東方紫瑛界   作:澪海

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遅れました。すいません。

追記 GW忙しくて書けませんでした。すいませんでした。なんとか早く書き上げたいです。お待ちいただきすいません。



第13話 布教活動もほどほどに

宮殿に入った界たちは、廊下を歩いていた。

宮殿は広くて、立派な庭園つきの大屋敷であった。

 

(今の時代はなに時代なんだろうか……まぁ大和朝廷を天照大御神がつくってから、まだ一度しか来たことなかったかもなぁ。奈良にある限り794の平安京はまだまだ先かな)

 

ある角を曲がると、宴会と思われる騒ぎ声が聞こえてきた。静かに聞いていると、

「皇子様!お酒をどうぞ!」「皇子様ばんざーい!」

などと、声が聞こえた。

 

そして、界らが隠れてからしばらくして、宴会が終わったようで、中から沢山の人間がでてきた。そして、一人だけ凄いオーラを放つ人間がいた。

髪は茶色いが帽子のようなものを被っており、笏(しゃく)と呼ばれる板を持っていて、美青年のように見える。

 

「へぇ~皇子様って美青年だな。知り合いになりたいわ~」

 

「あら……面白そうじゃない!芳香!乗り込むわよ!」

 

「ちょっとまって!ちょっとまって!おねーさん!」

 

「なんなのよ~」

 

「普通は誰も居なくなってから、いくのが普通だ。というか、芳香の犠牲者を出さないためにもだ!」

 

「めんどくさいわね~!」

 

「ほら……青娥さん!はやく屋根裏に穴開けてください。」

 

 

結局、誰もいなくなるまで屋根裏で暇潰し。

 

 

「寝心地悪いわね~」

 

「ぜーんーぜーん……へーきー」

 

「兎って結構こうゆうとこ、得意なのよ!」

 

 

気がつくと、人が居なくなっていた。試しに界が3人をおいて、様子を見に行った。

こっそり、皇子様の部屋に侵入すると、奥に人影が見えた。

(よし……一人だな。声でもかけるか……)

そういって奥の部屋に顔を覗かせるといたのは…………

 

「おっ…………」

 

体の上半身に白い布を巻いている女性だった。

なぜかって?胸がCくらい膨らんでいたのである。

さらに、肩まであるちょっと長い髪はいかにも女性だと思わせる。

 

「何者です!」

 

一瞬で気づき、こちらを向いたとき、目が合い、両方がなにもできず一瞬対峙する。

 

(俺の気配を悟られただと……うむ?さっきの皇子様?)

 

(見知らぬものに、わたしの正体が……バレた……)

 

謎の皇子様はついに口を開いた。

 

「そなたは何者ですか?あと私に気配を気づかれずどうやってここまで近づいたのですか?私の耳は超人的な力を持っています。普通は気配くらいわかるはずなのですが。」

 

「俺は 古神 界 っていいます。ただの旅人です。さっき見事な皇子様と呼ばれる美青年がいたから、友達にならないか探してたんだが、あなた皇子様?まさかねぇ……。」

 

「わたしと……友達に? あなたは私を誰だと思われているのですか?私は推古天皇の摂政である豊聡耳神子(とよさとみみのみこ)、表の名を厩戸皇子(うまやどのみこ)です。」

 

(なんだと……たしかに髪は下ろしているから分からないがあの神霊廟6ボスの豊聡耳神子じゃないか。聖徳太子の時代だったのか!ちょっとやばいな……今の俺の霊力でなんとかなるといいんだがな。)

「そうか。こんな凄いかただったのですか。友達なんて滅相もないな。」

 

「そう。私を知らなかったのですか。まぁそれでもいいでしょう。しかし、君は私の秘密を知ってしまいました。仏教は殺生は拒んでいますので、殺しはしませんが口封じはさせていただきます。」

 

カキーン

 

すでに、彼女は着替えを済ませ、鞘から七星剣を出し、強襲をはかる。しかし、それを想定していた界は、腰の草薙の剣をすぐに取りだしガードする。

 

「ちょっと……不意討ちとかひどいだろ!」

 

神子は構わず力を入れて押し切ろうとするが、びくともしない。

彼女は剣を鞘に戻した。

 

「ぐっ……あなた……私より強いですね。体から溢れる人間の力が私を上回ってます。」

 

「まぁ、天照大御神と一度戦ったことあるからね。まぁ、負けてたと思うけど。」

 

「……………………」

 

「それで、お着替え見ちゃったの、許してほしいんだけど…………って聞いてる?」

 

「……えぇ……申し訳ありません。(この方は一体何者なのでしょう?)」

 

「それで、今の話聞いていたか?」

 

「……えぇ……もちろん。私の耳は他の者より優れていますから。仕方ないので、内密にしてくださるのであれば、許しましょう!あと…………」

 

神子は少し赤面している。

 

「すまないな。なぜ女だと隠しているんだ?」

 

「私がたとえ優れていようと女では政治をすることができません。ですから、私は男となり、政治を動かしているのです。」

 

「それは、大変だろう。俺が全力で支援してあげるよ。それはそうと、貴方に会いたがってる人がいるんだ。唐から来たそうだ。」

 

「わかりました。お呼びしてください」

 

その後、3人を呼んだが見事に、会話を聞かれてたみたいで、口封じしたあとに、青娥がある提案を神子にした。

 

それは道教を布教することだった。界とてゐはつまらなさそうに話を聞いていたが、神子は自分の理想と合っていたようで、彼女は興味津々だった。

 

やっと終わった頃には、青娥はメチャクチャご機嫌だったようだ。

 

「まさか……ここまで興味を持ってもらえるなんてね……」

 

青娥は芳香とハイタッチして、仲良くやってきた。

 

 

逆に神子もご機嫌よく言った

 

「今日はつかれたでしょう?今日は泊まっていくといいでしょう。お客に無理はさせたくありませんから。」

 

結局、今夜は泊まりになるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回 久しぶりの日常編です。

東方キャラ辞典のせます。


豊聡耳神子(とよさとみみのみこ)

種族:聖人
能力:十人の話を同時に聞くことが出来る程度の能力

『東方神霊廟』Stage 6ボス
長き眠りから目覚めた聖人。生まれた時から尋常ならざる才能を持ち、人間を超えるべくして超えた人物。性格は優しく、友好的である。
聖徳太子虚構説の原因を作ったのが彼女であり、人間離れした能力を周りに見られていたためである。
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