魔法少女リリカルなのは  ピカチュウ列伝   作:高町 優希

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外伝10

フェイト「賭けるジュエルシードは持ってる全て。異存はない?」

 

 

なのは「うん。ないよ」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウピカチュウ」

 

 

ジュエルシードはボクが預かるよ。

 

 

なのは、フェイト「うん」

 

 

二人はピカチュウに全てのジュエルシードを預け、二十個が揃った。

 

 

なのは「……」

 

 

フェイト「……」

 

 

ピカチュウ「ピカ…ピカチュウ~!」

 

 

では…始め~!

 

 

ピカチュウの合図と共に勝負が始まった。が…

 

 

ピシャーン!!

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

ピカチュウに落雷が落ちてジュエルシードが転移して消えた。

 

 

ピカチュウ「チャ~!」

 

 

しかしピカチュウには効いておらずジュエルシードだけを持ってかれた。

 

 

なのは「どういう事!」

 

 

フェイト「知らない!本当に私達は何も知らない!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

嘘はついてないよ。

 

 

アルフ「あのババァ!」

 

 

クロノ「ジュエルシードを全て持ってかれたな」   

 

 

エイミィ『捕捉出来てるよ』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

取り返してくる。

 

 

なのは「なのはも行くの!」

 

 

フェイト「私も!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

転移よろしく。

 

 

フェイト「うん。アルフ!」

 

 

フェイト達は転移してフェイトの母が待つ時の庭園に向かった。

 

 

ビービービー!

 

 

フェイト「そんな!?なんで警報装置が起動してるの!?」

 

 

クロノ「どうやら、僕達は侵入者扱いのようだな」

 

 

アルフ「ババァめ!」 

 

 

ピカチュウ「ピカピ!ピカチュウ!」

 

 

アリサ!変身だよ! 

 

 

《ファング》

 

 

《ファング・ジョーカー》

 

 

なのは「ファングジョーカーなの!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

みんな行くよ。

 

 

Wを先頭にプレシアの待つ玉座に向かった。

 

 

アリサ『どきなさい!』カシャンカシャン

 

 

《ショルダーファング》

 

 

アリサ『でいゃ~!』

 

 

肩から生えたブーメランを投げて迫りくるロボットを破壊して進むWだった。

 

 

アリサ『まだまだ~!』カシャン

 

 

《アームファング》

 

 

今度は腕にブーメランの半分を生やして敵に突っ込んで行った。

 

 

なのは「にゃははは…アリサちゃん、ノリノリなの」

 

 

クロノ「温存出来るから助かるな」

 

 

フェイト「母さん…」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

Wは扉を見付けると蹴破って乗り込んだ。

 

 

プレシア「随分礼儀知らずな客ね」

 

 

アリサ『はん!人様の物を盗んで高みの見物してるおばさんに言われたくないわね』

 

 

フェイト「母さん!どうして!」

 

 

プレシア「どうして?これは全てアリシアを蘇らせるためよ」

 

 

フェイト「アリシア?」 

 

 

プレシア「そう。お人形の貴女とは違う私の娘よ」

 

 

フェイト「何を言ってるの母さん…?」

 

 

プレシア「私がジュエルシードを集めた理由…それは娘のアリシアを蘇らせるためよ!本当はアルハザードに行くつもりだったけどこれだけのジュエルシードがあれば!」

 

 

クロノ「不可能だ!」

 

 

プレシア「理論上は可能よぼーや」

 

 

フェイト「人形…私は…人形?」

 

 

膝をついて覇気のない状態にフェイトはなってしまった。

 

 

アリサ『この~!』

 

 

《ショルダーファング》

 

 

ガキィン!

 

 

アリサ『ピカチュウ!突っ込むわよ!』

 

 

ピカチュウ「ピカピカ~!」

 

 

いけいけ~!

 

 

《アームファング》

 

 

ガキィン!

 

 

ショルダーファングが弾かれてアームファングに切り替えたWはプレシアに突っ込んで行った。

 

 

アリサ『人形だろうとなんだろうと!フェイトは生きてるのよ!』

 

 

プレシア「だからなに?今更愛せとでも?」

 

 

アリサ『アンタはあの子の母親なのよ!』

 

 

プレシア「人形の母親になった覚えはないわ!」ガキィン!

 

 

アリサ『チッ!』

 

 

プレシア「茶番はお仕舞いにしましょう。ジュエルシードよ!アリシアを生き返らせて!」

 

 

アリサが距離を取ったの機会にプレシアはジュエルシード二十個を同時に発動させた。

 

 

ガガガガガガガガ!

