叛逆の騎士ですがなにか?【永久凍結】   作:くずもち

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番外編の続きが思いつかないので、先に本編を更新します。


異世界旅行編
第26話 モーさん、世界を渡る


ヒャッハー!みんな久しぶり!何時でも何処でも、みんなの心に狂気を振りまく、モードレッドだぜぇ!

最近は番外編ばかりで、本編の俺が全く出てないからな、思いっきりはっちゃけようと思う。

 

第四次聖杯戦争を勝ち抜いた俺は、聖杯の力によって受肉した。なので早速、異世界に旅立とうと思います。というわけで開けゴマァァ!!

 

クパァ

 

 

 

 

 

空間に空いた穴を通った先は、雪国だった。

 

「どこ此処、寒!!」

 

いやマジで何処?辺り一面、銀世界何だけど。むしろ猛吹雪でほぼ何も見えないんだけど。

取り敢えず防寒の魔術で寒さを防ぎつつ、辺りを探索してみることに。それから体感時間で、歩くこと三時間。漸く町らしき明かりが見えてきた。人に会った時、驚かせるといけないから、鎧脱いで厚い服を着ておこう。

 

こんにちは!ここ何処っすか?

 

え?何で此処に居るのかって?そりゃお前、気が付いたら此処に居たんだよ。で、ここ何処?……………え?

 

 

 

南極?

 

 

 

 

 

いやーマジ焦った、まさかあそこが南極とは。どうりで寒い訳だわ。

そうそう、俺が見つけたのは何と日本の昭和基地だった。最初は怪しまれたけど、基地の所長さんがサブカルチャー好きで、異世界から旅してきましたーって言って、魔術とか見せたら信用してくれたよ。

他の皆さんも、俺が虚数空間に仕舞っておいた食料やお菓子等の嗜好品をあげたら、仲良くなった。まぁ、此処だと、嗜好品とかあんま食えないからね。やっぱ持つべき物は食い物だね!

いつの間にかゲームとか一緒にプレイして、固い絆で結ばれていた俺達。俺についても、国には黙っていてくれることに。更には、次にやってくる船に密航するよう勧めてくれた。ホント、感謝してもしきれねぇぜ。勧められたのは犯罪だけどな!

 

 

 

人生初の密航をして、日本にたどり着いた俺。

この世界、感じただけでもかなり神秘残ってるぽいし、人外とか居そうだから色々調べよう。もしかしたら面白い物が見つかるかもしれないし。取り敢えず行って来い、使い魔(下僕)ども。

 

 

 

日本に来て二月程。色々調べてみた結果、この世界には神話上の人外が居ることが判明した。と言っても、ウチの世界の神霊みたいな理不尽の塊みたいなのではなく、確りとした肉体を持った神という種族の様なモノとかそんな感じだ。他にも神器(セイクリッド・ギア)とか、悪魔の駒(イーヴィルピース)とか色々な情報を得たが、それらは今はどうでもいいので置いておく。

 

この短期間でこれだけの情報を得られたのには訳があり、駒王町という街に立ち寄った際に悪魔と悪魔祓いに襲われる、八重垣正臣とクレーリア・ベリアルという二人を目撃。成り行きで助けた結果、礼としてこの世界のことを教えて貰った。

その後は二人をかなり安全な(DOG DAYS)世界に送ってやった。異世界への穴は直ぐに完全に閉じたし、問題は無いだろ。

 

しかし、この世界。ハイスクールD×Dか……。ここ、俺より強いやつがゴロゴロ居るんだよな。流石にハスターの力を使えば、負けることは無いだろうが、それでもかなり危険だな。………修行も兼ねて賞金稼ぎでもやるか。

 

 

 

 

 

「おのれ人間めぇぇぇぇぇ!!」

 

「うっせ、クソ蝙蝠」

 

俺、只今絶賛討伐中。対象は犯罪を犯したとかいう上級悪魔で、なんでも同族を使った実験をしていたとかなんとか。ぶっちゃけ興味ないから、覚えてない。

依頼主最上級悪魔だからかなり羽振りも良いし、たいして強くもないから、割の良い仕事だな。ちなみに依頼主はディハウザー・ベリアル。

クレーリアの御嬢さんを助けてから少し後、彼が俺の下を訪ねてきた。曰く、彼女を助けてくれた事に感謝はするが、彼女は一体何処に行ったのかと。

別に隠す必要も無いので、直ぐに異世界への穴を開いて合わせてやり、現状を教えてやった。そしたら何かスゲー感謝されて、何かお礼がしたいと言ってきた。だから、俺の異世界への移動能力を秘密にしてくれればそれで良いと言ったのだが、それだけでは気が済まないと言われたので、こうして仕事を紹介してもらっている。

 

「何故だ!?何故我が魔力が効かん!?」

 

「わたすの対魔力はAランクだ、その程度の魔力など効かん!」

 

そう、この世界でも対魔力は効果をなした。悪魔の魔力や、人間の魔法に魔術の類は基本的に全部無力化するが、魔力や魔法力でないもの。つまり、天使の光力や仙術などに使われる気、それから闘気には効果が無かった。まぁ、それでも充分な程に強力だが。

 

「おのれ聖剣使いぃぃぃぃぃ!」

 

俺にぶった切られて消滅する悪魔。こいつ等は死体が残らんから、処理が楽で助かる。

そうそう、悪魔が死の間際に放った言葉だが、まさしくその通りなのだ。俺が父さんから受け継いだ燦然と輝く王剣(クラレント)は、この世界においても聖剣として扱われており、邪悪の類の弱点なのだ。

