混沌と調和,相反する二つを宿す問題児!?   作:初枝沖兎

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ようやく、第一部、完結しました♪
長らくお待たせいたして本当に申し訳ないですm(_ _)m

次回は、番外編を一話挟みましてから、
ペスト編に進もうと思います♪

皆様、是非お楽しみください!

それでは、第17話、どうぞ♪


第17話:祝勝会、並びに双極の産声………

 

 

side―十六夜×レティシア

 

 

 

「…………んっ……………此処は…?」

 

 

「おっ、目ェ覚めたか?」

 

 

 

レティシアがゆっくりと瞼を開くと

目の前には、十六夜の姿が目に入った

ゆっくりと、ベッドから体を起こしながら

辺りを見渡すレティシア、自らの手に目を落とすと

握ったり開いたりしながら、体を確認すると

十六夜に呟くように言葉を漏らす。

 

 

「私は……助かったのか……」

 

「あぁ、そうだぜ、どした?」

 

「いや、君達には、返しても返しきれない

大きな借りができたと思ってな…」

 

「ヤハハ、おう、存分にありがたがれよ♪」

 

 

ヤハハ、と楽しそうに笑いながら

レティシアに言う十六夜、立ち上がると

ポケットからカメラを取り出しながら、一度

シャッターをおろすと……

 

 

「……?十六夜、これは?」

 

 

カメラに写されたレティシアの服装が

一瞬のうちに、白と水色を基調とした

メイド服へと換装された、持ち前の冷静で

パニックまでにはならないが、いきなり服装が

変わったことに驚きを隠せないレティシアは

カメラをポケットにしまう十六夜へと

問いを投げかける。

 

 

「あぁ、まだ伝えてなかったな、これから

レティシアは、うちの(ノーネーム)筆頭メイド

になってもらうからな♪」

 

 

笑いながら、レティシアに告げる十六夜、良い笑顔だ…

 

 

「メイド…………か?……」

 

「どした?不安か?」

 

「いや……私なんかみたいな、

魅力がない(・・・・・・)ものに、

このような服装(メイド服)が似合うのかと思ってな」

 

「オイオイ、それは違うぜレティシア、

お前みたいな美人にメイド服の方がむしろ

不釣り合いだぜ?

お前に魅力がなかったら、一般女性はほぼ

魅力無しになるぜ?だから……」

 

 

と、レティシアの傍にあゆみよると、

片手で、レティシアの頬に触れ

 

 

「これから、宜しく頼むぜ、レティシア♪」

 

十六夜の姿がレティシアの目に一瞬、

とある、女性と重なると、レティシアは

目をぱちくりさせ少し驚くと、

微笑みをうかべ、十六夜に言う。

 

「コチラこそ、主殿(マイマスター)…♪」

 

 

 

side―out

 

 

 

side―

 

 

 

「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜…………」

 

 

ノーネーム本拠外、庭園にて、

お嬢様らしからぬ、ため息がコダマする

 

 

「もう…久遠さん、ため息何回目?

いい加減諦めなって?」

 

 

自らの従者(執事)ベルゼの淹れてくれた

抹茶を啜りながら、和は未だ後悔してるっぽい

飛鳥(お嬢様)に言う

 

「ええ、私もわかっているわよ、

今回のゲーム(という名の蹂躙)の功労者が

(十六夜)だってことは、

でもね…諦めきれないのよ………」

 

 

足をパタパタさせながら、優雅(?)に紅茶を

啜る飛鳥、彼女がなぜこのようなことに

なっているのかは、少し時間を遡る

 

ことの発端は、あのゲーム(ペルセウス戦)

終了してからのことだった。

ゲームはノーネームの圧勝に終わり、

ペルセウスはレティシアを渡すこと

になったのだが…………

 

 

 

~回想~

 

 

十「じゃあ、レティシアのメイド所有者は俺でいいな?」

 

飛「あら、それは認めれないわ、十六夜くん、

貴方には、彼女(・・)がいるじゃない?」

 

そう言って、耀の膝に座る可愛らしいメイド服の

少女を指す飛鳥、そう、あのアルゴールとの

ゲームを制した十六夜は見事アルゴールを隷属

させ、自らのメイドにしてしまったのだ…

 

 

十「ヤハハ、オイオイお嬢様、俺がメイドを何人

付けようが俺の自由だろ?

