第一話
ピカチュウ「ピカ~…」
アリサ「ピカチュウ?何を作ってるの?」
ピカチュウ「ピカ?ピカピカ、ピッカ~♪」
アリサ「そのくだり好きね」
ピカチュウ「ピカチュウ」
新作のグミ。
アリサ「グミ?」
ピカチュウ「ピカ」
アリサは一粒持つと…
アリサ「普通のグミじゃないでしょ?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
勿論。
アリサ「効能は?」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
読まれてる!?
アリサ「アンタが味だけにこだわるとは思えないわ」
ピカチュウ「ピカ~…」
つまらなそうなピカチュウだった。
アリサ「落ち込んでないで早く言いなさい」
ピカチュウ「ピカ。ピカチュウ、ピカチュウ、ピカチュウピカチュウ」
はい。このグミは疲労回復、魔力回復、怪我の回復の三拍子が揃ったグミです。
アリサ「随分気前のいいグミね」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
頑張ってみた!
アリサ「で?食べてみたの?」
ピカチュウ「……」じ~
アリサ「…嫌よ」
ピカチュウ「ピ~…」
ピカチュウの耳が垂れた。
アリサ「う…」
ピカチュウ「ピカチュウ?ピカピカピカチュウ?」
本当にダメ?今なら合体後の操縦権あげるよ?
アリサ「OK。食べるわ」
アリサは操縦権に釣られた。
アリサ「いただきまーす……枝豆味?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
そうだよ。
アリサ「それなりに旨いわね」
ピカチュウ「ピカチュウ」
次は疲労回復テストだね
アリサ「あ、何か嫌な予感…」
ピカチュウ「ピカチュウ~♪」
ランニングテスト~♪
アリサ「やっぱり…」
ピカチュウ「ピカ、ピカチュウ」
さぁ、行くよ。
アリサ「はいはい」
アリサとピカチュウはテストに出掛けた。
ピカチュウ「ピカチュウ~!ピッカ!ピッカ!」
アリサ「ちょっと…待ちなさい…」
ピカチュウ「ピカ~?」
アリサ「流石に…全力疾走は…続かないわよ…」
ピカチュウ「ピカチュウ」
はい、グミ。
アリサ「これで効かなかったらお説教よ」
アリサはグミを食べた。
ピカチュウ「ピカ?」
どう?
アリサ「嘘…疲れがとれた」
ピカチュウ「ピカチュウ~」
成功~。
アリサ「…じゃあピカチュウ?」
ピカチュウ「ピカ?」
アリサ「ロボットの操縦権はよろしくね?」
ピカチュウ「ピカ」
うん。
後日、ピカチュウは約束通り操縦権をメガピカチュウに固定した。
すずか「ずるいよ!卑怯だよ!セコイよ!抜け駆けだよ!」
アリサ「ふふん♪飼い主の特権よ♪」
ロボットの操縦権を盗られたすずかは駄々っ子になっていた。
すずか「う~!納得いかないよ!」
ピカチュウ「ピカ~…ピ~」
そしてピカチュウはアリサの膝の上で暢気に寝ていた。
すずか「ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカ!?」
アリサ「ちょっと?せっかく寝てるのに起こさないでよ」
すずか「4号機作ってよ!」
ピカチュウ「ピカ?」
何の話?
アリサ「ロボットの操縦権の話よ」
ピカチュウ「ピカ~」
それだけの説明で納得したらしい。
すずか「4号機作って!」
ピカチュウ「…ピカ」
…無理。
アリサ「ん?アンタ何か隠してない?」
ピカチュウ「ピ!ピカチュウ」
あ!用事を思い出した。
アリサ「ちょっと待ちなさい」
ピカチュウ「ピ、ピカ?」
アリサ「さぁ、白状しなさい」
ピカチュウ「ピカピ?」
何の事?
アリサ「そう…あくまでも惚けるのね」
ピカチュウ「ピ、ピカチュウ?」
か、顔が怖いよ?
アリサ「桃禁止ね」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
何でも聞いて!
餌の禁止には逆らえなかった。
アリサ「で?何を隠してるの?」
ピカチュウ「ピカ…」
実は…
アリサ「実は?」
ピカチュウ「ピカチュウ…」
作っちゃったの…
アリサ「何を?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
新しいマシン。
すずか「ピカチュウ~♪」
アリサ「どんなマシンかしら?」
ピカチュウ「ピカチュウ、ピカチュウ、ピカチュウ」
ショベルカー、ミキサー、ダンプ。
アリサ「今度は重機なのね」
すずか「合体するよね?」
ピカチュウ「ピカピ、ピカピカチュウ」
するよ、メガピカチュウに。
すずか「……」
ピカチュウ「……」
すずか「贔屓だ!」
ピカチュウ「ピカチュウ」
仕方ないの。
すずか「何が?」
ピカチュウ「ピカチュウ」
ノリで作ってるから。
すずか「おもっいっきり!ピカチュウが原因だよね!」
ピカチュウ「ピカチュウ~♪」
やっちまった~♪
アリサ「残念だったわね、すずか」
すずか「うぅ…」
心底残念そうなすずかだった。