艦隊これくしょん -艦これ- ~空を貫く月の光~   作:kasyopa

38 / 97
加賀の回想第二回。
大きなうねりもなく進む現実で、天城と赤城、加賀は何を見るのか。
そして大きな謀略の影が、獲物を食らわんと牙を砥ぐ。

いい加減にしないとあれなので予約投稿使用なのじゃ。



2018/07/06 サブタイトル被りによる変更修正。


第三十三話『存在を分かつ』

Side 加賀

 

 

私が廃艦処分となって鎮守府を去る日。

私が起きた頃には天城と赤城の姿はなかった。

ただ机の上に置手紙があり、『工廠に行ってきます』とだけ書いてあった。

 

寝巻を脱いだ時、着るものに困ってしまった。

艦娘であればあの巫女服の様なものを着ればいいのだが、今の私は艦娘ではない。

厳密にいえば艦娘なのだが、戦うわけでもないのにあの服を着るというのはおかしい。

しかし替えがあるとはいえその服しかない為着るものに困ってしまうのだ。

 

艦娘と言うものはいささか不便だなと思いながらも、

これも最後だという事を噛み締めながら仕方なく巫女服の様な服に袖を通す。

 

その直後、鎮守府全体に警報が鳴り響く。

 

それは、空襲警報によるものだった。

そして間もなく鎮守府の所々から爆発音が聞こえてきた。

 

そんな荒業が出来るのは深海棲艦だけ。それも新型の空母による攻撃だ。

私はそんな中、工廠にいると置手紙を残した二人の事が不意に頭に過り、

工廠へと全力で走ったのだった。

 

 

 

悪い予感が当たったのか、深海棲艦の攻撃が的確だったからか、

工廠は既に爆撃によって一部が吹き飛び、それによって崩落している。

 

回りの自衛隊員達は既に退避を初めており、誰も救助しようとはしていない。

もしかしたら、天城と赤城は生き埋めになってしまったのかもしれない。

私の悪い予感は自分を駆り立て、瓦礫の山となった工廠へ駆け寄る。

 

「おい君! 何をやっている!」

 

怒声を飛ばしたのは退避する自衛隊員を誘導していた自衛隊員。

そんな声に構わず細い腕に力を込めて瓦礫をどけていた。

 

「おい! 何をやっていると聞いている!」

「この中に天城さんと赤城さんが居るかもしれないんです!!」

「二人は艦娘だ! そんなことで死にはしない!」

 

その言葉を聞いて、後ろから肩に手を伸ばそうとしていた自衛隊員を殴りつける。

 

「艦娘だから死なない?! 貴方は私達を何だと思ってるんですか!」

「だ、だがそうでなくとも今は逃げないと君も死ぬぞ!」

 

空では黒い物体が空を覆っている。恐らく深海棲艦の艦載機だろう。

対空砲やトマホークミサイルが飛び交っているが、撃墜できる気配は一向にない。

爆撃は先ほどより抑制されてはいたが、根本的な解決にはなっていなかった。

 

「だから早く君も逃げろ!」

「それが逃げる理由にはならない!」

 

私は必死で瓦礫を掘り進める。彼女にとってこの際どうでもよかったのだ。

廃艦となって艦娘でなくなるのであれば、ここで二人を助けて私は死のうとまで思った。

その分二人は生きて戦ってくれる。ならば最後ぐらい自分も戦おう。艦娘として。

そう思っていたのだ。

 

瓦礫で手が汚れても、指を切っても、腕が震えても、加賀は動かし続けた。

ただ必死に、二人を助けたい一心で。

 

加賀の鼓膜に響くのは敵の艦載機の駆動音、高射砲の発砲音。

そして投下された爆弾が空を切る音。その音が近い事に気付き、不意に空に目を向ける。

艦娘としての性質か空からこの場所に向かって、

一つの黒い塊が落ちてきているのを目で捉える。

避けられない。避ける気はない。ただ、この瓦礫の下には二人が居るかもしれない。

深海棲艦は、私の最後の一仕事すら果たせてくれないのか。

 

