混沌と調和,相反する二つを宿す問題児!?   作:初枝沖兎

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投稿大変遅くなりまして申し訳ありませんm(_ _)m

季節外れのインフルエンザに罹り、

寝込んでおりました………

お気に入りに登録されている方々、

続きを楽しみにしていてくれた方々、

誠に、謝罪申し上げます_○/|_


第10話:締めくくりor哀れな虎さん(笑)

 

 

side―

 

ガルド討伐が確認された瞬間、鬼化していた

森は消え失せ飛鳥達ノーネームの勝利を告げる

契約書類が現れるが黒うさぎ達は脇目もふらず

ある人物の下へと急ぐ……

 

 

黒うさぎ達が林を抜けた先に倒れている人物

肩口から腕に裂傷を負っている春日部耀だった

 

 

「耀さん!」

 

耀の名を呼びかけながら優しく背中を

抱え起こす黒うさぎ、十六夜は耀の傷を見ると

和から貰ったスペアポケットから

コンビニのレジみたいな機器を取り出し

バーコードリーダーのような部分を傷口に翳す

 

 

「十六夜さんそれは一体?」

 

「《お医者〇んカバン》、…説明したいとこだが

また今度な」

 

バーコードリーダーが翳された部分、耀の傷口を

スキャンし終わったのだろう、レジの画面に

何やら映像と機械的な音声解説が流れ出す

 

 

 

『シンダンケッカ、カタカラウデニカケテノ

《裂傷》、

レッショウニヨルシュッケツノタメノ

《血液不足》、

ヨッテ、《止血剤粉末》ニ《血液精製飲料》ヲ

ショホウシテオキマス

オダイジニ…』

 

 

言い終わるとレジの画面部分が下にスライドし

液体の入った小瓶と、粉の入った小瓶を

排出した、十六夜はその二つの瓶を手に取ると

黒うさぎと場所を変わりまずは粉の入った小瓶

を開け耀の傷口に振りかける。

すると、不思議なことに傷口から溢れ出ていた

血が綺麗に止まったのだ…

 

そして、二つ目の液体の小瓶を耀に飲ませようと

する十六夜だが、血液不足のために耀の口は

液体を拒んでしまっている口元から溢れる液体

それを見ながら十六夜は耀に呟く…

 

 

「春日部、ごめんな…」

 

十六夜は小瓶の液体を自らの口に含み

耀の頭の後ろに腕をそっとまわし………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口づけを行なった…

 

正確には耀に口移しで薬を飲ませたのだ、

 

十六夜と耀の唇が重なる、十六夜は自分の舌で

 

耀の力ない舌を絡め取りながら耀に薬を

 

飲ませていく。その光景は、どことなく

 

官能的であり、はたまた童話のワンシーンの

 

様に神秘的だった………

 

 

 

 

尚、この光景を見ていたノーネーム一同は、

飛鳥は顔を真っ赤にしながら口をパクパクさせ

黒うさぎはジンの目を両手で押さえながら

キャーキャー言い、

和に至っては息子の成長を見守る父親の様に

十六夜を見ていた……

 

 

 

そして、当事者である耀は、うっすらとあった意識を

瞬時に覚醒させられ顔をゆでダコにしながら

意識を手放し、十六夜にお姫様だっこされ

ノーネームの医療家屋に運ばれていったのだった…

 

 

 

side―out

 

 

 

side―和•ジン•飛鳥

 

 

 

パン!!

 

 

「はきゅわ!?」

 

 

若干放心状態だった飛鳥の目の前で

和は猫だましを行い意識を覚醒させると

ジンに目を向けて言う

 

 

「さってと、ル〇ージ…ここからは

お前が主役だ。イケるな?」

 

「はっ、はい!」

 

 

和に背中を押し出されジンは広場に

集まっているフォレス•ガロに名と旗印を奪われた

コミュニティ全員に見えるように高台に上がる

 

 

「はい、注目!!」

 

和の掛け声に高台のジンと和に視線が集まる

和は続けざまに言葉を紡ぐ

 

 

「これより、我がノーネームのリーダー

ジン=ラッセルがフォレス•ガロに奪われた

あんたらの名と旗印を返還する!」

 

 

この言葉にあたりはざわつきだす

 

 

「聞こえなかったのか?

あんたらの取られた物を

返してやるって言ったんだよ。

な、ルイ〇ジ」

 

 

 

いきなり話しを振られジンは一瞬戸惑うが

気を引き締めながら力強く言葉を紡ぐ

 

 

 

「我々ノーネームはこれより、 

フォレス•ガロによって奪われた

貴方方の名と旗印を返還します!

 

そして…………」

 

 

ジンは一度言葉をきり高らかに宣言する

 

 

「これより、我々ノーネームは打倒魔王を

掲げることを此処に宣言します!

