私達は、今、ある桜の前に立っている。
「これは………、凄い妖力ですね。写真を一枚(パシャ)」
「あんた、なに呑気に写真撮ってるのよ。文。」
「あややや、すみません。でも、そんなこと話してたら、敵のお出ましのようですよ?」
4人が一斉に上を向くと、そこには、扇で口元を隠しながら空を飛んでいる女性がいた。
「あらあら、そちらからくるとはね。妖夢はとうしちゃったのね〜。それじゃあ、貴女達に選択肢を与えてあげる。苦しんで春を渡すか、苦しまず春を渡すか、好きな方を選びなさい。」
「それは選択肢って言わないぜ……、なら私達は、お前を倒して、春を取り戻す!恋符『マスタースパーク』!」
「あらあら、いきなりはないんじゃない?亡郷『亡我郷-さまよえる魂-』」
「ちょ、弾幕多すぎだろ!?」
『魔理沙(さん)!』
「させませんよ、式神『仙狐思念』。」
突然、スキマが開き、そこから弾幕が飛び出し、魔理沙に向かう弾幕を打ち消した。
「あんたは……たしか。」
「久しぶりだな、博麗の巫女、白黒、烏天狗。紫様の命により手助けに来た。」
現れたのは、紫の式でもある九尾の大妖怪。名を。
「そこの従者は初めてだな、私は八雲 藍だよろしく頼む。」
「兎に角、今はそんな事話してる場合じゃないぜ、」
「分かっている、式輝『四面楚歌チャーミング』」
「うふふ、もうすぐで桜が咲く……もう邪魔はさせないわよ、『反魂蝶-一分咲-』
弾幕同士がぶつかり合い、煙が巻き起こる。その中から出てきた幽々子に向かって、連続でスペルを放つ。
「くらえ!魔符『ミルキーウェイ』」
「逃がしませんよ!風神『風神木の葉隠れ』
魔理沙の弾幕を上から覆うような感じで文のスペルが幽々子に向かう。
「………『反魂蝶-三分咲-』」
再びぶつかる弾幕。だが、弾幕は幽々子に届く前にかき消される。
「ちっ、全然とうらねぇぜ!」
「あややや、密度濃すぎません?」
「…………………」
「(?幽々子様の様子がおかしい。まさか、西行妖が……自分で春を吸い取ってる?だとすると危険だな。早めにけりをつけさせてもらおう!)式輝『プリンセス天狐-lllusion-』式弾『アルティメットブディスト』これでどうだ!」
「………『反魂蝶-五分咲-』」
「硬すぎでしょ、咲夜、これで決めるわよ。霊符『夢想封印 集』」
「分かっているはよ。メイド秘技『殺人ドール』」
「あはは、『反魂蝶-八分咲-』」
幽々子が弾幕を放ち、当たり、消えた瞬間。
「ここだ!時よ、止まれ!!」
世界が灰色に変わった。咲夜が時を止めたからである。この世界で動けるのは、咲夜だけ、いや、星羅もかろうじて能力で動けるだろう。
「ここからは私の世界。貴女は、理解出来ずに殺られるだけよ。」
一瞬で幽々子の周りには弾幕が展開され、
「これが私、『咲夜の世界』よ。時は、動き出す。」
ダダダダダダダダダダダダ、
「私の勝ちね。」
咲夜の一撃が決め手となり勝負が決した。
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正直、私はびっくりした。まさかあの咲夜がここまで強いとはね。私も負けていられないわね。
「それじゃ、早速封印しなおす?藍。」
「そうだな、早く封印をしよ「『反魂蝶-全分咲-』」!全員避けろ!」
『!!!!!』
いきなり、倒した筈の幽々子がスペルを発動した。皆一歩遅れ、死にはしないが、所々血が流れ出ていた。
「ああああああああああァァァァァァァァァ」
『ゴオォォォォォォォォォォォォォォ』
「くっ!満開に、私が幽々子様をスキマに保護する!」
その時霊夢達の近くにスキマが開きそこから、紫、妖夢、星羅が現れた。
「こ、これは………」
「せ、星羅、ごめんなさい。私達じゃ間に合わなかった。」
「いいんだ、霊夢。自分を責めるな。結界『絶 防御結界』
この中に入ってくれ、後は…………俺がやる。」
「星羅…………ありがとう。」
霊夢達が結界にはいったことを確認すると。
「弾幕を撃てる人は結界の中からサポートしてくれ、撃てないものは、紫の手伝い。頼んだぞ。」
『分かった(わ)(ました)』
「………さて、待たせたな、西行妖。相手をしてやる。」
『ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ』
「行くぜ!新星『ダークドラゴン』+新星『フェニックス』ダブルスペル!超新星『不滅龍 ウルボロス』!我が身を纏え、漆黒の焔、我は不滅なり!」
長々しい詠唱を終えたら、突如、黒い焔が星羅を飲み込み、焔が晴れるとそこにいたのは、黒い翼、禍々しい尻尾、長く鋭い紅い爪、牙のような歯、二本の黒い角、龍の鱗が生えた星羅がいた。
「ふぅ……さぁ、始めようか!!運命をかけた、ラストバトルを!!」
『グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ』
今、龍と妖の戦いが始まった。
後編へ続く!