魔法少女リリカルなのは  ピカチュウ列伝   作:高町 優希

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34話

 

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ…」

 

 

なのは「ううん、ピカチュウのせいじゃないよ」

 

 

六課襲撃から数日、ピカチュウはヴィヴィオを助けれなかった事を何度もなのはに謝っていた。

 

 

アリサ「ほら、アンタも疲れてるんでしょ?少し寝てなさい」 

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

ピカチュウはPブースターを修理すると言ってその場を去った。

 

 

アリサ「はぁ…こんなんじゃ飼い主失格ね」

 

 

アリサのぼやきはピカチュウには届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーアースラー

 

 

ジジジジ

 

 

そして数日、アースラに拠点を動かした六課メンバーは最終決戦に備えていた。

 

 

ピカチュウ「……」ジジジジ!

 

 

そしてピカチュウはPブースターの修理終えた。

 

 

ビー!ビー!ビー!

 

 

はやて『これよりゆりかごに向けて戦闘要員は出撃してください!』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

ピカチュウは今度こそヴィヴィオを救うため出撃した。

 

 

ズビュン!ズビュン!

 

 

ピカチュウ「ピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ~!」

 

 

そしてピカチュウは周りのガジェットを玉砕していた。

 

 

局員『突入口!開きました!』

 

 

ピカチュウ「ピカピ!ピカチュウ~!」

 

 

ピカチュウはなのはとヴィータに続いて突入した。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

ヴィヴィオ~!と叫びなから飛んでいると…

 

 

なのは「ピカチュウ、落ち着いて」

 

 

なのはにたしなめられた。すると…

 

 

がちゃがちゃ!がちゃがちゃ!

 

 

ガジェットの大軍が押し寄せて来た。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ、ピカピ?」

 

 

ピカチュウがどうすると鳴くと…

 

 

なのは「こんなところで油を売ってる訳には行かないよ」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!ピカチュウ!ピカチュウ!」

 

 

わかった!ここは引き受けた!先に行って!

 

 

ズビュン!!ズビュン!!ズビュン!!ズビュン!!

 

 

ピカチュウは突破口を開いた。

 

 

なのは「ピカチュウ!」

 

 

ピカチュウ「ピッカ!」

 

 

行って!と鳴き、なのはに背を向けると…

 

 

ズビュン!!ズビュン!!

 

 

なのはの盾となった。

 

 

なのは「ごめん!ピカチュウ!」

 

 

ピカチュウ「ピカ…チュウ~!」

 

 

ピカチュウはレールカノン、電撃と巧みに使いガジェットを破壊していった。

 

 

ボフン!

 

 

そしてどれくらいの時間が経過したのだろう…ピカチュウがガジェットを破壊してからとうとうPブースターが火を吹いた。

 

 

ピカチュウ「ピカ!ピカチュウ」

 

 

ごめん!Pブースターと鳴き、収納すると…

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

 

ピカチュウは禁断の兵器、リボルノヴァを出した。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

ピカチュウはPソードを二本装填してリボルノヴァを発射した。

 

 

ズドドドン!

 

 

ピカチュウ「チャ~!」

 

 

溢れていたガジェットは皆消し飛んだが…

 

 

ピカチュウ「ピ…カ…チュ…」

 

 

ピカチュウは多大なダメージで倒れてしまった。

 

 

ピカチュウ「……ピ…カ?」

 

 

どれくらいの時間が経過したのか、ピカチュウが目を覚ました。だが激痛で動けなかった。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?…ピカ…ピカチュウ」

 

 

ピカチュウは僕死ぬのかな?…せめて…アリサにもう一度会いたかったと鳴いた。

 

 

アリサ「ふざけた…事を…言ってんじゃないわよ!」

 

 

ピカチュウ「ピカ~…」

 

 

ピカチュウは抱き上げられた。視線を上に向けるとパワードスーツがボロボロになったアリサとすずかがいた。

 

 

すずか「私も忘れないで欲しいな?」

 

 

ピカチュウ「ピカピ~…」

 

 

ピカチュウは涙した。こんなにボロボロになって自分の救出に来てくれた二人に。

 

 

アリサ「さぁ、脱出するわよ」

 

 

アリサは力強くピカチュウを抱き締めた。必ず助けると。

 

 

 

 

 

 

アリサ「ゆりかごの最後ね」

 

 

ヘリに戻ったアリサ達はモニターでゆりかごの最後を見届けようと集まっていた。

 

 

ピカチュウ「……」

 

 

そして…

 

 

ズドドドン!!