 

 

クロノ「無茶だ!」

 

 

ユーノ「暴走してる!」

 

 

プレシア「何故!?理論上は完璧なのに!」

 

 

なのは「止めないと!」

 

 

クロノ「不可能だ!」

 

 

ユーノ「封印出来る人間が少なすぎる上にジュエルシードの出力が高い」

 

 

アリサ『ピカチュウ!何とか出来ないの!?』

 

 

ピカチュウ「……」

 

 

アリサ『ピカチュウ?』

 

 

ピカチュウ「ピカピ…ピカチュウ」

 

 

一つ…方法がある。

 

 

アリサ『それは?』

 

 

ピカチュウ「ピカピカピカチュウ」

 

 

ツインマキシマムなら。

 

 

アリサ『ツインマキシマム!?』

 

 

ピカチュウ「ピカピカピカチュウ」

 

 

使ったら最後どうなるかわからない。

 

 

ゴゴゴゴ!

 

 

クロノ「何だ!?この揺れは!?」

 

 

エイミィ『クロノ君!ジュエルシードの暴走の影響で次元炉が暴走してる!脱出して!』

 

 

クロノ「しかし!このままでは次元震が起きてしまう!」

 

 

なのは「次元震?」

 

 

ユーノ「地球にある地震が次元で起きるようなものだよ。しかも最悪な規模での」

 

 

なのは「どうにかしないと!」

 

 

なのは達が悩んでいると…

 

 

アリサ『…やりましょう、ピカチュウ。なのは達を死なせる訳にはいかないわ』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」

 

 

どんな影響が出るかわからないよ?

 

 

アリサ『覚悟の上よ』

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

わかった。

 

 

Wは発動しているジュエルシードを見ると…

 

 

アリサ『いくわよ!』カシャンカシャンカシャン

 

 

《ファング、マキシマムドライブ》

 

 

《ジョーカー、マキシマムドライブ》

 

 

アリサ『ハァ~!』 

 

 

Wの右足にブーメランが生えると更に白かったブーメランが黒く染まった。

 

 

アリサ『ファングストライザー!マキシマム!』

 

 

ガガガガガガガガ!!

 

 

ツインマキシマムの威力とジュエルシードの出力がぶつかり激しく揺れた。

 

 

ゴゴゴゴ!!

 

 

なのは「アリサちゃん!ツインマキシマムは無謀なの!」

 

 

ユーノ「なのは!ツインマキシマムって!」

 

 

なのは「えっと、自爆技に近いの!」

 

 

クロノ「この威力だと本人が耐えられないぞ!」 

 

 

ガガガガガガガガ!!

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ~!」

 

 

アリサ『ハァ~!』

 

 

パキィン!

 

 

マキシマムセイバーとジュエルシードが同時に砕けた。

 

 

ドサッ

 

 

カシャン!ヒュー…

 

 

ピカチュウの変身が解けた。

 

 

なのは「ピカチュウ!しっかり!」

 

 

クロノ「今がチャンスだ!脱出するぞ!」

 

 

クロノの掛け声に、アルフはフェイトを、ユーノはアリシアを、クロノはプレシアを、そしてなのははピカチュウを連れて脱出した。その後直ぐに時の庭園は崩壊した。

 

 

クロノ「さ、流石に駄目かと思った」

 

 

ユーノ「ぼ、ボクも」

 

 

アルフ「フェイト、大丈夫かい?」

 

 

フェイト「うん…」

 

 

なのは「ピカチュウ…」

 

 

ピリリリリ

 

 

なのは「もしもし?アリサちゃん!?大丈夫なの!?うん、私達は大丈夫だよ。ピカチュウ?ピカチュウ、アリサちゃんだよ」

 

 

ピカチュウ「……」

 

 

なのは「ピカチュウ?」

 

 

ピカチュウ「……」

 

 

ピカチュウの手はぶらっと垂れていた。

 

 

なのは「嘘だよ…ね?寝てるだけだよね?ピカチュウ?ピカチュウ!」

 

 

なのはが何度も揺するがピカチュウはピクリとも動かなかった。

 

 

なのは「ピカチュウ!ピカチュウ!」

 

 

ユーノ「なのは…」

 

 

ユーノはなのはの肩に手を置き首を振った。

 

 

なのは「寝てるだけなの!ピカチュウ!起きてよ!」

 

 

ユーノ「なのは…」

 

 

なのは「こんなのって…こんなのって…」

 

 

その場はまるで通夜のような空気になってしまった。

 

 

サッ

 

 

なのは「ヒック…?」

 

 

なのはが泣いていると何か動いた気配がしたのでそちらを見た。すると…

 

 

ピカチュウ「ピカ」

 

 

てっててー!

 

 

ドッキリ大成功!と木札を掲げたピカチュウがいた。

 

 

なのは達「……」

 

 

ピカチュウ「ピカ?」

 

 

あれ?

 

 

なのは「全然シャレになってないの~!」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

それはもう盛大に怒られた。

 

 

 

 

 

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