東方空壊創   作:神狼 血紅

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第13話 後悔はしない

ここは博麗神社の屋根の上。そこには、星羅が月を見ながら飲んでいた。俗に言う月見酒と言うやつだろうか?

 

「(早苗………………………元気にしてるかな。)」

(ん?主人、その早苗って主人の大切な人なのかしら?)

「(大切な人って言ったらそうなのかな、早苗は俺の妹なんだ。唯一、外で俺を慕い義理の兄妹でも一番愛してくれた。)」

(………もう会いに行けないのかしら?)

「(紫に頼めばいけるかもしれない。だが、また会ってしまったらもう早苗は俺を何処かへ行かせない可能性がある。こっちに呼び出すのはありだが、それであいつの生活を妨げる事になる。だから………もう………)」

(…………御免なさいね、変なことを聞いて)

「(いいんだ、もう。…………後悔はしていないから。)」

(…………なら、何故泣いているのかしら?)

「(え?泣いているのか?可笑しいな、もう後悔してないはずなのに。うぅ。)」

(私じゃそこんとこわかんないからそこのメイドと考えなさい。)

「(え?メイド?)」

「あっ、兄様。」

 

そこには、レミリアの従者の咲夜がいた。

 

「…………咲夜か、何か用か?」

「なんか、すすり泣くような声が聞こえたので見に来たのですが、星羅様だったんですね。…………私で良ければ話して頂けますか?」

「………………………」

「話したくなければ、話さなくていいですよ。無理に話せとは言いません。」

「…………話そう、だがこの話は皆んなには内緒にしてくれないか?」

「わかりました。この十六夜 咲夜、話さないと約束しましょう。」

「そんなかたくならなくていいんだけどなぁ。」

 

星羅は、そんな事を呟きながら咲夜にミリアとの会話の事を大雑把に話した。もちろん、ミリアの事は黙ったぞ?言ったら面倒になるからな。いつかは話すがな。

 

〜〜〜少年☆説明☆中〜〜〜

 

「…………兄様は、此方に来た時元々記憶喪失だったんですね、それで今回の異変で記憶が全て戻ったと。」

「ああ、だからここで早苗の事を考えていたんだ。」

「その早苗さんは兄様の事を誰よりも愛していたんですね。」

「愛し過ぎてラブレターやら告白やらを全部断っていたんだけどな。」

 

あははっと笑っていると

 

「それだけ愛しているって証拠ですよ。」

「そうだな。いやー!咲夜に話して正解だったよ!吹っ切れたよ。ふぁぁ、眠くなって来たな。」

「まだ宴会は、続いているのでここで一眠りしますか?毛布もありますし。」

「…………いいのか?一枚しかないだろ。」

 

………まさかだと思うが一緒に寝ようとか言わないだろうな。

 

「一緒に寝れば良いんですよ。」

 

予想☆的中。

 

「……………はぁ、一枚しかないからしょうがないか。」

「それでは失礼します。」

「ん、おやすみ咲夜。」

「はい、お休みなさいませ兄様。」

 

二人は、眠りについた。

 

〜〜〜二人が寝てから5分後〜〜〜

 

「それじゃあ椛、先に私は戻りますね。早めに戻って来るんですよ。」

「わかってますって、先輩。」

「それでは、失礼しますかね。…………あやや?あれは星羅さんと紅魔館のメイドですかね?一緒に毛布にくるまって寝てますね。あいにく、此方にには気付いてないようなので、写真を一枚。〈カシャ〉ふふふ、これは特ダネですね。早速帰って新聞製作といきましょう!」

 

文は最大速度で家がある天狗の里に飛んでいくのであった。ちなみにこの時の風圧で星羅達は、目が覚めた。

 

「ふぁぁ……よく寝た。咲夜、起きろ。」

「んんん、あ、起きたんですね。それでは中に戻りましょう。」

「そうだな。」

 

そうして俺は歩き出す。早苗の事は、今は考えないでおこう。今はこの幻想郷、俺の第二の故郷で生きていく。皆んなを守るための力もあるしな。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

どこまでも続く緑の草原。

果てし無く広がる青い空。

ここは高天原、その一角にある大国主の館の中を二人の神が歩いていた。

 

「あーうー………神奈子ー、神奈子が呼ばれるのはわかるけど、なんで私まで呼ばれるのさー…………」

「それは私を聞かされていない。なんせいきなり大国主様に高天原の館の会議室に来いと言われただけだからな。」

 

そう話している内に大きな扉の前についた。

 

ギィィィィ、バタン

 

「大国主様只今到着しました。」

「なんだお前も呼ばれたのか、神奈子。」

 

そこにいたのは、同じ神々の建御雷神と須佐男、月読尊、天照大御神、八咫烏、木花咲耶姫などの有名な神々や知らないような神々までもいた。

 

「さて、みな揃った様だな。まず、此処にお前達を呼んだのは、ある神々に人探しの依頼をされた。人探しと言うか神探しだな。その内容は、「それは私達がお話しましょう、大国主さん。」…………いるなら声ぐらいかけてくれよ、オーディン。」

「すまないな、大国主よ。幾分、急だったものでな。」

 

そこにいたのは、槍を持った優男風の男性と髭を生やした男性がいた。北欧神話のオーディーンとギリシャ神話のゼウスだった。二人とわかる瞬間、周囲にどよめきが走る。

 

「おいおい、なんで主神オーディーン様と全知全能のゼウス様が来てるんだよ。神奈子。」

「私に聞くなよな、建御雷神。」

 

二人は雷神と軍神のためそこまで同様は、してないようだが。諏訪子の場合は、土着神のため自分じゃ足元にも及ばない二人の神を見て唖然としていた。

 

「者共、静まれぇい!」

「やめなさい。ヴァルキリー。他の神が怖がるであろう。」

「しかしゼウス様「それ以上余計な事は言わないでよろしい」…………………」

「さて、それでは依頼のお話をしましょうか。依頼の内容は天使兼空想神のヴァリエールの捜索と」

「行方不明になっている破壊と創造の子神、クリエイクの捜索及び保護だ。」

「………………………オーディーン、何故この日本の神々に捜索を依頼する。充分お前らで探せるはずだが?」

「事足りていたら依頼はしませんよ、大国主。」

「そうか、日本の神々よ!それぞれの場所にて探索を行い、発見次第保護をするんだ!それでは、解散!軍神、八坂 神奈子と土着神、洩矢 諏訪子は、その場に残れ。話がある。」

「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」

 

ぞろぞろと会議室から皆が出て行く。その中、諏訪子と神奈子は困惑していた。何故、私達だけ話しがるのか?私達は何もしてないのに。そんな事を考えているとお呼びがかかったようだ。

 

「さて、お前らに話があるのには理由がある。ゼウスが言うには、クリエイクは生まれたばかりで行方をくらました日とヴァリエールがいなくなった日が一緒なんだ。」

「そして、上位天使のセラフィム達の言っていた能力、波長の情報を日本の住民に照らし合わせた結果、1人の人間がヒットした。」

「その人間がお前達に関係があるんだよ。その人間の名は、ーーーーーだ。」

「えっ、でもそれだったらいなくなったから辻褄も会うけど………」

 

「そんなはずはない!あいつが……あいつが!星羅がその波長の持ち主なんて!」

 

 

 




今回で、二章終了です。次回から妖々夢編『血染めの妖怪桜、再び』の章です。お楽しみに。

あっぱれあっぱれ!
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