自分の自分による自分の為の物語   作:悪役好き

5 / 9
異国の処刑人が処刑人となるまでは……

 古いアパートの一室へと、金属製のサビの浮いた階段をのぼる足音がする。少しの間をおいて、金属のこすれ合う音がしたかと思うと、人とは思えないほどなめらかな白い肌の男が、片手に大きなビニール袋を下げたまま部屋に入ってきた。

『……買い物にいってくれて助かったよ』

 部屋の奥から、静かに息を詰めたような声で、重傷を負った男が横たわり言った。それは実に流暢な英語だったが、部屋に帰って来た男はすぐさまその意味を理解し、同じように英語で返した。

『ケガはどうですか』

『まだ腫れも引かないな……』

 ケガをしている男の体中には血で染まった包帯が幾重にも巻かれていた。それを見ると、帰って来たばかりの男はビニール袋の中をごそごそと探り始めた。

『包帯、変えますね』

『すまないな』

『いえいえ』

 帰宅したばかりの男は髪の毛を巻き込んでは大変と、腰元まである黒い髪を手早くお団子にしてまとめてから、大怪我を負った男のそばに包帯と消毒液を持って近づいた。

『血は止まりつつあるみたいですね』

『それはありがたい……しかしあのクレイジーなゾンビ野郎め、あいつもジュエル持ちか……』

『ぱっと見ではどこに持ってたか分かりませんでしたね。ただ胸元から何か取り出しているのは見えました』

『ネックレスかペンダントの類か……クソッタレ』

 ひたすら悪態をつき続ける重傷の男に適当に相槌を打ってやりながら、もう一人の男は手際よく消毒した手で血まみれのガーゼを取替え、新しい白いガーゼを当ててやり、包帯をくるくると巻いていった。

『銃弾が突き抜けてくれていたのは助かりましたね。おかげで銃弾を摘出しなくてすみました』

『あの男、ナタで俺の腹にためらいもなく切りつけやがった……畜生、ああいう奴のせいで悪がはびこるんだ!』

 重傷にも関わらず男は拳がますます白くなるほどぐ、と握りしめた。

『あまり興奮すると傷が開きますよ』

『クソッタレ、クソッタレ、クソッタレ……!!!』

 ふぅ、と溜息をつくと、髪をまとめた男はまるで幼子にするように、けが人の男の頭をゆっくりと撫でた。

『な、何やってるんだ!?』

『え、……人は頭を撫でられると気まずさや心地よさからおとなしくなると……』

『……お前の『データ』か?』

『はい。……あ、これは本来子供にやってあげるものなんですね。しかも男性の場合ですとプライドを非常に重視する故に激昂することもある……やめておきましょうか』

『……今更か?』

 きょとんとした顔をする長髪の男を見て、重傷を負った金髪の男は盛大に溜息をついた。

『……お前といると毒気が抜かれるというかなんというか……』

『それは人間にとっていいこと、ですか?』

『……何だかな。寝る』

『……おやすみなさい』

 ぷいっと顔をそむけてしまった男を見つめる長髪の男は、なるべく音を立てないようにして充電用のアダプタとコードを取り出すと、コンセントに繋ぎ、自分の服をまくり上げて腕を突っ込み、自身の背中を手探りでごそごそとやると、何かがハマったようにカチッという音がした。

 そうしてからようやく、長髪の男は体育座りをして顔を膝にうずめた。彼の首から、黒っぽい紫の石のペンダントがするりと垂れ下がった。

 

 

 夢を、見ていた。

 勝気な姉と、大人のつもりでもまだまだやんちゃな弟。しっかりした母に、不器用だが優しい父親。自分は長男として弟の面倒を見、時折姉と喧嘩したりもしながら学校に通っていた。

 まだ幸せだった頃の記憶。ジュエルなど持ってもいなくて、争いなんかに身を投じるだなんて思えなかった頃の、生活。

 普段仕事が忙しいと言っていた父親が、ようやく取れた連休。その日程で組んだ家族旅行。旅行中に、母親が誕生日を迎えることもあって、皆でサプライズパーティーをするつもりだった。

