魔法少女リリカルなのは  ピカチュウ列伝   作:高町 優希

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第二話

ピカチュウ「ピカ~…」ポチポチポチポチ

 

 

アリサ「何してるの?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウピカチュウ」

 

 

換装のテストシミレーションを見てるの。

 

 

アリサ「どうなの?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

特に問題はないよ。

 

 

アリサ「そう」

 

 

ピンポーン♪

 

 

アリサ「なのは達ね」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」

 

 

お茶会?

 

 

アリサ「そうよ。来る?」

 

 

ピカチュウ「ピカ」

 

 

アリサ「じゃあ行くわよ」

 

 

アリサとピカチュウはなのは達を迎え中庭に移った。

 

 

ピカチュウ「ぐびぐび♪」

 

 

アリサ「飲みすぎないようにね」

 

 

ピカチュウ「ピカ♪」

 

 

はやて「しかし、ピカチュウの予算は何処から出てるんやろ。マシン何機目や?」

 

 

なのは「不思議だね…」

 

 

フェイト「なのは、大丈夫?疲れてるみたいだけど…」

 

 

なのは「大丈夫だよ。フェイトちゃん」

 

 

ピカチュウ「……」

 

 

お茶会から一週間後、なのはは墜ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカチュウ「……」ジジジジ

 

 

ある日、ピカチュウがPマシンの整備をしていると…

 

 

ピリリリリ♪

 

 

ピカチュウ「ピカピカ?」

 

 

スタッグフォンが鳴った。

 

 

アリサ『あ、ピカチュウ?悪いけどすぐに帰って来て』

 

 

ピカチュウ「ピカ?ピカチュウ」

 

 

ピカチュウは整備を終えるとアリサの邸に戻った。

 

 

フェイト「ピカチュウ!グミを渡して!」

 

 

ピカチュウ「ピカ~!?」ガクガク!

 

 

帰ってくるなりフェイトに抱き上げられて揺すられた。

 

 

アリサ「落ち着きなさい、フェイト」

 

 

フェイト「落ち着いて…」

 

 

アリサ「なら、ピカチュウを放しなさい。苦しんでるわよ」

 

 

フェイト「あ、ごめん」

 

 

ピカチュウ「ピカ~…」

 

 

ピカチュウは目を回していた。

 

 

アリサ「しっかりしなさい」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

アリサ「ほら」

 

 

ピカチュウは抱っこされた。

 

 

フェイト「ピカチュウ、グミを渡して!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」  

 

 

何でフェイトが知ってるの?

 

 

フェイト「アリサに聞いたの!」

 

 

ピカチュウ「ピカピ~」

 

 

アリサ「悪かったわよ」

 

 

フェイト「それよりピカチュウ!グミを頂戴!」 

 

 

ピカチュウ「ピカピ?」

 

 

何で?

 

 

フェイト「なのはに食べさせるの!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

ダメです。

 

 

フェイト「どうして!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

試作版だから。

 

 

フェイト「なら!完成させて!」

 

 

アリサ「無茶苦茶よ、フェイト」

 

 

フェイト「でも!」

 

 

アリサ「ピカチュウ?どれくらい完成してるの?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

九割って所かな。

 

 

フェイト「なら!」

 

 

ピカチュウ「ピカ!ピカチュウ」

 

 

ダメ!まだ実験してない。

 

 

フェイト「何の?」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

怪我の治療に使えるかどうかの。

 

 

フェイト「なら!私が!」

 

 

ピカチュウ「…ピカチュウ?」

 

 

人体実験だよ?

 

 

フェイト「構わない!」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

しかしピカチュウは渋った。

 

 

フェイト「ピカチュウ!」

 

 

ピカチュウ「ピカ~…」 

 

 

フェイト「ピカチュウ!」

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ…」 

 

 

ピカチュウはグミを一粒出した。

 

 

フェイト「…えい!」ザクッ

 

 

フェイトは腕を少し切った。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

フェイト「う、うん」

 

 

フェイトがグミを食べると怪我が治った。

 

 

ピカチュウ「…ピカチュウ」

 

 

…成功だね。

 

 

フェイト「本当に!?」

 

 

ピカチュウ「ピカ」

 

 

ピカチュウはフェイトの腕を念入りに調べた。

 

 

ピカチュウ「ピ?ピカ!?」

 

 

ん?これは!?

 

 

アリサ「どうしたの!?」 

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ…」

 

 

結婚線がない…

 

 

スパン!!

 

 

アリサ「誰がボケろと言った?」

 

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

フェイト「結婚線?」

 

 

アリサ「とりあえずその話はいいから」

 

 

ピカチュウ「ピカピピカチュウ」

 

 

なら、なのはの所に行こうか。

 

 

アリサ「私は?」

 

 

フェイト「ピカチュウ位なら黙認されるけど…」

 

 

アリサ「そう。わかったわ、なら行ってきなさい」

 

 

ピカチュウ「ピカピ~」

 

 

フェイト「転移するよ」

 

 

フェイトはアースラに転移した。

 

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」

 

 

フェイト「うん、ここから更に転移装置で行くよ」

 

 

ピカチュウ「ピカ」

 

 

フェイトはピカチュウを連れて本局医療施設に転移した。

 

 

フェイト「なのはの病室は…ここだ」

 

 

フェイトはノックすると病室にピカチュウと一緒に入った。

 

 

なのは「フェ…イ…ト…ちゃん?」

 

 

身体中包帯だらけのなのはだった。

 

 

フェイト「なのは、これを食べて」

 

 

フェイトがなのはの口にグミを持ってくとなのはは口を開けてグミを食べた。

 

 

なのは「……!?」ガバッ!

 

 

グミを食べ終えるとなのはは突如起き上がった。

 

 

なのは「どういう事?」

 

 

フェイト「ピカチュウの新アイテムだよ」

 

 

ピカチュウ「ピカ」

 

 

なのは「ありがとう、フェイトちゃん。ピカチュウ」

 

 

この後、なのはは回復を疑問視され精密検査を何度か受けるはめになった。

 

 


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