そう思い、無力さを思い知って目を閉じた。

 

「諦めるな!」

 

そんな声を掛けられ目を開ける。

目の前を一人の女性が遮り、その黒い塊を鷲掴みにした。

いや、女性と言うにはまだ若い。私達と同じほどだ。

 

首元まで伸ばした黒髪に露出の激しい白い衣服であったが、

大型の艤装を纏ったその背中から感じられる威厳は秤しえない。

 

「貴女は……」

「名乗る前に、一仕事させてもらおう」

 

大きく振りかぶり、野球投手の如きオーバースローで水平線の彼方に投げ飛ばす。

鷲掴みにしても爆発しなかったから不発弾だと思ったが、

とんでもない速度で投げられた爆弾は遠くの黒い物体に衝突し大爆発を起こした。

恐らくあの黒い物体は深海棲艦だろう。しかし空では艦載機がまだ残っている。

またいつ攻撃されてもおかしくはない。

 

「瑞雲とかって、どうかな? いける?」

 

そんな声と共に空に上がったのは水上機。だが性能が違い過ぎる。

あんなもので対空戦闘が出来るわけがない。

 

「航空戦艦の真の力、思い知れ!」

 

しかしその予想はいい意味で裏切られる。

別のもう一つの声がした時、その水上機を狙っていた艦載機を無数の弾丸が打ち貫き、

ロケット弾が直撃して爆発。

この連射力は機銃と連装墳進砲。一体どうやってそんな物を……

 

その方向に視線を送れば、二人の艦娘が大型の艤装を見に纏って砲火を空へと向けていた。

 

「彼女達を連れてきて良かった。対空防御は私だけではどうにもならんからな」

「……! そんなことよりも天城さん達が!」

「天城……天城型戦艦の天城か!」

 

その名を知っているのか、先ほど爆弾を投げ飛ばした女性が血相を変える。

私は先程までの事を手短に話す。

 

「なら、その二人がこの下に」

「ええ……」

「それなら私に任せろ!」

 

次の瞬間、その女性は人ではまるで動かせないような瓦礫を両手で持ち上げ除けていく。

これが艦娘の力と言うものなのだろうか。

しかも大型の工具と違って直接人の手である為、一つ一つ丁寧に片付ける事が出来るのも事実。

二人の対空防御を行ってくれている艦娘に心で感謝しながらも、私は瓦礫の山を崩していく。

 

 

 

それから三十分ほど経っただろうか。

敵艦載機も二人の艦娘によって全機撃墜され、空からの攻撃の心配がなくなった頃。

 

「! 居たぞ!」

 

その手伝っていた女性が声を上げる。

目にしたのは、天城さんが赤城さんを庇っていたという事。

下に居る赤城さんは気を失っていたもののそこまで傷は見当たらなかったが、

天城さんの背中には無数の傷があり、血を流している。

そんな状況だというのに、赤城さんに体重を掛けないように何とか踏ん張り、

その服は血と汗で染まっていた。

 

「加賀……さん」

「天城さん!」

 

絞り出すような彼女の声が耳に響き、私は思わずそこに駆け寄った。

その口からは内臓がやられたのか、血の筋が何本も出来ている。

それを必死に抑え込むように、しかし何かを伝える為に声を絞り出した。

 

「喋らないでください! 傷口が……」

「いいんです。……私は、そう長くは持ちません、よ」

「だったら猶更!」

「だから、こそ。加賀さん、に……伝えたい事が……ゴホッ」

 

何とか赤城さんを避ける様に血を吐き出す天城さん。

私は天城さんをそのまま赤城さんから何とか離して仰向けに寝かせた。

工廠が崩れたその瞬間から赤城さんの盾としてずっとこのままだったんだ。

彼女はおそらく、もう……

 

「……加賀、さん」

 