 

 

管理局の艦隊のアルカンシェルで砲撃を受けた。が…

 

 

はやて「なんやて!」

 

 

ボロボロになったゆりかごはまだ上昇していた。

 

 

はやて「クロノ君!」

 

 

クロノ『駄目だ、再チャージが間に合わない…』

 

 

ピカチュウ「……」サッ

 

 

誰もが絶望した。折角後一息というところまで来たのに…と。その時…

 

 

ウィーン!ウィーン!ウィーン!ウィーン!

 

 

すずか「この音は…」

 

 

アリサ「Pビックファイヤー!?」

 

 

ヘリの横をPビックファイヤーが通りすぎた。

 

 

アリサ「ピカチュウ?ピカチュウ~!」

 

 

アリサはピカチュウが居ないことに気付き通信を開いた。

 

 

ピカチュウ『ピ~…』

 

 

アリサ「何をする気なの!」

 

 

ピカチュウ『ピカピカチュウ』

 

 

ピカチュウはPビックファイヤーをぶつけてゆりかごを破壊すると鳴いた。

 

 

アリサ「やめなさい!そんな事をしたらアンタが!」

 

 

ピカチュウ「ピカピ」

 

 

アリサ「何よ…」

 

 

ピカチュウ「ピカピカピカチュウ」プツン

 

 

最後に会えて良かったと鳴いて通信を切った。

 

 

アリサ「ピカチュウ!」

 

 

アリサが飛び出そうとしたが…

 

 

すずか「駄目だよアリサちゃん!スーツの限界を超えてる!これ以上使うのは無理だよ!」

 

 

アリサ「離して!ピカチュウが!」

 

 

はやて「あ!」 

 

 

はやてが声を上げるとモニターにPビックファイヤーが映った。

 

 

アリサ「ピカチュウ!」

 

 

アリサがモニター見るがタイミングが悪かった…

 

 

ガシャン!!ズドドドン!!

 

 

Pビックファイヤーとゆりかごがぶつかり爆発して互いに消えた。

 

 

アリサ「いや…そんな……ピカチュウ~!」

 

 

アリサの悲しい悲鳴だけが響き渡った。

 

 

 

 

それから数ヶ月…

 

 

アリサ「……」

 

 

はやて「どないや?」

 

 

すずか「黙々と仕事をしてる」 

 

 

はやて「犠牲者はなし…でも大切な仲間を失った」

 

 

すずか「今はそっとしておこう」

 

 

アリサ「……」

 

 

事件から数ヶ月、ピカチュウははやての計らいで行方不明となっていた。これはアリサの心の為でもあった。

 

 

アリサ「……」ガタッ

 

 

アリサは席を立つと外に向かった。

 

 

アリサ「ピカチュウ…」

 

 

アリサは海を眺めた。ピカチュウとの思い出を思い出しながら。

 

 

アリサ「……」 

 

 

?「……チュウ~!」 

 

 

アリサ「えっ…」 

 

 

突如鳴き声がした方を見ると…

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

アリサ「ピカチュウ~!」

 

 

ヒシッ!

 

 

一人と一匹は互いに抱き締めあった。

 

 

アリサ「アンタ!今まで何処にいたのよ!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ、ピカチュウ」

 

 

アリサ「治癒ロボットの中で怪我を癒していたですって?」 

 

 

ピカチュウ「ピカピ~!」

 

 

アリサ「どれだけ心配したと思ってるの!」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

アリサ「でも…良かった」   

 

 

アリサは力強く抱き締めた。いついつまでも。

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