為にこちらも強く引き離す事が出来ない」

 

 

アリサ「なら!こっちから迎えに行くわ!」

 

 

クロノ「民間人のアースラへの乗船は許可出来ない」

 

 

アリサ「クッ!」

 

 

なのは「クロノ君、どうにかならない?」

 

 

クロノ「釈放されるまで待つしかないな。我々が介入しているのはその時までだ」 

 

 

すずか「釈放されるのは何時ですか?」

 

 

クロノ「明後日だ」

 

 

すずか「アリサちゃん、それまで待とう?」

 

 

アリサ「…わかったわよ」

 

 

アリサ達はフェイトの釈放を待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「お世話になりました」

 

 

クロノ「以後気をつけるようにな」

 

 

フェイト「はい」

 

 

フェイトは無事に釈放され、クロノは転移して帰艦した。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~」

 

 

外の空気だ~。

 

 

フェイト「これからどうしようか?」

 

 

アリサ「やっと来たわね」

 

 

フェイト「え?」

 

 

フェイトが振り返るとアリサ達がやって来ていた。

 

 

アリサ「さぁ、ピカチュウ。帰って来なさい」 

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~…」

 

 

フェイト「ダメ」

 

 

フェイトはピカチュウを抱えると守るようにしていた。

 

 

アリサ「どういうつもり?」

 

 

フェイト「餌をあげないような人にピカチュウは返せない」 

 

 

アリサ「ピカチュウは私のペットよ?」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」オロオロ

 

 

ピカチュウは二人の間でオロオロしていた。

 

 

アリサ「どうあっても渡さないのね?」

 

 

フェイト「うん」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

喧嘩はやめて~!

 

 

アリサ「なら、アンタはどうしたいのよ!」

 

 

ピカチュウ「チャ~!」

 

 

ピカチュウは困って泣き出してしまった。

 

 

フェイト「よしよし。怖い飼い主さんだね」

 

 

アリサ「クッ!」

 

 

ピリリリ♪ピリリリ♪

 

 

ピカチュウ「ピカ?ピカピカ?」

 

 

あれ?もしもし?

 

 

神様『ピカチュウですか?』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」

 

 

神様、どうしたの?

 

 

神様『すいません!』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!?」

 

 

どうしたの!?

 

 

神様『また魔物が逃げ出しました』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」

 

 

倒せばいいの?

 

 

神様『すいませんがお願いします』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

 

任せてよ!

 

 

ピカチュウは電話を切るとアリサ達に向かってバイバイの合図をした。

 

 

フェイト「ピカチュウ?」

 

 

ピカチュウ「ピカピカピカチュウ」

 

 

ボクはこれから使命がある。だからお別れだよ。

 

 

アリサ達「使命?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

みんな元気でね。

 

 

ピカチュウが去ろうとすると…

 

 

フェイト「で?何処に行くの?」

 

 

フェイトとアルフがついてきた。

 

 

ピカチュウ「ピカ!?」

 

 

ついてくるの!?

 

 

フェイト「ピカチュウには恩返ししなきゃ」

 

 

アリサ「で?何処に行くの?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!?」

 

 

アリサ達まで!?

 

 

アリサ「当然でしょ。私は飼い主よ?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!ピカピカチュウ!」

 

 

何言ってるの!危険な事なんだよ!

 

 

アリサ「どのくらいよ?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~…」

 

 

魔物の強さによるけど~…

 

 

アリサ「どれくらいだとヤバイのよ?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ…」

 

 

ヤツ位強いと手に余る…

 

 

アリサ「ヤツ?って誰よ?」

 

 

ピカチュウ「ピカピカ…ピカチュウ!」

 

 

ヤツは強かった…あの配管工め!

 

 

アリサ「赤と緑の!?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~…」

 

 

それは置いといて~…

 

 

ピカチュウは一度ピカチュウベースに向かうことにして、アリサ達とフェイト達もピカチュウについていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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