天城さんは髪を結っているゴムを渡して、私の目を見つめる。

なら、私は彼女の言葉を聞こう。

彼女の伝えたい事を、彼女の覚悟を、無駄にするわけにはいかない。

 

「私の、代わりに……赤城……を」

 

声がだんだんと遠くなる。天城さんの腕が伸び私の頬に触れる。

ああ、この人はこんなことになっても赤城さんの事を思っているんだ。

本当の妹の様に可愛がっていた彼女を、こんなにも。

 

「お願い……」

「はい! 必ず守って見せます! 艦娘として! 必ず!」

 

涙が頬を伝い天城さんの頬に落ちる。

 

「ああ、私は……幸せ者です」

 

天城さんが笑顔になって、私の頬の感触を確かめる様に撫でる。

その手は背中から伝っていた真っ赤な血で染まっていた。

ああ、駄目だ。彼女が逝ってしまう。

 

「こんな……素敵な、妹が……二人も……」

「天城さん……」

 

彼女が逝かない様に名前を呼びかける。

でも、それでも彼女の未練の無いその笑顔はとても綺麗で、思わず見とれそうになる。

 

「居る……の……だか、ら……」

 

そう言って天城さんは目を閉じ、私の頬を撫でていた手は崩れ落ちた。

そして彼女はこと切れたように動かなくなる。

 

「天城さん……天城さん!」

 

彼女は応えてくれない。その問いかけに応えてくれない。

答えて欲しい。名前を呼んでいるのに。

いつも私達を包み込んでくれるような温かさと、その笑顔で応えて欲しい。

 

「私は、まだ……貴女を……」

 

姉と呼んでいないのに。

私は悔しさを押さえつける様に自分の拳に力を込める。

そこには天城さんの髪留めが握られていた。

 

 

Side ???

 

 

「アーア、ツマンナイナァ」

 

ただただ、黒煙を上げる施設を見ていた。

私の隣にはさっきあの施設から飛んで来た爆弾によって爆発した、

軽空母だったものが浮かんでいる。

 

「出来レバ二隻位欲シカッタケド所詮ハ我楽多カー」

 

実験的に投入されたといえどこんなにもあっけなく倒されるとは思わなかった。

それも自分の投下したはずの爆弾を掴み投げ返されて航行不能になるなんて、

ここまで来ると本来のお土産のほかに滑稽な土産話が一個増えたようなもんだ。

 

「マァ、アッチモ頑張ッテルミタイダシ? 私ハ私ノヤル事スルダケダシ?」

 

向こうはこちらの存在に気付いていないらしい。

別にそれで構わない。私の目的はおおむね達成できたのだから。

 

 

Side 加賀

 

 

その日の夜、天城さんの葬式が簡易的ながらも行われた。

 

赤城さんは天城さんが亡くなったショックで部屋に閉じこもっている。

仕方のないことと言えば仕方のない事。しかし実の姉を亡くしたのも同意。

 

話によれば天城さんと赤城さんは空襲警報が鳴り響いた時、

工廠に居た全員を優先的に逃がしていたそうだ。

だがそれが逆に二人が逃げ遅れる原因となってしまい、あのような結果になった。

 

天城さんが死んだことによって、天城さんの改修される艤装は解体。

代わりに私が改装空母として戦力に組み込まれることになり、廃艦処分は無しとなった。

 

当たり前の様にあったあの人の居た日々はもう戻れない。

私は幸せだった。天城さんが居てくれたから。赤城さんが居てくれたから。

いつまでも、この傷は癒えることは無いだろう。

言えなかった言葉を伝えられる事は無いだろう。

 

天城さんはあの日の夜もう既にあの時からこの事を予見していたのだろうか。

天城さんは私達の事を考えていた。

私が提督から突き付けられた現実を、事細かに説明してくれたのも天城さんだ。

そうして私の理由なき廃艦に意味を持たせて少しでも緩和してくれようとしていたんだ。

 

彼女が私に見えたのは大きな背中。覚悟を背負ったものだ。

 