どうか、皆さん魔王関連の揉め事などあれば

我々ノーネームまで!」

 

 

〝ウぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!〟

 

 

 

ジンの宣言に辺り一帯からは破れんばかりの

歓声が沸き上がる。今日此処に、打倒魔王を掲げた

コミュニティが立ち上がった………

 

 

 

 

 

side―out

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「さてと…」

 

ジンに名と旗印を返還させておき、和は飛鳥

の方へ足を運んだ

 

「じゃっ、準備はいいか久遠さん?」

 

「ええ、大丈夫よ」

 

 

和は飛鳥に確認をすると、虚空に指先で

円を書くように回した、すると虚空から

突如、銀色の毛並みの虎の人形(ヒトガタ)

現れる

 

 

「でも、これでよかったの?

他にも、竜や獅子なんかもあったんだけど」

 

「問題ないわ、むしろ前よりかっこよく

なってもらわないと調教のしがいが

ないもの」

 

「さいですか…(久遠さんって若干

女王様入ってるよね………)」

 

 

フフフと黒い笑いを浮かべる飛鳥を

横目に和は銀虎の身体の周りに何やら

数字の書かれた両端5センチほどの紙を

囲むように置いていく

 

 

「和くん、それは何かしら?」

 

「これ?これは数魔(しょすう)って言ってね

今回の儀式に必要なんだ。

まぁ、詳しくはまた今度話すよ…

それと、はい久遠さん、これ読んでね」

 

 

和は数魔紙を置き終えると、飛鳥に

一枚のアンチョコを渡し少し離れる

飛鳥は和が離れたのを確認するとアンチョコに

目を通し書かれている言葉を綴る

 

 

「起源の数を零として、

 

初なる数を一とする、

 

器なく迷う魂よ、

 

我は軌跡を綴る者、

 

汝に新たなる器を与えんとするものなり、

 

汝、我が血の盟約を持ち、

 

汝、我が朽ちるその時まで、

 

汝、我を護る剣とあれ」 

 

 

詠唱が終わると同時に飛鳥は

自らの十字剣で指を少し切り

血を銀虎の身体に数滴落とした、

すると銀虎の身体が白く光だし辺り一帯に

風が吹き始める。

 

飛鳥はギフトカードからペットボトルを取り出し

蓋を開き銀虎に向けると、中に入っていた白い

粒子が銀虎の口から入っていったと同時に

銀虎の発光に辺り一帯の風も収まった 

 

 

「ん………此処は一体………?」

 

 

銀の虎がその体躯を起こしながら

言葉を発する滑らかな美しい銀の毛並みを

揺らし辺りを見渡す

 

 

「あら、御機嫌よう、エセ紳士さん」

 

「…!?てめぇは、名無しの!?」

 

「フフフ、そうあなたが無様に負けた

ノーネームの久遠飛鳥よ」

 

「なっ!?負けただと!

ならば何故俺は生きている!

鬼化した奴らは倒されると例外無く

消える…は……ず…………はっ?」

 

 

ガルドは言葉を失う、

自分の体躯が白銀の獣に変わっていることに

 

 

「なっ!?てめぇら、俺に何しやがった!?」

 

「う―ん…口がなってないわね…

とりあえず、『黙って話を聞きなさい』」

 

 

さらっと息をするように言葉を

紡ぐ飛鳥、ガルドは飛鳥の言葉通りに

口を強制的に噤みその場に伏せをする

 

 

「じゃあ、気に食わないけど説明してあげるわ

ありがたく聞きなさい。まずはじめに、

ゲームはあなたの負け、フォレス•ガロは解散

そして…」

 

飛鳥はそのまま口角を釣り上げ

ガルドに黒笑する

 

 

「あなたは、私達ノーネームに隷従

することで生かされてるのよ

フフフ、ありがたく思いなさい♪」

 

 

飛鳥の言葉を聞いたガルドの顔面からは

血の気が失せ絶望の顔が浮かんでいる

そして、止めと言わんばかりに

飛鳥がガルドの目の前にしゃがみこんで

言葉を紡ぐ

 

 

「それじゃあ、死ぬまでこき使ってあげるわね

虎さん()♪ 」

 

 

そして、箱庭の空に一匹の獣の

叫び声が響いたのであった…………

 

 

 

 

 

side―end

 

 

 

 




うーん、金髪さんは次話になりそうです、

そして、やばい飛鳥さんが新たな扉を………

和「クックックッ、久遠さんはなかなか素質があったからね」

それを開く手助けしたのはあんたらだろうが!?

和「えー、僕何の事かわからなーい(笑)」

っ〜~!?この問題児がァァァ!?

和「ククッ、まぁ俺としては、兄弟と春日部さんの
アレの行方のほうが気になるがな…」

あぁ………それは………な………(十六夜くん、かなりテクニシャン
だったな………)

和「さてと、そろそろ締めくくるか」

あっ、それ私のセリフ!

和「皆、次回もお楽しみに!」

だから、セリフ取るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


次回予告


いよいよ登場、金髪さん!
更に、あの人も登場しちゃうかも!?

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