ピカチュウ「チャ~…」
ある日、ピカチュウがお昼寝していると…
アリサ、すずか「ピカチュウ~!?」
ピカチュウ「ピカ?」
アリサとすずかが慌ててやって来た。
アリサ「これ見て!」
ピカチュウ「ピカ~?」
アリサは新聞を見せてきた。
すずか「ここに写ってるのピカチュウベースだよね?」
新聞には宇宙で隕石群を破壊してるPBロボが写っていた。
ピカチュウ「ピカ~…」
それか~…。
アリサ「何?アンタ知ってたの?」
ピカチュウ「ピカピピカチュウ」
今朝、新聞を見たからね。
アリサ「なら軍隊が血眼になって探しているのは?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
知ってるよ。
すずか「このままじゃ私達の秘密基地が見つかっちゃうよ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ボクのだよ!
アリサ「いいじゃない、減るもんじゃないし」
ピカチュウ「ピカピ!」
減るよ!
すずか「所有権は後にしてどうするか考えなきゃ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
あげないよ!
アリサ「そうね、このままだといずれ見つかるわよね」
ピカチュウ「ピカピ!?」
無視!?
すずか「やっぱり別の場所に隠す?」
アリサ「どうやって?」
すずか「……」チラッ
ピカチュウ「ピカチュウ」
もう別の場所に移動してあるよ。
アリサ、すずか「いつの間に!?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
新聞に載る前から。
アリサ「教えておきなさいよ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
入り浸るでしょ!
アリサ「いいじゃない!」
ピカチュウ「ピカチュウ」
ダメなものはダメ。
すずか「ピカチュウ」
ピカチュウ「ピカ?」
すずか「本当にダメなの?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
学業優先。
すずか「学業真面目だよ?」
ピカチュウ「…ピッ!」
アリサ、すずか「舌打ちした!」
ピカチュウ「ピカピピカチュウ」
暫く騒動が治まるまでダメ。
アリサ「わかったわよ」
アリサとすずかもようやく諦めた。
ピカチュウ「ピカチュウ~♪」ファサ
ピカチュウが邸の廊下を歩いていると…
アリサ「あら、ピカ~チュウ~!?」
アリサがピカチュウを見つけると変な呼び方になった。
ピカチュウ「ピカピ?」
どうしたの?
アリサ「何よ、そのマント!?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
ブラザーマント。
アリサ「何でブラザーマントなんて持ってるのよ!」
ピカチュウ「ピカピ…ピカチュウ…」
それはね…ボクはM78…
スパン!
ピカチュウ「ピカ~!?」
アリサ「誰がボケろと言ったかしら?」
ピカチュウ「チャ~…」
アリサ「それで何でそんなの付けてるの?」
ピカチュウ「ピカピピカチュウ」
ピカチュウベースに入る為の鍵にしたの。
アリサ「何で鍵なんてかけるのよ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
入り浸るからでしょ!
アリサ「いいじゃない!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
よくないよ!
アリサ「減るもんじゃないじゃない!」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
アレはボクのだよ!
アリサ「いいじゃない!ね?」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
アリサ「ケチケチしないの!」
ピカチュウ「ピカチュウ~!」
ケチじゃない!
アリサ「仕方ない。ほら、これでどう?」
アリサはどこからともなく林檎を出した。
ピカチュウ「ピカチュウ!」
釣られないよ!
アリサ「…チッ!」
ピカチュウ「ピカチュウ~!」
舌打ちした~!
アリサ「なら、これでどう?」
今度は梨を出した。
ピカチュウ「ピカ!」
アリサ「これでもダメなの?」
ピカチュウ「ピカ」
アリサ「仕方ない。これでどうよ」
桃を取り出した。
ピカチュウ「ピ、ピカ」
ちょっと揺らいだ。
アリサ「ほらほら、もう一つ付けるわよ」
ピカチュウ「ピカ~!?」
揺らぎまくった。
アリサ「とどめよ!」
アリサは更に桃を出した。
ピカチュウ「チャ~…」
ピカチュウは桃を受け取ると負けを認めた。
アリサ「さぁ、ブラザーマントを寄越しなさい」
ピカチュウ「ピカ~…」ガサゴソ
ピカチュウは腕輪を渡した。
アリサ「ありがとう。で?どうやってマントにするの?」カシャン
ピカチュウ「ピカチュウ」
念じれば展開されるよ。
アリサ「ん」ファサ
アリサが念じるとマントが展開された。
アリサ「ぴったりね」
ピカチュウ「ピカピピカチュウ」
サイズの自動調整してるからね。
アリサ「便利な機能ね」
ピカチュウ「ピカ」
でしょ。
アリサ「これでピカチュウベースに堂々と入れるわね」
ピカチュウ「ピカ」
アリサ「ん?マントを付けてるって事はピカチュウ?ピカチュウベースに行こうとしてたの?」
ピカチュウ「ピカ」
アリサ「何かあったの?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
暇潰し。
アリサ「なら、一緒に来なさい。散歩に行くわよ」
ピカチュウ「ピカ~♪」バサッ…カシャン
アリサ「…何今の!?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
ブラザーマントの収納機能。
アリサ「こう?」バサッ…カシャン
ピカチュウ「ピカチュウ?」
出来たでしょ?
アリサ「えぇ。さぁ、行くわよ」
ピカチュウ「ピカピ~♪」
アリサはピカチュウを連れて散歩に出掛けた。