第19話 再開した同級生
「(床が冷たい……、肌触りから大理石みたいなものだな。と言う事は何処かの建物の中か、)」
星羅がめを覚ますと床に魔法陣が書かれていることに気づき、更に周りには、見覚えがある制服をきた64人と教員服か?をきたのが2人。
「この制服……何処かで見たことがあるような気がするけどなぁ…………」
(主人、念のために無零は隠したら?下手に敵だと思われると厄介だし。)
「そうだな。不可視『インビジブル』これでよし………おっ、起きたようだな。」
ちょうど星羅が『インビジブル』で無零を隠した時に起き始めた。
「ん〜、んんん?あれ?ここどこ?」
「異世界転移ktkr!」
「あわわわわわ!?ど、どうしましょ〜!」
かなり焦ってんな。まぁ、しょうがないか。いきなりこっちに飛んできたからな。
「そこの方、何処かでお会いしませんでしたか?」
「は?」
突然声をかけられ振り向いてみると、そこには、いかにも大和撫子と言ってもいいであろう女性がいた。
「(むむむむ〜思い出せない。なんだっけな〜?。)」
(主人、もしかして主人が外の世界で行ってたガッコウ?ってところの同級生じゃない?)
「(あ………)あぁぁぁ!!!!思い出した!霧亜か!」
「?何故私の名前を?」
「あ、そうだったな。せ「おぉ!成功したぞ!」……また後で言うよ。」
いきなりこの部屋に入ってきたのは、ゲームで言う神官の様な人が3人、魔術師の様な人が4人、ドレスをきている金髪の女の子が1人、ていうかこの子姫様っぽいな。
「勇者の方々!どうか、どうかヘルスティアをお救いください!」
「すまない、いきなり言われても困るのだが…………。」
「あ!すみません!お父様が説明されるのでついてきて下さい!」
あの女性は確か2組の乃木 咫堕子先生だな。するとここにいるのは、おれがいた1組と2組か、とにかく今は付いて行こう。念のために警戒はしておこう。
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数分歩いてようやく国王がいる会見の間とか言うところのについた。
「国王様、勇者御一行をお連れしました。」
『ご苦労、入るが良い。』
「はっ!」
すると扉が開き、会見の間に入った。そこにはおそらく貴族であろう集団と親衛隊?がいた。玉座に座っているのが国王だろう。その隣には、王妃と王子がいた。
「よく来てくれた、勇者達よ。私は、このセントハイム王国の国王である、スザキ=メイル=セントハイムだ。私の隣にいるのが王妃のメーヴィ=メイル=セントハイム。反対側が、王子であるバティウス=メイル=セントハイム。そして其方達を連れてきたのが王女であるミュリア=メイル=セントハイムだ。」
ここまでくるともう先が予想できるな。そうだ!
「(ミリア、貴族の中に入って何を考えているのかを探ってくれ。)」
(はいはい、それじゃ、行ってくるわ。)
さて、おそらく、魔王を討伐してくれだったり魔神を封印してくれだったり魔族を滅ぼせとかだろうな。
確か俺のクラスに正義感むっちゃあって人気のある奴がいたな。みんなついてくだろうし、まぁ、俺は当然ーーーー
「と言う事なのだ。勇者達よどうかヘルスティアを助けてくれ。頼む。」
そう言い王が頭を下げる。って、一国の王が簡単に下げていいのかよ。しかも俺話聞いてなかった。
(主人、戻ったわよ。案の定、嫉妬やら欲望やらが混じり合った様な奴ばかり。気持ち悪い。ついでに国王やらの中にも入ったけどねーー)
「(そうか、ありがとう。)」
「王様!頭を上げてください!僕達が必ず、魔王を討伐してみせます!そうだよね!みんな!」
あー…………やっぱそうなるかーまぁ、正義感強いしね。仕方ないのかな?彼は三神里 光輝。正義感バリバリのクラスの人気者。文武両道の面倒くさいやつだっけ?