『……私にもしもの事があったら、赤城を宜しくお願いします』

 

あの日の天城さんの言葉。それがそのままの意味だとしたら……

託したんだ。あの覚悟は、託す覚悟。そして受け取った。あの時に。

でなければ私の言葉を聞いて、未練の無いあんな素敵な笑顔が出来るわけがない。

 

天城さんは私に想いを託して、私は受け取った。赤城さんの未来を。

自分の掌の中にはまだ天城さんの髪留めが残っている。

 

「……赤城さん。私は必ず守ってみせます」

 

私はその決意を忘れぬよう、自分の髪を結い海面に自分の顔を映す。

私の髪は天城さんよりもずっと短く、不格好な物であった。

でもそれでいい。これが私の覚悟なのだから。

 

 

 

部屋に戻ると赤城さんが部屋の隅で三角座りとしていた。

膝に顔をうずめて、決して泣き顔が見えない様に。

 

「赤城さん」

「……放っておいてください」

 

冷酷な口調で告げられる。こんな赤城さんを見たことがない。

 

「赤城さん」

「私が生き残る必要はなかったんです。天城姉さんが生き残ればよかったんです」

 

聞く耳を持たないのか、ぶつぶつと不吉なことを呟く。

 

「そうです。私があの時盾になっていれば天城姉さんは死なずに済んだ。

 私が死ねば、天城姉さんは死ななかった」

 

このままではいけない。

自分を責めて、自分で傷つき再起不能になってしまうだろう。

ただ泣くことも無く、絶望した表情を浮かべる赤城さんは、狂った笑顔を浮かべていた。

人はどうしようもなくなった時笑うという話を聞いたことがある。

つまり、そこまで彼女の精神は追い詰められていたという事。

 

「赤城さん!」

「……なんですか加賀さん。その髪型は。天城姉さんに対する侮辱ですか。

 ああ、そうでした。加賀さんには姉も妹も居ませんでしたね。

 でしたら私の気持ちも天城姉さんの気持ちも解るわけがっ!」

 

そこまで聞いて私は赤城さんの頬を全力ではたく。軽い音が部屋に木霊する。

はたかれてバランスを崩し、こちらを睨む赤城さん。

この人は自分が絶望するだけでは飽き足らず、周りの人間まで巻き込んでいくのか。

そんなことは絶対にさせない。それは何よりも、赤城さんの為に。

 

「どうしてはたくんです? 私が何を言っても加賀さんには関係のない事でしょう。

 なのにどうしてそこまで必死になれるんですか。一人きりの貴女が」

 

「とにかくその髪型をやめてください。それにその髪留めは天城姉さんの物ですね。

 返してください。それは天城姉さんの物です」

 

髪留めに対して手を伸ばす赤城さんの手を払う。

 

「なんなんですか。そこまで必死になる理由などない筈です。だから返して」

 

まるで生に縋る亡者の様に手を伸ばしてくる彼女。死んだ魚の様に目から光は失われている。

あまりに醜い。こんな人の為にこの髪型をやめる意味も無ければ髪留めを渡す意味も無い。

渡して今の彼女が元に戻るのであれば喜んで渡そう。

しかし今の彼女に渡しても何の意味もない。むしろ事態が悪化するだけ。

 

伸ばしてきた手を再度払い除けると、目を血走らせながらも両手で襲い掛かってきた。

そこまで必死なのだろう。そこまで私が酷い存在に見えるのだろう。だから私は。

 

「っ!」

 

全力でその顔面を殴り抜ける。

全力とはいえど非力な私だ。それに自分の手はボロボロで力も入らない。

吹き飛ばすことも出来なければ、対した威力もない。

しかしその殴られたというショックと衝撃で、彼女は体勢を崩し尻餅をついていた。

 

「目は覚めましたか?」

「加賀さん! 何するんですか!」

 

抗議の視線を送ってくる赤城さんであったが、その目には光が宿っていた。

 

「え、あっ……私、加賀さんになんてこと言って……」

 