 その日は、たまたままだ未成年だった男がバイトで遅くなった。いよいよ明後日に家族旅行を控えていた日だった。

 バイトでの疲れも残る体だったが、嫌な疲れではなく、むしろ心地良いものだった。これまでのバイトで稼いだお金で、男は母親へのプレゼントを買うつもりだった。ちょうど今日が給料日で、男は母親へのプレゼントを手に持ち、家の扉を開けた。

「ただいまー」 

 扉を開けた途端、生臭く湿った臭いが鼻をついた。外から見た時、家の電気はついていたし、カーテン越しに誰かが移動しているのも見えた。

 こんなにひどい臭気を放っておくだなんて、と男は顔をしかめながら、リビングにひょいと顔を出した。

 一瞬、模様替えでもしたのかと思った。いつも敷いてあるクリーム色のカーペットが、真紅のカーペットになっていたから。

 その真っ赤なカーペットの上では、うつぶせの弟と仰向けの母が倒れていた。どちらも、背中と腹を複数回刺されていて服がカーペットと同じ色に染まっていた。

「……母さん? ダン?」

 静かなリビングに声が響いた。二人はわずかにすら動かなかった。本当は、二人の胸がもう上下していないと気づいていた。

 リビングから伸びていた赤い道のりを辿ると、その先は姉の部屋だった。部屋のドアは開いていた。

「姉……さん?」

 恐る恐る顔を出すと、姉は胸を一突きにされていた。服がただの布地になるまで引き裂かれていて、あられもない姿でいた。それだけに、胸から流れていく赤い雫が白い肌によく映えた。

 部屋の隅には、父親が縛られ首を背中側から突き立てられていた。最後まで抵抗したのだろう、血で汚れた頬には涙の筋が通っていた。

 

 

『……またあの夢か』

 眠りから覚めた男はぽつりと呟いた。

 あの忌まわしい事件のあと、警察は言うほど無能でもなかったらしく、わずか一週間で犯人を逮捕した。犯人の言い分はひどく身勝手で、彼には重い刑罰が下された。

 しかし、一夜にして家族を全員奪われた男の気持ちが晴れることはなかった。常々、一人暮らしがしたいと言っては両親を困らせていた男の憧れは、こんな皮肉な形で叶ってしまった。

 それからと言うもの、彼は犯罪者をひどく憎むようになった。当然と言えば当然だったが、彼の怒りは行き場をなくし、彼はガンショップで銃を買い込むようになった。そうして夜な夜な買い集めた銃を手に、繁華街などを歩きまわるようになった。強盗事件などが頻発している、治安の悪い地域に彼はよく出没するようになった。

 ある時、店に押し入る強盗を見つけた。彼は何のためらいもなく店内に入り、それに気づいた強盗が何事かと自分に銃を向けた途端、男は発砲した。何発も、何発も、相手の頭部へ向けて。

 またある時、ひったくりをしようとする男の足を撃ち抜き、泣き喚くそのツラに銃弾を叩き込んだ。弾倉が空になってもトリガーを引く自分に気づくまで。

 更にある時、夜道で女性を襲い、己の欲望を満たそうとする男を蹴り飛ばし、その一物に銃弾を浴びせてやった。口から泡をふいて気絶している男の額にも追加で弾丸をくれてやった。

 こうして、男は処刑人を自称するようになり、初めて人を撃ち殺したその日に処刑人、ジェームズ・テイラーが生まれたのだった。

『……あれ。ジェームズ、目が覚めましたか』

 もぞもぞと体育座りを解きながら仲間が起きた。

『アンディ、充電は終わったか?』

『ええ、私は大丈夫です。……何か口に入れますか?』

 そう言うと、アンディと呼ばれた長髪の男は、団子状になった髪をふよんふよんと上下に揺らしつつ、冷蔵庫を漁った。

『ヨーグルトとか、ゼリータイプの飲料とか、いろいろ買いましたが』

『じゃあその、ゼリータイプの奴をくれ』

 アンディはぐんにゃりした青いパッケージのゼリードリンクを取り出すと、キャップを開けてからジェームズに渡した。

『すまん』

『いえいえ。……うなされていたみたいですけど……?』

 アンディの疑問に、ジェームズは力なく頷いた。

『……久しぶりに悪夢を見た。……最近見なかったんだけどな』

 事件当日から、毎晩うなされてきた夢。それは処刑人として活動し始めてから、ジェームズはあの夢を見ることがなくなった。それなのに、急に再び現れた夢。原因はおそらく、婦女暴行なんていうふざけたことをやらかそうとしたあの男を仕留め損なったからだろうとジェームズは考えた。

