どーもー、皆さーん。モードレッドでーす。
現在マスターと士郎と一緒に降誕した聖杯の前に居ります。後は願いを叶えて終わりですな。
先にマスターの願いを叶えるのだが、万が一死体を死ぬ前の状態に戻して、魂を元に戻す。とかだったら土の中に居たら死んでまうから直ぐ傍に置いておいた。念のため魔術で保存しておいて良かったよマジで。
「さ、マスター。願いを叶えな」
「はい。………聖杯よ、どうか、俺の両親を蘇らせてくれ」
マスターが願うと聖杯が反応し、一瞬光ったと思うと、消えてしまった。
だがマスターの両親の死体には明確な変化があった。先程まで冷たい死体であったのにも関わらず、今は確りと心臓の音が聞こえてくる。
「マスター、どうやら願いは叶った様だぞ。二人からは確りとした生命反応を感じる」
「……ぁ、あぁ、ぁ…良かった。本当に良かった…」
マスターは両親に近づいてその生命を確認すると、泣き崩れてしまった。士郎は現状がよく分かって無い様子だが。
さて次は俺の番だな。
「聖杯よ《ギャルのパンティおーく「させるかぁ!」ぐぼぁ!》
何て事しようとしやがる。折角の聖杯をんな事に使わせるかボケ。
ティンダロスが死角から飛び出して聖杯を使おうとしたので、ぶん殴って止めた。
「さてと、今度こそ。……聖杯よ、英霊の座にいる俺の本体を受肉させろ」
聖杯が再び光り出し、また直ぐに収まった。俺自身に上手くいったかどうか確認する術が無いのでどうしようも無いが、まぁ大丈夫だろう。
聖杯は全ての魔力を使いきったのか、その輝きを失っている。空の器はアインツベルンに返却しよう。
……………聖杯って確か英霊の魂並の無色の魔力があれば何度でも使えたよな?
ならハスターの分霊でも入れれば楽に使えたんじゃね?今更だけど。あ、でもハスターの分霊だと無色ではないか。
「俺も、そろそろ行くかな」
俺のその言葉に二人が反応した。
「さようなら、キャスターさん。お元気で」
「ああ。じゃあなマスター」
「バイバイ」
「おう。士郎君も元気でな!………あ」
やべ、今更思い出した………俺の魂って実は英雄王より重いんだよね。根源到達+ハスターとの合体による霊格の強化+アルテミット・ワン討伐の功績による霊格の上昇+英霊化=英霊5~6騎分の魂。てな具合で。根源の比率が馬鹿高けぇけど。
俺がこのまま脱落したら、また聖杯起動するんじゃね?てな事をマスターに説明したら。
「それが何か問題があるんですか?」
「有りまくるから困るんだよ。聖杯がまだ使えるって知ったら、殆どの奴が狙って来るからな。という訳で適当に使ってくれ」
「適当って言われても……」
「まぁ、世界平和でも願えば良いよ。世界中の人々が優しくなります様にーとでも」
「はぁ、分かりました」
俺自身への魔力供給をカット。それにより俺をこの世界へ繋ぎ止めていたモノが消え、体が消え始める。
視界が暗転し、気がつくと座に戻っていた。………あれ?
「何で俺記憶あんの!?」
普通英霊には記憶じゃなくて記録じゃないの?何でだ?
そんな時、俺の頭を何かが過った。
成長EX
このスキルの持ち主は、何時如何なる時でも成長し続ける。全ての分霊の記録を記憶として完全に持ち帰る事が可能。
あらゆる状況に於ける経験を蓄積し続け、何処までも成長する。
英霊という本来完成した存在でありながら完成する事は無く、永遠に成長し続ける究極の未完成。
どういうこっちゃ?