「おう!光輝だけにまかせれるか!」「私も付いてくは!」「俺も手伝うぜ!」
「みんな……!ありがとう!」
「生徒がやるんだから先生もやらなければいけませんね!」
「いや、孤母先生はやめておいたほうが……」
……あのチビ先生なのか!?俺がいなくなってからきたのか……。
「貴女も参加するのか?」
「ん?あぁ、いや。俺はーー」
「霧亜さんも手伝ってくれるかい?それに……貴女も参加しますか?」
「俺はーーー」
まっ、魔王討伐より幻想郷に戻る方優先だからなぁ。
「俺はーー参加しない。魔王討伐にはお前らだけでいけ。」
「えっ?き、君!困ってる人がいるんだよ!助けるのは当然じゃないか!」
「うるさいな、いちいちお前の考えを押し付けるな三神里 光輝。人の名前も覚えて無いのにな。それに、国王!……俺は『巻き込まれ』なんだろ?」
「……なんのことかさっぱりだな。」
「しらばっくれてもばれてるぜ。あんたらの心は読ませてもらった。いや、正確には読んでもらったかな?」
「どうやって読んだかわからんところだが、まぁいい。其方の言うとうり、其方は巻き込まれたのだ。本来呼び出される勇者は66人。だがきたのは67人。本当にすまないと思う。」
「いいよいいよ別に、すぐには戻る方法が見つからないし。世界を回りながら探すよ。」
「そうか……なら最大限のサポートはしよう。ロズウェル!この方を部屋に案内しろ。」
するとどこからともなく現れたメイド……メイド?
「承知。では…………………まずお名前をお伺いしても?」
名前ぐらいはいいか……ついでにこいつらが気付くだろうし。
「俺は、東風谷 星羅だ。」
「えっ!」「は?」「なっ!」「ほへ?」
「それじゃ、案内頼みました。」
「承知いたしました。星羅様。」
「おお、そうじゃった、星羅殿。この国についての勉強に出たかったらロズウェルにいってくれ。図書館にも入れるよう手配する。」
「あぁ、ありがとよ。」
バタンっ
ーーーーーーーーーーーーーー
カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ
カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ
「…………………」
「…………………」
気まずい!
なんだこの空気!咲夜と一緒にいる時はこんな気まずくはないぞ!
「あの、ロズウェルさん。」
「敬語は要りません。星羅様。呼び捨てで結構です。」
「え、いやでも……「結構です。」……はい。」
なにこの人怖い(ブルブル
「つきました。こちらになります。どうぞ。何かご用がありましたら、読んでくだされば結構です。では」
というといきなり消えた。
何者なんだろ………ロズウェルさん。
「にしても、広いなぁ。これが巻き込まれの報酬か?」
部屋の広さは、だいたい縦横高さ10メートルありそうだな。1人にしてはでかいベットだな。タンスに机、窓からは街が見渡せるな。
「…………………暇だな。スペルでも作るか。」
ーーーーー製作中だよ!ーーーーー
コンコン
「星羅様。国王様がステータスカードの確認を忘れていたらしいので今からでよろしいでしょうか?」
「ん?あぁ、わかった。今行く。」
星羅はベットの上に広げていたスペルを回収し、部屋を出た。
「(空のスペルがきれちゃたなぁ、どうしよう。)」
むむむむ〜?と唸っているとどうやらついた様だ。
「こちらです。」
「おぉ、きたか。」
連れてこられた部屋は、ガラス張りの部屋だった。真ん中に水晶が置いてある。と言うかなんで国王がいるの?
「なんであんたがいるんだよ。」
「いや…、雑務で勇者達のステータス見れなかったからさ。」
「後で一覧を渡しますから、あと雑務は国王様が貯めてたからでしょう。」
「いや…まぁ…そうだけど……」
国王自業自得じゃねぇか。
あの人は国王御付きのメイドだろうか?
「そんなことより星羅様のステータスカードを」
「そうだったな。星羅殿。手を水晶にかざして『ステータス』と唱えてくれ。」
「あぁ……『ステータス』」
唱えると水晶が光りだし1枚の青いカードが出てきた。
「なんて書いてあるのか………な……」
な、なんだこれ?
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名前:セイラ コチヤ
性別:男
称号:new!《幻想の渡り人》new!《スペルマスター》new!《間違いられしもの》new!《星の一撃》new!《絶望と狂気》new!《絶星》new!《記憶図書館》
ステータス
力:¥%+°3○¥$$〒25|€
知力:@(&)@!!,&)')(&¥¥)!?!'
敏捷:&)!)&)!?!¥¥@&¥)(;?);
体力:)&¥(?&:;¥?@'vc@¥
魔力:¥%;?,!¥&¥)!'j((¥&(!(
耐久:@)'&&@&¥!¥&@¥@
生命力:¥@¥¥?!?¥;(;@":-;
精神力:/((&¥"!,;):/-)(?))&(
スキル:???
『スペル作成』『スペル登録』
『新星・超新星』『狂気・絶気』
スキル:ユニーク
『空想魔法』『空想武技』
『記憶魔法』『記憶武技』
『完全なる記憶』
スキル:ノーマル
『銘仙流戦闘術・自』
『全火系統魔法・幻』
『全水系統魔法・幻』
『全風系統魔法・幻』
『全土系統魔法・幻』
『全光系統魔法・幻』
『全闇系統魔法・幻』
『全属性外魔法・幻』
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なぁにこれぇ?
自分で書いといてどうしてこうなった。