『あの男……罪人を庇い立てするのか…………』

 ジェームズの脳裏には、自分に傷を負わせた男の姿が浮かんでいた。細身で長身の男は、澄ました顔で銃を撃ち、ナタを叩きつけてきた。あの罪人の仲間なのか。いや、しかし話している様子ではあまり仲がいいとは言えなかった。それにあの男はジュエルを持っている。一つあるだけで特殊な力の備わるこの宝石を持ちながらにして、誰かに付き従っているというのは考えづらかった。

『なるべく体を横にしてるほうがいいですよ。まだケガが治ってるわけでもないですし』

『……ああ』

 ぐ、とパックを握り、ゼリーをちゅるちゅると吸い込むジェームズ。口内には多少べたつく甘さのゼリーが広がった。

『……何故、そうまで罪人を憎むんですか』

 まっすぐにジェームズを見つめ、アンディは言った。

『日本には罪を憎んで人を憎まず、という言葉があります。罪を憎みこそすれ、その人にも何か事情があったのだからという』

『うるせぇ!』

 ゼリーのまだ残っているパックがアンディに投げつけられたが、アンディは見事握りつぶさないようにキャッチしてみせた。おかげでゼリーが飛び散ることもなかった。

『テメェに何がわかる! 一皮剥いたらオイルと電子機器だけの化物のお前に!』

 それを聞くと、アンディはわずかに表情を暗くして、己の背中から伸びている充電コードに手を触れた。

 アンディは人ではない。精巧なアンドロイドだった。アンディという名前もそこからジェームズが付けたのだ。本来の名前は、型番を示す「HI-0002」であった。

『……悪い、言い過ぎた』

『いえ、……私こそ申し訳ないです。まだあまり、人間の感情が分からなくて……』

 アンディは高度な自己学習システムを導入されているアンドロイドで、自分で様々なことを学んで成長出来るというのが強みだった。もし機会が許せば、アンディは今頃世界中から注目の的となっていただろう。

『……俺自身、家族を皆殺しにされたからだよ』

『それは……』

 アンディはなにか悩むような素振りを見せ、口をつぐんだ。

『そいつはすぐに捕まったし、今は塀の中さ。でも、死刑じゃないことが、俺は許せなかった。アイツのせいで俺の人生は狂った。アイツみたいな奴がのさばっているから俺みたいな奴が出てくる。だから俺が裁きを下す。俺が殺す。罪を犯す奴は俺が殺す。そうすればきっと、大丈夫だ』

『……日本に来たのは』

『アメリカはもう大丈夫だ。俺に共感してくれた奴が頑張ってくれている。それよりも、日本に今多くあるっていうこのジュエルを集めて、すべての犯罪者を消すように願えば、俺の悲願は達成される。それに、この日本にはアメリカ以上に腐った奴が多すぎる。きっと裁く人間が足りてないんだな……』

 それはあまりに独善的な理想論だった。犯罪を犯すことは確かに悪い。だが、犯罪を犯した人の背景をも顧みず一方的に決めつけるのは危ういのではないか。それに、裁く人間が絶対に間違いを犯さないなどと誰が言えるだろう? 神でもない限り、あるいは神と同じくらいの次元にいない限りそれは無理なのではないか。

 アンディは何か言いたそうな顔をしていたが、また口をつぐんで黙っていた。

『……そういうお前は、なんでジュエルを?』

『……感情を、理解するのに良い手段だと思ったのですが、今は……彼女を優先して探したい』

『ああ、言ってたな。HI-0001だっけ?』

『ええ』

 アンディの前に、プロトタイプとして女性型のアンドロイドも作られていたそうだ。アンディは彼女に会いたいと言っていた。

『お前もよくやるよ。お前を産んだ研究者たちもな』

『……合理的な判断ではなかったですけど、そのおかげで私はここにいられます』

 ゆっくりと自身の二の腕を手でさすり、自分自身を抱きしめるかのようにしてアンディは微笑んだ。

『でも、こうして見るとホントに人間そっくりだな』

『まだまだ、ですよ。少しだけ感情もわかるようになって来ましたけど……』

『教材がテレビドラマってのがな。もっと生の感情に触れた方がいいと思うぜ』

『ですね』

 処刑人としての顔さえ隠してしまえば、ジェームズはただの陽気なアメリカ人だった。普段は明るく笑っている彼も、犯罪のこととなると顔色がすっと変わる。それだけ、彼の心には爪あとが残ってしまったのだろう。あるいはそうでもしなければ自分を保てない、いわゆるPTSDの一種か……。

