東方紫瑛界   作:澪海

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久しぶりに二つ書きました。
まさかの三人目投入です。そして老人。

さて面白くなりそうです





第26話 記憶の壁

「あなたは人間と妖怪は平等だとお考えですか?いえ、人間と妖怪は共に生きることはできるとお考えでしょうか?」

 

お年寄りは笠を取りながら、答えた。中からは、白髪のおばあさんの顔があった。

 

茶屋の椅子に座りながら、二人で団子を食べながら話していた。

 

「すいません。俺はその答えに賛成も反対もできません。俺は半妖。人間と妖怪が半分なんです。妖怪が人間を襲うのは当然なんです。しかし、いつか共に生きることができたらいいとは思います。」

 

「貴方は半妖なんですね。そういえば、私の紹介してませんでしたね。私は白蓮。僧侶をしております。」

 

「…………白蓮ですって!?なんで若くないんだ?」

 

「…………?貴方は何をおっしゃっていますのかしら?」

 

「失礼…………何でもないです。」

 

「でも、私は弟の命蓮のために、妖怪を助け、法力を用いて、若返る研究はしております。まぁ……私の目的は死ぬまでに若返ること。そして、妖怪と人間すべては等しきことを広めることなのです。」

 

界にはその気持ちがわかる気がした。

 

 

「なるほど。弟さんのためですか。いい姉さんじゃあないですか。」

 

「しかし、私の弟は早くに病で死にました。私は死にたくない。弟から受け継いだ力を残したいのです。しかし、私も年です。生きてる間に完成できそうにないです…………」

 

「あまり無理しないでください。妖力を集めれば、若返りの儀式も可能です。俺からも貴方に妖力を提供します。諦めちゃいけません。」

 

「そうですね。貴方には勇気を貰えてうれしいです。」

 

「いや、ただの手助けに過ぎませんよ。」

 

 

界は白蓮に大量に妖力を提供した。

 

「私も諦めないでがんばりますね。いつかまた会えたらいいですね!」

 

「お元気で」

 

 

白蓮ばあさんは、杖をつきながら、去っていった。

 

聖白蓮 彼女はあれからどのように生きていくのだろうか。

 

(あっ!紫を忘れてた!急いで帰らないと…………)

 

界は急いで瞬間移動した。

界が森の中に作った小屋に帰ってきたとき、幸いまだ少女は目を覚ましてなかった。

 

紫と界は向かい合ったまま椅子に座って、ブラブラしていた。

 

「まだ目が覚めないのか…………」

 

「私が見ていたんだけど、まだまだ起きそうにないわ。それに、彼女かなり衰弱してるわよ。食べさせないと。」

 

「そうか。じゃあ口移しを俺は提案しまっがはっ!?」

 

紫は椅子で界を殴る。

 

「あなた、よくそんな変態なこと言えるわね。まぁあなたのことだし、分かってはいるんだけど、越えてはいけない一線があるのよ。わかった?」

 

「痛いよ~ 紫もついに暴力女になって!」

 

 

しばらく界と紫の口喧嘩がつづいた。

 

 

「うっ…………!ここは…………」

 

 

「ほら、界のせいで起きちゃったじゃない。早く料理を作りなさいよ。」

 

「わかった。5秒まて!

……………………………出来た!オムライスだぜ。」

 

「あなた、目が覚めた子にオムライスはどうかと思うわよ。」

 

「まぁ勘弁してくれ。霊力入りだから元気になるはず。まぁ気絶するかもだけど。」

 

界は、オムライスを持って、少女の前に持ってきた。

 

「ありがと…………」

 

少女は小さく呟き皿のオムライスに手を伸ばし、一口スプーンモドキでパクリと食べた。

 

「おいしい…………」

 

よっぽどお腹が空いていたのか、一目散に二口三口とオムライスを食べ進めていた。

 

「まさか俺の料理を倒れず完食するとは…………」

 

それを見て界は少し驚く。

逆に紫は少し安心した。

 

しばらくして、界は、少女に話しかけた。

 

「君は森の中に倒れていたんだ。なんであんなとこにいたのか分かるかい?ちなみにここは山小屋だから安心していい。」

 

「…………わからない……です……」

 

「じゃあ君の名前を教えてくれるかな?」

 

「…………ごめんなさい。わからないの…………」

 

 

界は言葉を失った。少女は記憶喪失だった。

それから、界は無言で少女から離れて紫とチェンジした。

紫は彼女の脳内の境界から情報を得ようとするが、なにも分からなかった。

 

紫は少女に優しく話しかける

 

「私の名前は八雲 紫よ。ゆかりんって呼んでほしいわ。」

 

「おい紫!自分だけ可愛く呼ばれようとしてるんじゃない。」

 

界は改めて少女に向かって

 

「俺は古神 界 。分からないことがあれば何でも聞いてくれ。宜しくな。」

 

しばらく界の顔を見ていた、少女はポツリと言った。

 

「私……貴方の顔を見てると、なぜか落ち着くの。なんか昔、貴方と会ったことあるみたいに……」

 

 

界は自分の記憶。前世の記憶を探すが、彼女に似たような子は見当たらない。

 

「すまない。俺もお前さんに会ったことはないと思う。」

 

「そう……なんか懐かしい感じがしたの。ごめんなさい。」

 

「まぁ、ひとまず今日は疲れてるでしょうから、ここでゆっくりしていくといいわ。今後のことは明日決めましょ…………」

 

紫は少女を心配し、この日はこれでみんな寝りについた。

 

 

 





老人は聖白蓮でしたね。 あまり二次には老人白蓮はでてこないらしいので書きました。

次回、蓬来ニート登場か!竹取編投入

次回お楽しみに。
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