それに、そう言うなら、お嬢様だって、

執事(笑)(ガルドくん)いるじゃねーか?

それに、それなら、まだ従者のいない春日部に

譲った方がいいんじゃねーか?」

 

飛「ふふっ、バカね十六夜くん?

春日部さんは、自分から今回は辞退したのよ?」

 

そう、耀は今回は自分は何もしていないから、

一番の功労者の十六夜に譲ったのだ、本人曰く

従者は自分の手で掴み取るとのこと……

 

 

飛「それに、あれ(ガルド)は、執事(笑)じゃないわ、

下僕(ペット)よ?」

 

 

執事服をきた、男性が体育座りしながら、

木のそばで、落ち込んだ………………

 

 

十「だからって、今回は俺が功労者だしなぁ〜、

お嬢様だって何もしてねぇじゃん?」

 

飛「それはそれ、これはこれよ、十六夜くん?

さぁ、レティシアのメイド権を譲りなさい?」

 

十「だが断る!」

 

飛「そう、貴方とは、ここでぶつかる運命だったのね

十六夜くん……」

 

十「あぁ、そうみたいだな、お嬢様、

俺達はどこまで行っても平行線……なら…」

 

十・飛「「力強くで奪い取る!!」」

 

 

和・耀「「辞めんか!!」」

 

 

十・飛「「ふみゅん!?」」

 

 

 

 

ガ「…ペット………俺って……一体…………(ブツブツ)」

 

ジ「えっと………元気だしてください………」

 

 

~回想終了~

 

 

そして、審議の結果ノーネームを束ねる

筆頭メイド、つまりは、メイド長として

レティシアの処遇は落ち着いたのだった。

 

「はぁ、いつまで悩んでても仕方ないわね…

駄猫、紅茶のおかわり」

 

「はい、かしこまりましたお嬢様」

 

「ハハッ、そうそう、そのいきだよ久遠さん」

 

 

ガルドに紅茶のお変わりを持ってこさせながら

いつもと同じ微笑を浮かべクッキーを食む飛鳥

 

 

「よぉ、すまねぇな、遅くなった」

「すまない、待たせたみたいだな」

 

 

と、館の方から、十六夜とレティシアが

並びながら歩を進めてくる。

 

「おっ、レティちゃん、起きたんだ♪」

 

「あぁ、すまなかったな、心配をかけた…」

 

「いいよいいよ♪レティちゃんが無事だった

んだから」

 

「そうよ、別に貴女が気負う必要はないわよ」

 

「ふふ、…ありがとう」

 

レティシアは気恥ずかしそうにしながら

笑みを浮かべる

 

「それで?春日部のやつは、どうしたんだ?」

「あぁ、春日部さんなら……」

 

と、和がとあるテーブルの一画を指さすと…

 

 

「アルちゃん…離して…食べれない…(ギギギギギギ)」

 

「おっ、お願いだから、耀ちゃんもうちょっと

待って〜〜〜〜!?」

 

テーブルに用意された、美味しそうな食事に

涎を垂らしながらアルゴールに拘束された耀がいた…

 

「…………………なんというか…………うん、

なんでもねぇや…………………」

 

「「(兄弟(十六夜くん)が突っ込まないだと!?)」」

 

 

何とも言えない光景にお馴染みの、

カオス空間が形成される…

 

 

「みっ、みなさーん、お待たせしましたぁー!」

 

 

と、このカオス空間を持ち前の

能天気を駆使しながら切り拓く馬鹿が現れる

 

 

「なっ、何故かそこはかとなく馬鹿にされてる

気がしますが………気のせいでしょうか………」

 

 

 

(ふふ、相変わらずカンが鋭い

黒うさぎ恐ろしい子…………

 

 

「それで?