『ふぅ、罪人を狩りたいけど、この体じゃ無理か……マスクを被って誤魔化せないかな』

 そう呟いたジェームズの耳についた、赤黒いピアスが光った。その輝きを見て何やら不穏そうな動きを感じ取ったアンディはぼそっと言った。

『……今無理をして一人を狩るか、今休んで後で百人を狩るか、ですよ』

『……日本の警察も少しは働いて欲しいもんだ……』

 実のところ、自分が連続殺人犯であるとして追いかけられているということをジェームズは知らない。ニュースを見ても、日本語で流されているため、全く日本語が出来ない彼はニュースをただの暇つぶしとしてしか認識できていない。アンディは日本で作られたアンドロイドで、内部に自動翻訳装置が付けられているため彼と普通に会話が出来ている故、時折テレビ番組を翻訳してやりながら一緒に見ることはあるが、もっぱらわかりやすいバラエティやドラマばかりなため、ニュースはほぼ手付かずと言えた。それでも彼が捕まらないのは、ひとえに「すべての現場から有力な証拠があがらない」ことと、「目撃者不在」という幸運だけであった。

 アンディはわざと先ほどのような言い方をしていたが、彼としてはジェームズの行為は褒められたものではないと思いながらも、それが治安を維持するのに一役買っているのも否めないかな、とも思っていて、つまるところ、まだアンディの中でも彼を止めるべきか手伝うべきかの判断に迷っているのである。

 以前のように、彼が命の危機にさらされるようなことがあれば助けるが、基本的に彼は不干渉だと自分の立場を決めている。

『……もう一眠りするかな』

『はい。おやすみなさい』

 ジェームズは軽く布団を被って眠りについた。しばらくして、すうすうと寝息を立て始めたのを聞き届けたアンディは、そろそろと窓際へと近寄り、窓を開けた。

「……おいで」

 そっとつぶやくと、首から下げた黒紫の宝石が薄く光り、近くの電線に止まっていたカラスがばさばさと羽音を立てて窓縁に乗った。

「クァ」

「うん、いい子だ……。あの男の居場所は、分かったかい」

「クァ」

 短く鳴くカラスの足につけていた、小さなカメラを取り外し、そこからマイクロSDを取り外すと、大きめのビデオカメラにそれを入れなおし、再生をした。

 鳥の飛行だからか、飛行中はかなり映像がぶれているが、ある男が映った途端、映像はじっと止まった。そこに映っていたのは、細身の長身の男。紛れもなく、ジェームズに重傷を負わせた男だった。男はどこかの店の手前で一服しているようだった。しばらくして、タバコを消し、内ポケットからポケット灰皿を出すとタバコの火を消し、吸い殻を仕舞いこむと店の中に入っていった。その後出てくることはなかったところを見ると、どうやらこの男はこの店を経営していて、しかもここは家を兼ねているらしい。早送りも頻繁にしつつしばらく見ていると、真っ暗になった辺りの中、店の一階の電気が消え、二階の電気がついた。なるほど、二階が居住スペースなのだろう。

 辺りが明るくなってから、再びカラスが飛行を開始した。いちいち電線に沿うように、あるいはどこか高い木に止まりながら、じっくりと道を撮影していく。そうして最後はとうとうアンディの顔が映った。

 アンディは能力を使い、カラスに古谷を探させていたのだった。見つけたカラスの足にカメラをつけ、録画モードにしてから道のりを撮影させた。時間を見ると、大体数時間かかるくらいの位置だと分かった。

 今はジェームズは動けない。だから、今のうちに自分が下調べを済ませておこう。自分に彼を狙う義理というのはなかったが、彼が宝石を持っているなら話は別だ。ぜひとも宝石を譲ってほしい。自分が感情を理解するために、あるいははぐれた彼女を探すために必要だから。

