東方紫瑛界   作:澪海

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光芒一閃です。ついに、戦いが終わります。



第10話 神々の戦い 邂逅

古神 界 そして天照大御神 は恐るべきスピードで対面して激突する。夕焼けで空がオレンジに染まっている中

 

カキーン カキーン カキーン

 

肉眼では捕らえきれないほどのスピードで戦っているために、後から剣の当たる音しか聞こえない。

 

両者の技術は互角であった。しかし、天照大御神は神力を更に上げ、剣をぶつける。界はそれに耐えきれず、押しきられ、吹っ飛ばされる。

 

「私は太陽を司る神だ。日光『灼熱の照り返し』」

 

天照大御神は雨叢雲剣を振りかざす。剣は日光を吸収し、眩しい橙色に変化していく。

そして、剣の先を向け、橙色の光線を発射する。

 

なんとか体勢を立て直そうとするが界は彼女の攻撃を避けられない。界は夕方だから昼間より日光の威力は弱いと思った。

 

「いけるかもしれない。 奉祀『七種の宝玉 黄 』

 

界の目の前に現れた5つの黄色い宝玉から巨大な光線が放たれる。

 

まるでマスタースパークのような巨大光線同士のぶつかり合った。

しかし圧倒的な天照大御神の力によって界の攻撃はねじ伏せられていき、界の光線は橙色の光線に押し潰された。

光線は界に命中し、大爆発を起こした。

数十分して爆発が消えたとき、目の前に彼は居なかった。

 

 

 

「残念だわ。もう少し楽しませてもらいたかったんだけどねぇ……「天生『光芒一閃』」……がはっ……何だと……あの爆発で生き残るなんて……ありえない……」

 

天照大御神は腹を剣で斬られて出血している。着ている着物が深くえぐられて赤く染まっていた。

 

そして爆発の中から、一人のボロボロの少年がでてきた。

 

もう夜になり周りの空には星がでている。

 

「俺にも負けられない理由があるんだ。次の一撃で勝負を決めてやる」

 

界はすごいスピードで天照大御神に剣を向けて突撃する。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

天照大御神も剣を持ち、すごいスピードで突撃する。

 

「……だぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

しかし、それは叶わなかった。

 

 

「夜宵『ムーンナイト』」

 

 

遥か夜空の天空から、紫色の巨大レーザーが二人の間を抜けていく。二人は急停止する。

 

「なっ…………何が起きたっていうの?」

 

天照大御神は上空を見上げる。

 

 

「あら……お姉さま。あなた、穢れの地球にて何をしていらしたのですか?」

 

 

その先にいたのは薄茶色い髪をもつ着物の女性。

 

「あなたは……月読命(つくよみのみこと)!なぜあなたがここにいる!あなたには関係ありません。邪魔をしないでもらえますか?」

 

「いいえ!関係ありますわ。私には命より大事な守るべき存在がいるのです。2億年前に殺されそうになった私達を助けてくれたあのお方を……」

 

「それが何の関係があるのよ?」

 

「それが……私が尊敬する古神 界です。例え姉であろうと彼を殺す敵ならば、私はあなたを倒します!」

 

「月花『花鳥風月』」

 

月夜見(月読命)の唯一の物理攻撃だが夜桜をイメージした攻撃は、完全に意表をつかれて突っ立ったままの天照大御神に突っ込んでいく。

 

 

「「やめてくれぇぇ!!!」」

 

 

彼の言葉を聞き月夜見はギリギリのところでとまる。

天照大御神は目を見開いて、動けないでいる。

 

「月夜見!もう……やめてくれ……うぐっ……もういい……もういいんだ……。」

 

「なぜですか…………なぜ私を止めたんですか!私はあなたを守りたい!なぜお姉さまを攻撃したらダメなのです!」

 

「天照大御神は大陸を統一したい、俺たちは国を守りたい!ただそれだけの戦いに月のあなたを巻き込ませたくないのかもしれないし、あなたにも傷ついてほしくないからかな。あいつらには悪いが、俺は国を彼女に受け渡すよ!」

 

「古神 界はそんな人間ではないはずです。あなたはすぐに夢を諦めてしまうんですか!」

 

「だって諦めない限り彼女らと戦うはめになるんだ。仕方ないことなんだよ。」

 

「それでは私がこの戦いを終わらせます!」

 

月夜見は、ただ突っ立っている天照大御神に近づいた。

 

「おい!お前何を…………」

 

パチーン

 

見事な妹ビンタが姉の頬を貫いた。

 

「お姉さま……貴方は姉として、神として今まで何をしてきたんですか……。貴方は相手のことを全く考えないただの馬鹿者です。本当はこんなこと起こらなかったはずです。古神界の気持ちを理解し、互いに分かち合うのが最高神というものでしょう?」

 

 

しばし静寂な時間がすぎた

 

 

「…………ははっ…………私はなんて愚かなことを……ううっ……私は……ぐすっ……最高神失格ですね…………」

 

 

最高神の目からはポロポロと涙が溢れていた。

その時、月夜見は天照大御神に静かに介抱した。

 

「いいえ!お姉さまは少し我を忘れていただけですよ。これから頑張っていけばいいんです。」

 

「ううっ……うぐっ……ぐすっ」

 

 

 

天照大御神は月夜見から離れ、涙を拭いてから界に言った。

 

「あなたには申し訳ないことをしました。すみませんでした。」

 

「いや、俺も悪かった。すいませんでした。」

 

「それで貴方達の国を、統一のため取り込ませていただきたいのです。ただし、貴方たちの国だけ自治ができるようにします。これによって、貴殿方は私達の権利や税金などの束縛を無しで生活でき、今までと変わらない生活ができるでしょう。これでいかかですか?」

 

「………………。うん。それでなら大丈夫かな。」

 

「ありがとうございます。恩に着ます。」

 

 

そうして、古神 界と天照大御神は互いに握手を交わし、戦いは幕を閉じたのだった。めでたしめでたし!

 

 

「おい……筆者さんよ! お前、下にいる神々の殺し合いをほっとくつもりかぁ!」

 

 

おっと!忘れていた。だけど、書いたらちょっと量が多いんだよ!

だから、すまないが次回作にまわすよ。疲れてるし。

 

 

 

「なんだと!お前は殺し合いを放っておくのか!早く仲間を助けたいんだよ!

だから……………(以下省略(笑))……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて、次が日本神話編最終回です。まぁ後日談なんですがね。楽しく書いていくのでよろしくお願いします。

キャラ辞典

天照大御神(あまてらすおおみかみ)

種族:日本神、天津神
能力:太陽を支配する程度の能力
日を操る程度の能力

日本神話最強かつ最高の太陽神。神の三貴士の一人。
妹の月夜見こと月読命とは仲が良いが、今回の事件までの2億年間一度も会っていない。


もっと天照大御神を知りたいなら、日本神話を調べてみてくださいね

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