【彼等のその後】
[岸波白野]
モードレッドの消滅後、聖杯に人類が人類に優しくなるように願う。
その後生き返った両親に今回の事を説明し、本格的に裏の世界で生きていく事にする。モードレッドの残した本を元に鍛練を重ね、世界有数の退魔師となる。
斬魔の起源を活かして、人間の中の魔のみを切る事ができ、人外を人間に戻す事が可能。
最近、人間に戻した紫の髪の錬金術師の少女に積極的に言い寄られている。
[岸波士郎]
嘗て死にかけの自分を助けたモードレッドに憧れ、人を助ける正義の味方になりたいと思うと同時に、大切な人を守る力が欲しいと、魔術の習得を始める。が、結局それが使われる事は無かった。
大人になると世界中を飛び回り、貧困の人々を救う活動を行っていった。
最近桜と良い感じらしい。
[岸波夫婦]
白野の両親。魔術について知ると、直ぐに家族を連れて冬木から引っ越した。
息子達が魔術に関わるのに良い顔はしなかったが、最終的には折れる。
[間桐桜]
間桐雁夜に生活能力が無かった為、戸籍上は雁夜の養子だが、雁夜と一緒に間桐鶴野に引き取られる事になる。
虚数魔術の扱いが上昇し、虚数空間を使った空間移動が可能。しかしその力が振るわれる事は生涯無かった。
最近士郎と良い感じらしい。
[間桐雁夜]
生活能力がまるで無い為、兄の鶴野に面倒を見てもらう事に。フリーライターとしての仕事を続ける。
相変わらず時臣とは犬猿の中。
[間桐鶴野]
モードレッドが攻めて来た時は死を覚悟したが、殺される所か結果的に助けられたので、良しとしている。
息子の慎二と一緒に冬木から出て暮らしていたが、子供の桜を生活能力が低い雁夜に任せるのは良心が痛み、引き取る事に。
[間桐慎二]
魔術を知らずに育つ為、プライドは高いものの、ただの優秀な人として過ごす。
最近は妹の桜に士郎が相応しいか見極めている。
[衛宮切嗣]
アイリスフィールが拐われた後、モードレッドの拠点を見つけ出すも、侵入は叶わず已む無く撤退。聖杯奪取の計画を舞弥と建てている所にアイリスフィールが戻って来るも、聖杯の器が空になって返却される。
妻が生きている事の喜び半分、聖杯が世界平和の実現が不可能になった事の悔しさや怒りが半分。
せめて娘のイリヤを助け出そうとアインツベルンに向かうが、白野が聖杯に願った事でアハト翁が凄まじく丸くなっており、次の聖杯戦争で勝てば良いと言われ拍子抜けする。
世界各地で戦争が次々と止まり世界が良い方向へ向かう様を見て、優勝者が聖杯に平和を願ったのではないかと思っており、次は純粋に聖杯を完成させる為に戦う事を決意する。
[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]
叶う筈の無かった娘との再会を果たす。その事に関してはモードレッドに感謝している。
次の聖杯戦争で聖杯の完成を狙う。
[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]
帰って来た両親と再会をする。
[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]
白野の願いの影響により、とんでもなく器が広くなる。切嗣が敗北して帰って来た際も、次で勝てば良いだけだと許した。
[遠坂時臣]
モードレッドに邸が荒らされるも、大事な魔術礼装や宝石は無事だった為、特に被害は無かった。娘の凛が成人したら家督を譲るつもり。
雁夜とは犬猿の中。
[遠坂葵]
夫が死なずに生きていて喜んでいる。
間桐が滅んだ為、桜を心配している。
[遠坂凛]
成人後、時臣から家督を譲り受ける。人間らしい魔術師として成長しつつ、次の聖杯戦争で優勝を狙う。
[言峰綺礼]
己の性質を知り、受け入れ、その欲を満たす為に代行者に復帰し、強きを挫き、弱きを守る愉悦ヒーローとなる。
今聖杯戦争脱落者中、最も得をした人。
[言峰璃正]
自分の道を見付けた綺礼に変わって、孫娘を引き取り、育てる。
[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]
モードレッドの規格外魔術を見てプライドがへし折れ、少し丸くなる。妻のソラウが生きていた事が何より嬉しかった。
英霊という存在に少しトラウマを持った。
[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]
英霊という存在がトラウマになった。
[ウェイバー・ベルベット]
時計塔に帰還後、ケイネスに正式に謝罪。聖杯の効果も有ってか、長期間の雑用を条件に許される。その時に教師としての才を見込まれる。
[雨生龍之介]
死刑
[アルトリア・ペンドラゴン]
抑止との契約を破棄し、結果を受け入れる。史実通りの最後を迎えた後、妖精郷へ行き、そこからこっそりモードレッドを見守っている。