 アンディはペンと紙を取り出すと、静かにペンを走らせ地図を作り始めた。自分の内部に保存したデータと照らしあわせて、古谷の家までの地図を。

 

 

 古谷は、わずかに痛む脇腹を抑えた。

 港の倉庫街での仕事の時食らった非常にいいパンチは、服の下に着ていた防弾チョッキのおかげで多少は衝撃を緩和してくれたおかげで骨にまでそれほど影響は出なかったものの、とんでもなくどす黒い内出血を起こしてアザとなってしまい、下手に体をひねるとそれだけで痛みが襲ってきていた。深く息を吸っても、骨がきしんでいるかのように悲鳴をあげて痛んだ。

 店は相変わらずで、そこそこ客も来る。大通りに面している、とまでいい立地ではなかったが、大通りから少し冒険して路地に入ってきた客が、目をキラキラさせて自分の店に入ってくるのを見ているとやはり少しは嬉しいものだ。

 発注は大体大丈夫そうだろう。ネットの申し込みも在庫は十分で、すべての注文に答えることが出来た。振込も全て確認が取れたため、梱包と発送も終えた。やることも特になくなったため、少し休憩を入れようとコーヒーを入れた。わざわざ豆から挽いて飲んでいるが美味い。紅茶も多少心得はあるがそこまで詳しくはなかったし、何より古谷はコーヒー派だった。残念なことに、古谷は渋い趣味を持っている割に下戸だったため、酒を一杯やる、というわけには行かなかったが。

 古谷の脳裏をふと懐かしい思い出がかすめていった。古谷が実は酒が飲めないということを知らなかった婚約者が、酒好きの父親に聞いてきて買ったらしい赤ワインをグラスになみなみと注ぎ、笑顔で古谷に渡して来た時のことだった。愛しい恋人に渡された酒を、まさか飲めないですなどと言うわけにもいかず、断ろうものなら彼女が悲しい思いをしてしまうだろうと思い、古谷はちびちびと開けていくことにしたが、隠しきれなかった微妙な表情でワインを飲む古谷に、もしかしてお酒、ダメだった? と不安そうに聞いてきた恋人を不安がらせるまいと一気に酒を飲み干したところ、記憶がいきなり次の日の朝まで飛んだ。横には裸の婚約者が寝ており、自身も裸であることを鑑みるに、どうやら記憶がない間彼女を押し倒してお楽しみと洒落こんだらしいというのは想像がついたが、目が覚めた彼女にやたらとキスをされたのは何故なのだろうか。今となっては、酒に酔った自分が一体何を言ったのかは永遠に謎となってしまったが……。

 少し感傷的になった古谷は、すかさずコーヒーをあおった。苦味と酸味が口腔内で混ざり合い、意識が味覚に移ったことで悲しみは紛れて飲み干されていった。

 

 




ようやく第五話です。あけましておめでとうございます。

新年早々熱が出ました。やはり2日間徹夜+コミケ3日連続参戦はキツかった。

地味にジョジョMTGにUA負けてて切なくなりました。あともう嫁ロワってこれもうほとんどオリジナルだよね?

一応出てくるメイン登場人物ほぼ全員元ネタのゲームやマンガ・アニメはあるのですが、名前付けてor変えてキャラ付けしたりして、特徴はなるべく残して、でやってるんですが、いかんせんオリジナル要素強くなってしまうなぁ。

分かりやすいのは今作で出てきたジェームズ(変身後)ですかね。分かりやすいも何もまんまですけどね。

元ネタありは第二話の「古谷垂(洋ゲー・ホラーゲーム)」、「ハンツ(古谷と出典同じ)」、「ジェームズ・テイラー(和ゲー・ホラーゲーム)」、「アンディ(和ゲー・格闘ゲーム)」、「くろた(和ゲー・アクション)」、「藤林厳新(和ゲー・RPG)」、「盟神的楽(マンガ・WJ系)」、「小谷密(マンガ・WJ系)」、とメインキャラだけでもこんだけいますね。

……実は第一話主人公と第三話の、「安倍雅飛」くんと「笹中陸」くんはちょっと個人的感情と作者的都合に依り、二次元キャラではありません。元ネタはいますが。どっちも嫁にしたいくらい好きなので、嫁ロワ参戦と相成りました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。