 

「今日の仕事終了!帰って寝よー」

 

プルルルルルルルルルルルル

 

帰って寝ようと思った時、鎧の腰部分を改造して作った、携帯の収納スペースに入れてある携帯が鳴った。

 

「あん?仕事用の方か。…もすもすひねもすー?」

 

『もしもし、ミカエルです』

 

電話を掛けてきたのは、熾天使のミカエルさんだ。俺は悪魔以外からも仕事を請け負っており、裏の世界ではそこそこ有名である。

ちなみにミカエルさんは教会勢力のお得意さんで、ベリアルの次に依頼が多い。内容は殆ど、やむお得ず教会を追放せざるをえなかった人々の保護だが。

あの人も結構、色々手は尽くしてるんだけどね。追放された人を保護する施設とか作ったりとか。

だけどいかんせん、追放した本人が助けに行く事は出来ず、かといって教会の人間を表だって動かす訳にもいかず。結局、勢力と関係のない人に頼った方が良いという。

 

「おぉ、ミカエルさんか。どした?何か依頼?」

 

『ええ、実は………』

 

聞かされた話の内容は、コカビエルが教会を襲撃してエクスカリバーを強奪。そしてそのまま日本に向かったので、何とかして止めて欲しいと。可能であれば聖剣を取り返して欲しいが、無理なら破壊も構わないそうだ。

 

「ほーん、コカビエルが聖剣をねぇ~。聖剣を奪った位じゃ、天界も大々的には動かないのに」

 

『恐らく、彼は日本の駒王町に向かったのでしょう。あそこは魔王の妹が二名、住んでいますから』

 

「成る程、それを切っ掛けに戦争の再開でもしたいのか。……アホだろアイツ」

 

そんな事すりゃあ、最悪共倒れ。良くても、勝者が疲弊してる所を他の勢力に狙われて即終了。どうやってもお先真っ暗じゃねぇか。

 

『それで、今回の依頼。請けて頂けますか?』

 

「あぁ、良いぜ。それで?そっちからはどれくらいの戦力が来るんだ?別に俺一人でも解決出来るが、そっちにもメンツがあるだろ?」

 

『それなんですが、…こちらから出るのは、聖剣使いが二名です』

 

「………え?コカビエル相手に、聖剣使いたった二人?俺居なきゃ確実に死んでるぞ」

 

『こちらとしても、もっと多くの戦力を送りたいのですが、場所が問題ですから』

 

「あー納得。そんじゃ、パパッと終わらせるから、金はいつもの銀行に振り込んでくれ」

 

『ええ、頼みますよ、モードレッド』

 

「ういうい、任せときな」

 

その後は教会の戦力として来る人物についての説明と、既にあちらに向かっている旨を伝えられた。

 

電話を切って収納スペースへ仕舞って転移の魔法陣を用意、そのまま家(日本の安アパート)に一度帰る。元の世界では空間転移を習得できなかった俺だが、この世界の転移は習得できた。いやー使ってみて実感するけど、転移ってマジ便利。

 

俺の部屋は、辺り一面、見渡す限りのオタクグッズでいっぱいである。

この世界に来て一番良かったと思うことは、サブカルチャーが豊富な事だ。色々と転生前の世界のパチモンくせえ物が有るが、確りとかつての人気作品が有る。ちなみに型月は無かった。きのこに直接会いたかったのに。

それでも、ここで色々と薄れてきている様々な作品の内容を知れたのは行幸だった。いつかは俺の同類に会って話してみたいものだ。

 

身支度を終え、再度転移の準備をする俺。

先ず、魔王の妹に、こちらに関わらないように警告するだろうから、学校に向かうとしよう。頼むからめんどくせぇー展開になってないことを祈る。………まぁ、多分無理だろうけど。

 

「よっと」

 

一瞬で駒王町に到着。丁度良く学校も見えるし、さっさと行くか。……でも何処に行けばいいんだ?

そんなことを考えていると、丁度メガネをかけた女悪魔を見かけた。

 

「おーい、すんません。君、悪魔だよね?教会の人間がこの町に来て、魔王の妹と話し合いをしてる筈なんだけど、場所知らない?」

 

「……人にものを聞くときは、素性位明かすのが礼儀ではないですか?」

 

「ん?おぉ、それもそうだな。俺はモードレッド。この町に、任務のために派遣されて来た教会の人間の助っ人だ。一応言っておくが、アンタ等悪魔と殺し合いに来たって訳じゃねぇからな」

 

「…助っ人?」

 

女悪魔はどうも懐疑的だ。まぁ、こんな全身鎧に身を包んだ奴に話しかけられれば、それが普通か。

 

「ああ、教会からの依頼でな」

 

「…そうですか、ではこちらへ。案内します」

 

女悪魔に案内された先は、旧校舎と思われる建物だった。その中の一室、オカルト研究部なる部屋の前まで案内される。

 

「ここです。では、私はこれで」

 

「おう、ありがとな」

 

あくまでも事務的な対応をして去って行った悪魔。礼を言った後、扉に向き直る。俺の直感が、この扉を開けたら面倒くせぇ事態に巻き込まれると告げているが、俺はあえて開けようと思う。え?さっき面倒な事は嫌だみたいに言ってたのはどうしたって?アレは数分前の俺だ、忘れろ。俺はドアノブに手を掛け、勢いよく開けた。

 

「ならば、今すぐ斬られると良い。君が罪深くとも、我等の神が救いの手を差し伸べてくれる筈だ」

 

なにこれ、スッゴイ修羅場なんですけど。

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