なんかあるから、わざわざ外で

祝勝会するんだろ、黒うさぎ」

 

十六夜が笑みを浮かべながら黒うさぎに問う

 

「ふふ、流石、十六夜さんですね、

それでは皆さん、本日のメインイベント!!

箱庭の天幕に、ご注目ください!」

 

 

 

皆が皆、箱庭の天幕(夜空)に目を向けた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一筋の流星が流れた……

 

言わずもがな、それで終ではなく、

 

一筋、また一筋と流星は次第に、

天幕を覆うように流星群へと、変わっていく……

 

 

 

「綺麗……………」

 

 

誰かが、呟いた、幻想的な光景に皆が皆

流星群に見入っている…

 

 

と、黒うさぎがそんな皆に説明をする

 

 

「この、流星群を起こしたのは、他でもありません

新たに、我々の同士となった方々の一人が

この、光景のきっかけを作ったのです」

 

 

すっと、視線を十六夜に向けながら

笑みを浮かべる黒うさぎ、十六夜は

若干気恥ずかしげに顔を逸らす十六夜

 

 

「それでは、皆さん、大変長らくお待たせしました

我等が新たな同胞の方々、並びに、

我等が同胞、レティシア様のご帰還を祝しまして……」

 

 

 

すっと、息を整えると…………

 

 

 

 

「乾杯!!!!」

 

《乾杯!!!!!!!!!!!!》

 

 

 

箱庭に、新たな伝説の産声が騰がった………

 

 

 

 

 

 

 

side―out

 

 

 

 

 

閑話休題(双極の魔王、星空の語らい)

 

 

 

「ふぅ…………」

 

「どうした、兄弟?疲れたのか?」

「ん?なんだ、和か…パーティーの方は

いいのか?」

 

「あぁ、あんまりどんちゃん騒ぎは

慣れてなくてな、どうだ、一杯?」

 

陶器の酒瓶を揺らしながら、

十六夜に言う和、十六夜は、一言頂く

と言うと、和から盃を受け取りながら、

その、盃に酒を注いでもらう

 

 

「「乾杯!」」

 

軽く、盃を打ち合わせながら、

お互いに盃を飲み交わす二人、と、

十六夜が天幕を見上げながらポツリと呟く

 

 

 

「なぁ、兄弟、箱庭の星々の秘密は

知ってるか?」

 

「あぁ、さっき、AうさぎのA・H・Oが、

自慢げに、話してたよ………」

 

盃を煽りながら、十六夜に応える和

 

「そうか……………なぁ、兄弟、俺はまた一つ

新たに目標ができたぜ」

 

「目標?なんだよ、兄弟?」

 

十六夜は、スクっと立ち上がると、天幕(夜空)

向かって、手をかざし宣言する…

 

 

 

あそこ(夜空)に、

俺達の旗(・・・・)を掲げよう、

どうだ、すっごくワクワクしねーか?」

 

十六夜は、和を見ながら無邪気な

笑みを浮かべる、そして、和は、自身も

ニヤリと不適な笑みを浮かべながら立ち上がると

 

「あぁ、むちゃくちゃおもしろそうだ…

なら…いっそのこと、俺達の冒険譚(・・・)

も、作っちまおうぜ、兄弟?」

 

十六夜に、軽く拳を向けながら、

壮大なロマンを語る和、その反応に

十六夜は……………………

 

 

 

「ヤハハハハ♪流石、兄弟!

いいぜいいぜ、イイなオイ!!

なら…刻んでやろうぜ、この箱庭に

俺達の《軌跡》を!!!!!!」

 

「おう!!!!!!」

 

 

ガツンと拳を合わせながら、

今ここに、

箱庭の新たな魔王が誕生の産声を騰げた…………

 

 

 

 

 

 

 

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