彼女は顔を青ざめはじめた。今まで私に対して言っていたを理解したのだろう。

その目からは涙が溢れる。私はその溢れる涙を拭った。

 

「赤城さんに涙は似合いませんよ」

「加賀さん……」

 

しばらく見つめ合っていたいが、そう言うわけにもいかない。

私には伝えるべきことがある。天城さんの事を。

赤城さんはあの時気絶していてそのことを知らない。

だからこそ説明しなければならないのだ。

 

「でも加賀さん。どうして天城姉さんの髪留めを……?」

「天城さんが言ってくれました。彼女に何かあった時、貴女をよろしく頼むと。

 彼女が貴女を守った時に委ねられた物です」

「じゃあ、それは天城姉さんが……」

「そしてこの髪型は私の覚悟です。何があっても貴女を守る。その為のあの人と同じ髪型です」

 

それを聞いて目を閉じて不敵な笑みを浮かべる赤城さん。

私は何かおかしなことを言っただろうか? もしかして信じられないのだろうか。

そう思うと急に不安になり、慌てる。

 

「あの、赤城さん、私は」

「解っているわ。加賀さんが本気だという事」

 

目を開けた赤城さんは相変わらず笑みを浮かべている。

ただそれは何かを知って、すっきりした様なまっすぐな笑み。

 

「なら私は天城姉さんの様に髪を伸ばしてみようかな」

「えっ?」

「だって加賀さんだけで天城姉さんになってしまったら、

 妹としての私の面子が丸潰れじゃないですか」

 

「だからその髪型は加賀さんが。あの素敵な黒髪は私が。

 二人で天城姉さんの歩めなかった未来を、歩もうじゃありませんか」

 

そう言ってにっこり笑う赤城さんの顔は、天城さんにそっくりだった。

 

 

Side ???

 

 

「生キノイイママ埋メルナンテ、粋ナ事シテクレルジャン。生キダケニ」

 

月明かりも星明かりも無い闇夜に潜んで、一人墓を掘り起し棺桶の中身を確認する。

そこにはまるで人形のように眠る一人の艦娘だったものがあった。

 

どうせ施設の再建で焼却炉辺りに持っていく時間も無かったから、

明日にでも持っていこうと思ったんだろう。こっちからすれば有難いけど。

 

「後ハ適当ニ他ノ死体ヲ拝借シテー、棺桶ニ詰メレバー」

 

これで良し。長居は無用。さっさと持ち帰ろう。

闇夜に潜むにはこの黒い服と小柄な体が、何かを運ぶにはこの強靭な体が役に立つ。

垂れる血は防水性の高い艦娘の服のお蔭で、服のつなぎ目からしか漏れない。

そこだけなんとかすれば何も問題はない。そのまま海に出れば底を気にする必要もなくなる。

 

「サーテ、面白イ事ニナルゾー」

 

私の口角は自然とつり上がっていた。




まず初めに、加賀サイドと謎サイドは全く視点なので、別サイドでの出来事を加賀は知りません。
回想なのに知らないことがあるってどういうことやと思うかもしれませんが、
いわゆるナレーション視点の「時はさかのぼり……」的な奴です。

天城、死す。史実では関東大震災の被災によって竜骨が折れてますが、
流石に大震災だと色々と不味かったので(特に舞台が違う)、
前回の話で盛大にフラグめいた何かがかっさらって行きました。
そして応援に辿り着いた3人の艦娘。一人はともかくあの二人は一体誰なんだ……(ぇ
(因みにあの二人は既に改状態です)
この話は何気に第二十五話に絡んでたりします。どのように絡んでいるかはきっと解る筈。

天城の遺志を継ぐ赤城と加賀。髪は女性の命の次に大事という話がある。
果たして彼女達は立派な空母になれるのか。答えは第二十八話の鳳翔さんの昔話に続く。

謎の影が潜む。人の言葉を話す『ソレ』は何をもたらすのか……

次回から時系列が戻ります。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。